2018年3月11日 横浜-札幌オープン戦

スコア

オープン戦 横浜-札幌 横浜スタジアム
札幌 100 100 100ー3
横浜 000 100 010ー2
(札)〇唐澤、檀、エロフー美弥
(横)●釜石、オーシェト、牧野ー高城

戦評

 横浜の先発はベテラン釜石、対する札幌の先発は昨季ルーキーながら規定到達して防御率2.65と安定していた唐澤。
 試合は初回、釜石の内角を攻めきれなかったシュートを先頭の金色が見逃さずに三塁打とすると、三番海老名が外角のスライダーを逆らわずに左へと流す。レフト小瀬村がなんとか追いつくものの、犠牲フライとなり札幌が先制する。
 ここから両投手が出塁を許さない好投を見せるが、4回表に再び札幌打線が釜石へと襲いかかる。先頭のミコヤンが鮮やかなセンター返しでヒットを放つと、すかさず盗塁を決める。直後に、初回犠牲フライを放った海老名が打席に立ち、今度はタイムリーヒットとして2点目を加える。そこから更に盗塁と四球、美弥の内野安打で二死満塁とするもここは釜石が踏ん張り、最少失点で切り抜ける。
 釜石を援護したい横浜打線は直後の4回裏に先頭の高城が唐澤の低めにしっかりと決まっていたスローカーブを引き付けて右方向に打つと、激走を見せてスリーベースヒットとする。それにこたえるように三番左田が高速スライダーに差し込まれながらもなんとか外野へと飛ばして犠牲フライとして1点を返す。だが、以降は続かずにこの1点止まり、札幌打線も釜石の好投の前に、点が加えられず試合は投手戦の様相を見せる。
 すると7回表、代打の銀が釜石の低めのストレートを引っ張って長打を放つと、これまた激走でギリギリのタイミングながら三塁打とすると、直後の石川が犠牲フライとする手堅い展開。走者は残らなかったため、釜石も7回3失点と十分に試合を作ってマウンドを降りる。
 なんとか逆転したい横浜は8回裏に先頭高村の二塁打、岩本の進塁打でチャンスを作ると、代打右川がタイムリーヒットで1点を返すと、再び代打アレックスが打席に立ち、続く高城まで連続ヒットで一死満塁の大チャンスを迎える。だがここで札幌リリーフ檀は崩れる事なく蓬莱を三振に抑え、左田はセンター金色のファインプレーもあり最少失点で切り抜ける。
 9回裏も先頭の宮島が三塁打を放つものの以降が続かずゲームセット。両チームともに大きな一発はないものの好走塁が光り、それぞれ三塁打が両チーム合計で4つという珍しい試合となった。またヒットの本数は少ないものの、札幌打線は盗塁も搦めた機動力野球で、更に横浜に対してプレッシャーをかける事に成功した試合だったといえる。

責任投手・本塁打

[勝] 唐 澤 1勝
[S] エロフ 1S
[敗] 釜 石 1敗
[本]

試合詳細

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打撃成績

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投手成績

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最終更新:2018年03月11日 22:45