2019年3月3日 広島-横浜オープン戦

スコア

オープン戦 広島-横浜 MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島
横浜 000 000 300-3
広島 101 000 001-3
(横)竹達、H矢作、H空恩院、馴馬-七浦、高城
(広)要、石井、アニス、馬殿-荒井、二神

戦評

 最下位からの逆襲を見据える広島、相手に前年度のマ・リーグ覇者・横浜を迎えての一戦。広島先発は要。横浜先発は竹達。

 初回、広島は先頭打者の若葉がヒットで出塁するとすぐさま盗塁を決めて得点圏へ。その後進塁打で三塁へ進み、バッターッボックスには麦藁。イリュージョンを右中間まで運ぶも、ここはセンター・蓬莱のダイビングキャッチに阻まれる。しかしタッチアップには十分で広島が初回に先制点を挙げる。
 続いて3回、先制の起点となった若葉のセカンドゴロを犬養がトンネルして再び塁上へ。さらに中桐・麦藁が甘く入った変化球を続けざまに捉えて塁を埋める。この絶好のチャンスにルーキー・月詠が打席へ。するとスリーボールからコースいっぱいを狙ったイリュージョンを見送るとこれがボールの判定。押し出しで1点を追加する。

 リードを受けた要は6回を危なげなく無失点で投げ切りQSを達成、勝ち投手の権利を持って中継ぎ陣へ交代する。が、ここで横浜が前年度王者の力を見せつける。代わった石井から前東京の立花がフォアボールを選択、さらに宮島がヒットで出塁してチャンスを作る。この場面でルーキー・宮坂が打席に入ると、やや真ん中のストレートに反応してフルスイング。豪快に引っ張られた打球はレフトスタンドまで飛んでいく逆転3ランホームラン!自身の猛アピールと共に粘りの投球で6回を2失点に纏めた竹達へ勝利投手の権利が転がり込む一撃となる。

 逆転した横浜は終盤もリリーフ陣が好投を見せてリードを守っていくが、同じく最終回のピンチを切り抜け失点を許さなかった広島が9回1アウトから反撃に打って出る。中桐が猛打賞となるライト前ヒットで出塁、さらにツーアウト二塁から藤瀬もヒットで繋いで一・三塁と同点のチャンスを作る。この場面で頼れるバッター・青木が打席へ立つと、カーブを上手く合わせて左中間へ運ぶ長打コース。これで中桐が生還し同点、さらに一塁ランナー・藤瀬も三塁を蹴ってホームへ突入。走者一掃でサヨナラ勝利…と思われたが、横浜の意地の中継プレーに一歩及ばず、本塁アウトとなり引き分けでゲームセット。
 痛み分けとなったが両先発がQSを達成するなど仕上がりは順調。ルーキーの広島・月詠は前評判通りの選球眼、横浜・宮坂は一時リードを奪う3ランで首脳陣への良いアピールとなった。


責任投手・本塁打

[勝]
[S]
[敗]
[本] 宮 坂 1号

試合詳細

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打撃成績

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投手成績

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最終更新:2019年03月03日 23:46