補助詞は、文や語に様々な意味を付加し、語尾はiである。
ここでは主なもののみを挙げるので、詳細はPalam辞典を見よ。
又、補助詞の分類を覚える必要はない。
文補助詞
否定、疑問などを表す。
意味 |
補助詞 |
語順 |
訳例 |
否定 |
mi |
動詞句の直前 |
~ない |
疑問 |
pi |
文頭 |
~か? |
又、疑問の代名詞を含む疑問文にpiを付けると、疑問の意味が強調される。
As mi un ikos.(僕は女じゃない。)
As mi ez enxur saax.(私には趣味がない。)
pi Es saaj unxur Usa melix?(あなたはこの本が好きですか?)
pi Ox un Ap?(あなたは一体誰なのですか?)
副補助詞
名詞に係る。
意味 |
補助詞 |
語順 |
訳例 |
例示 |
oxi |
名詞の直後 |
~など |
添加 |
fi |
名詞の直後 |
~も |
強調 |
xi |
名詞の直後 |
~こそ |
否定 |
ami |
名詞の直後 |
~でない |
話法補助詞
節内が直接話法であることを表す。
Palamの節詞to~neはこれがない場合は間接話法を用いる。
意味 |
補助詞 |
語順 |
訳例 |
直接話法 |
li |
節詞toの直後 |
「~」と |
Ox lozan to li As meljun Es.(彼は「俺はお前を愛している」と言った。)
対事補助詞
対事モダリティを表す。
意味 |
補助詞 |
語順 |
訳例 |
断定 |
ni |
文末 |
~である |
七推量 |
eki |
※ |
~に違いない |
六推量 |
oki |
恐らく~だろう |
五推量 |
aki |
(きっと)~なはずだ |
四推量 |
ifi |
~だろう |
三推量 |
ufi |
~かもしれない |
二推量 |
efi |
~なはずはない |
一推量 |
ofi |
決して~ない |
義務 |
exi |
~しなければならない |
必要 |
oxi |
~する必要がある |
当然 |
axi |
~するべきだ |
強意志 |
ipi |
~しよう |
弱意志 |
upi |
~した方がよい |
可能 |
epi |
~できる |
許可 |
opi |
~してもよい |
※文頭、動詞句の直前、動詞句の直後のいずれか。
対人補助詞
文末につけて、対人モダリティを表す。
a,eから始まるものは、自分あるいは相手に対するモダリティを表す。
それらの付かない対人モダリティの補助詞より、自分に対するものか相手に対するものかを明確に区別する表現。
自分に対するものはa、相手に対するものはeを語頭に持つ。
又、1つの文に複数個使うのは良くないとされる。
特に他の対人補助詞と一緒になった場合、丁寧や尊敬は消えやすい。
意味 |
補助詞 |
訳例 |
確認 |
pi |
~だよね? |
伝達 |
zi |
~だよ |
主観詠嘆 |
ali |
~だなあ |
客観詠嘆 |
eli |
~だね |
主観確認 |
api |
~だよなあ |
客観確認 |
epi |
~だよねえ,~じゃん |
丁寧 |
asi |
~です, ~ます |
尊敬 |
esi |
~です |
最終更新:2012年09月29日 11:52