2018年5月13日 東京-熊本1回戦

スコア

交流戦 東京-熊本 明治神宮球場
熊本 000 120 000 0 ー3
東京 010 020 000 1×ー4
(熊)曙川、H高倉、●鳶嶋ー葛木
(東)橘川、H黛、H井岡、H空恩院、H安、〇小坂ー四方木田

戦評

 互いに現時点でリーグ下位に沈むチーム同士の対戦カードとなった明治神宮球場での東京対熊本。最下位脱出を目論む東京の先発は橘川。対する熊本は曙川でこちらも同じく下位脱出を好投手に託す事となった。

 2回裏、一死無走、打者は五番立花。ここまで防御率1点台後半と安定している曙川だったが、ストレートが高めに浮いてしまいそれを立花が無理せず流していく。これが風に乗り、また狭い明治神宮球場という事もありレフトスタンドまで届き、2号ホームランがいきなり飛び出す。しかし、後続は断ちこの回は1点で留める。
 そのあとの粘投に応えるべく、熊本打線は4回表に葛木が失投を捉えて同じくソロホームランとして同点に追いつくと、5回表には七番クリス、八番氏家、九番エヴァの三者連続ヒットで満塁とすると、一番ドラエモフの打球を二塁手の名手・小師がまさかのタイムリーエラーで1点、二番水沢の犠牲フライでもう1点の計2点を勝ち越し、曙川に勝利投手の権利が舞い込む。

 しかし、今日の曙川はピリッとしない。援護をもらった直後、先頭打者の七番四方木田に二塁打を打たれると、八番戸塚に粘られて四球、九番LANAが手堅くバントで一死二三塁のピンチをあっさりと作ってしまう。一死二三塁で打者は一番相坂。いいコースへと投じられたストレートを、相坂は引っ張って右方向に打ち、ライト前へのタイムリーヒットで1点差と詰め寄ると、続く二番宮川はスクイズを一発で成功させ、これで3対3の同点とあっさりとされ、試合は振り出しに戻る。

 東京・橘川は5回、熊本・曙川はその後は立ち直り7回までを投げ切り中継ぎへと託す。東京は黛、井岡、空恩院、安と四人の投手をつぎ込み、6回から9回までを無失点。熊本は高倉と鳶嶋が8回、9回を無失点に抑えて試合は延長戦へ。

 10回表、東京はマウンドにベテラン小坂を送る。先頭の蒼守を三振で一死とした後、続く水沢を四球としてしまうがここでしっかりとウエストを決めて、水沢は盗塁失敗。その次の葛木を三振で抑えて打者三人で10回表の守備を終える理想的な展開。
 その裏、熊本は9回裏を投げた鳶嶋が回跨ぎをするが、これが誤算。先頭の高田に甘く入ったスライダーを強振され、三塁打とされると、続く相坂にも失投を弾き返されレフト前へのサヨナラタイムリーでゲームセット。
 延長戦を制した東京がこれで勝ち越し。対する熊本は6連敗で単独最下位に転落してしまった。

責任投手・本塁打

[勝] 小 坂 2勝
[S]
[敗] 鳶 嶋 1敗
[本] 立 花 2号
葛木 1号

試合詳細

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打撃成績

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投手成績

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最終更新:2018年05月14日 14:30