2017年9月27日 大阪-広島チャンピオンシップ第2戦 - 新・pixiv女子プロ野球wiki

スコア

チャンピオンシップ　大阪－広島２回戦　阪神甲子園球場（大阪２勝）

広島　１００　１０１　１０１　２－７
大阪　００３　０００　００２　３x－８
（広）要、H石井、H黒瀬、斎賀、●筑紫－城下
（大）羽田、H沢渡、小森、川嶋、○大和－鹿島

戦評

　２０１７年の日本一を決する頂上決戦第２戦。舞台は甲子園球場。
　敵地マツダにて逆転勝ちで王手をかけた大阪は先発に羽田を立てた。打線はポストシーズン好調の川浦を四番に移し、一番には阪宮、指名打者には殊勲打を放った相川が入った。逆王手をかけて本拠地に戻りたい広島は、シーズン最多勝利記録に並んだ要が先発。打線は伊集院を五番に上げ、宮瀬、渡辺を組み込んだ。
　初回、広島打線がいきなり羽田を襲う。一死から岡崎が左中間を破るツーベースヒットを放つと、続く青木もサードへの内野安打で一、三塁とチャンス拡大。ここで大喬が三遊間を破り岡崎が生還。追い詰められた広島が先手を取る。その裏、大阪は一死からメリッサがヒットで出てすぐさま盗塁を敢行。だが、マスクをかぶる城下がこれを刺して事なきを得る。
　それでも三回、大阪が反撃。先頭の鹿島がヒット、阪宮が歩いてメリッサもヒットとして無死満塁のチャンス。ここでカミュが追い込まれてからスクイズを敢行するがファールとなって失敗に終わる。しかし、続く川浦が右方向にストレートをはじき返し、二者を迎え入れる逆転タイムリー。さらに伊達青葉がレフトに打ち上げて三走メリッサが生還。この回、大阪が３点を奪って試合をひっくり返す。
　しかし、広島打線も黙らない。直後の四回、伊集院がストレートをライトスタンドに運んで１点を返すと、六回には二死二塁のチャンスでまたも伊集院がタイムリーヒット。五番起用に応える活躍で同点に追いつく。この後羽田は宇佐美、渡辺に連打を浴び、勝ち越しのピンチを残して降板。しかし、代わった沢渡が城下を打ち取って大阪が踏ん張る。追いついてもらった要はその裏、連続三振を奪うなど初めての三者凡退。３回の３失点のみに踏ん張ってリリーフに託す。
　七回、大阪は三番手としてルーキー右腕・小森がマウンドへ。簡単に二死を奪ったが岡崎へのスライダーが抜ける。これを岡崎が逃さず、放たれた打球は阪宮の背走空しくバックスクリーンに着弾。守備職人の一発で広島が勝ち越しに成功する。広島はその裏に二番手・石井、八回に三番手・黒瀬がともにヒットを打たれたものの無失点。九回には大阪の四番手川嶋から二死一、三塁のチャンスを作って大喬がダメ押しのタイムリー。２点リードで守護神・斎賀を送り出す。
　だが、ここから試合は波乱の展開を迎える。一死一塁の場面で、阪宮がキャノンボールを捉えた打球はセンターへ。広島はこれで勝利まであと一人…と思われたが、名手岡崎がこれを落球。一転、二、三塁とチャンスが広がると、メリッサの打球はセンターオーバー。土壇場のスリーベースで大阪が試合を振り出しに戻す。延長に入ると、大阪は五番手に大和を投入。しかし、追いつかれた広島は二死一塁の場面で、麦藁がスリーベースを放って勝ち越しに成功。続く岡崎もエラーを取り返すタイムリーで続き、再び２点のリードを奪う。
　その裏、広島のマウンドにはベテランの筑紫。先頭の伊達青葉から三振を奪い、続く伊達成実も打ち取り、勝利まであとアウト一つ。だが、途中出場の右川が四球を選ぶと、続く森がセンター前ヒット。再逆転を期待する大阪ファンの声援を受けて、打席に入った鹿島。筑紫の投じたＶスライダーが甘く入った瞬間、奇跡が起きた。捉えた打球は瞬間にそれとわかる、悲願を待ち焦がれたファンが待つライトスタンドに届く逆転サヨナラ３ラン。二戦連続で広島リリーフ陣を打ち砕いた大阪ナイトブレイカーズが、３年前のリベンジを達成。創設５年目にしてついに日本一の栄冠をつかみ取った！

責任投手・本塁打

[勝]	大　和	１勝
[Ｓ]
[敗]	筑　紫	１敗
[本]	伊集院	１号
[本]	岡　崎	１号
[本]	鹿　島	１号

試合詳細

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打撃成績

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投手成績

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