2018年6月20日 札幌-広島4回戦

スコア

マーメイド・リーグ 札幌−広島4回戦 札幌ドーム(2勝1敗1分)
広島 200 200 000ー4
札幌 001 320 20×ー8
(広)●関、筑紫ー進藤、美弥
(札)〇御剣す、H菅生、筑波、十和田、檀春香ー碓氷

戦評

 ここまで1勝1敗1分と対戦成績は五分となっている両チーム。ここで勝って横浜追撃と行きたい広島の先発は安定感のある関。対する札幌は1つでも多く勝ち、上位との差を縮めていきたい。

 試合は初回。1回表に先頭の一番麦藁がヒットと盗塁でいきなりのチャンスを迎えると、三番伊集院と五番青木のタイムリータイムリーで初回から2点と好スタートを切る。
 好投で2回まで二塁を踏ませない投球を見せていた関だったが、八番フレイアのヒットと九番大賀のバントでチャンスを作ると、一番ミコヤンが緩急に惑わされずチェンジアップをセンターオーバーのタイムリーツーベースとし、1点を返す。

 直後の広島打線は御剣相手に再度火を噴く。一死から八番宇佐美が二塁打、九番シカティッチのライト前ヒットで1点を加えると、シカティッチは盗塁で自ら二塁へ進塁。麦藁が大きく外れたスライダーを見逃し一死一二塁。打席に立つのは二番犬養。外角へ投じられた球を逆らわずに右方向に流し打ち、二塁走者シカティッチがホームインしてリードを3点に広げる。
 しかし、更に直後の4回裏。一死から四番銀が一塁手大喬のエラーで出塁すると、続く五番碓氷は失投を逃さず強振、遊撃手の麦藁が打球を抑えるも、深い打球で送球間に合わず内野安打とし、一死一二塁。打席には六番のランス。高めに浮いたスライダーを、豪快一閃。彼女にとって今季第1号のレフトスタンドへと突き刺さる3ランホームラン。一気に点差を0、同点とする。

 更に5回裏。札幌打線の勢いは止まらない。勢いに呑まれた関が先頭の一番ミコヤンに四球と盗塁を許すと、二番金色にタイムリーツーベース、三番礒江にもタイムリーが生まれてこの回ヒット2本で2点と効率よく勝ち越しに成功。7回にも関が再び三者連続四球で押し出しを許すなど、ダメ押しとなる点が入り勝負あり。

 札幌は先発の御剣すざくが5回を4失点と決して好投とはいえないが、10被安打2与四球をよく4失点でまとめ、残りの4イニングを4人の投手がしっかりと広島打線を封殺したのが多き方と言える。
 対する広島は珍しく関が打者を得点圏に置いた際の安定感に欠き、ここに来て2連敗で首位横浜の背中が少し遠くなるこの2連戦の戦績となってしまった。

責任投手・本塁打

[勝] 御剣す 2勝1敗
[S] 投 手
[敗]  関  1勝2敗
[本] ランス 1号

試合詳細

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打撃成績

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投手成績

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最終更新:2018年07月30日 04:02