2009-12-18-どの声優さんに「しょうが…ないじゃない…。好きに、なっちゃったんだから…、よくわかんないけど好きになっちゃったんだから!」

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1 名前:学生さんは名前がない[sage] 投稿日:2009/12/18(金) 23:36:12 ID:Yol3DcRa0 ~これまでのあらすじ~ とある週末の夜、植田佳奈ちゃんの家で遊んでいた僕ら3人(佳奈さん、涼ちん、僕)の元へ突然訪問してきたのは 声優の小清水亜美ちゃんだった。しかし彼女は、佳奈さんと口論となった末に押し切られ、すぐにその場から強制退場と相成る。 また残された僕と涼ちんは、佳奈さんの謎の意向によりその日は帰ることとなったのだが、 マンションから出た先の電柱の柱にて、ある二人の人物と遭遇する…… 広橋涼ちゃん「あれは……、能登さん…?」 えっ…? 小清水亜美ちゃん「げっ」 能登麻美子ちゃん「…!」 あみっけ「見っかっちゃった!麻美子ちゃん!逃げよう!逃げなきゃ!」 能登ちゃん「え、、亜美ちゃん…でも…」 あみっけ「いーから!はやくぅぅぅ~(能登ちゃんの腕を引っ張る」 涼ちん「亜美ちゃんに麻美子ちゃん、二人ともこんなとこで何を…?(歩み寄り」 能登ちゃん「あ、えっと……」 あみっけ「あ~ん、もぉぉ!麻美子ちゃん早く逃げなきゃぁぁ~」 の、能登さん…?本物の能登さんなの…?わ、わわわわ、す、すごい…!すごいです!僕、生ではじめてみました… 能登ちゃん「あ、どうもです…」 あみっけ「もう!麻美子ちゃん!ダメだよ!こいつに挨拶したら!」 こいつって…… 能登ちゃん「あ、ごめん亜美ちゃん…」 あ、あのう。それで二人はここで何を…? あみっけ(ピクッ) ……?亜美さん…? あみっけ「頭が高いぞ小僧!」 小僧って……(僕、亜美さんと確か同年代とかそれくらいのはずですけど… あみっけ「この隣にいるお方こそ、かの有名な”能登麻美子をめぐる会”の総大将”能登麻美子姫”で在らされるぞ!ひかえい!」 え?ぇえ? 能登ちゃん「もぉう!亜美ちゃん!私、そんなんじゃないよぉ!」 2 名前:学生さんは名前がない[sage] 投稿日:2009/12/18(金) 23:36:20 ID:Yol3DcRa0 め、めぐる会…?一体なんのことなんです…? あみっけ「…! 貴方は知る必要はありません!」 いや、、そんな……(じゃあなんで発表したの… 涼ちん「私、聞いたことある…」 あみっけ「…!」 おお、涼ちん、ホントに!? 涼ちん「うん…。風の噂でね…。なんでも女性声優界には4つの勢力があるんだとか…」 4つの勢力…? あみっけ「…そうです。フフ、バレてしまっては仕方ないですね…」 え… あみっけ「この女性声優界では4つの勢力が根を張り、互いに互いを支えあっているのです…!(喋りたがり」 僕と涼ちん「……」 あみっけ「1つは、”能登麻美子をめぐる会”、これは、能登麻美子ちゃんを愛する者たちで結成された勢力です…       2つ目は、”山百合会”、ちょっとアブノーマルな方々の集まり。       3つ目は、”17歳教”、古き時代から未だに存在している宗教集団。これは4つのうちの規模だけなら最大ともいわれています。       そして最後に…、”雀荘植田” 最近最も勢いがある派閥、のはずでした…(ベラベラお喋」 はずでした…?どういうことなんです? あみっけ「貴方には関係のないことです!!!」 そんなぁ…そこまで話しておいて… 涼ちん「でも…そっか、植田さんってそんなに凄い人だったんだね…」 あみっけ「そうです!佳奈さんは本来あなた方のような人たちと…、、って!ええ!?広橋さん!知っていたのでは無かったのですか!?」 涼ちん「あ、ごめん…詳しくは知らなかったんだけど、亜美ちゃんが勝手に話してくれたから…」 あみっけ「ガーン…」 僕と涼ちん「……」 あみっけ「と!とにかくですね!そういうわけですのであなた達は…!」 能登ちゃん「…あ、あの!く、詳しくは私から…(あみっけの言葉を遮るように」 あ…、はい…。 あみっけ「もう!麻美子ちゃん!いいんだよこれ以上は話さなくて!」 能登ちゃん「でも亜美ちゃん……。今回のことは、せめて広橋さんにはちゃんと話しておかないといけないと思うから…」 あみっけ「……!そ、それは……」 3 名前:学生さんは名前がない[sage] 投稿日:2009/12/18(金) 23:36:29 ID:Yol3DcRa0 涼ちん「え?わ、わたし!?」 能登ちゃん「うん…。実は…佳奈ちゃんが狙われてるんです…」 涼ちん「狙われてる…!?植田さんが…!?」 え。でも、佳奈さんが狙われているのと涼ちんのことと何の関係が…? 能登ちゃん「順を追って説明します…」 僕と涼ちん「……」 能登ちゃん「佳奈ちゃんは…4つの勢力にとって欠かせない存在なんです…」 欠かせない…? 能登ちゃん「はい…。佳奈ちゃんはどの勢力にも深く関わっている人ですから…」 あみっけ「佳奈さんの力が衰えちゃうと、4つの勢力の関係性もおかしくなっちゃうってわけ!(能登ちゃんの影から」 能登ちゃん「うん…」 力が衰えるって…、、そ、そんな漫画みたいな話…… 能登ちゃん「声優業界は…甘い世界ではありません…限られた仕事を奪い合う、椅子取りゲームでもあります…」 涼ちん「……」 能登ちゃん「だからそういう勢力争いの中で…佳奈ちゃんの席を奪おうって考える人間だっているんです…」 そ、そんな…ことって… 能登ちゃん「もちろん!私たちのように佳奈ちゃんを守りたいって思う人たちだっています!」 じゃ、じゃあ…! 能登ちゃん「いいえ、ところがその守りたい側の人間にも…、問題があるんです…」 え? 能登ちゃん「佳奈ちゃんを守護したいと考えてる派閥、その中でも過激派の人間…」 過激派…? 能登ちゃん「はい…。その人たちに、広橋さんが狙われる可能性があります…」 んな!? ど、どうして涼ちんが!? 能登ちゃん「それは……」 あみっけ「麻美子ちゃん、もう私がはっきり言うよ!いいですか二人とも!”雀荘植田”の勢力衰退の原因は貴方達二人なんです!」 え、、僕たち…? あみっけ「貴方達二人が!佳奈さんを束縛するから!佳奈さんが自由に動けないんです!」 そ、そんな… 涼ちん「私たち…そんなことするつもりなんて…、ただ一緒に遊んだりして…」 あみっけ「それが問題なんです!」 能登ちゃん「亜美ちゃん、それは言いすぎだよ…。でも…」 4 名前:学生さんは名前がない[sage] 投稿日:2009/12/18(金) 23:36:38 ID:Yol3DcRa0 能登ちゃん「このままでは…遅かれ早かれ…佳奈ちゃんは……」 涼ちん「……」 か、解決策は…!何か解決策はないんですか!? 能登ちゃん「あるにはあります…。佳奈ちゃんが、もう一度皆の前で自分の支配力をちゃんと堅持してくれれば…。ただし…」 ただし…? 能登ちゃん「そのためにも、最低1年は…あなた達がプライベートで佳奈ちゃんに会うことは許されません…」 え… 涼ちん「そんな……」 むちゃくちゃですよ!そんなのって!能登さん! 能登ちゃん「……」 あみっけ「くっ!生意気な小僧め!誰に向かって口を利いて!」 能登ちゃん「ううん、いいんだよ亜美ちゃん。こんな解決方法間違ってるって私も思うから…」 あみっけ「でも…、それ以外に解決策なんてないよ!だってもう、佳奈さん掃討派と守護過激派は動き始めてるんだよ!?」 能登ちゃん「……。何か…別の方法でもあれば……」 僕と涼ちん「……」 能登ちゃん「兎も角、今は貴方方二人は何もせずじっとしていたほうがいいかと思います…特に広橋さんは仕事中は気をつけてください…」 そ、そうだよ…。僕はいいけど、涼ちんは気をつけなきゃ!仕事は大丈夫なの!? 涼ちん「それが……、明日あるんだよ…。大事な仕事。結構有名な声優さんたちが集まるアフレコが…」 ええ!? あみっけ「あ、それたぶん、私も参加するやつですね」 あああ…!ど、どうするんですか! 能登ちゃん「…亜美ちゃん。明日の現場で、広橋さんのこと…」 あみっけ「ぇええ!私が!?」 能登ちゃん「お願い……」 あみっけ「ぇええ!でも!私たちは佳奈さんのことを取り戻しにィ…!」 能登ちゃん「お願い…、私はそのアフレコには関わってないから…」 あみっけ「…ぅぅ。はぁ……。麻美子ちゃんのお願いなら仕方ないっか…」 おお!亜美さん! あみっけ「勘違いしないでください。貴方のためじゃないんですからね(ツンデレではなくマジレス」 涼ちん「ありがとう亜美ちゃん…」 あみっけ「…でも。私の力なんて”あの人たち”の前じゃ、微々たるものだからたぶん…」 え? 5 名前:学生さんは名前がない[] 投稿日:2009/12/18(金) 23:36:44 ID:+ABT+tOo0 わっふるわっふる 6 名前:学生さんは名前がない[sage] 投稿日:2009/12/18(金) 23:36:55 ID:Yol3DcRa0 あみっけ「いえ、なんでもないです…」 あ…。そういえばさっき聞き忘れてたんですけど、その掃討派と守護過激派って具体的な面子は誰なんです? 能登ちゃん「それは………、」 あみっけ「…!これ以上は説明無用です!広橋さんには明日教えますけどね!さあもう帰ろう麻美子ちゃん!」 能登ちゃん「あ、あ、うん…」 あみっけ「それじゃあお二人とも、御機嫌よう~!(能登ちゃんを連れて立ち去る」 僕と涼ちん「……」 涼ちん「行っちゃったね…」 うん… 涼ちん「……」 涼ちん…。明日大丈夫…?僕心配だよ… 涼ちん「きっと大丈夫だよ、今まで私が会ってきた声優さんたちは皆いい人だった…だから悪いことをする人なんて……」 だと…いいんだけど… ―翌日 某アフレコ現場にて 田中理恵ちゃん「いやぁ~愉快愉快♪」 浅野真澄ちゃん「おー、理恵ちゃん、おはよー!どしたのさー?なんかご機嫌みたいだけどー!」 田中さん「あ、真澄さんおはよーございまーす。ほーらぁ、あの女の話ですよーw 最近大人しくなってたなーって思ってたら~」 ますみん「あぁ~~!あの女の話かーッ! …って、誰のことォ?」 田中さん「あら、知らないんですか?植田佳奈の奴のことですよぉ」 ますみん「ノンノ(あだ名)!? 佳奈ちゃんがどうかしたのー?」 田中さん「ええ。あの女、周りの信用を失ってついに終わり、みたいですw ふふふ」 ますみん「え、ええー!なにそれなにそれーー!」 田中さん「ふふ、去年のラジオ発言のときからネットで工作しといてよかったわぁ」 ますみん「ん?ネットで工作?」 田中さん「あーいえ、こちらの話です。ふふ。それより、あの女を陥れた功労者がそろそろ現場に来てくれるはずなんですが…」 ますみん「えー?なにそれどゆこと!?誰誰?誰なのさ~~!」 田中さん「それはですねぇ…」 7 名前:学生さんは名前がない[sage] 投稿日:2009/12/18(金) 23:37:10 ID:Yol3DcRa0 中原麻衣ちゃん「…ちょっと理恵さん」 田中さん「ん」 たかみぃ「そこらへんにしといたら?さっきからみんなに聞こえてるよ?」 周りの若手声優たち「……」 田中さん「ん?あーらぁ、ごめんなさぁい、ふふふ あの女がやっと地に堕ちるのかと思うと嬉しくてねw」 たかみぃ(ピキッ)       「だからさ、そういうのをやめなっつってんのよ…」 空気(ピリピリ) ますみん「にゃはははははは、ちょー、ちょっと二人ともぉ、どうしちゃったの?仲良くいこーよー」 田中さん「あら?何で麻衣ちゃんがキレてるわけぇ?私は、”植田佳奈”の悪口言ってるだけなのにぃw (ますみんを無視って」 たかみぃ「そういうことじゃない!周りの雰囲気が悪くなるからやめなって言ってんのよ…」 田中さん「ふーん、そう フフフ」 たかみぃ「何がおかしいの…」 田中さん「ねえ麻衣ちゃん、私知ってんのよ?」 たかみぃ「な、なにをよ…」 田中さん「あんた、植田佳奈に……」 ガチャ(扉の開く音) 涼ちん「みんなおっはよぉー!(現場入り」 一同「……」 涼ちん「ん…みんな…?」 ますみん「あ、、、あー!涼ちゃんだーおはよぉー!」 田中さん「おっはよぉ~w ふふふ、涼ちゃ~ん、今回は本当によくやってくれたわぁw」 涼ちん「え!? 理恵ちゃん、何のこと?」 田中さん「んふふ、いいのよいいのよぉ……(涼ちんをなでなで」 涼ちん「あ、あ、うん…」 田中さん「ところで……」 8 名前:学生さんは名前がない[sage] 投稿日:2009/12/18(金) 23:37:20 ID:Yol3DcRa0 田中さん「あんたたちぃ、先輩の涼さんが挨拶してんのよ?何で黙ってんの?」 周りの若手声優たち「……」 涼ちん「え、あ……」 田中さん「さっさと挨拶しなさいよ」 周りの若手声優たち「……」 涼ちん「い、いや、私は、大丈夫だから……」 田中さん「何?挨拶できない理由でもあるわけ?」 周りの若手声優たち「……」 田中さん「…へぇ、何?シカト決め込むんだぁ?」 周りの若手声優たち「……」 田中さん「ふーん、私相手にいい度胸してるんじゃん。……おい、そこのお前ぇ」 豊崎愛生ちゃん「…!」 田中さん「そーだよ、お前だよー(あいなまに近づいていく」 あいなま(おろおろ、おろおろ) 田中さん「先輩が挨拶してんだよ?何無視してんの?ガキじゃないんだからさぁ(ガシッ、愛生ちゃんの肩を組みながら」 あいなま「あ、ぁ、私、は……」 あいなま(ビクッ!)←田中理恵ではない他の誰かの怖い視線を感じて 田中さん「…ふーん。なるほどね、そういうことぉ。誰かに命令されてるんだぁ?誰だろーね、こんなくっだらないことするヤツってw」 一同「……」 田中さん「てゆーかさ、皆も内心喜んでんじゃないの?あの女がこのまま消えてくれたらって思ってんでしょ?隠さずにいこーよ」 涼ちん「り、理恵ちゃん…?」 田中さん「これからは私があの女に代わって…」 ガチャ(扉の開く音) 生天目仁美ちゃん「みんなおいっすー(現場入り」 あみっけ「おはよぉ~!(現場入り」 9 名前:学生さんは名前がない[sage] 投稿日:2009/12/18(金) 23:37:30 ID:Yol3DcRa0 ますみん「おー!仁美ちゃんに亜美ちゃん!おはよう!」 田中さん「ちっ、余計な連中が…」 ナバ会長「ん?皆テンション低いっぽいけど、どーした?なんかあったの?」 ますみん「あー…、、うん、あったというかー無かったというかー、にゃはははは」 ナバ会長「……?」 あみっけ(キョロ、キョロ) 涼ちん「……」 あみっけ「あ!いたいた!広橋さんおはようございます!それでですね、昨日話した我々の敵、についてなんですが!(大声」 田中さん(ギロッ) あみっけ(ビクッ) 涼ちん「……」 あみっけ「そ、それについては…後でお話します…(ボソッ」 涼ちん「う、うん…」 ――収録後 「おつかれさまでした~」 あみっけ「広橋さん!広橋さん!(こっそり」 涼ちん「あ、亜美ちゃんおつかれ~」 あみっけ「さ、こっちです!早く!」 涼ちん「あ、うん…」 ナバ会長「ん?あみすけのやつ…何こそこそやってんだ…?」 ――現場から少し離れた場所 あみっけ「ふぅ、ここまで来ればもう安心ですねぇ…ほぉ」 涼ちん「亜美ちゃん…」 あみっけ「…広橋さん。今日の朝はすみませんでした!私、寝坊しちゃって、てへへへw        あ、でですね、既にお気づきかもしれませんが…、、我々の敵、佳奈さん掃討派のリーダーは……」 10 名前:学生さんは名前がない[sage] 投稿日:2009/12/18(金) 23:37:40 ID:Yol3DcRa0 ナバ会長「おいあみすけ!こんなところでなんの話してんだー?(あみっけの後ろから」 あみっけ「ひゃん!(エロイ声」 ナバ会長「いや……。何もそんなに驚くことないだろーにぃ」 涼ちん「あ、仁美ちゃん!」 ナバ会長「おー、ヒロハッシーもいたのかー!」 あみっけ「もう!驚かさないでよ!ナバちゃん!」 ナバ会長「あ、悪い悪いw でー、何の話なんだー?」 あみっけ「そ、それは……」       (ナバちゃんは…、ウチらの派閥の人間ではないけれど、多方面の勢力には顔が効く人だからな…)       (ここは…仲間にしておくべきかも……) ナバ会長「あみすけ…?おーーい」 あみっけ「ナバちゃん!(急」 ナバ会長「は、はい」 あみっけ「実は……、今、佳奈さんが…」 ナバ会長「ん?佳奈?佳奈って、植田佳奈のこと?」 ~事情説明中~ ナバ会長「……」 あみっけ「どうか!力を貸してよ!ナバちゃん!」 ナバ会長「力を貸せって言われてもなぁ…、佳奈のことだから自分でなんとかすんだろーさ」 あみっけ「それが!佳奈さん、今、へんな男にメロメロになってるせいで、もうヘナチョコなんですよぉ!」 ナバ会長「えー、あの佳奈が?信じられないなぁー…。広橋、そこらへんどうなんだ?」 涼ちん「う、うん…。私ら3人、いつも一緒に遊んだりしてただけなんだけど…」 ナバ会長「なんだけど?」 涼ちん「植田さんはひょっとしたら……、その男の人のことを好きに……、、」 ナバ会長「えーー!マジで言ってるのそれ!?佳奈がただの男に惚れるってかぁ?うっそぉー!」 あみっけ「とにかくナバちゃん!!」 ナバ会長「えーなんだかなぁ、うーーん…」 あみっけ(うう…くそぉ…もう一息なのにな……こうなったら奥の手…!) 11 名前:学生さんは名前がない[sage] 投稿日:2009/12/18(金) 23:37:51 ID:Yol3DcRa0 あみっけ「これは……、麻美子ちゃんのお願いでもあるんだよ…!」 ナバ会長「え!麻美子の!?」 あみっけ(よし、くいついた!)       「そうです!総大将能登麻美子ちゃんから通達でもあるのです!」 ナバ会長「麻美子が……。広橋、本当なのか?」 涼ちん「あ、えっと、うん、一応は……」 ナバ会長「そっか……。麻美子の頼みってんなら……、、聞くしかないか…」 あみっけ「え!それじゃあ!」 ナバ会長「よし!私、今日の夜、佳奈に会って直接確かめてくるわ」 あみっけ「えー!?なんで佳奈さんなの!?会うならその男のほうでしょうが!一刻を争うんだよ!?広橋さんだって狙われてるんだよ!?」 ナバ会長「わかってるって。広橋は私が家までちゃんと送ってくからさ。うちら同じカツーン会のメンバーだからね、私が守る」 涼ちん「あ、ありがとう仁美ちゃん!」 ナバ会長「それに佳奈には大事な話もあるしな……」 あみっけ「……」 ナバ会長「とりあえず今は解散しようか、な、亜美、それでいいだろ?」 あみっけ「まぁ…協力してくれるっていうのなら……、いいけど…」 ナバ会長「じゃあ、解さ……」 「あの…!」 ナバ会長「ん…?」 涼ちん「あ、貴女は…」 あみっけ「げっ」 あいなま「ちょっと…お話が……」 あみっけ「…なんで貴女がこんなところにいるのかしらぁ?(あみっけはあいなまを個人的に嫌っている」 あいなま「あ、いあ……。その……、わたしは……」 ナバ会長「あー、こいつ(あみっけ)のことは無視していいから、それでどうしたんだ?」 あいなま「は、はい……えっと、わ、わたし……わたしッ!広橋さんに、謝りたくて……」 涼ちん「えー!?私に!?私、豊崎さんに何かされたっけ!?」 あいなま「はい……、今日の…朝の挨拶のことです…」 12 名前:学生さんは名前がない[sage] 投稿日:2009/12/18(金) 23:38:03 ID:Yol3DcRa0 あいなま「あのぅ、朝は…、挨拶できなくて、すみませんでした…」 涼ちん「え、えーー!いやいや、全然大丈夫だよ?気にしなくて良いんだよ?」 あいなま「わたし……わ、たし…、うぅ…(泣」 あみっけ「うっわー、わざっとらしいー、どーせウソ泣きっすよこれー、ウソ泣きの点数稼ぎっすよー」 ナバ会長「あみすけ、アンタはちょっと黙ってな」 あみっけ「えー!でもぉー!」 ナバ会長「いいから!」 あみっけ「ちぇー…」 ナバ会長「それで?豊崎は何で広橋に挨拶出来なかったんだ?」 あみっけ「挨拶は基本中の基本ですよ!それが出来ないって…」 ナバ会長「あみすけ!黙ってな!!」 あみっけ「ちぇー……なんだよなんだよ…」 あいなま「実は…、今日の朝、現場に来たら、先輩からいきなり”広橋さんは無視しなさい”って言われて……」 一同「!?」 ナバ会長「はぁ…?誰がそんなこと……」 あみっけ「……。おそらくは守護過激派の連中……。私もその面子の詳細まではつかめてないけど…」 涼ちん「……」 ナバ会長「で、誰に言われたんだ?」 あいなま「それは………、、」 一同「……!!」 13 名前:学生さんは名前がない[sage] 投稿日:2009/12/18(金) 23:38:12 ID:Yol3DcRa0 ―その夜 植田邸 植田佳奈ちゃん(はぁ…昨日はアイツと涼ちゃんに悪いことしちゃったな…、特にアイツには…あんなこと言っちゃって…。私……) ピンポーン(チャイムの音) 植田さん「ん、こんな時間に誰だろ、はーい」 ナバ会長「……」 植田さん「あれ、なば?(ドアの覗き穴からチェック」 ガチャ、キィィイー(トビラが開く音 ナバ会長「よっ おひさし」 植田さん「おー、どうしたのさ?」 ナバ会長「ちょっとあんたに話があってね…」 植田さん「話?まぁいいや、とりあえずあがんなよ」 ナバ会長「あ、うん…」 植田さん「……で。何さ、話って」 ナバ会長「聞きたいことがあるんだけどね……。あんたって……さ…」 植田さん「……?」 ナバ会長「男、出来たの…?」 植田さん「え゛…」 ナバ会長「だ、だから!男が出来たかどうかって聞いてるの!!(照」 植田さん「え、、そ、それは……(赤面モジモジ」 ナバ会長「ちょ、あんた……何その態度…、まさか…マジなの…?マジなわけ?」 植田さん「ち、違うよう!まだ付き合ってはいないもん!私が勝手に想ってるだけだよ…」 ナバ会長「…おいおい(汗。冗談、なんだよな?」 植田さん「……」 14 名前:学生さんは名前がない[sage] 投稿日:2009/12/18(金) 23:38:24 ID:Yol3DcRa0 ナバ会長「相手はただの一般人でしょ…?それもただのオタクっていうじゃないか!」 植田さん「……」 ナバ会長「それにあんた!わかってんだよね?今、自分が大事な時期にいるってこと…!」 植田さん「…そ、それは。…わかってるよ」 ナバ会長「来年には17歳教の入教も決まってんだよ!?」 植田さん「……」 ナバ会長「そんな時期に男遊びってあんた……」 植田さん「しょうが………、ないじゃない…」 ナバ会長「え…」 植田さん「しょうがないでしょ!!好きに!なっちゃったんだから!!!」 ナバ会長「佳奈……、あんた………」 植田さん「よくわかんないけど好きになっちゃったんだもん…、オタクのあいつのことが、よくわかんないけど…!!」 ナバ会長「…はぁ。…そうかい。あんたがそこまで言うなら私はもう何も言わないよ…」 植田さん「……なば」 ナバ会長「ただし、”山百合会”から脱会してもらうよ。他の奴らに示しが付かないからね…(因みにナバさん=山百合会会長、あみっけはこれを知らない」 植田さん「それで…かまわない…」 ナバ会長「あんたも、(雀荘植田の)下の子たちにちゃんと自分で説明しないとね」 植田さん「うん…」 ナバ会長「わかってんならいいよ、今日はそれを確認しに来ただけだからさ」 植田さん「……」 ナバ会長「じゃ、私はこれで帰るね」 植田さん「……ナバ」 ナバ会長「ん?」 植田さん「ありがと…」 ナバ会長「いいよ、あんたと私の仲でしょ。…っていうかアンタ、しばらく見ない間にちょっと素直になったね…。んじゃ、またな」 15 名前:学生さんは名前がない[sage] 投稿日:2009/12/18(金) 23:38:37 ID:Yol3DcRa0  登場人物相関図                                        ┌―片思い―→八神はやてちゃん                                        |                         ┌─―友達?―→ 僕 ━━━━━━━┓                         |               |              友                         |   ┌―友達―─┘              達                         |   |                          ┃                         |   ↓                          ┃   伊藤静ちゃん←―相談相手――| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|━━友達━━広橋涼ちゃん                        |  植田佳奈ちゃん   |                 ↑ ..中原麻衣ちゃん←─????─→|_________| ←───────┼────┐                               ↑ ↑  |  ↑                .│        元  田中理恵ちゃん.──嫉妬+嫌悪.─┘ |..  |..  └─心配─┬─ 守護. ──┘        ラ                           仲   嫌.   .      .│                  ジ                           間   悪         .|                  オ                           |..   |         .|                  仲                           |   ↓         .│                  間                     小清水亜美ちゃん   生天目仁美ちゃん           │                      │ ││.           .↑   │            ↓                      │ │└─手助け要請──┘   │         浅野真澄ちゃん                      嫌 愛                     愛            .│                      悪 │                       │             └─逆らえない―→????ちゃん                      │ └─→能登麻美子ちゃん←─┘                      ↓                   豊崎愛生ちゃん

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