2019年4月3日 大阪-東京2回戦

スコア

シンデレラ・リーグ公式戦 大阪-東京2回戦 阪神甲子園球場(大阪1勝1敗)
東京 301 002 000 001-7
大阪 100 050 000 003X-9
(東)射水、日高、H白石、H七川、Hエビス南、H長峰、Hキャリオン、H井岡、●萱村-宮川
(大)桃園、H戸次、見城、十河、大和、H佐藤、H川澄、H水野、○アキラ-鹿島

戦評

 開幕での連敗を避けたい大阪は桃園、勝ってスタートダッシュを決めたい東京はドラ1ルーキー・射水が先発。

 前節では最終回まで試合が動かなかったが、今節は初回から均衡が破られる。東京は夢野のツーベースヒットから一・二塁のチャンスを作ると、まずセナがストレートをライト前へ運び先制のタイムリーヒットを決める。さらにこの後満塁としたところで四方木田もストレートをセンター前に弾き返しこちらは2点を追加。幸先よく3点を先制する。
 しかし大阪も負けじとその裏、ツーアウトから嘉祥寺が変化球を右中間へ運ぶツーベースヒットで塁へ出ると、続く阪宮も変化球をこちらはレフト線へ。二者連続のツーベースヒットですぐさま1点を取り返す。

 3回、東京はツーアウトで乙川がライト線を破るツーベースヒットでチャンスを作ると、これに四方木田がセンターオーバー、二打席連続のツーベースヒットで繋ぎ1点を追加。初回の大阪の攻撃をそっくりそのままに返してリードを再び3点に広げる。
 しかし5回、大阪はダリアがフォアボールで出塁したのを皮切りにまずランナー二塁から宮本がタイムリーヒットを放ち再び2点差に詰め寄る。さらにこの後満塁と攻め立てると、阪宮の打席で射水のすっぽ抜けたストレートをキャッチャーが取れず後逸。ランナーが一人還り1点差に詰め寄ると、今度は真ん中寄りに入ったストレートを阪宮が仕留めてライト方向へ。右中間を真っ二つにする長打で走者一掃、2点を加え逆転に成功する。さらに川浦が代わった日高のコースいっぱいのストレートをうまくライト前へ弾き返すとこれもタイムリーヒットになりこの回5点。集中打で試合をひっくり返す。

 ところが直後の6回、ツーアウトからエラーを皮切りに満塁のピンチを迎えると、この回3人目のピッチャー・大和のSSカーブを小師がセンター返し。この当たりでランナー2人が還り同点とされてしまう。

 その後はお互い得点が入らず試合は延長へ。東京は11回裏のサヨナラのピンチを相坂のダイビングキャッチで免れると次の12回表でその相坂がヒットで出塁、盗塁を決めて二塁へ進む。続く久慈が送りバントを決めて三塁へ進むと、セナのレフト方向への打球は森が背走しながらのジャンピングキャッチに阻まれるも犠牲フライとなり、前節に続き最終回に勝ち越しに成功する。
 しかし今日の試合はこれで終わらず。大阪は9人目・萱村から代打・赤弘のツーベースヒットをきっかけにワンアウト二・三塁とサヨナラのチャンス。ここで川浦が飛距離十分のライトフライを放ちタッチアップで三塁ランナーが還り同点。次打者はここまでノーヒットの鹿島、しかしド真ん中のサークルチェンジを振り抜くと鋭い打球はレフト頭上を遥かに上回りレフトスタンドに突き刺さるサヨナラ2ランホームランに。

 前節の緊迫した投げ合いから一転、両軍合わせて26安打16得点という打ち合いになった今節は大阪が見事なサヨナラ勝利を収め、開幕カードを五分に持ち込んだ。

責任投手・本塁打

[勝] アキラ 1勝
[S]
[敗] 萱 村 1敗
[本] 鹿 島 1号

試合詳細

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打撃成績

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投手成績

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最終更新:2019年04月03日 23:56