2018年5月16日 東京-熊本2回戦

スコア

交流戦 東京-熊本 明治神宮球場(2勝)
熊本 000 000 001ー1
東京 010 020 12×ー6
(熊)●秋田、高倉ー法条、葛木
(東)〇キャリオン、H杜、安、黛ー四方木田、宮川、四方木田

戦評

 前節は延長戦にもつれ込んだ東京対熊本の第2回戦。今節で借りを返したい熊本の先発はPGB初のノーヒッター秋田を送り込み、必勝態勢。
 対する東京はPICにてアメリカ代表にも選出されたキャリオン。キャリオンは今季4登板目で今季初先発。

 初回、キャリオンの立ち上がりを熊本が攻める。一番ドラエモフが失投を捉えていきなり二塁打を放ちチャンスメイクすると、続く水沢も失投を右方向に弾き返す。打球は一二塁間を抜け、タイムリーヒットとなるかと思われたが、これを二塁の名手、小師がダイビングキャッチ。飛び出していたドラエモフがアウトとなり、先制点とはならず。
 しかし、入れ替わる形で塁に出た水沢がすかさず盗塁し、再び得点圏に走者を置く。しかし、つづく三番葛木の打球も不運な事にノーバウンドで三塁手菜ヶ咲が捕球。飛び出していた水沢がアウトとなる。
 この後、葛木がチームにとってこの回2度目の盗塁を成功させ、四番武雷は四球で出塁するなど、東京にとっては良くない形が続いたが、五番姫ノ島の場面でここに来て完璧なライズボールが投じられ、姫ノ島が意地でバットに当てるも、力ない打球はセンターフライとなり、この回結局点が入らず。
 キャリオンは2回表にも同様にヒットや盗塁、四球で二死満塁のチャンスを作るもここでも最後はナックルが良い場面で投じられ、バックをヒヤヒヤさせながらも無失点で切り抜ける。

 そんな不安定な投球が逆に功を奏したのか、2回裏。熊本先発の秋田は先頭の六番菜ヶ咲に死球で出塁させると、すかさず盗塁で得点圏に走者を置く。続く橋本は討ち取るも、八番立花に自慢のストレートを弾き返され、わずかヒット1本で先制を許す。
 キャリオンの投球は3回以降も不安定であったが、不思議と点を許す事なく、熊本の秋田は打線の反撃を待つ苦しい展開。すると5回裏、一番相坂に二塁打とされ、一死二塁で迎えた三番小師に変化球を捉えられ、痛恨の2点目を失う。更に、小師に盗塁を決められた直後に四番ライアンからも適時二塁打が飛び出て重い3点目が東京に入ってしまう。
 打線の援護もあり、精神的に余裕があったのか、結局のらりくらりと熊本打線をかわし続けたキャリオンは6回を無失点と十分過ぎる好投でマウンドを降りる。

 対する秋田は粘りの投球も、7回に失策絡みでの失点で4点目を失ってしまう他、8回に変わった高倉も死球と失策からのヒット1本で2点を失い、熊本は点差を6として9回表の最後の攻撃を迎える事となる。
 なんとか1点でも、という思いから打線がつながり出し、一死から水沢葛木の連続長打であっさりと1点を返すと、姫ノ島もヒットを放ち、二死ながら一二塁と得点圏に走者を置き続ける。しかし、反撃はここまで。六番に入ったクリスの打球は中堅手を頭を超えるかと思われたが、戸塚がジャンピングキャッチで防いでゲームセット。

 キャリオンはこれが今季初勝利。東京の四番小師が4打数2安打1打点2得点にファインプレー1回と走攻守で大活躍。対する熊本は安打7四死球8と出塁の機会は多く、また6盗塁と機動力を見せつけたものの得点には結びつかなかった。

責任投手・本塁打

[勝] キャリオン 1勝
[S]
[敗] 秋 田 2敗
[本]

試合詳細

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打撃成績

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投手成績

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最終更新:2018年05月16日 22:49