数詞

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※2014/09/02 ダイアクリティカルマークがある文字が文章の場合、括弧の中にx-sistemo表記を併記する。例:ĉu(cxu)


今回はエスペラントの数について扱うわ。


数って厄介だよね。
フランス語みたいに12進法や20進法の名残がある言語とか、すごく数えにくい。
フランス語だと80のことを「20が4つ」っていうけど、信じらんないよ!


そうね(^-^;
エスペラントは純粋な10進法で、日本語と同じ数え方よ。
まず、1から10までを覚えましょう。
1:unu
2:du
3:tri
4:kvar
5:kvin
6:ses
7:sep
8:ok
9:naŭ(naux)
10:dek


unuはカードゲームのウノと同じ語源だ。
duは二重奏のデュオと同じ語源。
triはトライアングル(三角)と同じ。


sesとsepはフランス語に似ているわ。
okはオクトパス(タコ)などでお馴染みね。


で、dekはデシリットルとかのデシと同じ語源ね。
11からは何ていうの?


日本語と同じ数え方よ。そのまま数を並べるの。

11:dek unu
12:dek du
 :
20:dudek
21:dudek unu


なお、100はcentで、1000はmilという。
センチとミリでお馴染みだな。

564:kvincent sesdek kvar
1881:mil okcent okdek unu


言い忘れたけど、ゼロはnuloというの。


ん?ゼロはoで終わって名詞形になっているね。


そう、ゼロと100万以上の数は名詞形になるの。
ほかはtriみたいに、数詞のままでいいわ。trioとかにしなくていいの。
tri katojで「3匹の猫」よ。


100万はmilionoという。ミリオネアでお馴染みだな。
1200万は12百万と考え、dek du milionojとする。例文を挙げておこう。
Tokio havas 12 milionojn da loĝantoj. 東京は1200万人の住民を抱えている。


1200万でdek du milionojか。
百万が12個あるからmilionoが複数形になっているんだね。


日本人にとってはややこしそうね(-_-;


ところで、tri katojで「3匹の猫」なのよね?
でもこのtriはkatojにかかる形容詞だから、なんとなくtriaという形容詞形にしたくなるんだけど……。


実はそれでも間違いではないの。ただ、意味が変わるわ。
数詞に-aを付けて形容詞にすると、序数になるの。「~番目」「第~の」という意味ね。
例えばla triaで「第3の」という意味になるわ。


なお、序数は日付にも用いる。
Hodiaŭ(Hodiaux) estas la dek naŭa(nauxa) tago de Julioで、「今日は7月19日です」という意味になる。


ちなみに、-aの代わりに-eを付けると副詞にもなるわよ。
unueで「最初に」という意味になるの。


なるほどね。
unueや日付の表現はよく出てきそうだから、覚えておくよ。

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最終更新:2014年09月02日 11:04