戦評
シンデレラ・リーグ公式戦 名古屋－福岡１回戦 ナゴヤドーム（名古屋１勝）
福 岡 ０１０ ００１ ０００－２
名古屋 ０００ １１３ ００Ｘ－５
（福）●水無月、祝部、低井－皇后崎
（名）○琴吹ひ、H真壁、H琴吹み、S御剣－溝渕、日河
戦評
シーズンを占う大事な開幕初戦。今季の開幕投手は名古屋が琴吹陽奈、福岡はドラ２・水無月が大抜擢された。
この試合、最初に動かしたのは福岡。２回、アリシアが真ん中のスラーブをフルスイング。引っ張った打球はライト頭上を越えてそのままスタンドへ。チーム初安打が本塁打となり福岡が先制する。名古屋もその裏、先頭の豊川がツーベースヒットでチャンスを作るが、後続が凡退し三塁止まり。同点に追いつくことは出来ず。
それでも名古屋は４回、ここまで１安打に抑えられていた水無月から豊川のフォアボールと小喬のツーベースヒットでワンアウト二・三塁とすると、続くマリアの打球はサード方向へのボテボテのゴロ。しかし俊足を飛ばして内野安打とするとこの間にランナーが還り同点に追いつく。さらに続く５回に浜田がヒットで出塁、盗塁を決めると、その後進塁打を挟んで３番・ホークが甘いストレートを左中間へ。これで名古屋が勝ち越しに成功する。だが福岡も負けじと直後の６回、エラーで出塁したランナーを二塁へ置くと、月夜がストレートをセンター前へ。この間に二塁ランナーが生還しすぐさま同点に追いつく。
ところがその裏、同点に追いついた福岡に落とし穴が。ランナー二塁から須田のショートゴロをアリシアが抑えるも三塁を狙ったマリアを刺せず野選が記録。一・三塁とピンチを広げられつつも水無月はツーアウトまでこぎつける。しかしラストバッター・山元に変化球を弾き返され打球は一二塁間へ。するとボールはセカンド・月夜のグラブの下を通過。これがタイムリーエラーの記録となり勝ち越しを許す。この１点で抑えておきたい福岡だったが、続く浜田にストレートを右中間に飛ばされると、これが走者一掃のタイムリースリーベースとなりさらに２失点。３点差とされてしまう。
勝ち越しを許した福岡は８回に一発同点のチャンスを作るも無得点に終わり、反撃が出来ぬまま試合終了。６回に守備のミスから失点した両チーム、しかしその傷口が深かった福岡が開幕戦で泣く形となった。
責任投手・本塁打
| [勝] |
琴吹ひ |
１勝 |
| [Ｓ] |
御 剣 |
１Ｓ |
| [敗] |
水無月 |
１敗 |
| [本] |
アリシア |
１号 |
試合詳細
打撃成績
投手成績
最終更新：2019年03月31日 20:15
