数詞
Palamの記数法は10進法である。
Palamの数詞は、数基と複合数詞に分けられる。
数基とは、全ての数の元となる13個の数字。
複合数詞は、この数基を組み合わせて表す。
但し、一般には数字で書くことが多く、文字で書くことは少ない。
数詞は、そのまま名詞に後置すると基数、語頭にaを付けて名詞に後置すると序数として名詞を修飾する。
名詞として使う場合は、"do 数詞 ne"の形で不定句詞を用いて表す。
数基
0 |
xee |
1 |
pia |
2 |
fua |
3 |
tea |
4 |
soa |
5 |
xai |
6 |
kui |
7 |
mei |
8 |
noi |
9 |
cau |
10 |
riu |
100 |
leu |
1000 |
pou |
数基の語尾変化
数基の語尾は必ず二重母音である(xeeのみ長母音)。この二重母音が、以下のように変化する。
名称 |
語尾 |
説明 |
乗法形 |
e |
直前の数基の掛ける数になる。 |
指数形 |
o |
直前の数基の指数になる。 |
読上形 |
u |
数を数基だけで読み上げる時に使う。 |
但し、xee(0)とpia(1)に乗法形と指数形はない。
複合数詞
数基の語尾変化と、以下の八つの規則で日常的な全ての数を表すことができる。(負の数、虚数、無限小数、無理数などはここでは扱わない。)
複合数詞の規則
①複合数詞は、数字で書く場合、一の位から三桁毎に「'」(アポストロフィー)を入れる。
②「数詞,数詞」は、加法を表す。但し、二桁の数の場合は「,」を省略する。
③「数詞_読上形数詞」は、乗法を表す。但し、数基乗法形が使える場合はそちらを使う。
④10'000超の数は、千の位までは②,③に従い、それより上位では、「'」(アポストロフィー)で区切られた一区画を、『「pou+指数形数基(又は"#数詞")」+「_(アンダーバー)」+「読上形複合数詞(3桁)」』の形を使って表し、それを「,」で連ねて表記する。
⑤「pou#数詞(2桁以上)」は、pouの(数詞)乗を表す。但し、指数が一桁の場合は数基指数形を用いる。
⑥小数点はlotで表し、その前後に「-」を置く。又、小数点以下の数は読上で表す。
⑦分数は、「-atol-」の前に分子、後ろに分母を置いて表す。
⑧複合数詞は全て読上で表しても良い。
※"読上"は、数基の読上形を用いて各位の数をそれぞれ読み上げることです。但し、読み上げる最後の数基は読上形ではなく独立形(何も変化してない形)を使います。
以下に、数字の表記の例を示す。
数字表記 |
文字表記 |
考え方 |
適用規則 |
11 |
riupia |
riu[10]+pia[+1] |
② |
20 |
riufe |
riu[10]+fe[*2] |
③ |
51 |
riuxepia |
riu[10]+xe[*5]+pia[+1] |
②,③ |
100 |
leu |
leu[100] |
- |
150 |
leu,riuxe |
leu[100]+,riu[+10]+xe[*5] |
②,③ |
275 |
leufe,riumexai |
leu[100]+,riu[+10]+me[*7]+xai[+5] |
②,③ |
800 |
leune |
leu[100]+ne[*8] |
③ |
2'150 |
poufe,leu,riuxe |
pou[1000]+fe[*2]+,leu[+100]+riu[+10]+xe[*5] |
①,②,③ |
10'000 |
poure |
pou[1000]+re[*10] |
①,③ |
10'001 |
poure,pia |
pou[1000]+re[*10]+,pia[+1] |
①,②,③ |
10'001 |
puxuxuxupia |
- |
⑧ |
23'456 |
pou_futea,leuse,riuxekui |
pou[1000]+_futea[*23]+,leu[100]+se[*4]+,riu[+10]+,xe[*5]+,kui[+5] |
①,②,③,④ |
234'567'890 |
poufo_futusoa,pou_xukumei,leune,riuce |
(1000^2)*234+1000*567+100*8+10*9 |
①,②,③,④,⑤ |
0.57 |
xee-lot-xumei |
xee[0]+lot[.]+xumei[57] |
⑥ |
3.14 |
tea-lot-pusoa |
tea[3]+lot[.]+pusoa[14] |
⑥ |
1/5 |
pia-atol-xai |
pia[1]+atol[/]+xai[5] |
⑦ |
最終更新:2012年09月17日 12:18