スコア
マーメイド・リーグ 横浜−熊本8回戦 横浜スタジアム(3勝5敗)
熊本 100 100 000ー2
横浜 000 004 00×ー4
(熊)多田、●曙川ー葛木
(横)〇釜石、H矢作、Hアニス、H村雨、S馴馬ー高城
戦評
ペナントレースも最終40節。リーグ優勝をかけた戦いも最終戦にもつれ込む大混戦。
首位横浜の先発は、開幕投手の釜石。対する2位熊本は多田。熊本がこの試合に勝つと、優勝決定戦が執り行われる。
かつて大逆転劇で優勝を掻っ攫われた横浜にとっては、トラウマを刺激するような展開だが、果たして。
そのトラウマを更に刺激するかのように、釜石は先頭打者の一番葛木を死球で出塁させてしまう苦い立ち上がり。盗塁は阻止するも、続く二番水沢に三塁打を打たれてしまう。三番蒼守こそ三振に打ち取るが、四番武雷、五番姫ノ島、六番クリスと3者連続四球で先制点を献上してしまう。
追加点こそ与えなかったものの、4回表にクリスにスライダーを完璧にとらえられ、ホームランで2点目を献上し、これで2点ビハインド。横浜ベンチ、ファンには優勝を逸した2016年を想起させる。
だが、6回裏。先頭の一番蓬莱が多田からヒットで出塁すると、続く二番左田が多田の失投を振りぬき、ライトスタンドにライナー性で飛び込む今季1号となる2ランホームランで一気に同点に追いつく。
ここで熊本は今季8先発した曙川をリリーフで投入。しかし、その曙川の立ち上がりを横浜打線が同点に追いついた勢いで強襲。三番秋田が四球、盗塁でチャンスメイクし、四番栗崎がセンター返しで無死一三塁とする。そして、五番右川が曙川の高めに浮いたスライダーを一閃。タイムリーツーベースで1点を勝ち越す。
そして無視二三塁と押せ押せな流れで六番の高城は冷静にスクイズ。これを成功させて、この回一挙4得点で逆転に成功する。
リードを奪ったとなれば横浜は継投策。7回を矢作とアニス、8回を村雨が一人の走者を出さないパーフェクトリリーフ。熊本に反撃の隙を与えない。対する熊本は曙川が回跨ぎ。6回裏に2失点したものの、7回8回は切り替えに成功。8回に四球を1つ許したのみで、打線に逆転の希望を託す。
そうして、ついに迎えた9回表。マウンドには横浜守護神の馴馬。まずは先頭の八番エヴァをレフトフライに抑え一死。続く九番常磐はアウトローストレート見逃し三振で二死。
ここで打席には一番葛木。馴馬のスローカーブを完璧に捉え、打球は三遊間を抜くかという強烈な打球。だが、これを最終回に守備位置変更でショートに入っていた栗崎がダイビングキャッチ。ショートライナーに抑えてこれでゲームセット。
シーズン序盤に大量リードをしながら熊本に迫られ、あと一歩というところまで追い込まれた横浜だったが、最終戦でも先制を許す苦しい展開ながら、なんとか振り切り勝利し、2リーグ制初年度以来2度目のリーグ優勝を達成した。
対する熊本は別カードで3位札幌が勝利したため、プレイオフ進出決定戦が執り行われる事に。プレイオフ前に試合を行う苦しい展開となってしまった。
責任投手・本塁打
[勝] |
釜 石 |
3勝2敗 |
[S] |
馴 馬 |
1敗10S |
[敗] |
曙 川 |
2勝4敗 |
[本] |
クリス |
7号 |
|
左 田 |
1号 |
試合詳細
打撃成績
投手成績
最終更新:2018年09月12日 10:36