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ノスゴスの歴史 第四部:余波

SR2で主人公達が起こした歴史改変の結果、Defianceでラジエルはヤーノス・オードレンを甦らせる。しかしその肉体は、柱の崩壊と同時にヒルデンロードによって乗っ取られてしまう。そしてヒルデンロードは、手に入れたばかりの強力な器を使って、ある計画を実行に移す。それにより、若きケインは後に思わぬ試練に直面することになる。

  BO2の本編は、年表における400 ACの出来事を描いている。しかし物語中で明らかになっていくように、年表4では柱崩壊後の400年間にも多くの関連する出来事が発生している。それらは全て、歴史改変の予期せぬ帰結である。それゆえ、柱崩壊の年から400 ACまで順に歴史を追って行くことにしよう。

※本ページ画像は全てBO2より。


目次


柱崩壊後(0 AC~)

 

  • ヒルデンゲート開放とヤーノス幽閉

  ヤーノスの体を得たヒルデンロードは、次の一手として、ヒルデンゲートを開放する。これはヒルデン種族が追放後に開発した、悪魔界と物質界を繋ぐ巨大な門(転送路)である。柱の効力が失われた今、この門を開くだけで、悪魔界のヒルデン種族は肉体ごと物質界へ戻ることができる。ただし門を開くためには、物質界の強靱な宿主を利用する必要があった。ラジエルはヤーノスという好都合な器を提供してしまったのである。

  かくして門は開かれ、ヒルデンロードは他のヒルデン種族と同様、自分の体ごと物質界に入ることができるようになる。そして、器としては必要のなくなったヤーノスだが、まだ他に使い道があった。それは、ヒルデンの最終兵器である古代生物マス(Mass)に血を与え、養う役割だった。マスはそれ自体では無害だが、強大な精神エネルギーを有する生物であり、そのエネルギーを調節するデバイス(the Device)とそれを伝達する導管が完成すれば、非ヒルデン種族を殲滅することさえ可能だった。そこでヤーノスはデバイスに幽閉され、マスに血を供給し続けることになる。

※マスを核とするデバイスは、元々、先史時代のヴァンパイアーヒルデン戦争の折に開発が開始されたものである。しかし、完成前にビルダー(制作者)は永遠の牢獄へと送られ、ヒルデン種族も悪魔界へと追放されて終戦を迎えたため、日の目を見ることは無かった。

※理屈は不明だが、ヒルデンゲートは物質界に復帰したヒルデン種族にとっての「ヘソの緒」である。彼らが物質界に存在し続けるためにも、ゲートは維持されなければならない。一端開けばもう破壊されてもよい、ということではないようだ。

 

  • ヴォラドールの復活

  歴史改変後の世界(年表4)で、ヴァンパイア・ヴォラドールが復活したことは確かである。というのも、彼は0 B/ACにモビウス軍の手で処刑されているはずだが、BO2で再登場を果たしているからだ。それに、Defianceから削除されたシーンの中で、実際ヴォラドールを復活させる様子が描かれていたらしい。しかし現状では、誰がどのようにしてヴォラドールを復活させたのか、不明である。

※復活の年代は、100 AC以後と考えられている。というのも、ラジエルは年表3・100 ACのサラファン砦を訪れた折、戦利品として回収されたヴォラドールの首を目撃している。その後、歴史改変によって年表4へと移るが、「歴史は最小限の変更でパラドクスを解消する」というロジックに従えば、年表4においても「ラジエルが100 ACにヴォラドールの首を目撃する」ことが可能になるように、100AC以後にヴォラドールが復活した方が変更が少ないのは明らかである。

  このように、「年表が変更されても、特に矛盾や無理がない限り、同じ出来事が発生していた」と前提するのは、ノスゴスにおける年表作成上の原則である。当サイトでも明確に否定する事実が明らかになるまではこの原則に従う。


ノスゴス戦争(~200 AC:数十年間)

 

  • 新生ヴァンパイア軍とサラファン騎士団(戦前)

  改変前の歴史(年表1~3)では、ケインがノスゴスの征服戦争を開始するのは「6人の副官の創造」後、すなわち 500 AC以降である。ケインの他にヴァンパイアは存在せず、彼は長年かけて自分自身の手で仲間を増やす方法を見つけなければならなかった(ケインは暗黒の心臓によってヴァンパイア化した特殊な個体であり、一般的なヴァンパイアとは仲間の増やし方が違う)。しかし歴史改変後(年表4)ではヴォラドールが復活している。そこでケインはヴァンパイアの復権を計るため、ヴォラドールと手を組み、彼に仲間を増やしてもらったのである。かくして改変以前よりも300年以上早く、ケインのヴァンパイア軍が誕生する。

  しかし歴史改変の余波はよいことばかりではなかった。ヴァンパイアに恐れをなした人間達は、どこからともなく現れたサラファンロード(Sarafan Lord)の元、サラファン騎士団(Sarafan Order)を結成する。彼らは、ノスゴス南西の湾岸都市メリディアン(Meridian)を拠点とし、サラファンロードによって持ち込まれた強力なグリフ魔術(Glyph magic)を用いてヴァンパイア軍に抵抗した。かくして両軍は、ノスゴスの支配を巡り、200ACまで数十年間続くノスゴス戦争(the war for Nosgoth)を開始する。

※ヴォラドールの直系新生ヴァンパイアの中で今後重要になるのは、ファウスタス(Faustus)、マグナス(Magnus)、マーカス(Marcus)、セバスチャン(Sebastian)、そしてウーマ(Umah)である。

※サラファンロードというのはご想像の通り、ヒルデンロードのことである。人間にとって馴染み深いアンチ・ヴァンパイアの象徴「サラファン」の名を借りて、ノスゴス征服軍結成の足掛かりとしたのだ。

 

  • ヴァンパイア軍の侵攻と内部崩壊(戦中)

  ケイン軍は敵の首都メリディアンを目指して南下し、ジークシュタール、フリーポート、プロヴァンスを奪取する。しかしその内部ではいくつかの問題が発生していた。あまり一枚岩な軍隊ではなかったのである。

  まずそもそもマーカスは、ケインの頼みにもかかわらずヴァンパイア軍に参加していない。そしてケインはケインで、参戦を断ったマーカスを殺害しようとする。結果的にマーカスは生き延び、姿を隠す。

  またメリディアンの決戦を前に、セバスチャンはヴァンパイア軍を裏切り、サラファンロードの側につく。そしてケインの軍勢に奇襲を掛け、成功を収める。

  さらに決戦前夜、マグナスは己を過信し、一人でヴァンパイア軍の陣営を離れ、サラファンロード暗殺をはかる。しかし失敗し、「永遠の牢獄(Enternal Prison)」へと送られることになる。
 

  • メリディアンの戦い(200 AC)

  足並みのそろわぬヴァンパイア軍は首都メリディアンへと足を踏み入れるが、当然のごとく壊滅の憂き目に遭う。ケインは単身サラファンロードに戦いを挑む。しかし、サラファンロードは奇妙な魔力を秘めたネクサスストーン(Nexus Stone)を用い、ソウルリーバーの力を跳ね返してケインを倒す。ケインの体は崖から投げ捨てられ、ソウルリーバーも奪い取られることになる。ケインは死んだものと思われた。かくして数十年続いたノスゴス戦争は、サラファン騎士団の勝利に終わった。

※以後、ソウルリーバーはサラファンロード愛用の武器となる。
 

  • サラファンの支配(戦後)

  ノスゴスにはもはやサラファン騎士団に抵抗しうる勢力は残っていなかった。彼らはヴァンパイア軍を撃退しただけでなく、そのままノスゴスの覇権を握ったのである。残存するヴァンパイアも粛正され始めたため、身の安全を考えたファウスタスとマーカスは、サラファン騎士団の陣門に降ることになる。

  しかし、新生ヴァンパイアの始祖ヴォラドールは、生き残ったヴァンパイアを集めてメリディアンに秘密結社(Cabal)を結成し、サラファンに対する反撃の機を伺っていた。また、目覚めることのないケインの体を回収する。


Blood Omen 2(400 AC)

 

  • ケインの目覚め(スラム街~密輸業者の巣)

  終戦の200年後、メリディアンのスラム街でケインはようやく深い眠りから目覚める。多くの記憶が失われていた。世話係のウーマによれば、この200年の間、ノスゴスの人々はサラファンの圧政に苦しめられており、またヴァンパイアは着実にその数を減らしていった。皆に死んだと信じられていたケインは、結社にとってサラファンロードへの刺客となりうる存在だった。

  ケインは古い記憶から人の手先となることを渋るが、まずは結社の実態を知るため、ロウワーシティ(Lower City)にいる彼らのリーダーと会うことにする。サラファンの警戒網をかいくぐるため、密輸業者の巣(Smuggler's Den)を経由することになる。

※「古い記憶」とは、BO1のことである。ケインはモータニアスやアリエルの手先として働かされ、最後には自らの犠牲を迫られた。

 

  • ファウスタスとの遭遇

  ケインは、ロウワーシティに近付いた時、かつての仲間にして裏切り者ファウスタスと出会う。敗戦後、彼は安全と力を求め、サラファンロードの元へ降ったのだ。ケインはファウスタスを殺し、その力を奪った。
 

  • 結社の聖域(ロウワーシティ)

  都市北部の工業地区(Industrial Quarter)を探りに行くウーマと別れ、ケインは結社の本部である「聖域(Sanctuary)」へと向かった。途中、セバスチャンと遭遇するが、彼は敵意を示して立ち去る。

  聖域で待っていたのは、旧知のヴォラドールだった。彼は、ヴァンパイアが再び絶滅の危機に瀕していると語り、ケインにサラファンロードを倒すための協力を要請する。

  その時、一人の怪我をしたヴァンパイアが戻り、ウーマが敵に捕らえられたことを伝える。彼女は工業地区で何か重要なものを発見した直後、衛兵に発見された。そして公開処刑のため、サラファン基地(Sarafan Keep)へ送られたという。ケインは情報を手に入れるため、彼女の救出を申し出る。彼は基地への侵入経路を知るメリディアン主教(Bishop of Meridian)と会うため、アッパーシティ(Upper City)へ向かうことになる。主教は不死を求め、ヴァンパイアの協力者となっていたのだ。
 

  • マーカスとメリディアン主教(アッパーシティ)

  ケインは主教を探す中、マーカスと遭遇する。彼は魔術でケインの思考を読み取り、主教との接触を妨害しようと先回りする。ケインが主教の元に辿り着いた時、マーカスは既に主教を魔術で支配していた。彼は主教を人質にするが、ケインは意に介さずマーカスに詰め寄っていく。そして戦いとなり、ケインはマーカスを殺害、その能力を得る。ケインは主教の導きにより、サラファン基地へと侵入する。
 

  • ウーマ救出(サラファン基地)

  ケインは拘束されたウーマを発見し、情報を聞き出そうとするが、彼女はヴォラドール以外に話そうとしない。そこで装置を解除し、彼女を救出する。しかしちょうどその時、二人はサラファンロードに発見される。彼はケインのソウルリーバーを携えており、歯が立たない。ウーマの魔術により、二人は聖域へとテレポートする。

  ウーマによれば、彼女が工業地区で発見したのは、かつてソウルリーバーの力を跳ね返したネクサスストーンに間違いないと言う。ソウルリーバーを手にしたサラファンロードを倒すためには、それが必要だった。ケインは工業地区へと向かう。

 

  • セバスチャンとネクサスストーン(工業地区)

  ケインがネクサスストーンに近付いた時、再びセバスチャンと遭遇し、戦いになる。セバスチャンによれば、戦後、ネクサスストーンはメリディアン地下深くの古代のデバイスへと通じる転送路を作るために用いられていた。そしてデバイスはサラファンロードに勝利をもたらすだろう、と。セバスチャンに止めを刺し、ケインがネクサスストーンを手にすると、転送路は閉じて爆発した。

  ケインが次に気付いたときには、聖域にいた。結社のヴァンパイアに救出されたのである。ヴォラドールによれば、デバイスは古の神々が作ったものだった。その真相については、ヴォラドールよりも長寿とされる「予言者シーア」に聞けと言う。ケインは都市の外へ出て、峡谷(Canyon)を北に向かい、シーアを捜すことになる。

※既に述べたように、デバイスは先史時代にヒルデンによって作られたものである(未完成)。そして後BO時代、デバイスはメリディアン中心部の地下に眠っていた。それゆえ、ヒルデンがメリディアンに居を構えたことも偶然ではないだろう。
 

  • 古の予言者シーア(峡谷の北)

  予言者シーアは人間でもヴァンパイアでもない未知の種族だった。そしてケインのことを知っていた。ノスゴス復興のためには、デバイスを破壊しなければならないと言う。デバイスは長い間メリディアンの地下で休止していたが、サラファンロードはそれを再始動させ、世界に破壊をもたらそうとしている。今、デバイスへの入り口はメリディアンの中心部にある。しかしそこに入るためには特殊な力が必要だった。そこで彼女はケインに自分の血を飲ませ、念動力を与えた。

  その時、サラファンロードの手勢がシーアの小屋を襲った。シーアはケインをデバイスの入り口へとテレポートさせる。

※シーアは見た目からして女性のヒルデン種族である。しかも、古代戦争での追放を免れたようだ。

 

  • 「怪物」との遭遇(デバイス)

  ケインはデバイスの中で、巨大な怪物(the Beast)と遭遇する。怪物は、管で機械に繋がれており、その生命エネルギーを吸い取られていた。そして驚くべきことに、ケインの名を呼んだ。怪物は、ケインと会ったことはないが、それでも知っているのだと言う。またケインが死より舞い戻ったことは、我々皆の希望である、と。

  協力を申し出た怪物によれば、デバイスを破壊するためには、その制作者ビルダーを捜さねばならない。彼はサラファンロードよりも遙かに古き者であり、彼だけがデバイスを止められる。ビルダーは、時が凍り付いた場所、永遠の牢獄に幽閉されている。そして、彼はデバイスの破壊に必ず協力するはずだ、と。
 

  • 制作者ビルダーとマグナス(永遠の牢獄)

  怪物の助言に従い、ケインはメリディアンから少し離れた永遠の牢獄に辿り着いた。そしてビルダーを発見し、デバイスに関する情報を聞き出す。ビルダーは、古代の精神攻撃兵器として作られたデバイスと、その核を為すマスという生物のあらましについて語った。マスの精神エネルギーは導管で外界と繋がない限り無害だった。しかしもし導管が完成されれば、敵の種族は絶滅されることになる。

  ケインはここで、サラファンロードが都市に張り巡らしたグリフに思い当たった。あれこそ導管に間違いなかった。サラファンロードは都市から人間とヴァンパイアを消し去ろうとしている。もはや時間はほとんど残されていなかった。ビルダーはマスを殺せと言う。マスの弱点は古代種の血であった。ケインはビルダーの申し出に従い、彼が死ぬまでその血を飲み干した。

  永遠の牢獄を立ち去る前、ケインは長年の幽閉で狂気に陥ったマグナスと遭遇する。戦いとなり、ケインはマグナスを倒す。マグナスはケインに対する忠誠心に偽りは無かったことを告げ、感謝して死ぬ。

※ビルダーはもちろんヒルデン種族である。
 

  • マスの死とヤーノス(デバイス~聖域)

  ケインは再びデバイスへと戻り、怪物と話をする。怪物もビルダーの血ならマスを殺せるということを保証する。また、サラファンロードはこの世界の存在ではなく、その実態はヒルデンと呼ばれる古代の種族である、と告げる。怪物の導きにより、ケインはマスの元へ辿り着き、自分の血を使ってそれを殺した。

  ケインが怪物の元へ戻ると、そこに怪物の姿は無く、翼の生えた青い人影があった。彼はケインに、自分こそ最も古きヴァンパイア、ヤーノス・オードレンであると告げる。ヒルデンの手により、その血でマスを養いデバイスを作動させるため、ここに幽閉された。その結果、飢えと搾取により、怪物の姿へと退化していたのだ。

  ヤーノスは古代の歴史について語り、ヒルデンの由来を説明する。彼らはかつて追放されたが、ケインの招いた柱の崩壊により、ヒルデンは復権への道を歩み始めた。そしてサラファンロードはヒルデンゲートを使って物質界へと入ったのだ。ヤーノスによれば、ゲートを閉ざせば、ノスゴスにいるあらゆるヒルデンは消滅するとのことだった。ヒルデンゲートこそが、彼らの命綱なのだ。作戦を立てるため、二人はヴォラドールのいる聖域へと向かう。

  聖域にてヤーノスは、サラファンロードの目的が、全てのヒルデン種族をこの世界に呼び戻し、全ての非ヒルデン種族を滅ぼすことにあると告げる。彼の真の拠点は、海を越えたヒルデンシティ(Hylden City)にある。そしてそこにヒルデンゲートも存在する。ヤーノスの計画は、結社の者をヒルデンシティに転送し、サラファンロードに最終決戦を挑むというものだった。ただしヒルデンシティには魔術のシールドが張られており、まずはそれを破壊する必要がある。

  ケインは早速その任を引き受け、ウーマが波止場(Wharves)へと道案内することになる。
 

  • ウーマの裏切り(波止場)

  二人が波止場に着いた時、ウーマはケインに尋ねる。サラファンロードを倒し、ソウルリーバーを取り戻した時、何をするつもりなのか、と。ケインの答えは分かりきっていた。全世界を手中に収めることだ。その暁には、ヴァンパイアたちは自分の望むことをすればよい、と。

  次の瞬間、ウーマはケインからネクサスストーンを奪い取る。彼女にはケインの言葉が全く信用できなかった。彼は絶対的権力のためであれば、何でも躊躇無く実行するだろう。サラファンに勝利した後、彼の邪魔をしうるものはヴァンパイアだけであり、やがて彼は仲間を殺し始めるに違いない、と。そして彼女はケインの制止を振り切り、自分の手でサラファンロードを殺すために立ち去る。

  次にケインがウーマを見つけた時、彼女は致命傷を負い、衛兵に追い詰められていた。ケインは衛兵を殺し、彼女に話しかける。ウーマは死にかけており、ケインの血を求めた。彼はネクサスストーンを取り戻し、質問する。ケインこそノスゴスの正統な支配者であると認めるか。ウーマは肯定し、助けを求める。しかしケインの答えはあっさりしていた。「ならば死ぬがいい。真実を知ったのだから」。ウーマに止めを刺し、ケインはヒルデンシティへと旅立つ。「私を裏切るべきではなかった。お前は我が女王となりえたものを」。
 

  • 前哨戦(ヒルデンシティ)

  ケインは海を渡り、ヒルデンシティに到着するや、サラファンロードに歓迎される。しかし、今度驚愕するのはサラファンロードの方だった。彼はソウルリーバーでケインに攻撃をしかけるが、ケインの持つネクサスストーンによって無効化されたのだ。サラファンロードは、ゲートを通って軍勢が到着するのも時間の問題だと言い残し、どこかへテレポートする。

  ケインはヒルデンシティを探り、シールドを解除する。

 

  • 援軍と奇襲(ヒルデンシティ)

  さっそくヤーノスがヴォラドールを連れ、ヒルデンシティにテレポートしてくる。しかし、ウーマがいないことに気付き、ヴォラドールはケインに尋ねる。ケインは自ら裏切り者に制裁を下したこを宣告する。二人は言い争うが、その隙をヒルデンロードに襲撃される。ヴォラドールとヤーノスが攻撃を受ける。ヒルデンロードは再び消え去る。ヤーノスは重傷のヴォラドールを引き受け、ケインに先を急ぐよう勧告する。ヒルデンゲートは、ネクサスストーンの力で破壊できる、と。そしてケインをゲートの近くまでテレポートさせる。

 

  • 最終戦(ヒルデンゲート)

  ケインはゲートの前で再びサラファンロードと対面する。サラファンロードは、ケインの部下の多くが自分の軍門に降ったことを挙げ、大義は自らにあると吹聴する。しかしケインは意に介さず、ウーマも含め、臆病者や裏切り者は皆殺しにしたと告げる。サラファンロードはウーマなどというスパイは知らないと答える。ケインは嘘だと叫び、攻撃を仕掛ける。

  しかし、ケインがネクサスストーンを保持している限り、どちらも死ぬことはなかった。ケインはゲートを破壊できず、サラファンロードはソウルリーバーを生かせない。ステールメイトだが、持久戦は軍勢を待つ自分の望むところだ、とサラファンロードがうそぶいた時、ケインは躊躇わずにネクサスストーンをゲートへと投げつける。ゲートは内部から徐々に崩壊し始める。

  動揺したサラファンロードは、ケインを夢中で攻撃する。しかしケインの反撃により、ソウルリーバーを取り落とす。ちょうどその時、ヤーノスが姿を現す。ヤーノスとサラファンロードは、古代以来の恨み辛みをぶつけ合い、泥沼の舌戦に突入。そして戦いになるが、サラファンロードが優位に立ち、ヤーノスを高く掲げる。ケインはその隙にソウルリーバーを取り戻す。

  サラファンロードはヤーノスをゲートへと投げ捨て、ヒルデン種族が長年追放されていた悪魔界へと消し去ることに成功する。しかしまだケインが残っていた。今やソウルリーバーはケインの手中にあり、しかもその力を無効化するネクサスストーンは存在しない。再び戦闘となり、今度こそケインが勝利を収める。サラファンロードは敗北を認めるが、種族間の戦争は決して終わらない、と告げる。ケインは止めを刺し、ヒルデンゲートも完全に破壊される。

  そしてケインは、ノスゴスの征服を決意し立ち去った。
 

 

以上でBO2の物語も終了。結果をまとめておこう。ケインとソウルリーバーは今まで通り。ヴォラドールは負傷しているものの死んではいない。ヤーノスは悪魔界追放。他のヴァンパイア種族は結社の無名メンバーが少数ながら生存。ヒルデン種族は物質界から消滅(予言者シーアの生死は不明)。

  年表4においてこの後どうなっていくのかは全く分からないが、ケインがいずれ他の年表と同様に帝国を築くことは間違いない(未来のケインやラジエルが存在することは確定しているから)。その際、ヴォラドールや他の生き残りヴァンパイアがどうなるのかには諸説あるが、一番ありそうなのは、ウーマが恐れたとおり、ケインによって皆殺しにされるということだ(その方が他の年表との齟齬が少ない)。