横浜アクアマリンズ

横浜アクアマリンズ(よこはまアクアマリンズ、英語:Yokohama Aqua-marines)は、PGBに所属する日本の女子プロ野球球団。
本拠地は神奈川県横浜市の横浜スタジアム。


概要

チーム名 横浜アクアマリンズ
創設年度 2012年
加盟リーグ マーメイド・リーグ
チーム名遍歴 横浜アクアマリンズ(2012-)
フランチャイズ遍歴 神奈川県(2012-)
本拠地 横浜スタジアム
キャパ 34,046人
監督 エレナ・スキャパレリ
リーグ優勝回数 4回
リーグ優勝 2012201320182021
日本一回数 1回
日本一 2012
ユニフォーム リンク

歴代監督

就任年度 監督名
2012~2015 広岡慈水
2016~2017 鞍馬桃々子
2018~2020 九度鳴千鶴
2021 大鳳はるか
2022~2023 クラウディア・O・イルステリアス
2024~ エレナ・スキャパレリ

球団の歴史

2012年

2012年のPGB創立とともに、東京フレイズとの2チームで参加。開幕戦を勝利で飾ると、チーム本塁打51本を記録するなど攻撃的な野球で終始東京を圧倒。最終的には23勝13敗4分け、勝率.639でPGB初代チャンピオンに輝いた。
投手では小宮美奈が最多勝・最多奪三振、河野宮裕子が最多セーブ、善行寺美都小村舞が同率で最多セーブを、野手では岸山典子が最多本塁打、和泉ひばりが最高出塁率のタイトルを獲得している。
オフに小宮、河野宮らが退団。選手分配ドラフトでは青木明日香伊達青葉SHIORIが揃って広島レッドリーブスへ移籍した。
ドラフトでは3位(1巡目)で御幸高川浜透子を指名している。

2013年

2リーグ分立の際に広島、熊本シルフィードとともにマーメイド・リーグに参加。
開幕戦こそ広島相手に4-5で落としてしまうが、序盤に4連勝を記録するとその後は首位をひた走る。中盤は2位以下と肉薄していたが終盤に首位固めを行い、10月9日の広島戦で4-0と勝利し優勝を達成。続くチャンピオンシップでは初戦こそ勝利するものの、2戦目以降は東京に連敗。日本一の座を逃した。
剣崎巴が最多奪三振、烏丸由紀が最多セーブ、池咲綾花が首位打者・最多安打、豊川結華が打点王のタイトルを獲得している。
オフに烏丸が退団。剣崎、廖美花四之宮真帆との交換トレードで福岡クローネから真喜城遙を獲得。またクラリス・リーを東京へ、ナスターシャ・海堂を熊本へそれぞれ放出している。
ドラフトでは1位で大野聖陵高野村友梨奈を指名している。

2014年

開幕戦は広島を相手に2-4で敗戦。その後開幕3連敗を喫するが、すぐに3連勝で巻き返し借金を一時は完済。5月以降は安定した戦いぶりを見せ首位を独走する広島を相手に粘ったが、7月中旬の3連敗でもたついた隙に熊本に逆転を許し最下位に転落。7月以降は2連勝が1回のみと苦戦を強いられ、首位広島と7.5ゲーム差をつけられ最下位に沈んだ。
個人タイトルは馬家壮が最多奪三振を獲得している。
ドラフトでは広島・熊本との競合の末ヴェイクロニア州立大学アレックス・トライアンファスの交渉権を獲得。

2015年

開幕戦は熊本を相手に10-3で快勝するものの序盤は勝率5割前後を推移する。14節からの4連敗で借金生活が長引いた間に首位広島とのゲーム差が広がった。後に7連勝をマークし借金を完済して広島との優勝を争いを演じ、一時は首位に躍り出るなど奮闘を見せた。しかし7連勝の後2連敗、3連敗と痛い連敗を繰り返し、その間3連勝を2回マークした広島に再び差を広げられて2年ぶりの優勝はならなかった。
個人タイトルは法条径が最多勝、川浜が最多奪三振、三柴由佳理が首位打者、アレックスが本塁打王・打点王、和泉が最高出塁率をそれぞれ受賞している。
シーズン終了後に広岡慈水が監督を退任、後継に鞍馬桃々子が就任。佐々羅玉響透野紗々恵が現役引退。野村を福岡へ放出、東京・大阪との三角トレードでは善行寺を大阪へ放出、柳生十兵衛を東京から獲得している。
ドラフトでは5球団競合となった名古屋スターオブコマンド甘楽氷柱を引き当て、獲得している。

2016年

大阪との交流戦でシーズンが開幕。連勝スタートを飾ると、法条、川浜、甘楽らを擁する投手陣と、豊川、和泉が牽引する重量打線を武器にその後も安定したペースで勝ち星を積み上げ首位を堅持。しかし、シーズン終盤に失速すると追い上げてきた熊本に一気に差を詰められ、33、34節の直接対決で連敗し首位陥落。立て直せないまま熊本に引き離されリーグ優勝を逃した。なお、最終戦のPGB史上初の球団通算100勝を達成した。
個人タイトルでは豊川が本塁打・打点の二冠に輝き、川浜が最多勝を獲得した。だがシーズン終了後、分配ドラフトで豊川、甘楽、山元茜囲奈々子が名古屋へ。法条、柳生十兵衛真喜城遥が札幌へ移籍。さらに大阪とのトレード(馴馬龍子+金銭)で伊達成実唯川葉子が去るなど主力クラスの退団が相次いだ。代わりに馴馬の他、福岡から諸星美唯、広島から左田凛が移籍したほか、新人ドラフトでは社会人七十一銀行白嵜涼莉を1位指名した。

2017年

開幕投手は川浜透子。因縁の相手である法条径にわずか3安打に抑えられ、0-3と手痛い敗戦。それを引きずるかのように連敗が続き、24節以降は突き放された格好となり、シーズン最下位となってしまった。その中でも投手は川浜が奪三振2位(64奪三振、最多は広島・桧山の73奪三振)。野手は小松玲奈が打率3位(.325、首位打者は札幌・金色の.353)、最多HR(7本、広島・青木、札幌・海月と同時受賞)、安打2位(50安打、最多安打は広島・青木の52安打)。小瀬村早夜が盗塁2位(16盗塁、最多盗塁は札幌・金色の32盗塁)と健闘。シーズン終了後には白嵜涼莉馬家壮麓山奏美ジャスミン・サンダース真中千夏前橋寿・小松・池咲綾花の8選手が退団、引退。東京の秋田さおりアニス・ホワイト戸塚みちる安朱英とのトレードで、大阪の右川優羽田色宮本春香阪利荒諸星美唯とのトレードで、名古屋の仁科ベティ森下明音平下奈未とのトレードでそれぞれ獲得。ドラフトでは本郷大桜葉ジュンを、逆指名による1位指名となった。オフには鞍馬桃々子監督の引退、元東京投手コーチの九度鳴千鶴新監督就任、経営母体の変更など大ニュースがPGB界を賑わせた。

2018年

前年に続き札幌を相手取った開幕戦。開幕投手は釜石唯。初回に3点こそ入れられるが終盤逆転し、5-3で勝利。開幕4連勝ながらも、そこからは終盤の4連敗までは大きな連勝連敗もなく、最終戦手前まで優勝争いがもつれる展開に。なんとか逃げ切りリーグ優勝を決めた。
プレーオフでは中盤に3点を入れるが、終盤に2点を入れ猛追する札幌を振り切り、3-2で勝利。2013年以来のチャンピオンシップへと進出を果たした。
チャンピオンシップ、第1戦は両先発の死闘の後、0-1のサヨナラで落としてしまう。
続く第2戦も終盤に追い上げを見せるが及ばず。2度目の日本一とはならなかった。
個人タイトルでは羽田色が最多奪三振(80奪三振、PGB記録タイ)、右川優が首位打者(打率.364)、最多安打(56安打)、最高出塁率(.407)を獲得。
シーズン終了後には高垣渚村雨朋絵牧野佑奈アレックス・トライアンファス岩本陽奈の5選手が退団、引退。広島の犬養晴陽アニス・ホワイト仁科ベティとのトレードで、札幌の海月ミシェルルイーセ・オーシェト小瀬村早夜とのトレードで、東京の立花涼風空恩院馳流栗崎万里久慈友貴奈とのトレードでそれぞれ獲得。ドラフトでは信濃大風越莉羅を1位指名した。

2019年


2020年

開幕戦は桜葉ジュンを立てて臨んだが落とす形に。第2節でシーズン初勝利をしたものの、交流戦までは苦戦を強いられることになった。しかし、以降は勝ちも増え、シーズン中盤で2位につけ、最終盤まで広島レッドリーブスと優勝争いをしたが、最終的に3ゲーム差をつけられ2位で終わり、プレーオフも敗退してシーズン終了となった。
それと共に九度鳴千鶴監督が退任。後任に前札幌ホワイトエンジェルスヘッドコーチの大鳳はるか氏が監督就任。同氏がコーチ人事を刷新、札幌時代の僚友であるメンバーや、東京フレイズ渡辺瑞希コーチや広島レッドリーブス徐昌美コーチらを迎え、新体制となる。
この年に桜葉ジュン、秋田さおり海月ミシェルがそれぞれFA権を行使。桜葉ジュンは名古屋Cキャッツ、秋田さおりは東京フレイズへ移籍、海月ミシェルは残留となった。人的補償で東京からはエリー・S・キャリオン、名古屋からはクラウディア・O・イルステリアスが加入。
また、トレードを活発に行い、榴ヶ岡菜穂秋田ゆかりエビス南御剣すざく海老名舞里南を獲得。札幌から小瀬村早夜も出戻りの形でトレードで再加入し、新たなチームで2021年度シーズンに臨む。

2021年


チーム成績・記録

年度別成績

年度 順位 試合 勝率
2012 1 40 23 13 4 .639
2013 1 40 20 15 5 .571
2014 3 40 17 20 3 .459
2015 2 40 21 19 0 .525
2016 2 40 19 19 2 .500
2017 4 40 14 25 1 .359
2018 1 40 19 19 2 .500
2019 2 40 20 17 3 .540
2020 2 40 22 18 0 .550
2021 1 40 30 9 1 .769
2022 2 40 20 19 1 .513
2023 2 40 21 17 2 .553
通算:12年 480 246 210 24 .539
  • 太字は日本一のシーズン

タイトル

  • 優勝:4回(2012年、2013年、2018年、2021年)
  • 日本一:1回(2012年)

歴代開幕投手


チームの特徴

  • チーム名は水のラテン語名「aqua」と海の「marine」を組み合わせた、チームが本拠地を置く港町横浜をイメージしたもの。

所属選手

コーチ・スタッフ

名前 背番号 役職
エレナ・スキャパレリ 89 監督
笠原政勝 81 ヘッドコーチ
栗林知佳子 74 投手コーチ
打撃コーチ
高城駿希 59 バッテリーコーチ(選手兼任)
桜井若菜 76 内野守備走塁コーチ
外野守備走塁コーチ
渡辺瑞希 80 メディカルコーチ
エリー・S・キャリオン 2 メディカルコーチ補佐(選手兼任)

投手

名前 背番号 備考
エリー・S・キャリオン 2
広瀬絵美 8 2023年ドラフト1位
柳沼奏葉 11
村坂一姫 12 福岡クローネから移籍
浜野昴 14
永井愛梨 15
矢作郁慧 16
秋田ゆかり 19
馬殿朋美 24 大阪ナイトブレイカーズから移籍
八名瀬智香 26
ダルフ 30
椎名海心 33 2023年ドラフト2位
フィオナ・ニシザキ 35
饗庭・A・彩 43
エリカ・クロフォード 49

捕手

名前 背番号 備考
成岡凛那 39
坂井果歩 48
高城駿希 59

内野手

名前 背番号 備考
笹田もも 1
東雲朋世 3
宮島アキラ 6
蓬莱撫子 23
山口夏鷹子 98

外野手

名前 背番号 備考
奥寺都 9 2023年ドラフト3位
卜部礼緒 25
立花涼風 36
神崎天満 51
相山美嶺 55

OG選手

あ行


か行


さ行


た行


な行


は行


ま行


や行


ら行


わ行


監督・コーチ

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年02月05日 22:58