スコア
リーグ交流戦 広島-大阪1回戦 広島メモリアルスタジアム(広島1勝)
大阪 000 101 010-3
広島 002 100 10X-4
(大)●湊、大和、馴馬-遠江、ベティ
(広)○桃園、H白石、H石井、S十和田-城下
戦評
昨季リーグ王者のライバル・横浜から開幕連勝スタートを決め、オープン戦からの絶好調を維持して勢いに乗る広島。
対するは、こちらも打線好調の大阪。派手な打ち合いの一戦となるか。
広島の先発は、大阪から移籍の桃園。古巣相手に初先発となる。
一方、大阪先発は、昨季チーム最多の4勝、防御率も2.86と沢渡に次ぐ結果を挙げた湊。絶好調・広島打線を止められるか。
1回表、大阪は2死2塁で好調・4番岡田。桃園の失投を岡田が逃さずセンター前に弾き返すが、これをショートの高倉が飛びついて取るや素早く1塁へ送球! バックの好守に助けられた桃園が、初回のピンチを切り抜ける。
1回裏、広島も2死から1・2塁とチャンスを作るが、小清水がレフトフライに倒れる。
2回表の大阪は2死満塁、2回裏の広島は無死3塁とチャンスを作るが、ともに点は入らず。
3回裏、広島は四球で出た高倉の盗塁から、久住の内野安打で無死1・3塁と3度チャンスを作る。
湊もここから真骨頂を見せ、怖い青木・伊達を打ち取り2死にまで追い込むが、小清水への1球が甘く入り、三遊間への内野安打! ついに広島が先制。すると続く岡崎がセンター前タイムリーで続き、広島が2点を先制する。
大阪も4回表、2死2塁から宇佐美がレフトへのタイムリー! さらに2死1・2塁で加賀もセンター前へヒットを放つが、これを岡崎が矢のような送球でホームタッチアウト。広島、またも“鉄壁の守備”でピンチを凌ぐ。
4回裏、又丸のエラーなどで広島がこの回も無死1・3塁。高倉はサードフライに倒れたが、続く久住がスクイズ。広島が小技で3-1とリードを広げる。
5回表、大阪も桃園を攻め込み、1死2・3塁。さらに2死満塁としたところで、大阪は代打・鞘ヶ谷。ここで桃園が投げ込んだボールが、ど真ん中に行くストレート! 鞘ヶ谷が捉えたボールは右中間のフェンス際へとグングン伸びていったが、ギリギリのフェンス際で、芝原がジャンプしてスーパーキャッチ! 大阪、三度広島の好守にチャンスを阻まれ、追いつくことができない。
それでも6回表、大阪は先頭の宇佐美が3ベース。刺巻が四球で歩くと、今度は加賀がスクイズ! 2-3と1点差に迫り、さらに1死2塁と同点のチャンスで3番・阪宮。
甘い球が多い桃園、ここも高めにスライダーが抜けたところを阪宮がレフト線へ引っ張る……が、打球は横っ飛びのサード・小清水のグラブへ! 続く岡田も三振に倒れ、またしても広島が好守で大阪の同点を阻止する。
7回表、広島は白石をマウンドへ。いきなり黒瀬にライト線への当たりを打たれるが、これも芝原がスーパーキャッチ。大阪は三者凡退に終わる。
すると7回裏、大阪2番手・大和の代わりばなに高倉がライトへの1号ホームラン! 広島がふたたび4-2とリードを広げる。
しかし大阪も8回表、広島3番手・石井の初球の甘い球をベティが1号ホームラン! 3-4とすぐさま1点差に迫るが、後続を石井が抑えて同点には追いつけない。
8回裏、大阪3番手・馴馬が無失点に抑え、試合は9回表へ。広島はクローザー・十和田をマウンドに送る。
大阪は先頭の岡田が四球で出るが、後続が続かず。最後のカミュのレフトオーバーの当たりも、茂部の好守に阻まれ試合終了。最後まで広島守備陣が大阪の猛攻を阻み続け、接戦を制した広島が開幕3連勝を飾った。
大阪は、広島を上回る11安打を放ちながらも、鉄壁の広島守備陣に阻まれあと一歩及ばずという結果となった。
責任投手・本塁打
[勝] |
桃 園 |
(1勝) |
[S] |
十和田 |
(2S) |
[敗] |
湊 |
(1敗) |
[本] |
高 倉 |
1号①(大 和) |
|
ベティ |
1号①(石 井) |
試合詳細
打撃成績
投手成績
最終更新:2014年04月13日 23:56