2018年8月12日 熊本-横浜5回戦

スコア

マーメイド・リーグ 熊本−横浜5回戦 ひたちなか市民球場(3勝2敗)
横浜 000 100 000 000ー1
熊本 000 000 001 001ー2
(横)村雨、H矢作、H東田、馴馬、H釜石、H牧野、Hアニス、●竹達ー高城、ベティ
(熊)曙川、H小村、H上条、〇高倉ー葛木

戦評

 熊本対横浜の第5回戦はひたちなか市民球場で迎える。熊本の先発は曙川。対する横浜はまさかの村雨が先発。プロ入り後リリーフで横浜を支え続けてきた村雨にとって、今季が初先発となる。

 その村雨は初回、一死から熊本の二番水沢に右翼フェンスダイレクトの二塁打を打たれ得点圏に走者を置くが、これを無難に捌き無失点とすると、2回以降ものらりくらりと躱していく投球術で相手に先制点を与えない。
 対する熊本先発曙川は3回まで文句のつけようのない投球だったが4回。先頭の一番秋田に対しての投球が甘くなり、出塁を許すと、すぐに盗塁で無死二塁。二番打者小瀬村はストレートで三振を奪うも三番高城にタイミング外しのカーブを狙い打たれ、レフト前へとタイムリーで先制点を許してしまう。
 直後の四番栗崎もストレートを弾き返して二者連続ヒットでピンチを背負うも、ここではそれ以上の失点は許さず、曙川は最少失点でこの回を耐える。

 先制点を貰った後も村雨は大崩れする事なく無失点のまま6回を投げ切り、初先発ながら6回を無失点としっかりとゲームメイク。勝利投手の権利を得てマウンドを降りる。
 この後を横浜は継投策、熊本は曙川が続投。最終的には9回表を投げぬき、曙川は9回を1失点。そんな曙川の粘投に応えたい熊本打線は9回裏。横浜の守護神、馴馬から西ながら一二塁のチャンスをつかみ取る。この場面で打者は九番エヴァ。
 ここで馴馬にまさかの失投。これをエヴァが逃さずスイングして起死回生、値千金の同点タイムリーヒット。9回裏にしてついに試合が振り出しとなる。

 そこからは両チームともに小刻みな継投に入る。横浜は釜石が10回、11回を牧野とアニスが抑え、熊本は小村、上条、高倉がそれぞれ1イニングを受け持ちそれぞれ無失点。締まった展開のなか迎えた12回裏。
 緊迫の場面でマウンドに上がるのはルーキーの竹達。そのルーイ—の立ち上がりを攻め立てるように、一死から一番葛木のヒットと盗塁で得点圏に熊本打線は走者を置く。そして、二死二塁の場面で打席に入るのはかつての首位打者、三番蒼守。ここで竹達の投じたサークルチェンジが高めに浮き、これを蒼守が逃さず捉えると、これがセンター秋田の頭を越え、万事休す。蒼守の12回裏のサヨナラ安打でこの死闘は熊本の勝利でゲームセット。

 先発曙川は9回1失点の粘投にリリーフ、打線が終盤になって応え、粘り勝ちして2連勝。2位広島が敗れた事で同率3位で並んでいた札幌と同時に2位タイに浮上。対する横浜はこれで2連敗。未だリーグ唯一の勝ち越しも貯金はわずか1つ。打線は9安打もわずか1得点。得点機も少なくなかったが、あと1本が出なかった。

責任投手・本塁打

[勝] 高 倉 2勝1敗
[S]
[敗] 竹 達 1勝2敗
[本]

試合詳細

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打撃成績

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投手成績

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最終更新:2018年08月12日 09:47