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概要 LLF 古野まほろ作品
古野作品頻出の三段階の洒落 彼女が本気を出せばエスペラントだってナッドサットだってハナモゲラだってお手の物だろう、なんてね。(P.11) 邪舞邪舞鳥に邪婆有尾鬼、万蛇砂魑
(ジャブジャブ鳥にジャバウォッキ バンダスナッチ) (P.66)
「大衆報道(マスコミ)だか葬式泥棒だか新興宗教家だか」 と修野嬢。(P.302)
アフターファイブにアベックでランデブー!?(P.15)
あんましじょうずくないけど……ディジュリドゥとか ダラブッカとかマトリョミンあたりを少し(P.125)
Xの定義による 「……『仲良し』の定義による、かしら」(P.12) 「定義にもよるけど、少なくとも準密室だから」(御矢P.278)
フランス語の感嘆詞 うーらら。(P.15) 「あらら(ウー・ラ・ラ)」(P.108)(P.268)
「やいやい(うーらら)」(旧訳果実P.551)
息も切れていない
(怜悧な女性)
(全力で廊下を駆け抜けて教室に入ったあと)
よく見たら息も切れてないよ、この娘。(P.16)
修野嬢はそもそもヒトですらないような……圧倒的な透明感、無重力感。(P.51)
「何やあのおんな、あせひとつ零れてへん」(P.126)
音楽用語による形容 スカートはワンテンポ、否、半テンポ遅れて翻った。(P.19) 矩形の窓を強音(フォルテ)で叩き始める。(P.94)
半強音(メゾフォルテ)で白球の音。(P.124)
視界が漸次急速(アッチェレランド)で狭窄になってゆき(P.172)
穿つ様な短切音(スタッカート)で(P.244)
「二、三週間の期間で血中濃度を上げてゆく
遅効漸次強音(ポーコ・ア・ ポーコ・クレッシェンド)
だからねえ」(P.604)
驟雨の容赦ない強音(フォルテ)をものともせず。(P.177)
切間中佐の最強々音(フォルテッシモ)(P.199)
「では」メゾピアノで、しかし確かな芯のある
第一音を奏でたのは千鶴だった。(P.197)
ただただ恬淡と物語をコーダへ導いた。(P.263)
文章の止め方 その様は進行というより侵攻で。(P.20) 栄子さんの駄弁に嫌な顔ひとつしないそれは上巣由香里で。(P.25)
修野嬢は既に引違い戸のたもとで。(P.51)
切間は当該字状(メモ)を楽器匣に入れ。(P.48)
僕の背が最強々音(フォルテシシモ)で叩かれて。(P.65)
微かに上唇を噛んで。(P.315)
それはどうやら別途物語られる様で。(P.514)
天棚の鉄骨はまるでヒトのこころの様で。(P.643)
それはまさに人形の挙措で。(P.695)
他多数
少しだけ手を上げて。(P.28)
静かに髪を払って。(P.28)
その瞳は無関心を体現していて。(P.41)
心苦しくもあって。(P.50)
一瞬で見分けがついて。(P.135)
呼び止められて。(P.142)
あの厳粛な空気のようで。(P.197)
できるほどで。(P.230)
人の動きに進行ではなく意図的に侵攻を使用 その様は進行というより侵攻で。(P.20) 僕等は勁草館に充てられた第七楽屋へ侵攻した。(P.445)
しかし彼女は言葉を紡がずどんどん侵攻していってしまい。(P.479)
段違い
(ルビ:ダンチ)
仕事を通じて得るものも普通に実行委員をやるのに
比べたら段違い(ダンチ)のはず、(P.22)
僕とは運動神経が段違(ダンチ)なのだ。(P.149)
「白い薔薇に青を吸わせたものとは段違〈ダンチ〉だわ」(旧訳果実P.580)
慣用句や諺を音の似た他のフレーズをつかった洒落 まあ据膳食わぬはT4ファージともいうので
適当に休み時間にでもお声を掛けてみた。(P.33)
据え膳喰わぬはグスタフ=アドルフ(旧訳果実P.116)
主人公の口調
(~かしら)
本人たちにも不思議でならない。鷹松学園
七不思議の一つに申請しようかしら。(P.34)
でぶ道化師じゃないかしらん。(P.267)
怜悧な女性に対する表現 無表情のまま肩をすくめると、りり子は再び人形となった。(P.43) 修野子爵家の相続人にして、我らが勁草館吹奏楽部の誇る氷の人形(プペ・ド・グラッス)、氷の聖母(アイスマドンナ)、最強妖変人外――それが修野まり子爵令嬢、またの名をメアリ・ホウルダーネス公爵令嬢だ。(御矢P.74)
スカートから伸びる脚はどきりとするほど細く(P.68) 修野嬢の四肢は、そう硝子の如くすらりとしてい。既にヒトではないような(P.70)
指揮棒の如きその大御脚(おみあし)の妙なるかな、妙なるかな(P.160)
謎解きでの場合分け 僕はブレザーのポケットに挟んだボールペンを取り出し、鷹松祭宣伝用チラシの束から一枚引き抜くと、裏の余白に以下の場合分けを書き込んだ。
〈やまつみ〉という文面は、
1.未完成である。
2.完成はしているが瑕疵を含む。
a.打鍵の時点での瑕疵
b.認識の時点での瑕疵
(c.aとbの複合)(P.44)
アタシの理論によれば、その動機はおよそ四に分類できる。すなわち――
①積極的な意思表示である
②快楽を得る
③首そのものを活用する
④やむを得なかった
の四類型となる(P.564)
※他多数・謎解きの場面で頻出
確率が著しく低い時の表現 確率はゼロではないにせよ、それが限りなくゼロに
近ければ数学やなんかでもゼロと同義とみなされます。(P.47)
敗北の蓋然性をゼロ近似だと確信してるって ことだから(P.126)
古野作品頻出の表現 『実松屋』の推理はそういったことでご理解ください(P.54) 物語を急がれる方には趣旨のみ御理解頂き。(P.561)
探偵行為を欲するリビドー(P.100) 僕はどうしようもなく性的衝動(リビドー)を感じた。(P.47)
強姦的な-また性的衝動(リビドー)が刺激される-(P.50)
性的衝動(リビドー)全開で(P.161)
これはさもありなんといったところ。(P.208) さもありなん、独立不羈の柏木(旧訳果実P.134)
低いステージに上がり、白いチョークを持ってこちらを振り返る。指揮棒(タクト)をかざす指揮者を思わせる、それは気品だった。(P.213) 瀬尾は指揮棒(タクト)で頭を掻いた。(P.39)
会長の勅許を得、副会長は立ち上がる。(P.224) そしていまこそ勅許を得、僭越ながら申し上げましょう。(旧訳孤島裏書)
僕は気持ち、頤を上げる。(P.236) 由香里ちゃんは心持ち頤を持ち上げて(P.539)
左手の中指で僕の頤を押さえた(P.670)
古野作品頻出の表現
(~なそれは~で)
さらに悪い、それは悪夢だった(P.178) この柘榴館にしては狭隘なそれは書斎だった。(P.84)
故意とではとても出来ないそれは劇的効果で。(P.172)
西日のなかのそれは苦悶だった。(P.300)
新たな梅森(メルセンヌ)数が発見される頻度より 圧倒差で低いそれは現象で。(P.402)
新藝術様式にあふれたそれは白朗寧(ブローニング)M1910改で。(P.742)
・・・指揮者を思わせる、それは気品だった。(P.213)
古野作品頻出の表現
(高校生らしからぬ過剰な敬語)
「雑務に追われてまったく存じ上げず…… そうと知っていればお見舞いに伺ったのに」(P.161) 「御丁寧な御挨拶、かえって恐縮です」と僕。
「僕の側には、特段の異論がありません」
 背延びしてる。僕の悪い癖だ。(P.188)
「本日はいま一度お悔やみを述べに罷り越しました」(P.309)
古野作品頻出の表現
「彼岸」
僕の理性は彼岸を漂っていた。(P.73) 舳先で彼岸を臨いていた彼女を顧らせる――(P.14)
此岸に由香里ちゃんの理想とするその梨があるとして。(P.25)
意外と此岸のことに詳しい。(P.70)
「音楽は精神から此岸の塵芥をおそうじする為のものであり、それ以上でもそれ以下でもない」(P.253)
古野作品頻出の法令・行政用語 最大限に斟酌したいと思います。(P.186) 「そしてそれを斟酌するはずもない瀬尾の態度」(P.575)
「最大限Mの情状を斟酌するとしても」(P.617)
僕はかなりの蓋然性をもって受け入れざるを得なくなりました(P.194) 「蓋然性は強まりますな」(P.194)
「畢竟蓋然性の問題ですって、ふうん」(P.535)
「飽くまで蓋然性の問題」と切間。(P.536)
誰何される蓋然性も極めて低い(P.620)
他多数
今回のケースはそこに少なからぬ情状酌量の余地があると僕は思います。(P.227) 「最大限情状を酌量するとしても」(旧訳孤島P.480)
噂や憶測といったものを総合的に勘案した結果に過ぎませんが(P.259) 「これを勘案しなければ、憲兵隊の介入に理由はつかないと思う」(P.341)
古野作品頻出用語 それは、畢竟探偵することしかなかったのよ(P.282) 「まあヒトって畢竟顔じゃないしね」(P.62)
「畢竟あなたとおなじよ」(P.108)
他多数
定義は措きますが(P.287) 「定義上突発的に生じるものです」(P.539)
古野作品頻出の表現
「思しき」
僕は存外簡単に正答と思しき解に辿り着きました。(P.46) それに学生と思しきひとたちに家族連れ。(御矢P.173)
見るとそれは全力疾走の直後と思しき副会長であった。(P.142)
情報推理の結果として「解」 僕は存外簡単に正答と思しき解に辿り着きました。(P.46) 解はアタシの脚が衰えていた、これしかない(P.284)
「このまま解の提示を放棄して」(P.238) 「ちょっと考えれば合理的な解です」(P.720)
古野作品頻出の擬音語・擬態語 どんがらがっしゃーん!(P.90) どんがらがっちゃん!!!! (P.198)
どんがらがっしゃん、と書架ごと尻餅。(P.276)
えっちらおっちら(P.95) えっちらおっちら。本館の……(旧訳果実P.101)
話を進めるにあたって前提の整理 論理を組み立てる前提にしよう(P.103) 「物語上公然の事実ですが」と天河。(P.597)
前提一 灘瀬朝臣は他殺である(最終的な死因は急性心筋梗塞による心原性ショックと推察されるが、彼に加えられた危害には殺意が多分に認められる)〉
〈前提二 凶器はカッターナイフ(灘瀬私物)である〉
〈前提三 突発的犯行である〉
〈前提四 単独犯行である〉
〈前提五 死亡推定時刻から判断し、犯行が行われたとされる時刻は遺体発見(午後三時四十分)から逆算して二時間以内である〉
〈前提六 階段に座っていた女バスの二人組の証言によると、前提五の時間中に新館四階を訪れたのは、衿井、中村、成宮、鋸、万亀、山手(五十音順)の六人である〉
〈前提七 階段に座っていた女バスの二人組は噓をついていない〉
〈前提八 前提五の時間中、前提六の人物は、程度の差こそあれ誰もが犯行のチャンスを有している〉(P.214)
公理1 殺人者Mは、重奏楽員八人及び恋人系 二人のうちのだれかである
公理2 志度一馬と小湊恒美は、殺人者Mでも その共犯でもない
公理3 殺人者Mは、瀬尾の緑柱石が真物だと 確信していた者である
(この後公理11まで続く)(P.501~)
笑い声の表現 「あっははは!」(P.104) 「確かにそうよね、あっは、舞台では誰でも 独り独りきりよね、あっはは」(P.62)
「って、あっはは!!」(P.147)
「あっは、あははは!!」(P.220)
「……あっは、あっははは、あっは!!」(P.569)
演説の前置き 奇くしくもこの瞬間、事件を解決するために必要な全ての証拠も提示されました(P.108) 「私切間玄は、御列席各位の御指摘をも踏まえあらゆる蓋然性を検討した結果、瀬尾殺人事件における殺人者Mの名前を特定するに至りました。無論本件犯行は殺人であり、自殺幇助等ではございません。また―犯人は、この中にいます」(P.597)
衒学的なボケ 「なんでアボリジニの管楽器やら、エジプト発祥の打楽器やら、マトリョーシカに入ったテルミンやらが演奏できるんだよ!」
「さすがあき君! ぱーぺきなツッコミありがと」(P.125)
「お帰りなさいませ、王守仁さまっ。順番に並んでお待ちくださぁい」(P.138)
「幻覚と魑魅魍魎は、ジェニエニドッツとアメリー・ロン・ロンほども違うわよ!!」(P.319)
「奇問遁甲といえば、かの司馬懿仲達も」(旧訳果実P.83)
章タイトル
「そして、時は来たれり」
そして、時は来たれり(章タイトル)(P.130) 「……君が使ってる香水」大切なことは言葉に出来ず。「何ていうの」
「……『時こそ来たれリ(オン・ナヴアン・ラ・ミユズイク)』」(P.111)
「時こそ来たれり」修野嬢が厳かに託宣した。(P.423)
法学的用語 相手の方まではここからでは視認できない。(P.135) 「ここで視る、というのはヒトが視認するということではありません」(P.571)
古野作品が聖書から引く常套句 驚愕の表情で静止する石柱と化してしまう。(P.178) 天帝に言葉を奪われた匝加利亜(ザカリア)のごと。
塩柱と化した羅得(ロト)の妻がごと。そして
仔羊に撃たれた宝琭(パウロ)がごと硬直し
言葉を失う。 (鳳翔P401、402)
天使の名を使った表現 最後の審判を告げるガブリエルのごとき決然さをも含んでいたが。(P.184) (由香里ちゃん)と僕。(四大天使って誰のこと?)
(衒学の古野先輩が)と由香里ちゃん。
(稀しいですね。最上位の四熾天使、すなわちミカエル、ガブリエル、ラファエル、ウリエルのことです)(P.259)
「所謂四英雄画というのは」「相当程度の蓋然性で」と僕。「四大天使画だ」(P.385)
ライトノベルでは著しく不自然な表現 それを慮る副会長の誠意も、(P.186) 「彼氏のためを慮っての単独犯という可能性も認められる」(P.500)
章タイトルの立て方 17 星のお告げと逆転密室 (万亀千鶴の告発)
18 失われた血の絆ミッシング・リンク
 (成宮鳴海の告発)
19 大浪漫ロマン的秘密の抜け穴 (衿井雪の告発)
20 犯人探偵 (中村あきの告白)
21 『名探偵』の復権 (鋸りり子の告発)(P.218)
物云うヨカナーン(一馬の告発) (P.564)
簡易擬態装置(実香さんの告発) (P.572)
オイディプスの血胤(栄子さんの告発) (P.580)
簡易大深度地下施設(柏木の告発) (P.589)
簡易並行世界(切間の告発) (P.597)
商盗神の露靂手(古野まほろの告発) (P.616)
ヘルメスの霹靂手(古野まほろの告訴)(旧訳果実P.662)

但し、この形式の元ネタは中井英夫『虚無への供物』。
古野作品頻出の因縁 家族の隠された因縁譚を一息に語り終えた副会長に向かって(P.227)
「もう攫んだのか、二十年前の因果話を」(P.184)
「何という・・・」と二条警視正。「因果」(P.271)
「すべては因果の裡に」(P.313)
「すべては世界の因果を紡ぐ糸」(P.314)
「因果ですね」「因果よ」(P.316)
「僕が君に話そう、この勁草館殺人事件のそう因果を」(P.330)
「……迷ってる。殺人者に墜ちたその因果を、
訊きたい……気もする」(P.418)
 
劇類似の台詞回し ご清聴願いたいと思います(P.238) 「御清聴感謝します」(P.594)
「御清聴有難うございました」(P.634, P.739)
あるいは緞帳が荘厳に下りてこようものなら(P.263) 「これが真に勁草館殺人事件なら、その緞帳を下ろすのは僕達のはず」(P.389)
重力子の緞帳が下りてきた。(P.634)
劇類似の展開 「まあ、推理に加えるかどうかは各自の裁量ということで」
僕は頃合いと見て、閉幕の辞を述べた。(P.208)
「これは有意な数字であると僕は考えます
―ああ終幕(カーテンフォール)。
御清聴有り難うございました」(御矢P.547)
(笑)※ルビ:かっこわらい (笑)<かっこわらい>(P.285) (仮)<かっこかりかっことじる>
(同前)<かっこどうぜんかっことじる>
他(旧訳果実P.119, P.120, P.121)
最後の一文 『夏が、始まろうとしていた。』(P.287) 『冬が、終わるんだ』(P.755)