学校

イギリスでは、3歳になったら(その年の8月までに3歳になっている)、pre-schoolやNurseryなどのChildcare施設でFoundation stage1の教育を受けることができ、国からも15時間分の保育料の補助が出ます。4歳になったら、Foundation stage2 (Reception class)の教育を小学校に併設されている教室やinfant schoolに入学します。これはKey stage 0でもありますが、義務教育ではありません。
満5歳になったら小学校1年生(year1)となり、義務教育が始まります。小学校(Primary school)は6年生(Year 6)まであります。中学校(Secondary school)はYear 7~11まであり、GCSEという統一試験があります。この試験に合格すれば、大学進学希望者は更に2年間(Years 12 and 13)に進学し、大学受験に該当するAレベルという試験(ASとA2の二段階)を受けます。大学によってはGCSEの結果や面接を考慮する所もあります。


現地の学校探し

まずは住所を決めて下さい。
その後、Oxfordshire county councilに入学希望の書類を登録、
希望する学校に定員空きがあれば受け入れて貰えます。
時になかなか空きのある学校が見つからないこともありますが、根気よく探して下さい。
Transferring or moving school
各学校の評価
どのようなEAL対策(English as a additional language)をしているかは、各学校のレポートに記載してあります。Ofsted reportへのリンクは各学校の評価の一番下にあります。


日本人補習校や日本人学校

ロンドンには日本人学校や土曜のみの補習授業校、立教英国学院があります。
日本人補習校
Oxfordにも土曜の小さな日本語教室があります。
オックスフォード日本語教室


託児、学童

小学生であれば、早朝および放課後に子供を預かってくれるシステムがあります。幼児でも、Childminder、Baby-sitterなども充実しています。
List of day nurseries in Oxford
Information on Childcare in Oxford 1
Information on Childcare in Oxford 2
Childcare.co.uk
3歳になると、政府から週15時間分の補助がでるので、公立のナーサリーだと無料で通うことが出来ます(午前、午後どちらかだけ、など)。


学校生活

9月が年度の始まりです。

<送迎>
多少の差はありますが、だいたいどこの学校も9時~15時まであり、子供がだいたい10歳になるまでは親が送り迎えをします。

<お昼ご飯>
お弁当を持参するか(Packed lunch)、給食(School dinner)を注文します。給食は、毎週月曜に、Receptionにて、その週に注文する給食の回数分の料金を払います(一日2ポンドほど、Reception~Year2はFree)。

<ユニフォーム>
各学校にユニフォームがあります。小学生は、学校独自のトレーナー(Jumper)以外は、M&Sなどで買える、灰色や黒のズボン・スカート、白いポロシャツを着用することが多いです。トレーナーなどの個別の制服は、Stevensonsや、学校のHPに記載あるオンラインショップなどで購入できます。

<イベント>
International evening, Talent show, Christmas Fayre、Christmas play、Valentine Disco、School trip、Cake sale、Book sale、Summer Fayre、Sports morning、Open morning、Tea partyなどなど、日本と異なる面白い行事も多くあります。学校からの案内をチェックしてみて下さい。

<Holiday>
各学期(Term)はHolidayによって3つに分けられます。各学期内でも、1週間程度の休み(Half term)があり、合計6つのTermに分かれます。Holidayの前後で、Inset dayと言って、もう一日お休みが追加されることもあります。
9月にTermがスタートしますが、10月末のハロウィンの前後の1週間の休み(Half term)を挟みます(このHalf termの間に夏時間が終わる)。クリスマスから正月にかけての2週間のクリスマスホリデイの後、次のタームが始まります。2月半ばの1週間のHalf termを挟みます。そして、イースター前後の2週間の休みを挟んで(この間に夏時間に変更する)、4月から次のタームになります。このタームも5月末に1週間のHalf termを挟みます。そして、7月半ば過ぎから夏休みとなります。
Oxford大学では3つのタームをMichaelmas term(10月~12月)、Hilary term(1月~3月)、Trinity term(4月~6月)と呼びます。
イギリスでは休みをHolidayと言います。日本でいう国民の休日のようなお休みは、Bank Holidayと言います。

<After school club>
クラブ活動も盛んです。Term毎にクラブを選べる無料のものや、お金を払って参加するものもあります。音楽の活動も盛んで、バイオリンやギターなどが習えます。

<コスチューム>
イギリスの学校では、イベント(TPO)に合わせ、いろいろなコスチュームを着ることがあります。コスチュームを着る日(国旗のカラー、ヒーローやプリンセス、パジャマ、海賊、天使、ハロウィン、大好きな服、などなど)もあれば、International evening, Talent show, Valentine Disco、National book day、Red nose dayなど、その雰囲気に応じた素敵なドレスを着る機会も多くあります。可愛い浴衣など日本を紹介できる簡単なグッズを日本から持ってくると良いでしょう。キャラクターのコスチュームはKidlingtonのSainsberryやCity CentreのWestgate内などに売っています。

<お誕生会>
お誕生日は、自らお菓子を学校に持って行き、皆に祝ってもらうことがあります。また、お誕生会に呼びつ呼ばれつすることもあるでしょう。お誕生会などを通して、お友達が増えていくでしょう。

<クリスマスカード>
クリスマス前になると、お友達同士や先生などに、クリスマスカードを沢山配ります。

<Head lice>
イギリスにはまだしらみがいます。学校で感染することがほとんどです。長い髪のお子さんは結ぶようにしましょう。予防に、Tea Tree shampoo(ハーブの香り)が良いと言われます。感染後は、シラミ用の櫛やシャンプーがBootsなどに売っています。

<言葉>
初めて英語環境に入ったお子さんは、最初は皆の英語を聞いているだけのInputの期間です。Inputが満ちてくれば、徐々にOutputに移行しますが、この期間は子供それぞれです。ご自宅では母語で年齢に合わせた会話を続けて下さい。

自宅ではテレビにより簡単に上質な英語に触れることが出来ます。
BBC放送の「CBeebies」というチャンネルで、朝6時から夜7時まで、小さな子供用の教育番組が放送されています。Channel 5でも、朝6時から9時過ぎまで、子供用のアニメ番組が放送されています。
少し大きなお子さんには、「CBBC」というチャンネルが良いかもしれません。

学校では、転校後しばらくはEALのスタッフが個人指導で英語を教えてくれる場合もあります。別室の場合もあれば、授業中隣に座って教えてくれる場合もあると思います。ただし、外国人が少ない学校では、EALが充実していないこともあります。EALはOfstedのreportの内部に記載していますので、学校選択の際、参照されると良いでしょう。

<小さなお子さんがPhonicsを学べるDVD>
  • Fun With Phonics;BBC放送のうち、子供用の番組であるCBeebiesが発行しています。小さなお子さんでもBritish accentのPhonics獲得に役に立ちます。
  • Leap frog;アメリカ訛りで、好まない方もいるかもしれませんが、Alphabet、Phonics、数の概念などを、楽しみながら覚えれます。

<雪の日>
大雪の日など、交通が混乱する、学校が休みになることがあります。学校からの連絡やラジオに注意しておきましょう。
Oxford county councilがその日の閉校、遅く始まるなどの情報を載せています。学校のHPも要チェック。


<イギリスの学校で使う分かりにくい単語>
Wellies:雨靴(本来は膝まである長靴のこと)
Peg:コート掛け
PE kit:体育に使うTシャツやズボン、ジャンパー、運動靴の組み合わせ。日本のように決まったものはなく、適当に自分で用意します
Assembly:集会


日本語の教科書配布

ロンドンの日本大使館で小学校、中学校の日本の教科書を配布してくれます。
詳しくはこちら


学校のことに関する余談
16歳以下では、ほとんどの子供が日本で言う公立学校(State school)に行きます(93%)。ちなみに、State funded schoolのうち3分の1は特定の宗教をベースにしたFaith schoolです。SecondaryのState schoolでは、Charwell schoolが評判が良いと言われています。7%は、Private school(Independent school、Public schoolとも言います)に通います(16歳以上になると約20%がPrivate schoolに行きます)。Private schoolの中でも別格なのが、Public school(2%)で、上流子弟の大学進学のための高額な中高一貫の私立学校などを指し、男女別学の寄宿舎学校(Boarding school)です。

イギリスの学校に関しては、こちらがよくまとまっています。
イギリスの学校
イギリス大学入試について

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最終更新:2015年01月15日 19:43
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