まずどのカテゴリで申し込むか決めよう

Japan Expoでは3つ(厳密には4つですが1つはプロと同じ括りとされているため)の
カテゴリがあります。
そのうちのどれで申し込むかを決めましょう。

  • PRO(プロ) Booth
 
 
 企業での参加(各種プロモーション、販売等)
 自社で製造した商品の販売、メーカーが販売を行う場合はこちら!
 ついでに「同人で一儲け」って人もこちらで申し込んでください。
 (但し同人でPRO Boothに参加する方、二次創作は不可です)

 なお、PRO Boothの派生で、
 他社製造の商品を販売する場合は「Boutique(ブティック) Booth」があります。
 「二次創作同人で一儲けしてやる!」って同人サークルさんはこちらをどうぞ。
 但し二次創作で商業販売する場合は、
 『大元の権利者の方からの正式な商業販売の許可』が必要です。
 「黙っていればバレない」は通用しません。

  • Creator(クリエータ) Booth
 
 (準備前の写真しか撮って居ませんでした。申し訳ない)
 非営利団体・個人が対象。
 個人的な創作で、商業化されていない作品の販売・プロモーションが可能です。
 販売価格の上限はありません。
 ブースの雰囲気は『展示会のブース』と考えて良いでしょう。
 (自分の作品以外を委託販売することもできますが
  委託物は販売点数は10点までで、個々の販売価格の上限は12ユーロ
  という制限があります)

  • Amateur(アマチュア) Booth
 
 
 非営利団体・個人が対象。
 個人的な創作で、商業化されていない作品の販売・プロモーションが可能です。
 ブースの雰囲気は『ほぼ日本の同人誌即売会と同じ』と考えて良いでしょう。
 但し『販売点数は10点までで、
 個々の販売価格の上限は12ユーロ』という制限があります。

当Wikiではこのカテゴリの中から
「Amateur Booth」
の参加方法について説明していきます。


※ ここでの販売点数とは「陳列する作品の部数・本数」の事ではなく
  「陳列する作品の《種類》の数」の事です。
  例えば陳列物が
   ・音楽CD 10枚
   ・作品Aの二次創作同人誌その1 10部
   ・作品Aの二次創作同人誌その2 10部
   ・作品AのキャラZのステッカー 10枚
   ・作品AのキャラXのステッカー 10枚
  上記の場合、販売点数は50点ではなく『販売点数は5点』とカウントされます。
  種類の多いグッズを頒布するサークルさんは特に注意が必要です。


どうやって申し込むの?

Japan Expoに申し込む方法は大きく分けて2つあります。

・申込代行の業者の方にお願いする

 Japan Expoでは申込みの代行を行ってくれる企業があります。
 更には「申込み、航空券・ホテルの取得全てやります」という企業もあります。
 そういった企業に依頼するのが一番楽です。
 但しPro Booth優先の企業が多いことと、若干費用がかかるのが玉に瑕です。
 ジャパンエキスポ(日本語版)のページでオフィシャルパートナー企業を
 紹介していますのでそちらをご覧ください。

・自力で申し込む

 多少手間ではありますが、自力で申し込めます。
 Japan Expoを主催するSEFA社では日本語が堪能なスタッフの方もいらっしゃいます。
 ただ、これはあくまでWiki管理者の私見ですが
 日本語堪能なスタッフさんが少ないせいか、日本語での問い合わせは
 多少時間がかかります。
 英語でのやりとりが非常にスピーディですので、自力申し込みの際は
 「申込書は日本語か英語、SEFAとのやり取りは英語」
 をお勧めします。

 また、申込みの際に気を付けて欲しいのは
  • 海外送金
  • 申し込んだ内容とSEFAからの確認が食い違っている事がある
 という事です。
 Japan Expoでは申込み費用のPayPal支払やクレジット決済が出来ません
 『必ず指定の銀行口座に、指定額を振り込まなければならない』
 という手間があります。
 口座間の海外送金は銀行・ゆうちょ等がありますが、気を付けなければならないのは
 「送金手数料」
 例えばゆうちょ銀行の場合、口座間海外送金に手数料が¥2,500が必要ですが、
 銀行口座あて送金の場合、
 『3.8ユーロの仲介手数料が送金金額から差し引かれます』
 ゆうちょで口座間送金を行う場合、SEFAから提示された金額に3.8ユーロを
 加算した額を送金せねばなりません。
 (Wiki管理者はそれを見逃していたため、二度送金する羽目になりました。)

 またSEFAの指定口座に入金が確認された後、申込み確認のメールが届きます
 (送金処理を行った際は、必ずSEFAの担当者に「送金しました」の連絡忘れずに!
  大体送金から4~6営業日で指定口座に届きます。
  送金して2週間程度後にSEFAから入金確認が届きます)

 後述しますがポスター印刷、電源使用、テーブルクロスのレンタル等
 申し込み時にオプションを選択できるのですが、内容が間違っている場合があります。
 確認を忘れずに!


自力での申し込み方法を教えて

1.請求
 まず、JapanExpoの公式サイトで出展申込の請求を行ってください。
 「ハイちょっと待った!」
 じゃあ早速登録しようという方、まずは落ち着きましょう。
 請求の受付が始まるのは大抵年が明けてからです。
 特に日本語版の場合は、フランス語版・英語版に比べて翻訳の都合で
 時間がかかりますので、多少遅くなります。
 まずは公式サイトでその年の登録募集を行っているかご確認ください。

2.検討
 SEFAからJapanExpoの詳細が書かれた(ガイド)PDFファイルと、
 申込書となるExcelファイルが送付されてきます。
 
 上の画像は2012年版のアマチュアブース用日本語ガイドの表紙

 中を読んでいくと基本ルールやオプション、そして規約等が書かれています。
 基本ルールの内容の概要は(2012年版)
 ・アマチュアブースは非営利ブースであり作品の販売価格の上限は12ユーロで、
  開催中にこの原則が遵守されているかどうか主催者により見回りが行われる。
 ・1出展につき、ブースを2つまで申し込むことが可能。
 ・ブースの申し込み手続きは書類到着順、早い者勝ち。
 ・申込書類に不備がなく、料金総額が支払われた時点で、申込が確定する。
 ・ブース料金の支払い方法は銀行振込のみ。振込手数料は出展希望者負担。
 ・ブース配置は期日(2012年版の場合3月16日)までに申込が完了した
  出展者に対し、その時点のブースの空き状況に応じて決定される。
 というものです。

 参考までにJapanExpo2012での申込期間テーブルは

 上図の通り。
 多少のズレはあるものの、毎年大体この通りとのことです。


  • 基本費用
アマチュアブースの場合、150ユーロ(2012年版)
 内訳は
  ・登録料
  ・各種手数料
  ・椅子1個
  ・出展者用チケット1人分
 です。
 「ちょっと高いな…」と思われる方、ご安心を!
 JapanExpoの申込では面白いルールが存在し
 「申し込みが早ければ早いほど割引率が高くなる」
 というものがあります。JapanExpo2012の場合
  ・2012年3月31日まで申し込んだ場合
   87%割引 19ユーロ50セント
  ・2012年4月1日~4月30日までに申し込んだ場合
   80%割引 30ユーロ
 と、かなりお得です。
 (ちなみに2013年は2013年3月10日まで申し込んだ場合85%割引、4月30日までなら75%割引)

ブース申し込み

更に1ブースあたり99ユーロ必要です(2012年版)
 JapanExpoは日本の即売会と違い、
  ・登録(Registration)
  ・ブース(Booth)
 と、別々に申し込まねばなりません。
 つまり「登録にはブースの料金が含まれていないので、別途申し込まねばならない」のです
 上図のようにブースのパーテーションの形状も選択が出来ます。
 ブースの申し込みで。
  ・テーブル1個(W180cm×D75cm×H75cm)
  ・椅子1個
  ・出展者用チケット1人分
 も追加されます。
 ちなみにパーテーション無しブースで申し込む際は70ユーロです)

またブース申込みの際に60ユーロで任意保険に入ることが出来ます。
 対象は機材、什器、出展物
 期間は搬入時~期間中~搬出時
 任意ですが、個人的には入っていたほうが良いかと思います。

 参考までに「87%割申込、パーテーション付、任意保険付」ですと
  19.50+99+60=178.50
  VAT(消費税:19.6%)=34.99   合計:213.49ユーロ
 という価格です。(JapanExpo2012の場合)

これでパーテーション、机1個、椅子2個のブース
そして出展者チケット2人分が確保できます。
一見高そうに見えますが、4日間のスペース代ですからね。


  • オプション費用
(オプション費用はJapanExpo2012の場合です)
 ブースへの追加什器やレンタル品等のオプションを請求することができます。

什器レンタル
 追加のテーブルおよび追加椅子が請求出来ます。
  ・追加テーブル :25ユーロ
  ・追加椅子   :7ユーロ

電源
 220V(フランス国内は220V・50Hzです)、3Kw、12Aの電源を請求できます。
 各ブースの後ろにジェネレータが置かれ、そこから電力が供給されます。
 
blankimgプラグインエラー:ご指定のファイルがありません。アップロード済みのファイルを指定してください。

 写真の真ん中のケーブルが延びる白い箱がジェネレータ
 隣に居るのがスペイン人の河城にとりコスw
  ・ジェネレータをまるまる独占 :380ユーロ
  ・近隣ブースと2分の1シェア :190ユーロ
  ・近隣ブースと3分の1シェア :126.67ユーロ
  ・近隣ブースと4分の1シェア :95ユーロ
 元々フランスの電気代はヨーロッパの中でも安い方なんですけど、高め設定です。
 電源利用で気を付けて欲しいのは、
  ・ジェネレータの故障が多い(お国柄?)
  ・日本とプラグの形が違う(C型かSE型のジョイントを使いましょう)
  ・電圧が220V(よく電化製品から火を吹かせる日本人が居ます)
 ゲームや音楽の展示をされる方は必須となるかもしれません。

不燃性テーブルクロス
 テーブルクロスを敷く場合、日本と大きく違う点があります。それは…
 「テーブルクロスは不燃性でなければいけない」
 という点です。ガイドの規約にも
 『ブース及び人の立ち入る場所で使用されるテーブルクロス等の全ての布製品は、
  不燃性のものでなければならない。』
 とあります。主催側の火を使った抜き打ちチェックが行われる場合もありますので
 「どうせバレない」は通用しません。
 日本で不燃布は手に入りにくいので、
 (カーテン布を扱っている店で手に入る場合があります)
 オプションで購入が可能です。
  ・1mあたり15ユーロ
 前日・および当日にExhibitors Deskで受け取ることができます。

ポスター
 パーテーションに貼ることができるポスターをオプションで注文可能です。
 指定日までにJPEGデータを送付して印刷してもらいます。
 サイズは160cm×90cm
  ・通常品質印刷 :16ユーロ
  ・高品質印刷   :20ユーロ
 前日・および当日にExhibitors Deskで受け取ることができます。

追加チケット
 上の説明のとおり、出展者は出展用チケットが貰えます。
 アマチュアブースと机(パーテーション)の申込みで2人分貰えます。
 1人あたり4枚セット(つまり4日分)です。
 
 参考までにJapanExpo2012での出展者用チケットは上の写真参照。
 更に追加で欲しい場合はオプションで請求することが可能です。
  ・出展者用チケット         :50ユーロ
    4日分4枚のチケットが貰えます。
  ・ウィークエンド出展者用チケット :30ユーロ
    土日のみ出展参加するためのチケット(2日分2枚)が貰えます
  ・招待チケット            :10ユーロ
    一般参加者の前売りチケットと同じ効力です。
    1枚あたり木曜・金曜・日曜のいずれか1日のみ使用可能です。
    土曜日が使用不可なのと、1ブース4枚までという制限があります。


3.記入・送付
 英語版・フランス語版のpdfガイドには申込書が付いているので
  ・Registration(個人かサークルか?ジャンルは何か?等)と
  ・Booth(アマチュアブース申込情報)
  ・オプションの選択
 それぞれを記入します。
 (日本語版の場合のみガイドとともに送られてくるExcelファイルがあります)

 そして指定の送付先に、代表者のパスポートのコピーと一緒に
 内容(ファイルor文章)を電子メールかFAXで送付してください。
 (郵送も可能ですが時間がかかりすぎますのでお勧めできません)

4.送金
 ExcelファイルをSEFAに送ると数日後に請求書が送られてきます。
 そこにはSWIFTコードとIBANコードが書かれていますので
 該当口座に海外送金を行ってください。
 該当口座は銀行ですので、前述のとおりゆうちょ銀行の口座間海外送金の際は
 入金額に気を付けてください。
 そして入金を行ったらSEFAに「○月○日に海外送金したよ」と必ず連絡すること!

5.受理
 SEFAが入金を確認すると、
 (公式には「入金確認から7営業日」ということになっているので、
  送金してから大体2週間程度を見ておいてください。
  もし3週間以上まったく音沙汰が無い時はSEFAに問い合わせを)
 Invoiceを送付してきます。
 申込み内容に間違いがないか確認してください。
 そしてさらに後日申込の最終確認のメールが届きます。
 しばしば間違い(特にオプション項目)がありますので、必ずチェックすること
 そして間違いがあったら「ここ間違っているよ!」と必ずツッコミを入れましょう。
 黙ったままで当日「申し込んだ内容と違う!」となると色々面倒です。


参加はしたい、でも4日間参加は辛いんだが…

おっしゃる通り4日間連続で参加するのは大変だと思います。
管理人も実際4日間連続でアマチュアブースに参加していましたが、
1日あたりの開催時間が長く(緯度が高いので20時頃でも昼のような明るさです)
かなり大変です。
特にコミケ前ですしね。
そして折角フランスに来たのに観光も出来ないのは悲しいですよね。
そのためAmateurで申し込んだ場合、「土日のみ参加」が認められています。
ただし
  • 事前に土日のみの参加である事を『必ず』SEFAに伝える
  SEFAへ事前に「土日のみ参加」という申請をしておかないと、
  初日にスペースが空ということで
  「自主的にキャンセルした」
  とSEFAに判断され、ブースを没収されます。
  • 4日間参加も土日のみ参加も料金は同じ
  参加日数が減ったからといって安くはなりません。
  4日間参加も、土日のみの参加も参加費・オプションの料金は同じです。
  • Creator、PROは認められない
という条件が付きます。
最終更新:2013年03月10日 16:38