2014年4月6日福岡-大阪開幕戦

スコア

シンデレラ・リーグ開幕戦 福岡-大阪1回戦 福岡ヤフオク!ドーム(福岡1勝)
大阪 000 200 000-2
福岡 001 101 00X-3
(大)●沢渡-黒瀬
(福)○宇佐美、H猪狩、S御剣-五五一

戦評

 シンデレラ・リーグの開幕戦は、昨季優勝を逃した福岡・大阪の組み合わせ。
 オープン戦では好調だった両チームが、開幕戦の緊張感のなかでどのような試合を繰り広げるのか。
 試合前には、この日初お目見えとなった福岡のマスコットキャラ“コルナちゃん”が登場。その可愛さで球場をさらに盛り上げていた。

 記念すべき開幕投手は、福岡が宇佐美、大阪が沢渡。
 大阪は予想通りだが、福岡はエース坂崎ではなく、あえて宇佐美を開幕に指名。今年の宇佐美に賭ける期待が感じられるオーダーとなった。

 その宇佐美は上々の立ち上がりで初回を三者凡退。サード廖のファインプレーにも助けられた。
 一方の沢渡も立ち上がりに風間にライトへの鋭い当たりを打たれるも、これを阪宮がダイビングキャッチ。こちらもバックに助けられ、三者凡退で切り抜ける。

 先にチャンスを作ったのは大阪。3回表2死から、刺巻のヒットと盗塁、さらにカミュの内野安打で2死1・3塁のチャンスを作る。
 しかし宇佐美も切れのあるSSFで阪宮をライトフライに抑え、大阪は先制のチャンスを逃す。

 その裏、福岡は先頭打者の五五一がヒットで出ると盗塁。さらに日野のバントで、今度は福岡が1死3塁と絶好の先制機を作る。
 廖は沢渡に三振に抑えられたが、続く敷島の鋭い当たりは三遊間へ! 又丸は抑えるのがやっとで一塁は間に合わず、内野安打。敷島のタイムリー内野安打で福岡が1点を先制する。

 ところが4回表、大阪はオープン戦好調の岡田が四球を選ぶと、同じく好調の伊勢谷が宇佐美の失投を逃さず、バックスクリーンへの豪快な1号2ラン! 大阪があっという間に逆転し、2-1とリードする。

 しかし福岡も4回裏、四之宮の2ベースと連続四球で無死満塁。山口はサードフライに倒れたが、五五一がレフトへの犠牲フライ。福岡が同点に追いつき、2-2となる。

 そして6回裏、四之宮が今度は3ベース! 無死3塁から、続く古宿がセンター前へタイムリー。福岡が3-2と、ふたたび勝ち越しに成功する。

 宇佐美は5~7回をパーフェクトに抑えて、8回には福岡勝利の方程式・猪狩がマウンドへ。
 ところが1死から阪宮が執念の内野安打を放つと、続く岡田が四球を選んで1死1・2塁。好調・伊勢谷で一打同点のチャンス!
 しかし伊勢谷の当たりはファースト正面のゴロで併殺打。大阪、同点ならず。

 8回裏、追加点は欲しい福岡は、代打・村坂がプロ入り初打席でヒット。2死から古宿もヒットを放ち2死1・2塁。
 しかし沢渡もここは大友をピッチャーゴロに抑えて、追加点は渡さない。

 9回表、マウンドには新・勝利の方程式、ルーキーの御剣。
 ところが御剣はコントロールがまるで定まらず、又丸が甘いスライダーをライト前へ。さらに黒瀬にも甘いスライダーを捉えられるが、このフェンス際への大飛球を、四之宮がスーパーキャッチ!
 続く鞘ヶ谷にもど真ん中のストレートを鋭いセンター返しされるが、これを御剣がキャッチして2アウト! 福岡が守備で粘り、あとひとりに追い込む。
 それでも大阪も、”左殺し”相川が代打で登場し、センター前ヒット。2死1・3塁と大チャンスを作る。
 ここでバッターは代打・ベティ。しかし御剣がここで今日一番のキレのあるナックルを投げ込むと、ベティは平凡なセカンドゴロに。敷島がしっかりと慎重に一塁へ送球してゲームセット。
 福岡が粘る大阪を振り切り、開幕戦を勝利。昨年負け越している大阪相手に初陣を飾った。

 宇佐美は、昨年度奪三振率1位の投球から一転、この日は奪三振わずか1。しかし7回を被安打5・与四球2の自責点2と安定したピッチングで開幕戦の勝利投手。苦労したリリーフ陣も、猪狩はホールド、御剣はセーブをきっちり上げた。

 大阪は沢渡が8回を自責点3で投げ切ったが、打線があと一歩及ばず、開幕戦黒星スタートとなった。

責任投手・本塁打

[勝] 宇佐美 (1勝)
[S] 御 剣 (1S)
[敗] 沢 渡 (1敗)
[本] 伊勢谷 1号②(宇佐美)

試合詳細

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打撃成績

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投手成績

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最終更新:2014年04月07日 00:31