【暁美ほむらの】-【日常】24 -1

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1 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/08(月) 00:28:05.12 ID:M/9sIkeAO 「やぁ、よく来たね」 「このスレはコンマスレだ。運命は君たちの手に委ねられている」 「君たちがどんな物語を描くのか……非常に興味深いね」 「さぁ、解き放ってご覧。ソレが君の――運命だ」 12 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/08(月) 00:41:50.32 ID:M/9sIkeAO 見滝原 【自宅】 【市街地】キリカ 【学校】上条 【通学路】中沢 【離れ小島】 【コンサートホール】ひより、デブ 【織莉子邸】織莉子、ゆま、伊吹 【ほむら宅】ほむら 【ファミレス】まどか 【マミ宅】マミ 【仁美邸】仁美 【カフェ】さやか 【廃教会】杏子 風見野 【礼拝堂】 あすなろ 【とあるビル】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >15 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/08(月) 00:43:21.44 ID:yi5WNp1so >1 ファミレス 26 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/08(月) 00:59:56.47 ID:M/9sIkeAO ――――ファミレス、昼 昼食時で賑わいを見せる店内、貴女は鹿目まどかと向かいで座っていた。 何気無しに誘って、何となく二人で世間話を交わす。 ……なんと言うか、彼女も変わった。 前はもっといじけていた……と言うか、自信が無かった様な雰囲気だったが。 キョン「そういえば、エクスカリバーは?」 まどか「まだ帰ってこないよ……やっぱり、風見野に帰ったんじゃないかな?」 あの鬱陶しい事この上ない聖剣は、あの後フラッと居なくなってしまった。 最後の言葉は、 「君たちはもう我輩を必要としないだろう。さらばだ、勇ましき者たちよ」 と、まどかに言ったらしい。 アイツが居なくなったせいで、またキュゥべえの勧誘が始まってしまったようだが――彼女はもう契約したりはしない。 彼女はもう、彼女自身を知ったから。 まどか「……で、キョンちゃんは何が悩み?」 ……お見通しらしい。 全く、いつからそんなにしっかりした奴になったのやら。 ほむらの件は部員全ての共有情報だ。 皆も手をこまねいていながら、その反面で仕方ないとも思っている。 キョン「……アタシは、何をすればいいんだろう」 まどか「……キョンちゃんが」 彼女は一息、溜めて。 まどか「キョンちゃんが助けてきた子たちが、きっと力になってくれるよ。私もそう……きっと皆に聞けば、いい案が浮かぶよ」 キョン「そうかもな……」 キョン「ありがとう、鹿目。まずは魔法少女とは関係ない奴らから話を聞いていくよ」 彼女は、ふわりと浮かぶような笑みで、貴女を送り出した。 29 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/08(月) 01:01:02.63 ID:M/9sIkeAO 見滝原 【自宅】 【市街地】キリカ 【学校】上条 【通学路】中沢 【離れ小島】 【コンサートホール】ひより、デブ 【織莉子邸】織莉子、ゆま、伊吹 【ほむら宅】ほむら 【ファミレス】まどか 【マミ宅】マミ 【仁美邸】仁美 【カフェ】さやか 【廃教会】杏子 風見野 【礼拝堂】 あすなろ 【とあるビル】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >32 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[sage] 投稿日:2012/10/08(月) 01:01:49.58 ID:6Eea2s+fo >1おりこ亭 48 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/08(月) 01:19:41.26 ID:M/9sIkeAO ――――織莉子邸、夜 織莉子「お茶ですよ」 礼を言って、カップに口を付ける。 相変わらず、美味かった。 織莉子「行き詰まった時は、これに限りますわ」 ゆま「うん、落ち着くんだよ」 貴女の膝の上で、ゆまが小さな身体を預けていた。 貴女はカップを置き、おもむろにゆまに抱き着きもたれ掛かった。 溜め息が出てしまう。 ゆま「おつかれ?」 キョン「おつかれ。主に心労だ」 ゆま「新婦はだれ?」 キョン「そりゃ新郎だ」 思えば、ゆまとこうして接するのも奇妙な縁からだ。 なかなかどうして、運命と言うものは分からない。 織莉子「そうだ、占ってあげましょうか?」 織莉子は戸棚から箱を出して、テーブルの上で中身を広げた。 裏向きに広がっているのは、タロットカード。 織莉子「暁美さんを助けたい……その気持ちは確かに分かります」 織莉子「私に出来るのは、こんな事だけですが……それでも、貴女に道を示せるのなら」 キョン「……占いは信じない質なんだが、たまにはいいかもな」 貴女はカードを引いた。 1、右のカード 2、中央のカード 3、左のカード ↓3 >51 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage] 投稿日:2012/10/08(月) 01:20:44.57 ID:qFT/dm5fo >2 55 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/08(月) 01:30:28.69 ID:M/9sIkeAO グレイト。だって『キョンから見て直感的に真ん中』のカードが当たりだからね。 貴女が引いたカードは【隠者】の正位置。 何故だか、妙な親近感を感じた。 織莉子「隠者の正位置……意味は【経験則】【高尚な助言】【精神】【慎慮】【思いやり】」 織莉子「そして【単独行動】……」 様は自分の足を動かして、何とかしろと言っているのだろう。 キョン「はは、確かに当たっているな……サンキュ、何だかやる気が出てきたぜ」 織莉子「貴女を、応援していますわ」 ゆま「ゆまもだよ!」 キョン「ありがとうな」 貴女は織莉子邸を後にした。 伊吹は最近魔法具の実験で忙しく、【暫く時間が経たないと】部屋に入らせてもらえないらしい。 今日は帰る事にして、すっかり落ちた日の帳を貴女は駆けていった。 103 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 01:11:16.11 ID:qLLyxUMAO ――――日は待たない。 余りにほむらの調子が悪いので、暫く部活を中止する事にした。 不平不満を惜しげ無く垂れ流す彼女をたしなめるのは、なかなかに酷だ。 もう余り、残された時間は少ないのかもしれない…… 見滝原 【自宅】 【市街地】キリカ 【学校】上条 【通学路】中沢 【離れ小島】 【コンサートホール】ひより、デブ 【織莉子邸】織莉子、ゆま、伊吹 【ほむら宅】ほむら 【ファミレス】まどか 【マミ宅】マミ 【仁美邸】仁美 【カフェ】さやか 【廃教会】杏子 風見野 【礼拝堂】 あすなろ 【とあるビル】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >106 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/09(火) 01:12:10.01 ID:6XlnaSwdo >1通学路 110 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 01:23:00.44 ID:qLLyxUMAO ――――昼、通学路 焼けた地面が熱を照り返す。 茹だる様な暑さの中で、貴女は友人と出会った。 中沢「……ん? キョンじゃねぇか」 夏に入ってからは余り顔を見ていなかった。 何だか目新しい物を見たような気分になる。 木陰に座り込んで話し始める。 人通りは無いので、人目を気にしない。 中沢「今日は暁美さんと一緒じゃないんだな」 キョン「まぁな……部活もしばらく休みにした」 中沢「病気だって? 大変だよな」 いっそ病気であるならば、どれほど良かっただろうか。 生きてくれるだけで、いいのにな。 キョン「……我ながら、無茶をやってるなぁ」 中沢「無茶?」 キョン「無茶を通したい時は、どうすりゃいいのかねぇ……」 心の底からの意見に、中沢は機微を読み取り真剣に思考する。 彼が答えた答はなかなかに応えた。 中沢「ルールを変えるのが一番手っ取り早いんじゃあないか?」 111 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 01:23:31.26 ID:qLLyxUMAO 見滝原 【自宅】 【市街地】キリカ 【学校】上条 【通学路】中沢 【離れ小島】 【コンサートホール】ひより、デブ 【織莉子邸】織莉子、ゆま、伊吹 【ほむら宅】ほむら 【ファミレス】まどか 【マミ宅】マミ 【仁美邸】仁美 【カフェ】さやか 【廃教会】杏子 風見野 【礼拝堂】 あすなろ 【とあるビル】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >114 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/09(火) 01:24:47.98 ID:6XlnaSwdo >1仁美邸】 115 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 01:34:59.50 ID:qLLyxUMAO ――――仁美邸、昼 仁美「キョンさんをお招きするのは、久しぶりですね」 テラスに据えられた小さなテーブル。 その上に置かれた皿の中から、貴女はクッキーを一枚摘まんでほうばる。 紅茶と一緒に流し込む。 味はあんまり分からなかった。 仁美「……どういたしましたの? お加減がよろしくない様子ですが……」 キョン「……ちょっと、やらなきゃいけない事があるんだが……それが上手くいかなくてな」 仁美「……そういう時は、逆に考えてみるのがよろしいかと。煮詰まった考えは堂々巡りにしかなりませんわ」 キョン「そうかねぇ……」 今食べたクッキーは、少し甘かった。 116 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 01:35:26.06 ID:qLLyxUMAO 見滝原 【自宅】 【市街地】キリカ 【学校】上条 【通学路】中沢 【離れ小島】 【コンサートホール】ひより、デブ 【織莉子邸】織莉子、ゆま、伊吹 【ほむら宅】ほむら 【ファミレス】まどか 【マミ宅】マミ 【仁美邸】仁美 【カフェ】さやか 【廃教会】杏子 風見野 【礼拝堂】 あすなろ 【とあるビル】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >119 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/09(火) 01:37:27.95 ID:6XlnaSwdo >1 学校 126 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 08:16:55.51 ID:qLLyxUMAO ――――またある日、学校、昼 キョン「熱心だな」 上条「まぁね」 部の備品を取りに来た際に、えらく達者なバイオリンの音を聴いた。 案の定、音楽室には上条がいた。 キョン「腕の調子はどうだ?」 上条「悪くない。むしろ良いくらいさ」 彼は目の前で左腕を自在に動かしてみせる。 上条「丁度休憩にしようと思ってたんだ。どうだい、飲み物でも奢らせてくれないか?」 キョン「お、気が利くな」 無人の購買に向かい、自販機に金を食わせて缶を吐き出させる。 適当なベンチに座って、炭酸飲料が身体を内部から冷やした。 蝉の鳴き声が喧しい。 キョン「……上条さ」 上条「ん?」 キョン「入院してた時ってどんな気分だった?」 上条「……正直言うとさ」 上条「死にたくなるよ。特に僕なんかは、今まで出来た事が出来なくなったんだ」 上条「喪失感でいっぱいになるのさ。気が滅入る……外出もしないから、ずっとそれさ」 上条「……正確に言えば、今なら別に死んだっていいや、って感じになるのかな」 上条「あんなに緩やかに希望を奪っていく場所も、なかなか無いと思うよ」 ……彼の意見を、ほむらと重ねてしまう。 確かに正しく、ほむらは『生きる』ということに無欲になってしまっているのだ。 上条「ただね……やっぱり後から思うのさ。『生きてて良かった』って」 キョン「……そりゃそうだろうな」 そうで無くては困るのだ。 127 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 08:17:53.36 ID:qLLyxUMAO 見滝原 【自宅】 【市街地】キリカ 【学校】上条 【通学路】中沢 【離れ小島】 【コンサートホール】ひより、デブ 【織莉子邸】織莉子、ゆま、伊吹 【ほむら宅】ほむら 【ファミレス】まどか 【マミ宅】マミ 【仁美邸】仁美 【カフェ】さやか 【廃教会】杏子 風見野 【礼拝堂】 あすなろ 【とあるビル】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >130 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage] 投稿日:2012/10/09(火) 08:40:03.94 ID:CLMgglUXo >連投しちゃまずいかな。この時間帯だと人いなそうだし・・・。 132 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 09:12:25.93 ID:qLLyxUMAO ――――コンサートホール前、夜 夜の街を歩いていく。 日常が溢れかえっていて、それが酷く鬱陶しかった。 一番日常に生きてほしい奴が、非日常に殺されそうになっている。 それが堪らなく悔しかった。 「――さん」 考え事ばかり、だから貴女は呼び掛ける声にも気付かない。 ひより「キョンさん?」 キョン「――ひより? どうしてこんな所に?」 ひよりと、相変わらず太っちょの友人が貴女を迎えた。 いや、良く見ると前より少し痩せている。 ひより「……どうしたんですか? 何だか顔色が悪いですよ?」 デブ「そうなんだな。いつものキョンちゃんらしくないんだな」 デブ「ポテチ食うんだな?」 貴女は無言で一枚掴み取り、薄っぺらいポテチチップスを頬張った。 キョン「……旨いな」 デブ「なんだな」 ひよりが察したのか、貴女に耳打ちした。 ひより「もしかして……暁美さんの件?」 貴女は首肯する。 喋る気力が、もう余り無かった。 ……随分と時間を無駄にしている。彼女の砂時計は既に空っぽだというのに。 ひより「大丈夫ですよ……きっとキョンさんなら何とかできます」 ひより「だって、魔法が使えるんですから。ね?」 ひより「魔法は人を幸せにする……そうでしょう?」 ……確かにそうだ。そうであって欲しいと切に願う。 ……魔法、か。 133 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 09:13:03.45 ID:qLLyxUMAO 見滝原 【自宅】 【市街地】キリカ 【学校】上条 【通学路】中沢 【離れ小島】 【コンサートホール】ひより、デブ 【織莉子邸】織莉子、ゆま、伊吹 【ほむら宅】ほむら 【ファミレス】まどか 【マミ宅】マミ 【仁美邸】仁美 【カフェ】さやか 【廃教会】杏子 風見野 【礼拝堂】 あすなろ 【とあるビル】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >136 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/09(火) 09:17:36.10 ID:6XlnaSwdo >1しがいち 137 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 09:28:37.52 ID:qLLyxUMAO ――――市街地、夜 コンビニで何か買って帰ろうと思い、自動ドアを潜る。 と、人にぶつかりそうになって慌てて貴女は避けた。 キリカ「ごめんなさ――恩人?」 とりあえず、おでんを二人分買うことにした。 夜の公園で、中学生が大根を食べる。と字面にすればシュール極まりないと思う。 キリカ「どうしたの。何だか元気ないけど……せっかく、あのお化け倒したのに」 お化け倒して終わりなら、こんなに楽な話は無いと心底思う。 キリカ「……何だか、何かに迷っているみたいだね。そういう時は、スパッと決めた方がいいよ」 キリカ「私も、お陰で織莉子と仲良くなれた。あれから、ちょくちょく会ってるんだ」 彼女は照れながら、嬉しそうにはしゃいでいる…… 決める……か。 そうだな……確かにそうだ。 ※スキルランクアップ 【平穏】EX(100/100) 全ステータス0 ↓ 【平穏】SP(100/100) 全ステータス0 自分以外のありとあらゆる魔法無効 138 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 09:30:47.81 ID:qLLyxUMAO キリカと別れて、帰途に着いた。 ふと、路地裏から違和感を感じ、立ち止まる。 ――魔女の結界が広がっていく。 キョン「今は機嫌が悪いんだ。失せろ」 魔女は結界ごと消滅した。 139 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 09:31:13.54 ID:qLLyxUMAO 見滝原 【自宅】 【市街地】キリカ 【学校】上条 【通学路】中沢 【離れ小島】 【コンサートホール】ひより、デブ 【織莉子邸】織莉子、ゆま、伊吹 【ほむら宅】ほむら 【ファミレス】まどか 【マミ宅】マミ 【仁美邸】仁美 【カフェ】さやか 【廃教会】杏子 風見野 【礼拝堂】 あすなろ 【とあるビル】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >142 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/09(火) 09:33:16.78 ID:6XlnaSwdo >1【カフェ】 143 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 10:01:29.23 ID:qLLyxUMAO ――――カフェ、昼 さやか「誰か契約すればいいんじゃない?」 手刀を叩き込んだ。 さやか「いったぁ……でも、解決策無いんでしょ、魔法しか」 ……しかし彼女の言う事も事実だった。 実際、グリーフシードだけでは限界が来ている。 彼女はカフェオレを飲んでいる。 その間だけは静かなものだ。 さやか「でもね、アタシ。奇跡も、魔法も、あってほしいと思うよ」 さやか「だって、その方が救い、あるじゃん?」 ……全くだ。 しかし、考えれば考えるほど、同じ所を堂々巡りしているようだ…… ……自分は、何かを見落としてないだろうか。 誰か……自分の思いもよらない相談者がいないだろうか。 144 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 10:02:25.76 ID:qLLyxUMAO 見滝原 【自宅】 【市街地】キリカ 【学校】上条 【通学路】中沢 【離れ小島】 【コンサートホール】ひより、デブ 【織莉子邸】織莉子、ゆま、伊吹 【ほむら宅】ほむら 【ファミレス】まどか 【マミ宅】マミ 【仁美邸】仁美 【カフェ】さやか 【廃教会】杏子 風見野 【礼拝堂】 あすなろ 【とあるビル】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >147 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/09(火) 10:07:35.49 ID:6XlnaSwdo >1離れ小島 170 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 15:38:01.75 ID:qLLyxUMAO ――――海岸、昼 不思議な場所にヒントがあるかもしれないと思ってやってきたが、海が邪魔で渡れない。 貴女はトン、と足を鳴らした。 途端に割れていくソレ。 海底の道は真っ直ぐ島まで続いていた。 キョン「……何なのかねぇ」 あの夜から、魔力が溢れかえっている。 満足に基礎魔法も出来なかったとは、到底思えなかった。 ――――離れ小島 例の場所に変わりは無かった。 強いて言えば、ガラクタのあった場所に少女が眠っている事だろうか。 自由安価 ↓3 >173 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/09(火) 15:39:31.98 ID:6XlnaSwdo >ナノブレを置いてみて、ほむらが危険だと言ってみる 175 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 16:13:34.12 ID:qLLyxUMAO ※ナノブレードを返しました。 少女は目覚めない。 ――大樹がうっすら輝いているような錯覚に、貴女は目を擦る。 代わり映えの無い、木とガラクタがそこにあった。 ※貴女は認められました。 176 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 16:14:01.75 ID:qLLyxUMAO 見滝原 【自宅】 【市街地】キリカ 【学校】上条 【通学路】中沢 【離れ小島】 【コンサートホール】ひより、デブ 【織莉子邸】織莉子、ゆま、伊吹 【ほむら宅】ほむら 【ファミレス】まどか 【マミ宅】マミ 【仁美邸】仁美 【カフェ】さやか 【廃教会】杏子 風見野 【礼拝堂】 あすなろ 【とあるビル】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >179 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/09(火) 16:15:38.42 ID:6XlnaSwdo >2 QB呼ぶ 182 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 16:17:53.31 ID:qLLyxUMAO ――――公園、夜 QB「何だい? ここの所は、君の方から呼ぶなんて事無かったじゃないか」 1、スキルを操作する 2、話をする ↓3 >185 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/09(火) 16:18:20.01 ID:6XlnaSwdo >2 199 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 23:54:20.75 ID:qLLyxUMAO QB「話がしたい? これまた随分珍しい……」 QB「どうかしたのかい?」 1、気分が晴れない 2、ほむらの件だ 3、勧誘は上手くいってるか? ↓3 >202 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage] 投稿日:2012/10/09(火) 23:58:20.84 ID:VtPtIcrn0 >2 204 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 00:07:20.66 ID:iHT+h5hAO QB「暁美ほむらの件? 何か問題でもあったのかい?」 目の前の白い獣は、図々しくもそう言った。 こういう奴だと分かっていても、腹は立つ。 だが、怒る気力も怒鳴る体力も無かった。 キョン「……ほむらのソウルジェムが、そろそろヤバい」 QB「そうだろうね。直に魔女になるだろう」 ダメで元々、嘘は付かない。 聞いてみるだけ、聞いてみた。 キョン「……ほむらが恒久的に魔女にならない方法はあるか?」 QB「その言い方だと、グリーフシードを使い続ける……と言う方法はダメなんだね?」 キョン「ああ、ダメだ。安定しないし、それで持たなくなってきているからこそだ」 インキュベーターは珍しく考えるような仕草をする。 普段は見せないソレだ。 上手く言葉を噛み砕いて真実を覆い隠そうとしているのだろう。 が、インキュベーターは諦めた様に貴女を見つめて言った。 QB「ならキミが死ねばいい」 210 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 00:20:30.31 ID:iHT+h5hAO ――――自室、深夜 ベッドに寝転んで、真っ暗な天井を見ていた。 眠る以外に何もしたくないのに、目は冴えてばかりで。 キョン「…………」 ―――― どういう事だ。 QB「つまり、暁美ほむらに人としての『日常』が訪れれば良いんだろう?」 QB「ソレを得意とする魔法少女が一人、要るじゃないか」 ――まさか、アタシの事か? バカを言うな。アタシにそんな力があるわけ―― QB「それは本当かい?」 QB「いや、言葉が違うね……それは、真実かい?」 ………… QB「ワルプルギスの夜を越えた後のキミの力の上昇は異常だ」 QB「恐らく、何らかの力、因果を何かから引き寄せたんだ」 QB「ボクはそれを、暁美ほむらから……と見ているんだがね」 ……だがそれでどうしろってんだ。 魔法で何とかなるならどうにかしてるし、そもそもその魔法のコントロール方法が分かりゃ苦労してないんだよ。 QB「何、簡単だ。しかもキミは、更に多くの魔法少女を救う事だって可能だ」 ……何だと? QB「見滝原中に結界を張るんだ。そしてソコをキミの魔力――キミの性質で覆い尽くせばいい」 QB「きっとソウルジェムの濁りとも、魔女との飽くなき戦闘とも解放される――魔法少女の理想の世界が創られるだろう」 QB「見滝原は、聖域と化すんだ」 だ、だが……そんな魔法、アタシは使えないぞ。 QB「何を言っているんだ。『性質』を『内包』した『結界』を創るのは、どんな魔法少女にだってできるんだ」 QB「魔女になればね」 214 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 00:25:32.15 ID:iHT+h5hAO ―――― 夜がとても長く感じる。 解決策としては、まぁ悪くない。 犠牲は自分だけで済むのだから、これほどまでに効率的な事はないだろう。 見滝原を薄く覆い、亡霊の様にさ迷い続けるだけ。 ……だけど。 ……だけど。 1、魔女になる決意をする 2、結界を創る方法を考える ↓3 >217 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/10(水) 00:26:24.17 ID:T1qyqIMco >2 222 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 00:29:51.13 ID:iHT+h5hAO 要はその、結界ってのを創ればいいんだろ…… まだ道は別れている。 アタシは、やれる事を全部やるまで死なんぞ……! 目を閉じると、あっと言う間に眠りに落ちた。 見滝原 【自宅】 【市街地】キリカ 【学校】上条 【通学路】中沢 【離れ小島】 【コンサートホール】ひより、デブ 【織莉子邸】織莉子、ゆま、伊吹 【ほむら宅】ほむら 【ファミレス】まどか 【マミ宅】マミ 【仁美邸】仁美 【カフェ】さやか 【廃教会】杏子 風見野 【礼拝堂】 あすなろ 【とあるビル】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >225 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/10(水) 00:31:24.31 ID:T1qyqIMco >2 伊吹に念話して今から会えるか聞いてみる 227 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 00:33:22.27 ID:iHT+h5hAO 繋がらない。 見滝原 【自宅】 【市街地】キリカ 【学校】上条 【通学路】中沢 【離れ小島】 【コンサートホール】ひより、デブ 【織莉子邸】織莉子、ゆま、伊吹 【ほむら宅】ほむら 【ファミレス】まどか 【マミ宅】マミ 【仁美邸】仁美 【カフェ】さやか 【廃教会】杏子 風見野 【礼拝堂】 あすなろ 【とあるビル】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >230 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/10(水) 00:34:24.02 ID:VzX6aHtB0 >1 >廃教会 234 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 00:41:11.49 ID:iHT+h5hAO ――――廃教会、夕方 杏子「結界の張り方だぁ?」 簡単な算数の問題を大人に質問した時の様な顔で、彼女は呆れを露にした。 杏子「んなの初歩の初歩だろ。魔力を練って壁をイメージして……はいできた」 菱形で覆われた小さな空間がそこにあった。 だが、もっと大きくなければならない。 杏子「大きい? うーん……そうなると魔力増幅の必要があるからね」 杏子「そういうのはマミが得意だろ」 杏子「……しかし、急にどうした?」 1、キュゥべえの話を伝える 2、心配させてはいけない。 ↓3 >237 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/10(水) 00:41:52.06 ID:T1qyqIMco >1 239 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 00:45:19.77 ID:iHT+h5hAO キョン「実は……」 杏子「……オイ、まさかお前」 彼女は貴女の胸ぐらを掴む。 その目は真剣だった。 キョン「そんなつもりは無い。だからこそ、今こうして方法を探しているんだ」 杏子「……悪いな」 彼女はゆっくりと手を離した。 だが、と念を押しながら。 杏子「変な気、起こすんじゃねぇぞ」 分かっている、とだけ言って――貴女はその場を後にした。 見滝原 【自宅】 【市街地】キリカ 【学校】上条 【通学路】中沢 【離れ小島】 【コンサートホール】ひより、デブ 【織莉子邸】織莉子、ゆま、伊吹 【ほむら宅】ほむら 【ファミレス】まどか 【マミ宅】マミ 【仁美邸】仁美 【カフェ】さやか 【廃教会】杏子 風見野 【礼拝堂】 あすなろ 【とあるビル】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >242 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/10(水) 00:46:11.49 ID:T1qyqIMco >1マミ宅 245 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 00:50:55.57 ID:iHT+h5hAO ――――マミ宅、夜 マミ「魔力増幅?」 マミ「簡単よ」 マミは得意気な顔で貴女に答えた。 夜に友達が家に来るなど滅多にないので、少しはしゃいでいるのもあるかもしれないが。 小一時間程レクチャーを受け、我流ながら何とかコツを掴む。 マミ「一応基礎だからね。佐倉さんは普段省エネで戦ってるから不得意なのかもしれないわね」 マミ「でも、急にどうしたの?」 1、キュゥべえの話を伝える 2、心配をかける訳にはいかない ↓3 >248 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/10(水) 00:51:25.99 ID:T1qyqIMco >1 260 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 01:04:09.18 ID:iHT+h5hAO マミ「……実はね、今キュゥべえは家にいるの。お風呂に入っているわ」 さっきから聞こえるシャワーの音はそれだったのか、と合点する。 先輩はゴキゴキと骨を鳴らしながら、にこやかにキュゥべえを呼んだ。 QB「いいお湯だった……何だいマミ――って、キミか」 マミ「正直に言うのよキュゥべえ。貴女、この子に魔女になってもらいたいだけでしょう」 マミ「――返答次第によっては無駄無駄よ」 キュゥべえが固まる。 ……あ、再起動した。 QB「善意以外の何物でもないよ」 マミ「そう」 先輩がシャドーボクシングを始めた……室内なのに風切り音が凄い。 QB「ちゃ、ちゃんと正直に言ったじゃないか!」 マミ「そんな……ウマい話が……あると思うのか……! お前のような奴に……ッ!」 QB「ひ、ひぃぃ」 シャドーボクシングのまま、先輩はキュゥべえを削り取った。 マミ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!」 マミ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァァァ!!!」 マミ「無駄無駄無駄無駄無駄、無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!無駄無駄無駄無駄無駄」 マミ「WRYYYYYYYYYY!!」 マミ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!」 マミ「無駄ァァァ!!」 QB「ヤッダァバァァァァァァ!!?」 ……燃えるゴミは? マミ「月、水、金!」 吹っ飛んだキュゥべえはゴミ箱にダンクされた。南無。 見滝原 【自宅】 【市街地】キリカ 【学校】上条 【通学路】中沢 【離れ小島】 【コンサートホール】ひより、デブ 【織莉子邸】織莉子、ゆま、伊吹 【ほむら宅】ほむら 【ファミレス】まどか 【マミ宅】マミ 【仁美邸】仁美 【カフェ】さやか 【廃教会】杏子 風見野 【礼拝堂】 あすなろ 【とあるビル】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >263 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage] 投稿日:2012/10/10(水) 01:06:45.50 ID:2W5sM4YUo >2 伊吹に念話して今から会えるか聞いてみる 266 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 01:07:50.40 ID:iHT+h5hAO 伊吹『んー。野暮用終わったからいいよー』 見滝原 【自宅】 【市街地】キリカ 【学校】上条 【通学路】中沢 【離れ小島】 【コンサートホール】ひより、デブ 【織莉子邸】織莉子、ゆま、伊吹 【ほむら宅】ほむら 【ファミレス】まどか 【マミ宅】マミ 【仁美邸】仁美 【カフェ】さやか 【廃教会】杏子 風見野 【礼拝堂】 あすなろ 【とあるビル】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >269 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/10(水) 01:08:26.22 ID:T1qyqIMco >1おりこ邸 271 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 01:12:31.47 ID:iHT+h5hAO ――――伊吹私室、夜 織莉子に断って中に入れてもらい、彼女の部屋に向かう。 伊吹はベッドで寝息を立てていた。 揺すって起こす。 伊吹「ふわぁ……ゴメン、寝てた」 ※伊吹は魔女化を知りません 1、店を利用する 2、「↓3」 ↓3 >275 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage] 投稿日:2012/10/10(水) 01:14:24.18 ID:2W5sM4YUo >1 とりあえずワル破片の鑑定を 279 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 01:24:06.86 ID:iHT+h5hAO 伊吹「これは凄い……出来ればアイツと戦う前に欲しかったね」 【無力】黄金の歯車×1 ダメージ5倍【武器】 ダメージ半減【防具】 伊吹「他に何か用かな?」 ↓3 >282 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/10(水) 01:25:49.36 ID:T1qyqIMco >2アタシの魔法の結界を増幅してこの街に張りたいんだが可能か? > 可能なら方法を教えてほしい。 285 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 01:40:09.68 ID:iHT+h5hAO 伊吹「街全体を包むの?」 そうだ。 伊吹「……ならいっそのこと、結界に拘らないのはどうかな?」 ……と言うと? 伊吹「霊脈を作れば良いんだよ。魔力が流れてくる場所を、見滝原全域にすればいいんだ」 ……なるほど。 見滝原全体を霊峰みたいにするのか。 伊吹「うん。で、魔力は?」 魔力? 伊吹「魔力は魔力だよ。流し込む魔力が必要でしょ?」 アタシの魔力じゃ無理か? 伊吹「む、無理に決まってんじゃん!? 一気に魔力流れ出て一瞬で蒸発しちゃうよ!」 ……でも、アタシの魔力は循環し続けるんだろ? 伊吹「ま、まぁ……実際、あの聖剣の結界も一種の霊脈だし」 作り方を教えてくれ。 伊吹「……変な気起こさないでよ。まずはアタシがダンジョンを作ってたみたいに――」 ※『結界』『魔力増幅』『霊脈』の知識が揃いました。 ※実行すれば、魔女化すら起きないようです。 288 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 01:43:13.06 ID:iHT+h5hAO 霊脈を作り、ソレを使って見滝原全体に『日常』の魔法を使用し続ける。 しかし、ソレを決行すれば……自分は消滅してしまうかもしれない。 ……未練があるなら、行っておこうか。 見滝原 【自宅】 【市街地】キリカ 【学校】上条 【通学路】中沢 【離れ小島】 【コンサートホール】ひより、デブ 【織莉子邸】織莉子、ゆま、伊吹 【ほむら宅】ほむら 【ファミレス】まどか 【マミ宅】マミ 【仁美邸】仁美 【カフェ】さやか 【廃教会】杏子 風見野 【礼拝堂】 あすなろ 【とあるビル】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >291 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/10(水) 01:44:47.18 ID:T1qyqIMco >1ほむら宅 293 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 01:47:59.79 ID:iHT+h5hAO ――――ほむら宅、夜 呼び鈴を鳴らすと、扉が勝手に開いた。 ほむらが、嬉しげにドアを開けている。 ほむら「良く来たわね」 中に上がって、二人で茶を飲みながら世間話。 ほむらは、小さく笑っていた。 自由安価↓3 >296 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/10(水) 01:50:34.79 ID:T1qyqIMco >結界について話す 298 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 01:55:35.62 ID:iHT+h5hAO どう切り出したものか…… ほむら「……? どうしたの、キョン。そんな難しい顔付きをして」 キョン「……↓3」 >301 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/10(水) 02:00:42.74 ID:T1qyqIMco >部長、アンタは鹿目のためにずっと闘って、目的を達したんだよな。 >今度はアタシにアンタのために尽くさせてくれないか。 >うまくいけば、アンタはもうしばらくは日常を過ごせる。 302 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 02:09:51.10 ID:iHT+h5hAO ほむら「へぇ……もしそれが本当なら、素敵ね」 ほむら「でも良いのよ、気を使わなくて……もうずっと、覚悟はしてたもの」 彼女は必死に笑ってみせる。 無理矢理なのがバレバレだ。 キョン「本当だ。アタシの魔法なら、きっと――」 キョン「このままじゃ駄目なんだ。皆いつかは魔女になっちまう……ソレを、止めなきゃならないんだ」 キョン「じゃないと、何にも変わらない――!」 ほむら「キョン……?」 キョン「アタシは――」 1、やるよ。 2、やっぱり、できない。 ↓3 >305 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/10(水) 02:10:43.75 ID:T1qyqIMco >1 308 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 02:11:34.57 ID:iHT+h5hAO 貴女は、覚悟を決めた。 328 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 23:55:21.39 ID:iHT+h5hAO ――――ほんの僅かなモラトリアム 見滝原 【自宅】 【見滝原】 風見野 【礼拝堂】 あすなろ 【とあるビル】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >331 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/10(水) 23:56:30.98 ID:GFSFZZoLo >1とあるびる 335 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:02:28.79 ID:FEuIVWLAO ――誘われるままに。 ――――あすなろ、とあるビル、夜 キョン「何でこんな所に来ちまったのかねぇ……」 返事をする者は居ない。 ――だが、ただならぬ雰囲気は、在った。 視界が暗転する。 目を開けると、魔法少女が一人居て。 黒い翼を――マントを靡かせ、立っている。 1、引き返す 2、留まる ↓3 >338 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:03:17.58 ID:Ir2YDOFx0 >2 343 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:06:16.55 ID:FEuIVWLAO ――少女は有無を言わせず襲いかかってきた。 ※戦闘開始 ※互いに使用出来るグリーフシードは1つです 直後、開幕距離判定 >344 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 00:06:38.05 ID:MrJ+vUIgo >戦闘か 351 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:12:00.17 ID:FEuIVWLAO 【info】 壱、死神 |壱| |近|キョン キョン 近±0、中±0、遠-0 ※【平穏】SPにより一部敵スキル無効! 移動しますか? ↓3 >354 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 00:12:34.34 ID:8UeRLA+lo >一段前進 358 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:14:32.49 ID:FEuIVWLAO 死神「…………」 敵も一気に接近してきた――肉薄する! 【info】 壱、死神 |壱| |長|キョン キョン 近±0、中±0、遠-0 ※臨機応変発動 移動しますか? ↓3 >361 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方)[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 00:17:37.78 ID:GTdQQ7jAO >しない 362 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:19:10.02 ID:FEuIVWLAO 【info】 壱、死神 |壱| |近|キョン キョン 近±0、中±0、遠-0 ソウルジェム 6/6/20 1、攻撃【補正-0】 2、防御【チャージ±0、ブレイクダメージ3】 3、回避【俊敏-0】 4、魔法【発動可能魔法A】 5、撤退【補正合計-2】 6、待機 7、看破 ↓3 >365 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 00:20:51.14 ID:8UeRLA+lo >1 368 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:24:08.89 ID:FEuIVWLAO 判定4 +(筋力-0、近距離±0) -(耐久-0、覚悟+0、近距離+0) →4 【Bad!!】 貴女が振り抜いた拳は、彼女に難なく躱されてしまう。 直後、死神攻撃判定 【Boost!】 >369 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 00:24:18.19 ID:bq9B6qRno >1 375 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:26:52.65 ID:FEuIVWLAO 判定9 +(筋力+0、覚悟+0、近距離+0) -(耐久-0、近距離±0) →9 ブースト×2 →18 【Critical!!】 3ダメージ! キョン「か、はっ」 痛烈な蹴りが貴女の身体を宙に浮かせる。 直後【祈りの弓】判定 >376 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 00:27:01.42 ID:bq9B6qRno >1 380 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:31:22.23 ID:FEuIVWLAO >>376 彼女が追撃とばかりに放った弓は、貴女に当たる寸前で消滅した。 ※超近ダメージを打ち消しました。 ※次から敵に対応されます 死神「……!」 キョン「そうそう当たって溜まるか!」 ※自動減少 ※貴女は減少しません 382 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:32:31.69 ID:FEuIVWLAO 【info】 壱、死神 |壱| |超|キョン キョン 近±0、中±0、遠-0 移動しますか? ↓3 >385 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 00:33:16.29 ID:8UeRLA+lo >一段前進 387 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:34:38.61 ID:FEuIVWLAO 依然付かず離れず……あくまでも【逃がす】気はないようだ。 【info】 壱、死神 |壱| |超|キョン キョン 近±0、中±0、遠-0 臨機応変 ↓3 >390 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 00:37:31.87 ID:GvaLbBCHo >待機 > >かずみはステゴロ勝負をお望みか 391 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:38:17.71 ID:FEuIVWLAO 【info】 壱、死神 |壱| |超|キョン キョン 近±0、中±0、遠-0 ソウルジェム 3/6/20 1、攻撃【補正-0】 2、防御【チャージ±0、ブレイクダメージ3】 3、回避【俊敏-0】 4、魔法【発動可能魔法A】 5、撤退【補正合計-2】 6、待機 7、看破 ↓3 >394 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 00:38:48.62 ID:8UeRLA+lo >1 399 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:40:45.08 ID:FEuIVWLAO 判定2 +(筋力-0、近距離±0) -(耐久-0、覚悟+0、近距離+0) →2 【Bad!】 貴女の拳は、彼女にあっさり止められる。 キョン「ヤバ――!」 直後死神攻撃判定 【Boost!】 >400 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 00:41:00.10 ID:MrJ+vUIgo >ふぁんぶれ 404 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:44:22.74 ID:FEuIVWLAO 判定0 +(筋力+0、覚悟+0、近距離+0) -(耐久-0、近距離±0) →10 ブースト →20 【Critical!!】 1+1 クリティカル×3 →6ダメージ!! 貴女のジェムは、真っ直ぐに杖で貫かれる。 死神「……」 直後、ソウルジェムクリティカル判定 幸運+0 【死神】EX、-5 >405 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 00:44:32.45 ID:bq9B6qRno >1 409 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:46:11.63 ID:FEuIVWLAO キョン「く、あ……!」 貴女のソウルジェムは、粉々に砕け散った。 ※戦闘終了 415 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:48:54.31 ID:FEuIVWLAO ――――とあるビル、夜 キョン「――!?」 ……夢、だったのか? ソウルジェムは……無事だ。 この場所は一体…… ……まだ気配がする。 1、もう一度目を閉じる 2、引き返す ↓3 >418 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 00:49:14.89 ID:GvaLbBCHo >2 428 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:51:38.18 ID:FEuIVWLAO あんなのとは何度やったって勝てる気しない……引き返そう。 ――風が強いな。 突風に思わず目を閉じる―― 432 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:55:13.34 ID:FEuIVWLAO ―――― ここは……? またアイツか、勘弁してくれ…… 今度はさっさと帰るとしよう。もう絶対に目は閉じんからな。 ……ん、アイツじゃあない? ?「…………」 こちらに向かって笑いかけてくるのは、自分より少し年上くらいの女性だった。 何だか派手な服装をしている……心なしか、何処かであったような……? 1、引き返す 2、留まる 3、自由安価 ↓3 >435 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 00:56:15.49 ID:8UeRLA+lo >3 どこかであったこと無いか聞いてみる 438 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:57:34.50 ID:FEuIVWLAO 首を横に振った……面識は無いらしい。 1、引き返す 2、留まる 3、自由安価(あと一回) ↓3 >441 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 00:58:06.97 ID:8UeRLA+lo >2 443 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 01:01:34.60 ID:FEuIVWLAO ?「おいで……」 白いドレスが輝き、その桃色の髪が魔力を受けて優雅にたなびく――! ※戦闘です ※スキル【此岸】により、貴女の全スキル無効 直後、開幕距離判定 >444 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 01:02:03.02 ID:bq9B6qRno >1 448 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 01:03:34.82 ID:FEuIVWLAO 【info】 壱、理 |壱| |遠|キョン キョン 近±0、中±0、遠-1 移動しますか? ↓3 >451 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 01:04:06.27 ID:8UeRLA+lo >いちだんぜんしん 459 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 01:06:31.59 ID:FEuIVWLAO ――速い! 距離を詰める事も出来ない…… 【info】 壱、理 |壱| |遠|キョン キョン 近±0、中±0、遠-1 ※臨機応変無効 ソウルジェム 6/6/20 1、攻撃【補正-8】 2、防御【チャージ±0、ブレイクダメージ1】 3、回避【俊敏-1】 4、魔法【発動可能魔法A】 5、撤退【補正合計+2】 6、待機 7、看破 ↓3 >462 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 01:07:00.85 ID:8UeRLA+lo >7 466 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 01:10:54.45 ID:FEuIVWLAO お……アイツ、グリーフシードは持ってないぞ! 【キャラ】理 【契約】済 【ライフ】300/300 【ブーストポイント】5 【グリーフシード】0 【絶望耐性】+9 【ステータス】 筋力+7、耐久+6、俊敏+8 魔力+9、幸運+7、心理+3 【距離補正】 近距離+2、中距離+3、遠距離+4 【得意距離】遠距離 【苦手距離】近距離 【中距離属性】魔力 【移動力】高速 【回復属性】治癒 直後【フィニトラ・フレティア】判定 >467 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 01:11:04.64 ID:bq9B6qRno >1 475 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 01:15:27.12 ID:FEuIVWLAO 判定4+3 +(魔力+9、戦うべき敵-5、、遠距離+4) -(魔力-6、遠距離-1) →22 【Critical!!】 3×15 →45ダメージ! 女性が放った矢が、天から雨の様に貴女に降り注ぐ。 ――貴女は、力尽きた。 ※戦闘終了 486 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 01:19:04.44 ID:FEuIVWLAO ――――とあるビル、夜 キョン「ぶはぁっ!?」 夢か! 夢だよな!? ……良かった。あんな悪夢は二度とゴメンだ。 ※通常ストーリー中に勝てば、何かレアな物をを得られるようです。 もう気配は無い……か? 1、立ち去る 2、自由安価 ↓3 >489 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 01:19:28.58 ID:8UeRLA+lo >1 499 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 01:21:47.91 ID:FEuIVWLAO ?「クリア前に来てねー」 ……何かえらくフレンドリーな空耳が聞こえた、様な気がした。 見滝原 【自宅】 【見滝原】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >502 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 01:22:30.26 ID:8UeRLA+lo >1自宅 508 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 01:25:33.18 ID:FEuIVWLAO ――――自室、夜 ……眠れない。 それもそうだ……やったら死ぬかもしれないんだから。 それでも…… 511 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 01:30:07.40 ID:FEuIVWLAO [27/56] ――――朝 妹「キョンちゃん、おっきろー!」 妹のボディプレスで目を覚ます。 相も変わらず威力が凄い。眠気なんかノックアウトされてしまった。 ……アタシは、妹が乗ったままのベッドを見る。 妹「……どしたの?」 キョン「↓3」 >514 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 01:31:30.03 ID:hb+nPoKOo [3/7] >黙って妹を抱きしめる+なんでもない、おはよう 517 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 01:36:26.68 ID:FEuIVWLAO 脈絡無く妹に抱き着いた。 妹「き、近親良くない……」 ……アホか。 なんでもない、欧米式おはようございます、だ。 妹「びっくりするよ。いきなりじゃ」 はは、そうだな。 一階に降りて、母の作った朝食を食べる。 いつもと変わらず、美味かった。 キョン「母さん」 母「なに?」 キョン「もう年なんだから、色々気を付けろよ」 母「あら失礼。まだ35ですよーだ」 キョン「十分おばちゃんだよ」 母「はいはい……気を付けますよ」 うん。それなら、良いんだ。 これでいい…… 【見滝原】 1、移動する ↓3 >520 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 01:37:23.95 ID:8UeRLA+lo >1みたきはら 523 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 01:47:34.10 ID:FEuIVWLAO 見滝原の大体中央に、ちょっとした空き地があった。 ソコの真ん中に貴女はしゃがみこみ、霊脈を作るための下準備をしている。 そこに観客が一人。 QB「始めるのかい?」 キョン「あぁ。何しに来た?」 QB「いや何、キミが消滅する瞬間を見届けようと思ってね。キミが居なくなれば、ようやく契約も楽になる」 キョン「けっ、そうかい」 最後まで忌々しい奴だ。 ……だけど、一番ブレない奴でもあったな。 下準備が完了した。 貴女はその小さな霊脈に、結界を広げる感覚で魔力を流し込む。 ――途端に、激しい疲労に襲われた。 キョン「なるほど……!」 献血の気分が一番しっくりくる。 自分の身体から命を取り出している感覚。 それが絶えず起こっているような感じだ。 キョン「……そりゃ、出血多量じゃ死ぬわな」 貴女は絶えず、魔力を流し続ける――! しばらくの時間をそうしていた。 だが、まだ完成しない……これ以上やれば、アタシは―― 1、やっぱり止める 2、それでも、日常の為に ↓3 >526 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 01:48:38.76 ID:8UeRLA+lo >2 529 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 01:53:28.28 ID:FEuIVWLAO 貴女の魔力が――全て、吸い付くされて。 ――そして、貴女は。 QB「……もう空っぽじゃないか、キミ」 キョン「…………」 QB「話す事も出来ないのか……どうしてそんな身体になってまで、こんな事をするのか理解に苦しむね」 貴女は最後に残った力で、中指を立ててみせつける。 「お前には分からないよ。ざまあみろ」と意味を込めて。 ……遠くでほむらや皆の声がする。 いらん心配をかけてしまった――よう――だな―― そうして、貴女はこの世界からかき消えた。 『日常』という名の、楽園を残して。 547 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 02:08:45.40 ID:FEuIVWLAO ――――エピローグ『暁美ほむらの日常』 ほむら「じゃ、今日の部活はお終い」 私が本を閉じるのが、部活終了の合図。 眼鏡は、かけていない。視力は魔法で何とかなっているから。 マミやまどか、さやかは先に帰り、私は戸締まりをしてから帰途に着く。 一人で帰るのを、寂しいとは思わない。 だって私には、彼女がいたもの。 ほむら「……いい風」 見滝原は聖域と化した。 この街にいる限り、魔法少女のソウルジェムは濁る事が無い。 魔女も現れず、魔法少女が少女に戻る事が出来た。 だからか知らないが、最近見滝原に越してくる魔法少女が増えている。 伊吹は、街を出た。 何でも、見滝原の話を色んな魔法少女に伝える為だとか、自分の仕事は最前線の魔法少女のサポートだとか。 杏子は、私たちと同じように学校に通うようになった。 それが『日常』だからなのか、手続きやらなんやらは随分上手くいった。 織莉子は、見滝原中学に転校してきた。 今ではキリカと合わせてすっかり学校のアイドルになってしまった。 マミが悔しがっているのをたまに見かける。やれやれね。 マミは仕事が無くなって、ぐうたらしているわ。 最近の趣味は漫画を書く事。 この間見せてもらったら、登場人物がことある事にジョジョ立ちしていたわ。訴えられるわよ。 ゆまも小学校に通いだした。 織莉子と二人で、しっかり支え合って生活しているようね。 まどかとさやか、仁美はいつも通り。 強いて言えば、そこに私が入った事くらいで。 ひよりとあのおデブは……いや、もう太っていないわね。 随分ラブラブカップルになっていたわ。 ちょっと羨ましい。 そう、日常に溢れていた。 ――でも、素質の無い者は、誰も彼女の事を覚えていなかった。 557 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 02:19:02.79 ID:FEuIVWLAO 今日は何となく、放課後の街を一人で歩いていた。 市街地は賑やかで、そこら中に美目麗しい少女がいた。 新聞で『美少女の街、見滝原!』なんて取り上げられるのだから大概ね。 まあ、そんな街なのに犯罪率は低いのだけれど。暴漢? 返り討ちよ。 オープンカフェにも沢山の魔法少女がいた。 ちょっと自分も休んでいこうか…… こういう場所だと、否応にも会話が耳に入る。 少しくらい聞き耳を立てても、バチは当たらないでしょう。 「よし、この街に別荘を立てます!」 「うえぇ、マジなんだな?」 「流石海香さまさま……スケールが違うね」 「これで、報われるな……」 「よかった……」 どうやらまた新人さんのようね。 キョン、貴女の創った場所は、こんなにも素晴らしいわよ。 ほむら「……なのに、何で」 ……何で、一番居て欲しい人が居ないのよ……! 562 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 02:23:12.18 ID:FEuIVWLAO ほむら「……いい朝」 私は、いつもの通学路を歩く。 何も変わらない、日常がある通学路。 でも、そんな日々はすぐに飽きてしまうわ。 毎日が変わるから、楽しいのよ。 貴女の居ない私の、時間は止まってしまった。 自然と、足は彼女の家に向かった。 迎えに行く人物もいないのに、この癖だけは治らない。 でも、その日は違った。 563 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 02:30:33.12 ID:FEuIVWLAO その家の玄関から、見覚えのある少女が飛び出してきた。 長めの髪の毛を後ろで結んでポニーテールにしている、見た目普通の少女が。 その少女は私の方を見ないまま、向こうへと走っていった。 ほむら「――ま、待って!」 私は必死に走って追いかけるが、少女は知らない間に消え去っていた。 だから私は、彼女の家の呼び鈴を鳴らした。 母「あらほむらちゃん、こんな朝早くにどうしたの?」 この家から少女が飛び出してきた事を伝えると、お母さんは何かうんうんと納得している。 母「あの子、たまに朝の食卓に座っているのよ」 母「知らない子なんだけどねぇ……いつも朝ごはん作っちゃうのよね」 母「喋ってくれないんだけど、喜んでくれてるのは分かるのよ」 母「ほむらちゃん、何か知ってる?」 私は、「知らない」と答える事しか出来なかった。 彼女は、今も何処かにいるのだろうか。 566 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 02:42:34.37 ID:FEuIVWLAO ――――見滝原地下大霊脈、空洞 キョン「…………」 エクスカリバー「おや、帰ってきたのかね。朝から外出とは、全く躾がなっとらんな」 キョン「…………」 エクスカリバー「帰れとはご挨拶だな。これだから若造は困るのだ」 キョン「…………」 エクスカリバー「せっかくの同類であろう。歓迎をするべきだ」 エクスカリバー「実に3年振りの邂逅だというのに、気の効かない奴だな君は」 キョン「…………!」 エクスカリバー「何で来たか? 何、ダンジョンの水先案内人だよ」 キョン「…………?」 エクスカリバー「君は、君が思うより大事にされていたようだな」 轟音がして、一人の魔法少女が貴女の目の前の壁をぶち破って現れた。 すらりとした長身に、艶やかな髪をポニーテールにしている。 スタイル抜群の魔法少女だった。 キョン「……?」 「何やってるのよ。雑用の仕事はまだ終わってないんだから」 貴女はその姿、その言葉に『絶句』し――いつも通りに口を開いた。 「全く、やれやれだ。世話の焼ける部長様だぜ」 574 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 02:50:26.42 ID:FEuIVWLAO ※【魔法少女まどか☆マギカクロス】をクリアしました! ※クリア特典を獲得しました! ※【キョン】が次回よりランダム出現します ※【神名あすみ】が次回より本格参戦します ※オリジナル、童話の魔法少女【アリス】が次回よりランダム出現します ※因果対象キャラクター【巴マミ】につき、プレイヤーとして使用可能になりました ※【レッドソウルシステム】解放されました 587 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 02:57:41.70 ID:FEuIVWLAO ※【レッドソウル】とは? ※原作で言う所の、ギタリスト恭介のような、因果の激しい介入による変化の魔法少女版です ※因果の集中により、キャラクターに変化がおきるのは今までと変わりませんが、見た目の変化はありません。 ※ただし内面の、ある点に強い負のベクトルが作用します ※周回によって、通常の因果集中かレッドソウルになるかはランダムです ※レッドソウル化した魔法少女は各自の信念に従って負の行動を繰り返します。 ※もしレッドソウルだと予測したならば、始末するのが適当でしょう。 598 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 03:06:04.12 ID:FEuIVWLAO ※【レッドソウル】解放により、新ルート解放 【魔法少女まどか☆マギカレッドソウル】 主人公は解放済みの全キャラクター。 自分以外のキャラクター全てがレッドソウル化しています。非魔法少女も例外ではありません 610 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga sage] 投稿日:2012/10/11(木) 03:13:20.12 ID:FEuIVWLAO マギカレッドソウルは、真の意味で見滝原が魔境になる。 知久さんも真ユウリも立花さんも、杏子ゆまやスライス秋山までレッドソウルとか>>1の癒し皆無。 612 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 03:15:15.11 ID:ThdwYsOA0 QBは!? QBもアレな感じになるの!? &color(red){マギカレッドソウルならキュゥべえや伊吹も対象になります。} &color(red){……本気の営業が始まるな。} 614 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga sage] 投稿日:2012/10/11(木) 03:17:46.86 ID:FEuIVWLAO あと例のキュベなんとかからキャラクター輸入しようかと思ったけど止めました。 夏見も作者に断り入れるの出来ないんで無理です。 後、戦闘の移動ターンの画面見やすくしようと思ってます。 何か要望はありますか? 615 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 03:19:18.92 ID:6j0zzr9AO [9/25] あすなろでの仕様は変えるのか? 自動減少無しにするとかブースト半分とか &color(red){あすなろの魔方陣のお陰でキュゥべえが見えなくなるんでしたよね。} &color(red){更にソウルジェムが濁ってないように見えるとか。実際濁ってるのに。} &color(red){こんな認識で間違いない?} QB認識不可+GSの使い方を忘れる、だな QBから聞かないと使い方知らないからって事だから他に誰かから聞いてたらわからないが 濁り云々はちょっと違う JBが浄化を行なった場合浄化した「ように」見えるってだけでJBに浄化してもらわなかったらちゃんとジェムの濁りは見える &color(red){あすなろ全域に渡ってキュゥべえ関連の記憶が消えるのか……} &color(red){キュゥべえから教わった知識の消失、召喚不可、ジュゥべえを利用した場合のソウルジェム残量のステルス化} &color(red){かなぁ。キツすぎくない?} 622 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 03:23:01.64 ID:GvaLbBCHo ほむらもRS汚染されてるから一般人を巻き込む事を全く躊躇しないんだろうな。 &color(red){原作のメガほむ→ほむらは割りとレッドソウル。} 636 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 03:42:42.96 ID:6j0zzr9AO 少なくとも見滝原と同じ仕様だといつかのキョンみたいに寝たらそのまま魔女化って可能性がGS持ってても発生するぐらいにはきつい だからブースト半分とか自動減少無しとか魔方陣効果に追加すればいいかなと &color(red){そもそもあの魔方陣何の為に張ってるんだっけ?} この街で二度と魔法少女の契約をさせないため QBの存在そのものを消すことにした 具体的な方法は、あすなろ市全体にQBを認識しない魔法をかけた それと同時にQBに関する全記憶をJBに置き換えた その魔法を使った聖団もQBを忘れる。魔法を使ったことすらも含めて &color(red){把握。ちょっと考えます} 659 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 07:23:33.71 ID:pMWraBLNo 癒しを求めてもいいと思うんだ 難易度減少のボーナスはありませんか 難易度は今でも低い部類に入るかと。(迫真) しかし最初あれだけ不評だった子をここまで来らせられて、自分は満足です。 662 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga sage] 投稿日:2012/10/11(木) 08:55:04.49 ID:FEuIVWLAO そしてスルーされるアリス。 680 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga sage] 投稿日:2012/10/11(木) 14:19:54.21 ID:FEuIVWLAO 狂人とか言うけど、そんな事ないよ。 キョン「何やってるんだ?」 まどか「編み物してるんだ。パパが欲しがってたから」 キョン「ファミレス行くか?」 さやか「お、いいねー」 キョン「パトロール行きましょうよ」 マミ「よーし、良いとこ見せちゃうわよ」 キョン「よ、良い天気だな」 ほむら「……そうね」 キョン「食うか?」 杏子「お、サンキュ」 誰がレッドソウルか分かる? このレベルで潜伏させる予定。 686 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 14:52:25.31 ID:LM30s70AO 俺はほむほむが気になったが疑い始めたら全員RSな気がしてきた 690 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 15:15:14.73 ID:aTqyYVOk0 まさか全員とか言わないよな? 698 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga sage] 投稿日:2012/10/11(木) 17:48:16.66 ID:FEuIVWLAO  >>686  >>690 グレイト 749 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga sage] 投稿日:2012/10/11(木) 23:23:35.23 ID:FEuIVWLAO 皆レッドソウルビビりすぎですって。 プレイヤーが気付かなければ平穏に過ごせますからね? 知らない方が良いこともあるんですよ。好奇心は猫をダイですしね 次[[【暁美ほむらの】-【日常】24 -2]]
1 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/08(月) 00:28:05.12 ID:M/9sIkeAO 「やぁ、よく来たね」 「このスレはコンマスレだ。運命は君たちの手に委ねられている」 「君たちがどんな物語を描くのか……非常に興味深いね」 「さぁ、解き放ってご覧。ソレが君の――運命だ」 12 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/08(月) 00:41:50.32 ID:M/9sIkeAO 見滝原 【自宅】 【市街地】キリカ 【学校】上条 【通学路】中沢 【離れ小島】 【コンサートホール】ひより、デブ 【織莉子邸】織莉子、ゆま、伊吹 【ほむら宅】ほむら 【ファミレス】まどか 【マミ宅】マミ 【仁美邸】仁美 【カフェ】さやか 【廃教会】杏子 風見野 【礼拝堂】 あすなろ 【とあるビル】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >15 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/08(月) 00:43:21.44 ID:yi5WNp1so >1 ファミレス 26 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/08(月) 00:59:56.47 ID:M/9sIkeAO ――――ファミレス、昼 昼食時で賑わいを見せる店内、貴女は鹿目まどかと向かいで座っていた。 何気無しに誘って、何となく二人で世間話を交わす。 ……なんと言うか、彼女も変わった。 前はもっといじけていた……と言うか、自信が無かった様な雰囲気だったが。 キョン「そういえば、エクスカリバーは?」 まどか「まだ帰ってこないよ……やっぱり、風見野に帰ったんじゃないかな?」 あの鬱陶しい事この上ない聖剣は、あの後フラッと居なくなってしまった。 最後の言葉は、 「君たちはもう我輩を必要としないだろう。さらばだ、勇ましき者たちよ」 と、まどかに言ったらしい。 アイツが居なくなったせいで、またキュゥべえの勧誘が始まってしまったようだが――彼女はもう契約したりはしない。 彼女はもう、彼女自身を知ったから。 まどか「……で、キョンちゃんは何が悩み?」 ……お見通しらしい。 全く、いつからそんなにしっかりした奴になったのやら。 ほむらの件は部員全ての共有情報だ。 皆も手をこまねいていながら、その反面で仕方ないとも思っている。 キョン「……アタシは、何をすればいいんだろう」 まどか「……キョンちゃんが」 彼女は一息、溜めて。 まどか「キョンちゃんが助けてきた子たちが、きっと力になってくれるよ。私もそう……きっと皆に聞けば、いい案が浮かぶよ」 キョン「そうかもな……」 キョン「ありがとう、鹿目。まずは魔法少女とは関係ない奴らから話を聞いていくよ」 彼女は、ふわりと浮かぶような笑みで、貴女を送り出した。 29 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/08(月) 01:01:02.63 ID:M/9sIkeAO 見滝原 【自宅】 【市街地】キリカ 【学校】上条 【通学路】中沢 【離れ小島】 【コンサートホール】ひより、デブ 【織莉子邸】織莉子、ゆま、伊吹 【ほむら宅】ほむら 【ファミレス】まどか 【マミ宅】マミ 【仁美邸】仁美 【カフェ】さやか 【廃教会】杏子 風見野 【礼拝堂】 あすなろ 【とあるビル】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >32 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[sage] 投稿日:2012/10/08(月) 01:01:49.58 ID:6Eea2s+fo >1おりこ亭 48 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/08(月) 01:19:41.26 ID:M/9sIkeAO ――――織莉子邸、夜 織莉子「お茶ですよ」 礼を言って、カップに口を付ける。 相変わらず、美味かった。 織莉子「行き詰まった時は、これに限りますわ」 ゆま「うん、落ち着くんだよ」 貴女の膝の上で、ゆまが小さな身体を預けていた。 貴女はカップを置き、おもむろにゆまに抱き着きもたれ掛かった。 溜め息が出てしまう。 ゆま「おつかれ?」 キョン「おつかれ。主に心労だ」 ゆま「新婦はだれ?」 キョン「そりゃ新郎だ」 思えば、ゆまとこうして接するのも奇妙な縁からだ。 なかなかどうして、運命と言うものは分からない。 織莉子「そうだ、占ってあげましょうか?」 織莉子は戸棚から箱を出して、テーブルの上で中身を広げた。 裏向きに広がっているのは、タロットカード。 織莉子「暁美さんを助けたい……その気持ちは確かに分かります」 織莉子「私に出来るのは、こんな事だけですが……それでも、貴女に道を示せるのなら」 キョン「……占いは信じない質なんだが、たまにはいいかもな」 貴女はカードを引いた。 1、右のカード 2、中央のカード 3、左のカード ↓3 >51 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage] 投稿日:2012/10/08(月) 01:20:44.57 ID:qFT/dm5fo >2 55 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/08(月) 01:30:28.69 ID:M/9sIkeAO グレイト。だって『キョンから見て直感的に真ん中』のカードが当たりだからね。 貴女が引いたカードは【隠者】の正位置。 何故だか、妙な親近感を感じた。 織莉子「隠者の正位置……意味は【経験則】【高尚な助言】【精神】【慎慮】【思いやり】」 織莉子「そして【単独行動】……」 様は自分の足を動かして、何とかしろと言っているのだろう。 キョン「はは、確かに当たっているな……サンキュ、何だかやる気が出てきたぜ」 織莉子「貴女を、応援していますわ」 ゆま「ゆまもだよ!」 キョン「ありがとうな」 貴女は織莉子邸を後にした。 伊吹は最近魔法具の実験で忙しく、【暫く時間が経たないと】部屋に入らせてもらえないらしい。 今日は帰る事にして、すっかり落ちた日の帳を貴女は駆けていった。 103 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 01:11:16.11 ID:qLLyxUMAO ――――日は待たない。 余りにほむらの調子が悪いので、暫く部活を中止する事にした。 不平不満を惜しげ無く垂れ流す彼女をたしなめるのは、なかなかに酷だ。 もう余り、残された時間は少ないのかもしれない…… 見滝原 【自宅】 【市街地】キリカ 【学校】上条 【通学路】中沢 【離れ小島】 【コンサートホール】ひより、デブ 【織莉子邸】織莉子、ゆま、伊吹 【ほむら宅】ほむら 【ファミレス】まどか 【マミ宅】マミ 【仁美邸】仁美 【カフェ】さやか 【廃教会】杏子 風見野 【礼拝堂】 あすなろ 【とあるビル】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >106 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/09(火) 01:12:10.01 ID:6XlnaSwdo >1通学路 110 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 01:23:00.44 ID:qLLyxUMAO ――――昼、通学路 焼けた地面が熱を照り返す。 茹だる様な暑さの中で、貴女は友人と出会った。 中沢「……ん? キョンじゃねぇか」 夏に入ってからは余り顔を見ていなかった。 何だか目新しい物を見たような気分になる。 木陰に座り込んで話し始める。 人通りは無いので、人目を気にしない。 中沢「今日は暁美さんと一緒じゃないんだな」 キョン「まぁな……部活もしばらく休みにした」 中沢「病気だって? 大変だよな」 いっそ病気であるならば、どれほど良かっただろうか。 生きてくれるだけで、いいのにな。 キョン「……我ながら、無茶をやってるなぁ」 中沢「無茶?」 キョン「無茶を通したい時は、どうすりゃいいのかねぇ……」 心の底からの意見に、中沢は機微を読み取り真剣に思考する。 彼が答えた答はなかなかに応えた。 中沢「ルールを変えるのが一番手っ取り早いんじゃあないか?」 111 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 01:23:31.26 ID:qLLyxUMAO 見滝原 【自宅】 【市街地】キリカ 【学校】上条 【通学路】中沢 【離れ小島】 【コンサートホール】ひより、デブ 【織莉子邸】織莉子、ゆま、伊吹 【ほむら宅】ほむら 【ファミレス】まどか 【マミ宅】マミ 【仁美邸】仁美 【カフェ】さやか 【廃教会】杏子 風見野 【礼拝堂】 あすなろ 【とあるビル】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >114 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/09(火) 01:24:47.98 ID:6XlnaSwdo >1仁美邸】 115 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 01:34:59.50 ID:qLLyxUMAO ――――仁美邸、昼 仁美「キョンさんをお招きするのは、久しぶりですね」 テラスに据えられた小さなテーブル。 その上に置かれた皿の中から、貴女はクッキーを一枚摘まんでほうばる。 紅茶と一緒に流し込む。 味はあんまり分からなかった。 仁美「……どういたしましたの? お加減がよろしくない様子ですが……」 キョン「……ちょっと、やらなきゃいけない事があるんだが……それが上手くいかなくてな」 仁美「……そういう時は、逆に考えてみるのがよろしいかと。煮詰まった考えは堂々巡りにしかなりませんわ」 キョン「そうかねぇ……」 今食べたクッキーは、少し甘かった。 116 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 01:35:26.06 ID:qLLyxUMAO 見滝原 【自宅】 【市街地】キリカ 【学校】上条 【通学路】中沢 【離れ小島】 【コンサートホール】ひより、デブ 【織莉子邸】織莉子、ゆま、伊吹 【ほむら宅】ほむら 【ファミレス】まどか 【マミ宅】マミ 【仁美邸】仁美 【カフェ】さやか 【廃教会】杏子 風見野 【礼拝堂】 あすなろ 【とあるビル】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >119 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/09(火) 01:37:27.95 ID:6XlnaSwdo >1 学校 126 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 08:16:55.51 ID:qLLyxUMAO ――――またある日、学校、昼 キョン「熱心だな」 上条「まぁね」 部の備品を取りに来た際に、えらく達者なバイオリンの音を聴いた。 案の定、音楽室には上条がいた。 キョン「腕の調子はどうだ?」 上条「悪くない。むしろ良いくらいさ」 彼は目の前で左腕を自在に動かしてみせる。 上条「丁度休憩にしようと思ってたんだ。どうだい、飲み物でも奢らせてくれないか?」 キョン「お、気が利くな」 無人の購買に向かい、自販機に金を食わせて缶を吐き出させる。 適当なベンチに座って、炭酸飲料が身体を内部から冷やした。 蝉の鳴き声が喧しい。 キョン「……上条さ」 上条「ん?」 キョン「入院してた時ってどんな気分だった?」 上条「……正直言うとさ」 上条「死にたくなるよ。特に僕なんかは、今まで出来た事が出来なくなったんだ」 上条「喪失感でいっぱいになるのさ。気が滅入る……外出もしないから、ずっとそれさ」 上条「……正確に言えば、今なら別に死んだっていいや、って感じになるのかな」 上条「あんなに緩やかに希望を奪っていく場所も、なかなか無いと思うよ」 ……彼の意見を、ほむらと重ねてしまう。 確かに正しく、ほむらは『生きる』ということに無欲になってしまっているのだ。 上条「ただね……やっぱり後から思うのさ。『生きてて良かった』って」 キョン「……そりゃそうだろうな」 そうで無くては困るのだ。 127 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 08:17:53.36 ID:qLLyxUMAO 見滝原 【自宅】 【市街地】キリカ 【学校】上条 【通学路】中沢 【離れ小島】 【コンサートホール】ひより、デブ 【織莉子邸】織莉子、ゆま、伊吹 【ほむら宅】ほむら 【ファミレス】まどか 【マミ宅】マミ 【仁美邸】仁美 【カフェ】さやか 【廃教会】杏子 風見野 【礼拝堂】 あすなろ 【とあるビル】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >130 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage] 投稿日:2012/10/09(火) 08:40:03.94 ID:CLMgglUXo >連投しちゃまずいかな。この時間帯だと人いなそうだし・・・。 132 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 09:12:25.93 ID:qLLyxUMAO ――――コンサートホール前、夜 夜の街を歩いていく。 日常が溢れかえっていて、それが酷く鬱陶しかった。 一番日常に生きてほしい奴が、非日常に殺されそうになっている。 それが堪らなく悔しかった。 「――さん」 考え事ばかり、だから貴女は呼び掛ける声にも気付かない。 ひより「キョンさん?」 キョン「――ひより? どうしてこんな所に?」 ひよりと、相変わらず太っちょの友人が貴女を迎えた。 いや、良く見ると前より少し痩せている。 ひより「……どうしたんですか? 何だか顔色が悪いですよ?」 デブ「そうなんだな。いつものキョンちゃんらしくないんだな」 デブ「ポテチ食うんだな?」 貴女は無言で一枚掴み取り、薄っぺらいポテチチップスを頬張った。 キョン「……旨いな」 デブ「なんだな」 ひよりが察したのか、貴女に耳打ちした。 ひより「もしかして……暁美さんの件?」 貴女は首肯する。 喋る気力が、もう余り無かった。 ……随分と時間を無駄にしている。彼女の砂時計は既に空っぽだというのに。 ひより「大丈夫ですよ……きっとキョンさんなら何とかできます」 ひより「だって、魔法が使えるんですから。ね?」 ひより「魔法は人を幸せにする……そうでしょう?」 ……確かにそうだ。そうであって欲しいと切に願う。 ……魔法、か。 133 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 09:13:03.45 ID:qLLyxUMAO 見滝原 【自宅】 【市街地】キリカ 【学校】上条 【通学路】中沢 【離れ小島】 【コンサートホール】ひより、デブ 【織莉子邸】織莉子、ゆま、伊吹 【ほむら宅】ほむら 【ファミレス】まどか 【マミ宅】マミ 【仁美邸】仁美 【カフェ】さやか 【廃教会】杏子 風見野 【礼拝堂】 あすなろ 【とあるビル】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >136 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/09(火) 09:17:36.10 ID:6XlnaSwdo >1しがいち 137 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 09:28:37.52 ID:qLLyxUMAO ――――市街地、夜 コンビニで何か買って帰ろうと思い、自動ドアを潜る。 と、人にぶつかりそうになって慌てて貴女は避けた。 キリカ「ごめんなさ――恩人?」 とりあえず、おでんを二人分買うことにした。 夜の公園で、中学生が大根を食べる。と字面にすればシュール極まりないと思う。 キリカ「どうしたの。何だか元気ないけど……せっかく、あのお化け倒したのに」 お化け倒して終わりなら、こんなに楽な話は無いと心底思う。 キリカ「……何だか、何かに迷っているみたいだね。そういう時は、スパッと決めた方がいいよ」 キリカ「私も、お陰で織莉子と仲良くなれた。あれから、ちょくちょく会ってるんだ」 彼女は照れながら、嬉しそうにはしゃいでいる…… 決める……か。 そうだな……確かにそうだ。 ※スキルランクアップ 【平穏】EX(100/100) 全ステータス0 ↓ 【平穏】SP(100/100) 全ステータス0 自分以外のありとあらゆる魔法無効 138 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 09:30:47.81 ID:qLLyxUMAO キリカと別れて、帰途に着いた。 ふと、路地裏から違和感を感じ、立ち止まる。 ――魔女の結界が広がっていく。 キョン「今は機嫌が悪いんだ。失せろ」 魔女は結界ごと消滅した。 139 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 09:31:13.54 ID:qLLyxUMAO 見滝原 【自宅】 【市街地】キリカ 【学校】上条 【通学路】中沢 【離れ小島】 【コンサートホール】ひより、デブ 【織莉子邸】織莉子、ゆま、伊吹 【ほむら宅】ほむら 【ファミレス】まどか 【マミ宅】マミ 【仁美邸】仁美 【カフェ】さやか 【廃教会】杏子 風見野 【礼拝堂】 あすなろ 【とあるビル】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >142 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/09(火) 09:33:16.78 ID:6XlnaSwdo >1【カフェ】 143 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 10:01:29.23 ID:qLLyxUMAO ――――カフェ、昼 さやか「誰か契約すればいいんじゃない?」 手刀を叩き込んだ。 さやか「いったぁ……でも、解決策無いんでしょ、魔法しか」 ……しかし彼女の言う事も事実だった。 実際、グリーフシードだけでは限界が来ている。 彼女はカフェオレを飲んでいる。 その間だけは静かなものだ。 さやか「でもね、アタシ。奇跡も、魔法も、あってほしいと思うよ」 さやか「だって、その方が救い、あるじゃん?」 ……全くだ。 しかし、考えれば考えるほど、同じ所を堂々巡りしているようだ…… ……自分は、何かを見落としてないだろうか。 誰か……自分の思いもよらない相談者がいないだろうか。 144 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 10:02:25.76 ID:qLLyxUMAO 見滝原 【自宅】 【市街地】キリカ 【学校】上条 【通学路】中沢 【離れ小島】 【コンサートホール】ひより、デブ 【織莉子邸】織莉子、ゆま、伊吹 【ほむら宅】ほむら 【ファミレス】まどか 【マミ宅】マミ 【仁美邸】仁美 【カフェ】さやか 【廃教会】杏子 風見野 【礼拝堂】 あすなろ 【とあるビル】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >147 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/09(火) 10:07:35.49 ID:6XlnaSwdo >1離れ小島 170 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 15:38:01.75 ID:qLLyxUMAO ――――海岸、昼 不思議な場所にヒントがあるかもしれないと思ってやってきたが、海が邪魔で渡れない。 貴女はトン、と足を鳴らした。 途端に割れていくソレ。 海底の道は真っ直ぐ島まで続いていた。 キョン「……何なのかねぇ」 あの夜から、魔力が溢れかえっている。 満足に基礎魔法も出来なかったとは、到底思えなかった。 ――――離れ小島 例の場所に変わりは無かった。 強いて言えば、ガラクタのあった場所に少女が眠っている事だろうか。 自由安価 ↓3 >173 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/09(火) 15:39:31.98 ID:6XlnaSwdo >ナノブレを置いてみて、ほむらが危険だと言ってみる 175 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 16:13:34.12 ID:qLLyxUMAO ※ナノブレードを返しました。 少女は目覚めない。 ――大樹がうっすら輝いているような錯覚に、貴女は目を擦る。 代わり映えの無い、木とガラクタがそこにあった。 ※貴女は認められました。 176 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 16:14:01.75 ID:qLLyxUMAO 見滝原 【自宅】 【市街地】キリカ 【学校】上条 【通学路】中沢 【離れ小島】 【コンサートホール】ひより、デブ 【織莉子邸】織莉子、ゆま、伊吹 【ほむら宅】ほむら 【ファミレス】まどか 【マミ宅】マミ 【仁美邸】仁美 【カフェ】さやか 【廃教会】杏子 風見野 【礼拝堂】 あすなろ 【とあるビル】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >179 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/09(火) 16:15:38.42 ID:6XlnaSwdo >2 QB呼ぶ 182 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 16:17:53.31 ID:qLLyxUMAO ――――公園、夜 QB「何だい? ここの所は、君の方から呼ぶなんて事無かったじゃないか」 1、スキルを操作する 2、話をする ↓3 >185 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/09(火) 16:18:20.01 ID:6XlnaSwdo >2 199 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/09(火) 23:54:20.75 ID:qLLyxUMAO QB「話がしたい? これまた随分珍しい……」 QB「どうかしたのかい?」 1、気分が晴れない 2、ほむらの件だ 3、勧誘は上手くいってるか? ↓3 >202 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage] 投稿日:2012/10/09(火) 23:58:20.84 ID:VtPtIcrn0 >2 204 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 00:07:20.66 ID:iHT+h5hAO QB「暁美ほむらの件? 何か問題でもあったのかい?」 目の前の白い獣は、図々しくもそう言った。 こういう奴だと分かっていても、腹は立つ。 だが、怒る気力も怒鳴る体力も無かった。 キョン「……ほむらのソウルジェムが、そろそろヤバい」 QB「そうだろうね。直に魔女になるだろう」 ダメで元々、嘘は付かない。 聞いてみるだけ、聞いてみた。 キョン「……ほむらが恒久的に魔女にならない方法はあるか?」 QB「その言い方だと、グリーフシードを使い続ける……と言う方法はダメなんだね?」 キョン「ああ、ダメだ。安定しないし、それで持たなくなってきているからこそだ」 インキュベーターは珍しく考えるような仕草をする。 普段は見せないソレだ。 上手く言葉を噛み砕いて真実を覆い隠そうとしているのだろう。 が、インキュベーターは諦めた様に貴女を見つめて言った。 QB「ならキミが死ねばいい」 210 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 00:20:30.31 ID:iHT+h5hAO ――――自室、深夜 ベッドに寝転んで、真っ暗な天井を見ていた。 眠る以外に何もしたくないのに、目は冴えてばかりで。 キョン「…………」 ―――― どういう事だ。 QB「つまり、暁美ほむらに人としての『日常』が訪れれば良いんだろう?」 QB「ソレを得意とする魔法少女が一人、要るじゃないか」 ――まさか、アタシの事か? バカを言うな。アタシにそんな力があるわけ―― QB「それは本当かい?」 QB「いや、言葉が違うね……それは、真実かい?」 ………… QB「ワルプルギスの夜を越えた後のキミの力の上昇は異常だ」 QB「恐らく、何らかの力、因果を何かから引き寄せたんだ」 QB「ボクはそれを、暁美ほむらから……と見ているんだがね」 ……だがそれでどうしろってんだ。 魔法で何とかなるならどうにかしてるし、そもそもその魔法のコントロール方法が分かりゃ苦労してないんだよ。 QB「何、簡単だ。しかもキミは、更に多くの魔法少女を救う事だって可能だ」 ……何だと? QB「見滝原中に結界を張るんだ。そしてソコをキミの魔力――キミの性質で覆い尽くせばいい」 QB「きっとソウルジェムの濁りとも、魔女との飽くなき戦闘とも解放される――魔法少女の理想の世界が創られるだろう」 QB「見滝原は、聖域と化すんだ」 だ、だが……そんな魔法、アタシは使えないぞ。 QB「何を言っているんだ。『性質』を『内包』した『結界』を創るのは、どんな魔法少女にだってできるんだ」 QB「魔女になればね」 214 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 00:25:32.15 ID:iHT+h5hAO ―――― 夜がとても長く感じる。 解決策としては、まぁ悪くない。 犠牲は自分だけで済むのだから、これほどまでに効率的な事はないだろう。 見滝原を薄く覆い、亡霊の様にさ迷い続けるだけ。 ……だけど。 ……だけど。 1、魔女になる決意をする 2、結界を創る方法を考える ↓3 >217 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/10(水) 00:26:24.17 ID:T1qyqIMco >2 222 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 00:29:51.13 ID:iHT+h5hAO 要はその、結界ってのを創ればいいんだろ…… まだ道は別れている。 アタシは、やれる事を全部やるまで死なんぞ……! 目を閉じると、あっと言う間に眠りに落ちた。 見滝原 【自宅】 【市街地】キリカ 【学校】上条 【通学路】中沢 【離れ小島】 【コンサートホール】ひより、デブ 【織莉子邸】織莉子、ゆま、伊吹 【ほむら宅】ほむら 【ファミレス】まどか 【マミ宅】マミ 【仁美邸】仁美 【カフェ】さやか 【廃教会】杏子 風見野 【礼拝堂】 あすなろ 【とあるビル】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >225 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/10(水) 00:31:24.31 ID:T1qyqIMco >2 伊吹に念話して今から会えるか聞いてみる 227 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 00:33:22.27 ID:iHT+h5hAO 繋がらない。 見滝原 【自宅】 【市街地】キリカ 【学校】上条 【通学路】中沢 【離れ小島】 【コンサートホール】ひより、デブ 【織莉子邸】織莉子、ゆま、伊吹 【ほむら宅】ほむら 【ファミレス】まどか 【マミ宅】マミ 【仁美邸】仁美 【カフェ】さやか 【廃教会】杏子 風見野 【礼拝堂】 あすなろ 【とあるビル】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >230 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/10(水) 00:34:24.02 ID:VzX6aHtB0 >1 >廃教会 234 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 00:41:11.49 ID:iHT+h5hAO ――――廃教会、夕方 杏子「結界の張り方だぁ?」 簡単な算数の問題を大人に質問した時の様な顔で、彼女は呆れを露にした。 杏子「んなの初歩の初歩だろ。魔力を練って壁をイメージして……はいできた」 菱形で覆われた小さな空間がそこにあった。 だが、もっと大きくなければならない。 杏子「大きい? うーん……そうなると魔力増幅の必要があるからね」 杏子「そういうのはマミが得意だろ」 杏子「……しかし、急にどうした?」 1、キュゥべえの話を伝える 2、心配させてはいけない。 ↓3 >237 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/10(水) 00:41:52.06 ID:T1qyqIMco >1 239 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 00:45:19.77 ID:iHT+h5hAO キョン「実は……」 杏子「……オイ、まさかお前」 彼女は貴女の胸ぐらを掴む。 その目は真剣だった。 キョン「そんなつもりは無い。だからこそ、今こうして方法を探しているんだ」 杏子「……悪いな」 彼女はゆっくりと手を離した。 だが、と念を押しながら。 杏子「変な気、起こすんじゃねぇぞ」 分かっている、とだけ言って――貴女はその場を後にした。 見滝原 【自宅】 【市街地】キリカ 【学校】上条 【通学路】中沢 【離れ小島】 【コンサートホール】ひより、デブ 【織莉子邸】織莉子、ゆま、伊吹 【ほむら宅】ほむら 【ファミレス】まどか 【マミ宅】マミ 【仁美邸】仁美 【カフェ】さやか 【廃教会】杏子 風見野 【礼拝堂】 あすなろ 【とあるビル】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >242 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/10(水) 00:46:11.49 ID:T1qyqIMco >1マミ宅 245 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 00:50:55.57 ID:iHT+h5hAO ――――マミ宅、夜 マミ「魔力増幅?」 マミ「簡単よ」 マミは得意気な顔で貴女に答えた。 夜に友達が家に来るなど滅多にないので、少しはしゃいでいるのもあるかもしれないが。 小一時間程レクチャーを受け、我流ながら何とかコツを掴む。 マミ「一応基礎だからね。佐倉さんは普段省エネで戦ってるから不得意なのかもしれないわね」 マミ「でも、急にどうしたの?」 1、キュゥべえの話を伝える 2、心配をかける訳にはいかない ↓3 >248 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/10(水) 00:51:25.99 ID:T1qyqIMco >1 260 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 01:04:09.18 ID:iHT+h5hAO マミ「……実はね、今キュゥべえは家にいるの。お風呂に入っているわ」 さっきから聞こえるシャワーの音はそれだったのか、と合点する。 先輩はゴキゴキと骨を鳴らしながら、にこやかにキュゥべえを呼んだ。 QB「いいお湯だった……何だいマミ――って、キミか」 マミ「正直に言うのよキュゥべえ。貴女、この子に魔女になってもらいたいだけでしょう」 マミ「――返答次第によっては無駄無駄よ」 キュゥべえが固まる。 ……あ、再起動した。 QB「善意以外の何物でもないよ」 マミ「そう」 先輩がシャドーボクシングを始めた……室内なのに風切り音が凄い。 QB「ちゃ、ちゃんと正直に言ったじゃないか!」 マミ「そんな……ウマい話が……あると思うのか……! お前のような奴に……ッ!」 QB「ひ、ひぃぃ」 シャドーボクシングのまま、先輩はキュゥべえを削り取った。 マミ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!」 マミ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァァァ!!!」 マミ「無駄無駄無駄無駄無駄、無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!無駄無駄無駄無駄無駄」 マミ「WRYYYYYYYYYY!!」 マミ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!」 マミ「無駄ァァァ!!」 QB「ヤッダァバァァァァァァ!!?」 ……燃えるゴミは? マミ「月、水、金!」 吹っ飛んだキュゥべえはゴミ箱にダンクされた。南無。 見滝原 【自宅】 【市街地】キリカ 【学校】上条 【通学路】中沢 【離れ小島】 【コンサートホール】ひより、デブ 【織莉子邸】織莉子、ゆま、伊吹 【ほむら宅】ほむら 【ファミレス】まどか 【マミ宅】マミ 【仁美邸】仁美 【カフェ】さやか 【廃教会】杏子 風見野 【礼拝堂】 あすなろ 【とあるビル】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >263 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage] 投稿日:2012/10/10(水) 01:06:45.50 ID:2W5sM4YUo >2 伊吹に念話して今から会えるか聞いてみる 266 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 01:07:50.40 ID:iHT+h5hAO 伊吹『んー。野暮用終わったからいいよー』 見滝原 【自宅】 【市街地】キリカ 【学校】上条 【通学路】中沢 【離れ小島】 【コンサートホール】ひより、デブ 【織莉子邸】織莉子、ゆま、伊吹 【ほむら宅】ほむら 【ファミレス】まどか 【マミ宅】マミ 【仁美邸】仁美 【カフェ】さやか 【廃教会】杏子 風見野 【礼拝堂】 あすなろ 【とあるビル】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >269 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/10(水) 01:08:26.22 ID:T1qyqIMco >1おりこ邸 271 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 01:12:31.47 ID:iHT+h5hAO ――――伊吹私室、夜 織莉子に断って中に入れてもらい、彼女の部屋に向かう。 伊吹はベッドで寝息を立てていた。 揺すって起こす。 伊吹「ふわぁ……ゴメン、寝てた」 ※伊吹は魔女化を知りません 1、店を利用する 2、「↓3」 ↓3 >275 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage] 投稿日:2012/10/10(水) 01:14:24.18 ID:2W5sM4YUo >1 とりあえずワル破片の鑑定を 279 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 01:24:06.86 ID:iHT+h5hAO 伊吹「これは凄い……出来ればアイツと戦う前に欲しかったね」 【無力】黄金の歯車×1 ダメージ5倍【武器】 ダメージ半減【防具】 伊吹「他に何か用かな?」 ↓3 >282 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/10(水) 01:25:49.36 ID:T1qyqIMco >2アタシの魔法の結界を増幅してこの街に張りたいんだが可能か? > 可能なら方法を教えてほしい。 285 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 01:40:09.68 ID:iHT+h5hAO 伊吹「街全体を包むの?」 そうだ。 伊吹「……ならいっそのこと、結界に拘らないのはどうかな?」 ……と言うと? 伊吹「霊脈を作れば良いんだよ。魔力が流れてくる場所を、見滝原全域にすればいいんだ」 ……なるほど。 見滝原全体を霊峰みたいにするのか。 伊吹「うん。で、魔力は?」 魔力? 伊吹「魔力は魔力だよ。流し込む魔力が必要でしょ?」 アタシの魔力じゃ無理か? 伊吹「む、無理に決まってんじゃん!? 一気に魔力流れ出て一瞬で蒸発しちゃうよ!」 ……でも、アタシの魔力は循環し続けるんだろ? 伊吹「ま、まぁ……実際、あの聖剣の結界も一種の霊脈だし」 作り方を教えてくれ。 伊吹「……変な気起こさないでよ。まずはアタシがダンジョンを作ってたみたいに――」 ※『結界』『魔力増幅』『霊脈』の知識が揃いました。 ※実行すれば、魔女化すら起きないようです。 288 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 01:43:13.06 ID:iHT+h5hAO 霊脈を作り、ソレを使って見滝原全体に『日常』の魔法を使用し続ける。 しかし、ソレを決行すれば……自分は消滅してしまうかもしれない。 ……未練があるなら、行っておこうか。 見滝原 【自宅】 【市街地】キリカ 【学校】上条 【通学路】中沢 【離れ小島】 【コンサートホール】ひより、デブ 【織莉子邸】織莉子、ゆま、伊吹 【ほむら宅】ほむら 【ファミレス】まどか 【マミ宅】マミ 【仁美邸】仁美 【カフェ】さやか 【廃教会】杏子 風見野 【礼拝堂】 あすなろ 【とあるビル】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >291 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/10(水) 01:44:47.18 ID:T1qyqIMco >1ほむら宅 293 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 01:47:59.79 ID:iHT+h5hAO ――――ほむら宅、夜 呼び鈴を鳴らすと、扉が勝手に開いた。 ほむらが、嬉しげにドアを開けている。 ほむら「良く来たわね」 中に上がって、二人で茶を飲みながら世間話。 ほむらは、小さく笑っていた。 自由安価↓3 >296 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/10(水) 01:50:34.79 ID:T1qyqIMco >結界について話す 298 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 01:55:35.62 ID:iHT+h5hAO どう切り出したものか…… ほむら「……? どうしたの、キョン。そんな難しい顔付きをして」 キョン「……↓3」 >301 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/10(水) 02:00:42.74 ID:T1qyqIMco >部長、アンタは鹿目のためにずっと闘って、目的を達したんだよな。 >今度はアタシにアンタのために尽くさせてくれないか。 >うまくいけば、アンタはもうしばらくは日常を過ごせる。 302 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 02:09:51.10 ID:iHT+h5hAO ほむら「へぇ……もしそれが本当なら、素敵ね」 ほむら「でも良いのよ、気を使わなくて……もうずっと、覚悟はしてたもの」 彼女は必死に笑ってみせる。 無理矢理なのがバレバレだ。 キョン「本当だ。アタシの魔法なら、きっと――」 キョン「このままじゃ駄目なんだ。皆いつかは魔女になっちまう……ソレを、止めなきゃならないんだ」 キョン「じゃないと、何にも変わらない――!」 ほむら「キョン……?」 キョン「アタシは――」 1、やるよ。 2、やっぱり、できない。 ↓3 >305 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/10(水) 02:10:43.75 ID:T1qyqIMco >1 308 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 02:11:34.57 ID:iHT+h5hAO 貴女は、覚悟を決めた。 328 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/10(水) 23:55:21.39 ID:iHT+h5hAO ――――ほんの僅かなモラトリアム 見滝原 【自宅】 【見滝原】 風見野 【礼拝堂】 あすなろ 【とあるビル】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >331 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/10(水) 23:56:30.98 ID:GFSFZZoLo >1とあるびる 335 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:02:28.79 ID:FEuIVWLAO ――誘われるままに。 ――――あすなろ、とあるビル、夜 キョン「何でこんな所に来ちまったのかねぇ……」 返事をする者は居ない。 ――だが、ただならぬ雰囲気は、在った。 視界が暗転する。 目を開けると、魔法少女が一人居て。 黒い翼を――マントを靡かせ、立っている。 1、引き返す 2、留まる ↓3 >338 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:03:17.58 ID:Ir2YDOFx0 >2 343 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:06:16.55 ID:FEuIVWLAO ――少女は有無を言わせず襲いかかってきた。 ※戦闘開始 ※互いに使用出来るグリーフシードは1つです 直後、開幕距離判定 >344 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 00:06:38.05 ID:MrJ+vUIgo >戦闘か 351 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:12:00.17 ID:FEuIVWLAO 【info】 壱、死神 |壱| |近|キョン キョン 近±0、中±0、遠-0 ※【平穏】SPにより一部敵スキル無効! 移動しますか? ↓3 >354 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 00:12:34.34 ID:8UeRLA+lo >一段前進 358 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:14:32.49 ID:FEuIVWLAO 死神「…………」 敵も一気に接近してきた――肉薄する! 【info】 壱、死神 |壱| |長|キョン キョン 近±0、中±0、遠-0 ※臨機応変発動 移動しますか? ↓3 >361 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方)[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 00:17:37.78 ID:GTdQQ7jAO >しない 362 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:19:10.02 ID:FEuIVWLAO 【info】 壱、死神 |壱| |近|キョン キョン 近±0、中±0、遠-0 ソウルジェム 6/6/20 1、攻撃【補正-0】 2、防御【チャージ±0、ブレイクダメージ3】 3、回避【俊敏-0】 4、魔法【発動可能魔法A】 5、撤退【補正合計-2】 6、待機 7、看破 ↓3 >365 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 00:20:51.14 ID:8UeRLA+lo >1 368 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:24:08.89 ID:FEuIVWLAO 判定4 +(筋力-0、近距離±0) -(耐久-0、覚悟+0、近距離+0) →4 【Bad!!】 貴女が振り抜いた拳は、彼女に難なく躱されてしまう。 直後、死神攻撃判定 【Boost!】 >369 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 00:24:18.19 ID:bq9B6qRno >1 375 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:26:52.65 ID:FEuIVWLAO 判定9 +(筋力+0、覚悟+0、近距離+0) -(耐久-0、近距離±0) →9 ブースト×2 →18 【Critical!!】 3ダメージ! キョン「か、はっ」 痛烈な蹴りが貴女の身体を宙に浮かせる。 直後【祈りの弓】判定 >376 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 00:27:01.42 ID:bq9B6qRno >1 380 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:31:22.23 ID:FEuIVWLAO 彼女が追撃とばかりに放った弓は、貴女に当たる寸前で消滅した。 ※超近ダメージを打ち消しました。 ※次から敵に対応されます 死神「……!」 キョン「そうそう当たって溜まるか!」 ※自動減少 ※貴女は減少しません 382 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:32:31.69 ID:FEuIVWLAO 【info】 壱、死神 |壱| |超|キョン キョン 近±0、中±0、遠-0 移動しますか? ↓3 >385 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 00:33:16.29 ID:8UeRLA+lo >一段前進 387 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:34:38.61 ID:FEuIVWLAO 依然付かず離れず……あくまでも【逃がす】気はないようだ。 【info】 壱、死神 |壱| |超|キョン キョン 近±0、中±0、遠-0 臨機応変 ↓3 >390 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 00:37:31.87 ID:GvaLbBCHo >待機 > >かずみはステゴロ勝負をお望みか 391 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:38:17.71 ID:FEuIVWLAO 【info】 壱、死神 |壱| |超|キョン キョン 近±0、中±0、遠-0 ソウルジェム 3/6/20 1、攻撃【補正-0】 2、防御【チャージ±0、ブレイクダメージ3】 3、回避【俊敏-0】 4、魔法【発動可能魔法A】 5、撤退【補正合計-2】 6、待機 7、看破 ↓3 >394 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 00:38:48.62 ID:8UeRLA+lo >1 399 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:40:45.08 ID:FEuIVWLAO 判定2 +(筋力-0、近距離±0) -(耐久-0、覚悟+0、近距離+0) →2 【Bad!】 貴女の拳は、彼女にあっさり止められる。 キョン「ヤバ――!」 直後死神攻撃判定 【Boost!】 >400 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 00:41:00.10 ID:MrJ+vUIgo >ふぁんぶれ 404 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:44:22.74 ID:FEuIVWLAO 判定0 +(筋力+0、覚悟+0、近距離+0) -(耐久-0、近距離±0) →10 ブースト →20 【Critical!!】 1+1 クリティカル×3 →6ダメージ!! 貴女のジェムは、真っ直ぐに杖で貫かれる。 死神「……」 直後、ソウルジェムクリティカル判定 幸運+0 【死神】EX、-5 >405 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 00:44:32.45 ID:bq9B6qRno >1 409 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:46:11.63 ID:FEuIVWLAO キョン「く、あ……!」 貴女のソウルジェムは、粉々に砕け散った。 ※戦闘終了 415 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:48:54.31 ID:FEuIVWLAO ――――とあるビル、夜 キョン「――!?」 ……夢、だったのか? ソウルジェムは……無事だ。 この場所は一体…… ……まだ気配がする。 1、もう一度目を閉じる 2、引き返す ↓3 >418 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 00:49:14.89 ID:GvaLbBCHo >2 428 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:51:38.18 ID:FEuIVWLAO あんなのとは何度やったって勝てる気しない……引き返そう。 ――風が強いな。 突風に思わず目を閉じる―― 432 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:55:13.34 ID:FEuIVWLAO ―――― ここは……? またアイツか、勘弁してくれ…… 今度はさっさと帰るとしよう。もう絶対に目は閉じんからな。 ……ん、アイツじゃあない? ?「…………」 こちらに向かって笑いかけてくるのは、自分より少し年上くらいの女性だった。 何だか派手な服装をしている……心なしか、何処かであったような……? 1、引き返す 2、留まる 3、自由安価 ↓3 >435 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 00:56:15.49 ID:8UeRLA+lo >3 どこかであったこと無いか聞いてみる 438 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 00:57:34.50 ID:FEuIVWLAO 首を横に振った……面識は無いらしい。 1、引き返す 2、留まる 3、自由安価(あと一回) ↓3 >441 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 00:58:06.97 ID:8UeRLA+lo >2 443 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 01:01:34.60 ID:FEuIVWLAO ?「おいで……」 白いドレスが輝き、その桃色の髪が魔力を受けて優雅にたなびく――! ※戦闘です ※スキル【此岸】により、貴女の全スキル無効 直後、開幕距離判定 >444 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 01:02:03.02 ID:bq9B6qRno >1 448 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 01:03:34.82 ID:FEuIVWLAO 【info】 壱、理 |壱| |遠|キョン キョン 近±0、中±0、遠-1 移動しますか? ↓3 >451 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 01:04:06.27 ID:8UeRLA+lo >いちだんぜんしん 459 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 01:06:31.59 ID:FEuIVWLAO ――速い! 距離を詰める事も出来ない…… 【info】 壱、理 |壱| |遠|キョン キョン 近±0、中±0、遠-1 ※臨機応変無効 ソウルジェム 6/6/20 1、攻撃【補正-8】 2、防御【チャージ±0、ブレイクダメージ1】 3、回避【俊敏-1】 4、魔法【発動可能魔法A】 5、撤退【補正合計+2】 6、待機 7、看破 ↓3 >462 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 01:07:00.85 ID:8UeRLA+lo >7 466 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 01:10:54.45 ID:FEuIVWLAO お……アイツ、グリーフシードは持ってないぞ! 【キャラ】理 【契約】済 【ライフ】300/300 【ブーストポイント】5 【グリーフシード】0 【絶望耐性】+9 【ステータス】 筋力+7、耐久+6、俊敏+8 魔力+9、幸運+7、心理+3 【距離補正】 近距離+2、中距離+3、遠距離+4 【得意距離】遠距離 【苦手距離】近距離 【中距離属性】魔力 【移動力】高速 【回復属性】治癒 直後【フィニトラ・フレティア】判定 >467 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 01:11:04.64 ID:bq9B6qRno >1 475 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 01:15:27.12 ID:FEuIVWLAO 判定4+3 +(魔力+9、戦うべき敵-5、、遠距離+4) -(魔力-6、遠距離-1) →22 【Critical!!】 3×15 →45ダメージ! 女性が放った矢が、天から雨の様に貴女に降り注ぐ。 ――貴女は、力尽きた。 ※戦闘終了 486 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 01:19:04.44 ID:FEuIVWLAO ――――とあるビル、夜 キョン「ぶはぁっ!?」 夢か! 夢だよな!? ……良かった。あんな悪夢は二度とゴメンだ。 ※通常ストーリー中に勝てば、何かレアな物をを得られるようです。 もう気配は無い……か? 1、立ち去る 2、自由安価 ↓3 >489 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 01:19:28.58 ID:8UeRLA+lo >1 499 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 01:21:47.91 ID:FEuIVWLAO ?「クリア前に来てねー」 ……何かえらくフレンドリーな空耳が聞こえた、様な気がした。 見滝原 【自宅】 【見滝原】 1、移動する 2、自由安価 ↓3 >502 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 01:22:30.26 ID:8UeRLA+lo >1自宅 508 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 01:25:33.18 ID:FEuIVWLAO ――――自室、夜 ……眠れない。 それもそうだ……やったら死ぬかもしれないんだから。 それでも…… 511 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 01:30:07.40 ID:FEuIVWLAO [27/56] ――――朝 妹「キョンちゃん、おっきろー!」 妹のボディプレスで目を覚ます。 相も変わらず威力が凄い。眠気なんかノックアウトされてしまった。 ……アタシは、妹が乗ったままのベッドを見る。 妹「……どしたの?」 キョン「↓3」 >514 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 01:31:30.03 ID:hb+nPoKOo [3/7] >黙って妹を抱きしめる+なんでもない、おはよう 517 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 01:36:26.68 ID:FEuIVWLAO 脈絡無く妹に抱き着いた。 妹「き、近親良くない……」 ……アホか。 なんでもない、欧米式おはようございます、だ。 妹「びっくりするよ。いきなりじゃ」 はは、そうだな。 一階に降りて、母の作った朝食を食べる。 いつもと変わらず、美味かった。 キョン「母さん」 母「なに?」 キョン「もう年なんだから、色々気を付けろよ」 母「あら失礼。まだ35ですよーだ」 キョン「十分おばちゃんだよ」 母「はいはい……気を付けますよ」 うん。それなら、良いんだ。 これでいい…… 【見滝原】 1、移動する ↓3 >520 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 01:37:23.95 ID:8UeRLA+lo >1みたきはら 523 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 01:47:34.10 ID:FEuIVWLAO 見滝原の大体中央に、ちょっとした空き地があった。 ソコの真ん中に貴女はしゃがみこみ、霊脈を作るための下準備をしている。 そこに観客が一人。 QB「始めるのかい?」 キョン「あぁ。何しに来た?」 QB「いや何、キミが消滅する瞬間を見届けようと思ってね。キミが居なくなれば、ようやく契約も楽になる」 キョン「けっ、そうかい」 最後まで忌々しい奴だ。 ……だけど、一番ブレない奴でもあったな。 下準備が完了した。 貴女はその小さな霊脈に、結界を広げる感覚で魔力を流し込む。 ――途端に、激しい疲労に襲われた。 キョン「なるほど……!」 献血の気分が一番しっくりくる。 自分の身体から命を取り出している感覚。 それが絶えず起こっているような感じだ。 キョン「……そりゃ、出血多量じゃ死ぬわな」 貴女は絶えず、魔力を流し続ける――! しばらくの時間をそうしていた。 だが、まだ完成しない……これ以上やれば、アタシは―― 1、やっぱり止める 2、それでも、日常の為に ↓3 >526 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 01:48:38.76 ID:8UeRLA+lo >2 529 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 01:53:28.28 ID:FEuIVWLAO 貴女の魔力が――全て、吸い付くされて。 ――そして、貴女は。 QB「……もう空っぽじゃないか、キミ」 キョン「…………」 QB「話す事も出来ないのか……どうしてそんな身体になってまで、こんな事をするのか理解に苦しむね」 貴女は最後に残った力で、中指を立ててみせつける。 「お前には分からないよ。ざまあみろ」と意味を込めて。 ……遠くでほむらや皆の声がする。 いらん心配をかけてしまった――よう――だな―― そうして、貴女はこの世界からかき消えた。 『日常』という名の、楽園を残して。 547 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 02:08:45.40 ID:FEuIVWLAO ――――エピローグ『暁美ほむらの日常』 ほむら「じゃ、今日の部活はお終い」 私が本を閉じるのが、部活終了の合図。 眼鏡は、かけていない。視力は魔法で何とかなっているから。 マミやまどか、さやかは先に帰り、私は戸締まりをしてから帰途に着く。 一人で帰るのを、寂しいとは思わない。 だって私には、彼女がいたもの。 ほむら「……いい風」 見滝原は聖域と化した。 この街にいる限り、魔法少女のソウルジェムは濁る事が無い。 魔女も現れず、魔法少女が少女に戻る事が出来た。 だからか知らないが、最近見滝原に越してくる魔法少女が増えている。 伊吹は、街を出た。 何でも、見滝原の話を色んな魔法少女に伝える為だとか、自分の仕事は最前線の魔法少女のサポートだとか。 杏子は、私たちと同じように学校に通うようになった。 それが『日常』だからなのか、手続きやらなんやらは随分上手くいった。 織莉子は、見滝原中学に転校してきた。 今ではキリカと合わせてすっかり学校のアイドルになってしまった。 マミが悔しがっているのをたまに見かける。やれやれね。 マミは仕事が無くなって、ぐうたらしているわ。 最近の趣味は漫画を書く事。 この間見せてもらったら、登場人物がことある事にジョジョ立ちしていたわ。訴えられるわよ。 ゆまも小学校に通いだした。 織莉子と二人で、しっかり支え合って生活しているようね。 まどかとさやか、仁美はいつも通り。 強いて言えば、そこに私が入った事くらいで。 ひよりとあのおデブは……いや、もう太っていないわね。 随分ラブラブカップルになっていたわ。 ちょっと羨ましい。 そう、日常に溢れていた。 ――でも、素質の無い者は、誰も彼女の事を覚えていなかった。 557 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 02:19:02.79 ID:FEuIVWLAO 今日は何となく、放課後の街を一人で歩いていた。 市街地は賑やかで、そこら中に美目麗しい少女がいた。 新聞で『美少女の街、見滝原!』なんて取り上げられるのだから大概ね。 まあ、そんな街なのに犯罪率は低いのだけれど。暴漢? 返り討ちよ。 オープンカフェにも沢山の魔法少女がいた。 ちょっと自分も休んでいこうか…… こういう場所だと、否応にも会話が耳に入る。 少しくらい聞き耳を立てても、バチは当たらないでしょう。 「よし、この街に別荘を立てます!」 「うえぇ、マジなんだな?」 「流石海香さまさま……スケールが違うね」 「これで、報われるな……」 「よかった……」 どうやらまた新人さんのようね。 キョン、貴女の創った場所は、こんなにも素晴らしいわよ。 ほむら「……なのに、何で」 ……何で、一番居て欲しい人が居ないのよ……! 562 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 02:23:12.18 ID:FEuIVWLAO ほむら「……いい朝」 私は、いつもの通学路を歩く。 何も変わらない、日常がある通学路。 でも、そんな日々はすぐに飽きてしまうわ。 毎日が変わるから、楽しいのよ。 貴女の居ない私の、時間は止まってしまった。 自然と、足は彼女の家に向かった。 迎えに行く人物もいないのに、この癖だけは治らない。 でも、その日は違った。 563 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 02:30:33.12 ID:FEuIVWLAO その家の玄関から、見覚えのある少女が飛び出してきた。 長めの髪の毛を後ろで結んでポニーテールにしている、見た目普通の少女が。 その少女は私の方を見ないまま、向こうへと走っていった。 ほむら「――ま、待って!」 私は必死に走って追いかけるが、少女は知らない間に消え去っていた。 だから私は、彼女の家の呼び鈴を鳴らした。 母「あらほむらちゃん、こんな朝早くにどうしたの?」 この家から少女が飛び出してきた事を伝えると、お母さんは何かうんうんと納得している。 母「あの子、たまに朝の食卓に座っているのよ」 母「知らない子なんだけどねぇ……いつも朝ごはん作っちゃうのよね」 母「喋ってくれないんだけど、喜んでくれてるのは分かるのよ」 母「ほむらちゃん、何か知ってる?」 私は、「知らない」と答える事しか出来なかった。 彼女は、今も何処かにいるのだろうか。 566 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 02:42:34.37 ID:FEuIVWLAO ――――見滝原地下大霊脈、空洞 キョン「…………」 エクスカリバー「おや、帰ってきたのかね。朝から外出とは、全く躾がなっとらんな」 キョン「…………」 エクスカリバー「帰れとはご挨拶だな。これだから若造は困るのだ」 キョン「…………」 エクスカリバー「せっかくの同類であろう。歓迎をするべきだ」 エクスカリバー「実に3年振りの邂逅だというのに、気の効かない奴だな君は」 キョン「…………!」 エクスカリバー「何で来たか? 何、ダンジョンの水先案内人だよ」 キョン「…………?」 エクスカリバー「君は、君が思うより大事にされていたようだな」 轟音がして、一人の魔法少女が貴女の目の前の壁をぶち破って現れた。 すらりとした長身に、艶やかな髪をポニーテールにしている。 スタイル抜群の魔法少女だった。 キョン「……?」 「何やってるのよ。雑用の仕事はまだ終わってないんだから」 貴女はその姿、その言葉に『絶句』し――いつも通りに口を開いた。 「全く、やれやれだ。世話の焼ける部長様だぜ」 574 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 02:50:26.42 ID:FEuIVWLAO ※【魔法少女まどか☆マギカクロス】をクリアしました! ※クリア特典を獲得しました! ※【キョン】が次回よりランダム出現します ※【神名あすみ】が次回より本格参戦します ※オリジナル、童話の魔法少女【アリス】が次回よりランダム出現します ※因果対象キャラクター【巴マミ】につき、プレイヤーとして使用可能になりました ※【レッドソウルシステム】解放されました 587 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 02:57:41.70 ID:FEuIVWLAO ※【レッドソウル】とは? ※原作で言う所の、ギタリスト恭介のような、因果の激しい介入による変化の魔法少女版です ※因果の集中により、キャラクターに変化がおきるのは今までと変わりませんが、見た目の変化はありません。 ※ただし内面の、ある点に強い負のベクトルが作用します ※周回によって、通常の因果集中かレッドソウルになるかはランダムです ※レッドソウル化した魔法少女は各自の信念に従って負の行動を繰り返します。 ※もしレッドソウルだと予測したならば、始末するのが適当でしょう。 598 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga] 投稿日:2012/10/11(木) 03:06:04.12 ID:FEuIVWLAO ※【レッドソウル】解放により、新ルート解放 【魔法少女まどか☆マギカレッドソウル】 主人公は解放済みの全キャラクター。 自分以外のキャラクター全てがレッドソウル化しています。非魔法少女も例外ではありません 610 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga sage] 投稿日:2012/10/11(木) 03:13:20.12 ID:FEuIVWLAO マギカレッドソウルは、真の意味で見滝原が魔境になる。 知久さんも真ユウリも立花さんも、杏子ゆまやスライス秋山までレッドソウルとか>>1の癒し皆無。 612 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 03:15:15.11 ID:ThdwYsOA0 QBは!? QBもアレな感じになるの!? &color(red){マギカレッドソウルならキュゥべえや伊吹も対象になります。} &color(red){……本気の営業が始まるな。} 614 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga sage] 投稿日:2012/10/11(木) 03:17:46.86 ID:FEuIVWLAO あと例のキュベなんとかからキャラクター輸入しようかと思ったけど止めました。 夏見も作者に断り入れるの出来ないんで無理です。 後、戦闘の移動ターンの画面見やすくしようと思ってます。 何か要望はありますか? 615 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 03:19:18.92 ID:6j0zzr9AO [9/25] あすなろでの仕様は変えるのか? 自動減少無しにするとかブースト半分とか &color(red){あすなろの魔方陣のお陰でキュゥべえが見えなくなるんでしたよね。} &color(red){更にソウルジェムが濁ってないように見えるとか。実際濁ってるのに。} &color(red){こんな認識で間違いない?} QB認識不可+GSの使い方を忘れる、だな QBから聞かないと使い方知らないからって事だから他に誰かから聞いてたらわからないが 濁り云々はちょっと違う JBが浄化を行なった場合浄化した「ように」見えるってだけでJBに浄化してもらわなかったらちゃんとジェムの濁りは見える &color(red){あすなろ全域に渡ってキュゥべえ関連の記憶が消えるのか……} &color(red){キュゥべえから教わった知識の消失、召喚不可、ジュゥべえを利用した場合のソウルジェム残量のステルス化} &color(red){かなぁ。キツすぎくない?} 622 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 03:23:01.64 ID:GvaLbBCHo ほむらもRS汚染されてるから一般人を巻き込む事を全く躊躇しないんだろうな。 &color(red){原作のメガほむ→ほむらは割りとレッドソウル。} 636 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 03:42:42.96 ID:6j0zzr9AO 少なくとも見滝原と同じ仕様だといつかのキョンみたいに寝たらそのまま魔女化って可能性がGS持ってても発生するぐらいにはきつい だからブースト半分とか自動減少無しとか魔方陣効果に追加すればいいかなと &color(red){そもそもあの魔方陣何の為に張ってるんだっけ?} この街で二度と魔法少女の契約をさせないため QBの存在そのものを消すことにした 具体的な方法は、あすなろ市全体にQBを認識しない魔法をかけた それと同時にQBに関する全記憶をJBに置き換えた その魔法を使った聖団もQBを忘れる。魔法を使ったことすらも含めて &color(red){把握。ちょっと考えます} 659 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 07:23:33.71 ID:pMWraBLNo 癒しを求めてもいいと思うんだ 難易度減少のボーナスはありませんか 難易度は今でも低い部類に入るかと。(迫真) しかし最初あれだけ不評だった子をここまで来らせられて、自分は満足です。 662 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga sage] 投稿日:2012/10/11(木) 08:55:04.49 ID:FEuIVWLAO そしてスルーされるアリス。 680 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga sage] 投稿日:2012/10/11(木) 14:19:54.21 ID:FEuIVWLAO 狂人とか言うけど、そんな事ないよ。 キョン「何やってるんだ?」 まどか「編み物してるんだ。パパが欲しがってたから」 キョン「ファミレス行くか?」 さやか「お、いいねー」 キョン「パトロール行きましょうよ」 マミ「よーし、良いとこ見せちゃうわよ」 キョン「よ、良い天気だな」 ほむら「……そうね」 キョン「食うか?」 杏子「お、サンキュ」 誰がレッドソウルか分かる? このレベルで潜伏させる予定。 686 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 14:52:25.31 ID:LM30s70AO 俺はほむほむが気になったが疑い始めたら全員RSな気がしてきた 690 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/10/11(木) 15:15:14.73 ID:aTqyYVOk0 まさか全員とか言わないよな? 698 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga sage] 投稿日:2012/10/11(木) 17:48:16.66 ID:FEuIVWLAO  >>686  >>690 グレイト 749 名前:1 ◆wu8VE5paJA[saga sage] 投稿日:2012/10/11(木) 23:23:35.23 ID:FEuIVWLAO 皆レッドソウルビビりすぎですって。 プレイヤーが気付かなければ平穏に過ごせますからね? 知らない方が良いこともあるんですよ。好奇心は猫をダイですしね 次[[【暁美ほむらの】-【日常】24 -2]]

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