特殊な主語の構文


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動詞の自他と使役 ←前 ★ 次→ 対格の用法
※2014/09/02 ダイアクリティカルマークがある文字が文章の場合、括弧の中にx-sistemo表記を併記する。例:ĉu(cxu)


お母さん、今日は雨が降ってるね。
静かに勉強に集中できるから、雨は好きだよ。


私はお洗濯物が乾かなくてイヤなんだけどね……(^ω^;
ところでリディア、「雨が降っている」って何ていうかわかる?
ヒント。動詞はpluviを使ってね。


今雨が降ってるんだから、現在形にしてpluvas……よね。
意味的に自動詞だから、目的語はいらなそう。
あとは主語か……。う~ん、主語は何だろう。
英語だとIt rains、フランス語だとIl pleut、ドイツ語だとEs regnetで、どれも形式主語が付いてるね。
itはĝi(gxi)だから、Ĝi(Gxi) pluvasとなるのかな……?


うんうん、とても良い推理よね。でも、ここは英語と少し違うの。
実はこの場合、主語は何もいらないの。
Pluvasだけで「雨が降っている」という文になるのよ。


あら意外。じゃあ「雪が降る」とかも主語がいらないの?


あぁ、そうだよ。天候を表す場合は主語がなくなるんだ。

 Pluvas. 雨が降っている。
 Neĝos morgaŭ(Negxos morgaux). 明日は雪が降るだろう。
 Hieraŭ(Hieraux) estis varme. 昨日は暖かかった。
注:↑はvarmaでなくvarmeになります。リトアニア語やスラブ語の形容詞の用法の影響です。
  エスペラントで主格補語の位置に来る副詞はリトアニア語の形容詞中性形の用法と同じになります。


天候のように主語を省く文があるかと思えば、逆に日本語にはないような主語をわざわざ置く場合もあるの。
oniというのを覚えてる?


代名詞でやったね。
「人々」のような総称を表すんだっけ?英語でいうtheyとかyouみたいな。


そうそう。英語にも日本語にもない代名詞よね。
例えば「日本では日本語が話されている」というのは、Oni parolas la japanan lingvon en Japanioというの。
直訳すると「人々は日本で日本語を話す」になるわ。oniを主語とする文も、天候と同じく少し特殊な文ね。


ほかに特殊な主語の文ってあるの?


そうねぇ、主語が動名詞のようなものになる文も特殊ね。
「英語で話すことは難しい」という文の主語は「英語で話すこと」でしょ。
「~すること」が主語になる場合、動詞の不定形を使ってparoli en la angla (lingvo)のように表すの。
la anglaは「英語」のことで、enは前置詞でinに当たるものよ。


なるほど。それと、「難しい」は辞書によると「簡単」のfacilaにmal-を付けてmalfacilaというみたいだね。
ってことは、「英語で話すことは難しい」はParoli en la angla estas malfacilaになるのかな。


ふふ、そう思うでしょ?( ̄ー ̄)
ところが、estiを使って動詞の不定詞が主語になる文では、補語は形容詞ではなく副詞になるの。
つまり、Paroli en la angla lingvo estas malfacileが正しいのよ。malfacilaじゃなくてmalfacileね。


ややこしいんですが……(#゚Д゚)


はは……(;´∀`)
ちなみに、「私にとって難しい」という意味にしたいときは、por mi(私にとって)を入れ、
Paroli en la angla lingvo estas por mi malfacile(英語で話すのは私には難しい)とする。
英語のIt is difficult for me to speak Englishでfor meを使うのと同じようなものだ。


ともあれ、特殊な構文はそんなに多くないの。
深く考えずに、英語の構文知識を活かしたら、あとは慣れてしまうのが一番よ。


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