2019年3月10日 札幌-広島オープン戦

スコア

オープン戦 札幌-広島 大阪シティ信用金庫スタジアム
広島 100 100 000ー2
札幌 000 000 100ー1
(広)〇赤田、Hアニス、H馬殿、S斎賀―二神、ベティ
(札)●筑波、西園寺、オーシェト―美弥

戦評

 札幌対広島のオープン戦の第3戦。札幌の先発は筑波。対する広島は94年世代、ベテランの赤田。
 試合は初回、広島打線が札幌筑波の立ち上がりを攻める。先頭打者若葉の打球は弱々しく一塁方向に転がり、これが内野安打となると、直後に盗塁。二番青木の打球は中堅手の深い位置への飛球でタッチアップで一死三塁。続く三番月詠が内角低めの球を奇麗に中堅手の頭上を越える適時二塁打とし、広島が鮮やかに1点を先取する。続く四番藤瀬も単打で一死一三塁とするも追加点とはならず。
 対する赤田は初回を三者凡退とすると、以降も安定した投球。筑波も初回以外は無被安打とするなど調子を取り戻し、投手戦の様相を見せる。広島は追加点、札幌は同点の1点が欲しい状況のまま迎えた4回表。今度もこの回の先頭打者、五番の中桐が単打で出塁すると、七番ヴィオラが右中間を破る適時三塁打を放ち、広島は2点目を加える。ダメ押しが欲しい場面だったが、八番、九番が連続で凡退しダメ押しはならず。
 広島先発の赤田は終わってみれば5回の被安打以外は完璧な内容。6回5奪三振無失点でリリーフにつなぐ。するとそのリリーフ1人目、アニスがなんと先頭打者相川に出合い頭の中堅方向の本塁打を浴び、リードを僅か1点としてしまう。だが、ここは切り替えてその1点止まりと抑えれば、広島は8回を馬殿、9回を斎賀が締めて――と生きたかったが、斎賀が先頭打者の金色に単打、盗塁を決められた上で野手選択も重なり一死一三塁と同点あるいは逆転のピンチ。ここで迎える札幌三番礒江の打球は右翼手渡辺の下へ。捕球後三塁走者金色がタッチアップでの生還を狙うも、ここは渡辺の送球が勝り、ゲームセット。
 両チームともに投手陣の調整はまずまずで、特に広島・赤田はタイトルを欲しいがままにした時期を彷彿とさせる完璧な内容と言える。逆に打線に関しては、札幌がこの試合僅か3安打と湿り気味。開幕に向けての調整が求められる。

責任投手・本塁打

[勝] 赤田 1勝
[S]
[敗] 筑波 1敗
[本] 相川 1号

試合詳細

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打撃成績

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投手成績

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最終更新:2019年03月10日 20:19