2018年3月14日 広島-名古屋オープン戦

スコア

オープン戦 広島-名古屋 MAZDA ZoomZoom スタジアム広島
名古屋 220 000 002ー6
広 島 000 101 000ー2
(名)〇甘楽、H早乙女、H小野寺、H猪狩、H琴吹み、御剣龍ー日河、溝渕
(広)●紫波、榴ヶ岡、堤口、筑紫、斎賀ー荒井、進藤

戦評

 広島先発は新人左腕の紫波。対する名古屋はかつて5球団競合からの最優秀新人を獲得したエース甘楽が先発。
 試合序盤、名古屋打線が新人に対してプロの洗礼を浴びせる。1回表は二死までは紫波が二者連続凡打であっさり抑えるが、直後の三番エミーネに当ててしまい、二死からの出塁を許す。動揺し、高めに浮いたストレートを四番小喬がしっかりと弾き返し、ツーランホームランとして名古屋が先制する。
 続く2回表も七番平下がスリーベースを放つと制球が乱れて八番溝渕に四球、九番日河にこれまた失投を捉えられてタイムリーとされ3点目。一番山元の送りバントを挟んで二番柊はボテボテの一塁へのゴロを放つも激走を見せ、タイムリー内野安打として名古屋は序盤に4点をリードする理想の展開。逆に広島の紫波にとっては厳しい展開だったものの、以降は立ち直り、3回表は三者凡退、4回表もピンチこそ作るも無失点で切り抜け、打線の援護を待つ。

 新人を援護したい広島打線は4回裏、漸く甘楽攻略の糸口を見つける。二番麦藁が変化球を読んでライト前ヒットとすると、すかさず盗塁を決めて甘楽にプレッシャーをかける。続く三番藤瀬には麦藁への盗塁警戒のせいもあり四球となり、走者は二人。迎えた打者は四番大喬。
 高めに浮いた甘楽の決め球アイシングボルトを捉え、三遊間を抜けるかと思われた打球を名古屋の遊撃手平下がダイビングキャッチ。ショートゴロとする。だが尚もチャンスで五番遠野が併殺崩れの間に三塁走者麦藁が生還して1点を返す。
 6回裏には名古屋の三番手小野寺から麦藁、藤瀬の連続長打で1点を返し、点差は2点と縮まるが、反撃はここまで。8回裏を名古屋の琴吹海奈が三者凡退に抑えると、9回表に二塁犬養の野手選択も絡みダメ押しとなる2点を失う。4点差となった9回裏。名古屋は守護神御剣がマウンドに立つと、五番遠野は三振、六番青木は二塁小喬のファインプレー、七番犬養はセンターフライと三者凡退でゲームセット。

 安打の数だけを比べると名古屋が8本、広島が6本と大きな差はないように見えるが、広島投手陣の被安打と与四球の合計は15と投手陣の制球力の乱れ、そして名古屋打線の徹底した待球作戦が目立った。

責任投手・本塁打

[勝] 甘 楽 1勝
[S]
[敗] 紫 波 1勝1敗
[本] 小喬 1号

試合詳細

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打撃成績

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投手成績

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最終更新:2018年03月26日 14:37