2018年3月21日 名古屋-熊本オープン戦

スコア

オープン戦 名古屋-熊本ナゴヤドーム
熊 本 001 000 010ー2
名古屋 000 001 000ー1
(熊)秋田、〇鳶嶋、H上条、S高倉ーエヴァ、法条
(名)京良城、早乙女、H真壁、●猪狩、琴吹みー溝渕、日河

戦評

 オープン戦も残すところこの試合を含んであと2試合。大分シーズンに向けてのアピールが終わり、本格的に調整に当てている選手も出てくる頃だろう。
 熊本の先発はPGBのノーヒッター秋田。対する名古屋は京良城がマウンドに上がる。

 試合は両投手が好調ぶりをアピール、投手戦となる。京良城は初回にいきなり満塁のピンチを作ったものの2回表は三者凡退と抑え、熊本の秋田に至っては、ピンチを作る事すら許さない完璧な内容。
 すると3回表。京良城は二番氏家にヒットを許すと、三番ドラエモフの放った打球はボテボテのショートゴロも、これを名古屋の名手加賀が野手選択。ピンチを拡大させて続く葛木がタイムリーヒットで1点を先制する。
 しかし、それ以降は両投手安定した投球を見せ、秋田は5回無失点8奪三振、京良城も6回途中1失点も8奪三振で好調ぶりを周りに示した。

 追いつきたい名古屋は秋田に変わってマウンドに上がった鳶嶋を攻める。一番から始まる理想的な打順で、ヒットと蟻田、野手選択で一死一三塁のチャンスを作ると、迎えた打者は四番豊川。インコースのストレートをしっかりとジャストミートし、引っ張ってライト方向へと飛ばす。一塁走者は悠々ホームインして同点となる。走者はなおも一二塁だったが、ここでは鳶嶋の奮起と熊本守備陣のファインプレーもあり最少失点で切り抜ける。
 続く7回裏は熊本の鳶嶋はテンポよく全て内野ゴロで抑えて三者凡退とし、迎えた8回表。同点とされたため、勝ち越し点の欲しい熊本打線は、二死とされてから一昨年の新人王である六番蒼守がスリーベースを放つ。迎えたのはPGB屈指のスーパーサブである七番茂部。名古屋の猪狩が投じた低めのストレートを引っ張り、詰まらされながらもポテンヒットとして、これが勝ち越し点となる。
 反撃したい名古屋打線はその後チャンスこそ作るがあと一本が出ず、9回裏は三者凡退とされてゲームセット。両チームともに投手はよく抑えていたが、熊本打線は10安打、名古屋打線は5安打と効率的に点を取る事ができなかった。このなかで熊本の氏家は5打数3安打とただ一人の猛打賞を記録。守備でも好守を見せ、ルーキーながらレギュラーに向けて大きくアピールする事に成功した。

責任投手・本塁打

[勝] 鳶 嶋 1勝
[S] 高 倉 1S
[敗] 猪 狩 1敗
[本]

試合詳細

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打撃成績

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投手成績

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最終更新:2018年03月22日 04:03