2019年8月11日 熊本-広島5回戦

スコア

マーメイド・リーグ戦 熊本-広島5回戦 リブワーク藤崎(1勝4敗)
広島 023 000 001ー6
熊本 000 003 001ー4
(広)〇関、H石井、H竜胆、S斎賀―ベティ、荒井
(熊)●秋田、曙川、野留加、小野塚―法条

戦評

 此処に来て首位争いと3位争いが激化しているマーメイド・リーグ。
 本拠地藤崎台で熊本はノーヒッターの秋田で広島を迎え撃ち、広島は関を先発のマウンドへ送る。

 序盤、広島打線が秋田に襲いかかる。2回表、秋田の変化球を見極めて六番中桐から八番ベティまで3者連続出塁で無死満塁の大チャンスを作り、九番ヴィオラが低めへ投じられたドロップをすくい上げ、打球はレフトにポトリ。二塁走者遠野が生還し、2点タイムリーで先制する。
 更に3回表には三番麦藁が失投を捉えて二塁打でチャンスメイクすると、一死から五番伊集院がストレートに力負けせずセンター前。二塁から麦藁が生還して1点を追加。そして、二死となってから七番遠野が秋田のスライダーを芯で捉え、バックスクリーンへ。打球は見事に突き刺さり、2ランホームラン。広島が序盤から5点のリードを奪う。

 対する広島先発関は熊本打線を寄せ付けない。連打は許さない安定した投球でなかなか隙を見せない。大量リードもあり投球する様は余裕を感じる事もできる。しかし、熊本打線も沈黙し続ける筈もない。
 6回裏。僅かに疲労の色が見えた所で、一死から二番秋間がストレートに逆らわずレフトへ流し打ち、出塁すると続く三番姫ノ島の打球に野手選択。走者全員セーフで一死一二塁。ここで打席には熊本の絶対的主砲、武雷。ここまでピンチでも動じなかった関だったが、ここで痛恨の失投。武雷は逃さず振り抜き、センターバックスクリーンに打球をズドン。3点をもぎ取り、反撃ムードが漂い始める。
 五番氏家、六番海老名が連続ヒットで一死ながら走者二人。だが、席は調子を取り戻したか、続く打者を飛球、タッチアップの走者は味方の好守備で刺してスリーアウト。同点は許さない。

 広島は9回にバッテリーエラーでリードを更に1点広げ、迎えたその裏。守護神斎賀を投入するが、一死から突如制球が乱れて適時安打1本。リードを2点に詰め寄られるが、熊本の反撃はここまで。最後はこれ以上ないという完璧なスライダーで空振りを奪ってゲームセット。
 これで2連勝の広島は首位を確りキープ。シーズンも残り4分の1を切り、首位、3位争いはより混沌の様相を呈してきた。


責任投手・本塁打

[勝] 2勝2敗
[S] 斎賀 10S
[敗] 秋田 1勝5敗
遠野 4号
武雷 7号

試合詳細

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打撃成績

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投手成績

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最終更新:2019年08月12日 04:50