2018年7月29日 オールスターゲーム

スコア

オールスターゲーム 楽天生命パーク宮城(全シ1勝)
全マ 000 000 000-0
全シ 050 020 00X-7
(全マ)羽田、●唐澤、榴ヶ岡、馴馬、堤口、小野塚、野留加、高倉、赤井、小村-葛木、高城
(全シ)アレッタ、掛、甘楽、○竹中、樋口、力田、諸星、宮苑、猪狩、御剣龍-鹿島、四方木田

戦評

 今年も始まった夢のオールスター・ゲーム。全シ先発は現在5勝負けなしのアレッタ(名古屋)、全マ先発は奪三振数トップの羽田(横浜)。

 1回、全シ先発・アレッタは二者連続三振+三者凡退と上々の立ち上がり。一方の全マ先発・羽田は先頭・カミュ(大阪)にフォアボールを与え盗塁も許すと、さらに須田(名古屋)にはデッドボール。いきなりピンチを迎えてしまうが、阪宮(大阪)をストレートで詰まらせサード併殺に打ち取り事なきを得る。
 2回、アレッタはこの回も2三振を奪って3人で切って取るパーフェクトピッチング。対する全マは唐澤(札幌)がマウンドへ。しかし先頭の豊川(名古屋)にライト線を破るツーベースヒットを打たれ早速ピンチに。それでも続く伊達成実(大阪)は直球を引っ掛けさせセカンドゴロ。と思われたがこれを犬養(広島)が後逸、ボールが外野に抜ける間に豊川がホームをアンラッキーな形で先制点を奪われる。

 一方の全シは更に畳みかけるように大友(福岡)・鹿島(大阪)が出塁し満塁のチャンスを作ると、神本(福岡)がライトへの犠牲フライを放ち追加点を挙げ追加点。締めは小師(東京)が甘く入った変化球を逆らわずに打ち返すと伸びたボールはそのままライトスタンドへ。このホームランで3点を加え一気に5点を奪った全シがゲームを優位に進める。
 しかし全マ、直後の3回に全シ二番手・掛(大阪)からアレックス(横浜)、蒼守(熊本)がフォアボールを選び、更に犬養のボテボテのショートへの当たりが内野安打。これで全マも満塁、ホームランが出れば一気に1点差に追い上げる場面を作る。しかし掛、強気に真っすぐ勝負を仕掛けると後続の麦藁(広島)、藤瀬(広島)を浅い外野フライに打ち取り事なきを得る。無得点に終わった全マ、しかしその裏を榴ヶ岡(広島)がヒットを許しつつも3人で抑え勢いを与えない。

 すると4回、全マは三番手・甘楽(名古屋)からツーアウトから葛木(熊本)がサード内野安打で出塁、すぐさま盗塁を決めるなど足でチャンスを作り出す。この場面で打席にはかつてのチームメイト・アレックス。甘楽の投じたやや真ん中のアイシクルボルトを弾き返すと打球は一二塁間を抜けヒット…という当たりを小師が横っ飛びでキャッチ、そのままファーストへ転送しセカンドゴロ完成。またしても得点を挙げられなかった全マ、それでもその裏を馴馬(横浜)が三人でピシャリと抑え味方の反撃を待つ。
 5回、全マは先頭・秋田(横浜)がライト前ヒットでノーアウトから出塁すると、ここでも盗塁を成功させこの回からマウンドへ上がる竹中(東京)を攻める。しかし動じずに蒼守から三振を奪うと、続く犬養のフラフラっと上がった打球にはセンター・伊達成実がダイビングキャッチを決めヒットを奪い取る。結局後続も打ち取って全シ、この回も無失点で抑えきる。

 その裏、全シは伊集院(広島)のファインプレーもあり堤口(広島)からあっさりツーアウトとされるが、3番・緑野(福岡)のレフトフライを青木(広島)が落球。ランナーが出塁すると、さらに四方木田(東京)と豊川が連続でフォアボールを選んで満塁に。ここで全マは堤口に代えて小野塚(熊本)に火消しを託すが、伊達成実のファーストゴロを藤瀬がファンブル。これがオールセーフになり1点を失う。チャンスが続いた全シはさらに相坂(東京)がライト前タイムリーヒットで繋ぎこれで7-0と大きく全マを引き離す。
 6回は全シ・樋口(大阪)、全マ・野留加(熊本)がランナーを出しつつも0点に抑える。続く7回、全マはこの回登板の力田(福岡)に対し、先頭・青木がセンター前ヒットを放ち3イニング連続でノーアウトのランナーを出す。しかし続く高城(横浜)は変化球を引っ掛けてファーストゲッツー、あっという間にツーアウトとされる。それでも姫ノ島(熊本)がヒットを放ち再び塁に出ると、宮島アキラ(横浜)の打席でエンドランを敢行、積極的にチャンスを作りに打って出る。しかし低目一杯のスローボールを打ち返すも打球は途中出場の加賀(名古屋)の正面へ飛びスリーアウトとなる。それでもその裏は高倉(熊本)がクリーンアップを三者凡退と安定した投球を見せつける。

 8回、全シは一人一殺の継投策を展開。諸星(大阪)、宮苑(福岡)がそれぞれ一人ずつ打ち取るもトリの猪狩(名古屋)は藤瀬にヒットを許す。さらに続く海老名(札幌)にはレフト方向へ強烈な打球を飛ばされる。しかし6回から守備に就いていた森(大阪)がスライディングキャッチで捕球。レフトライナーに打ち取りチャンスの芽を摘み取る。その裏、全マは赤井(札幌)、小村(熊本)と守護神2人を投入する豪華な継投で3人で攻撃終了、最終回へ望みを託す。
 9回、全シのマウンドには御剣龍奈(名古屋)が満を持して登場。先頭の右川(横浜)をシュートで引っ掛けさせピッチャーゴロに仕留めると、後続もストレートで押し切り外野までボールを飛ばさずに3人で片づけ試合終了。自責点0という珍しい展開となったが、チャンスをしっかりと逃さなかった全シの圧勝と言う形で球宴の幕は閉じた。

責任投手・本塁打

[勝] 竹 中 1勝
[S]
[敗] 唐 澤 1敗
[本] 小 師 1号

試合詳細

+ ...

打撃成績

+ ...

投手成績

+ ...
最終更新:2018年07月30日 19:29