仮定法


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※2014/09/02 ダイアクリティカルマークがある文字が文章の場合、括弧の中にx-sistemo表記を併記する。例:ĉu(cxu)


前回は命令形の-uをやったけど、今回は仮定法の-usについてよ。


仮定法っていうと、"I wish I were a bird"(鳥だったらいいのに)みたいな?


そうそう、事実と反対のことを述べるものよ。
ex) Se mi havus flugilojn, mi tuj flugus al vi. 翼があれば、すぐにあなたの所に飛んで行くのだが。
seはifに当たるもので、flugilojnは翼ね。「飛ぶ」がflugiだから、翼もなんとなく似ているでしょ。
ところでこの翼は複数形よ。左右2枚あるから。
tujは「今すぐ」という副詞で、al viは「あなたに」。


そうすると、havusとflugusが仮定法になるってわけね。
havi(持つ)とflugi(飛ぶ)の仮定法か。
あぁ、実際には翼を持ってないし、飛ぶこともできないから、仮定法なのね。


仮定法を使う際は未来形と混同しないように注意だ。
「明日雪が降れば、出かけない」という場合は単に未来における条件を示すので、未来形-osを使う。
Se neĝos morgaŭ(negxos morgaux), mi ne eliros. のようにな(neĝi(negxi):雪が降る eliri:出かける)
注:無生物主語の構文については 別の課 で解説


ただし、不確実な可能性や、想像に基づく意見は、未来のことであっても仮定法を使うわ。
ex) Ŝi(Sxi) partoprenus en la kolektiĝo(kolektigxo), se ŝi(sxi) povus. 可能ならば、彼女は集会に参加するかもしれない。
partopreni(参加する)とpovi(できる)が両方とも仮定法になっているわね。


まぁ、どっちみち仮定法は現実にあまり起こらなさそうなことに使うってことでしょ。


それだけではないのだよ。
仮定法は丁寧な言い回しや婉曲的な表現にも用いる。
英語でもWould you like~?というが、あれと同じだ。


え……?Would you likeってそもそも仮定法なの?
Would you like it?(いかがですか?)とか……。


あぁ。その文を平叙文に戻すとYou would like itだね。
wouldはwillの過去形だから、もしこれが仮定法でなかったら、「あなたはそれが好きでした」という意味になってしまう。これでは意味が通らないね。
このwouldが仮定法だからこそ、「(もしかして)あなたはそれが好きです」という意味になる。
そしてこれを疑問文にすると「(もしかして)あなたはそれが好きですか?」になり、「いかがですか?」になるわけだ。


なるほど、そう考えると確かにWould you likeは仮定法だね。
あ、わかった。willの過去形と仮定法がどっちもwouldだから紛らわしいんだよ。ややこしい。


言い換えれば、過去形-isと仮定法-usを使い分けているエスペラントはかえって分かりやすいということになるわね。


あ、そういえば……。
そうか、最初は仮定法なんて面倒くさそうなのがなんであるのかって思ったけど、かえって文法自体は誤解なくスッキリするんだ……。


そう、いいところに気が付いたわね。
じゃあ最後に婉曲用法の例文を載せておくわね。

 Mi volus iri hejmen. 家へ帰りたいのですが。
 Ĉu(Cxu) mi povus havi tason da kafo? コーヒーを一杯いただけますか?

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