スコア
交流戦 熊本-名古屋2回戦 藤崎台県営球場(熊本1勝1敗)
名古屋 000 502 000-7
熊 本 210 001 000-4
(名)○大友、H猪狩、H小野寺、H真壁、H琴吹み、早乙女、H練祠、S御剣龍-溝渕、日河
(熊)●狛、原田、上条、小野塚、鳶嶋-葛木、エヴァ
戦評
前期の交流戦の最終節。ホーム連勝で締めくくりたい熊本は狛が先発。一方、連敗でリーグ戦を再開するのは避けたい名古屋は大友をマウンドへ送る。
試合は初回、名古屋の2番・加賀が真ん中に入ったパームを捉えると、打球はライトフェンス直撃の長打コース。これで二塁を陥れいきなり先制のチャンスを作る。しかし狛は続くクリーンアップにも先程痛打されたパームで勝負。丁寧にコースを突いて須田・豊川をいずれも外野フライに打ち取りこのピンチを脱する。
するとその裏、昨日の逆転勝利の勢いそのままに打線が援護。葛木が安打で出塁すると即座に盗塁を決めてチャンスメイク。続くドラエモフが直球を逆らわずに流し打ち、右中間を真っ二つに破るスリーベースで葛木をホームに迎え入れると、さらに水沢もライト線へタイムリーツーベースヒットで繋いでこの回2点を先制する。さらに2回には、守備職人・茂部がど真ん中のストレートに合わせるとやや浅めの守備隊形だった右中間を破るスリーベースヒット。そしてラストバッター・常磐がきっちりスクイズを決め3-0と点差を広げる。
3点のリードを受けた狛は序盤3イニングをテンポ良く0点に抑える。ところが中盤に入って直ぐの4回に悪夢が襲い掛かる。ランナー一塁から少し抜けたパームをホークに左中間に運ばれると、この間に一塁ランナーが生還し1点を返される。さらに送りバントでワンアウト三塁とされるが、柊をパームで打ち取りツーアウト…となるはずが高く跳ねたボールを葛木がグラブで弾いてしまうミス。ボールがファールゾーンに転がる間に三塁ランナーが還り3-2と一点差にされてしまう。
しかし苦難はまだ続く。溝渕のヒット、さらに山元のセカンドゴロでゲッツーを狙うもこれがまさかのオールセーフ。満塁とされると、1番・葦川にカットボールをライト前に弾き返され二人が生還し試合をひっくり返される。さらに続く加賀がスクイズを敢行、この打球に水沢が反応するが、ホームへの返球が逸れてしまいこれもオールセーフとなってしまう。結局狛はこの後再び訪れた満塁のチャンスは凌いだものの、2つのエラーも重なり5点を失う形となった。
一方、まさかの連続で逆転に成功した名古屋は6回に追い討ちをかける。フォアボールで出塁した加賀が盗塁を成功させ揺さぶりをかけると、続く須田が高目に浮いたストレートをジャストミート。打球が高く舞い上がるとそのままレフトスタンドへ消える特大の2ランホームラン。7-3とリードを4点に広げる。
しかし熊本も直後にクリスのソロホームランで3点差に縮めると、8回は2つの四死球とヒットでワンアウト満塁と一発出れば逆転のシーンを作り出す。ここで熊本は佐屋木兼任監督が自ら代打で登場、一方名古屋はこのイニング4人目のピッチャーとなる練祠をリリーフへ送るなど執念の采配を見せる。この勝負に軍配が上がったのは…ビジターの名古屋。練祠は佐屋木を本塁フォースアウトのセカンドゴロ、続くエヴァはショートゴロに打ち取り見事無失点で切り抜けると、最終回は御剣が三人で片づけてゲームセット。
名古屋は投手8人をつぎ込み熊本の追撃を躱して両リーグ通じて10勝一番乗り。一方の熊本は名古屋と同じ10安打を放ったが、ミスが失点に直結した分だけ及ばなかった。
責任投手・本塁打
[勝] |
大 友 |
2勝 |
[S] |
御剣龍 |
8S |
[敗] |
狛 |
1勝2敗 |
[本] |
須 田 |
3号 |
|
クリス |
3号 |
試合詳細
打撃成績
投手成績
最終更新:2018年05月28日 01:34