2014年5月7日大阪-福岡4回戦

スコア

シンデレラ・リーグ 大阪-福岡4回戦 阪神甲子園球場(大阪2勝2敗)
福岡 110 000 013-6
大阪 000 010 010-2
(福)○坂崎、H猪狩、上条-二神
(大)●羽田、大川、長良-柳ヶ瀬

戦評

 球団史上初の4連勝・貯金1・首位浮上と盛り上がる大阪。ホームゲームに入ってから負けなしの勢いで、一気に単独首位を狙う。

 一方、先発投手陣の状態が揃って上がらない福岡。先制しては逆転負け、というパターンが続くなか、3度めの先発に上がるエース・坂崎はチームを救えるのか。

 1回表、福岡は大阪先発・羽田から先頭の敷島がヒット。続いて盗塁を決めると、暴投で無死3塁となる。ここで風間がセンター前へ弾き返し、この日も福岡が先制! 1-0とリードする。

 さらに2回表、ここまで不調の二神が1号ソロ! 2-0とリードを広げる。

 しかし2回裏、坂崎の球が甘くなり、鞘ヶ谷、岡田の連打で無死1・3塁。そしてダリアの打球が左中間へとフラフラと上がるなか、四之宮がダッシュしてスライディングキャッチ! さらにすぐさま一回転して起き上がり、ホームへ送球! 本能のまま動いた四之宮のプレイに、ランナーも動けず。
 そしてこのスーパープレイに、この回制球がまったく定まっていなかった坂崎も刺激を受けたのか、ここから柳ヶ瀬を三振、加賀もスライダーでレフトフライに打ちとって無得点に抑えてみせる。

 3回表も福岡は風間がヒットで出るが、ここで盗塁失敗。それでも2四球とヒットで2死満塁とするが、最後は日野が凡退。羽田も制球に苦しみながら、ここは凌ぐ。

 4回裏、大阪がいまだに制球に苦しむ坂崎をふたたび攻めこむ。
 先頭の鞘ヶ谷がヒットで出るや、岡田が鋭い当たりで続く……と思われたが、今度は敷島が横っ飛びでライナーキャッチ! 状態の上がらないエースを、バックが懸命に盛りたてる。
 大阪はそれでもダリアがヒット、柳ヶ瀬の犠打で2死2・3塁と一打同点のチャンス。しかし坂崎が内角低めにズバリとストレートを投げ込み、加賀を見送り三振に抑える。

 5回裏、大阪は1死から連打で1死1・3塁とすると、阪宮が1・2塁間中央へのゆるいゴロ。敷島が懸命に止めるがどこにも投げられず、内野安打タイムリー。ついに大阪が1点を返し、1-2と1点差に迫る。
 しかし坂崎も、続く1死1・2塁から鞘ヶ谷、岡田を抑えて同点は阻止。

 なんとか追加点が欲しい福岡は7回表、大阪2番手の大川を攻めこみ、連打と阪宮のエラーで1死満塁のチャンス。しかし大友がシュートに詰まりファーストゴロでホームゲッツー。福岡、どうしても欲しい追加点がこの日もなかなか入れられない。

 8回表、福岡は二神、蛭神、代打・村坂の3連打で1死満塁。ここで敷島が、難しい満塁スクイズを見事に決めて、ついに1点追加! 福岡が執念で1点を取り、3-1とリードを広げる。

 そして6・7回はなんとか立ち直り投げ切った坂崎に代わり、セットアッパー・猪狩が8回裏に登板。福岡盤石のリレーに持ち込むが、岡田が猪狩の失投を逃さず、バックスクリーンへの1号ソロ! 大阪が、2-3とふたたび1点差に迫る。

 しかし福岡も9回表、四之宮が長良の高めに浮いたスライダーを捉え、右中間深々と飛び込む3号ソロ! ホームランダービー首位に立つ四之宮の1発で、福岡がすぐさま4-2とリードを広げる。
 さらにヒットと四死球で2死満塁とすると、代打・山口がセンター前への2点タイムリー! 福岡が6-2とリードを広げる。

 9回裏、大阪も上条を攻めて2死1・2塁とするが、最後は鞘ヶ谷が空振り三振。福岡が大阪の連勝をストップさせる勝利を飾った。
 坂崎は7イニングを被安打9と苦しみながらも、1点に抑えて今季初勝利。福岡がようやく、待ち望んだエースの勝利を獲得できた。

責任投手・本塁打

[勝] 坂 崎 (1勝2敗)
[S]
[敗] 羽 田 (1敗)
[本] 二 神 1号①(羽 田)
四之宮 3号①(長 良)
岡 田 1号①(猪 狩)

試合詳細

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打撃成績

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投手成績

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最終更新:2014年05月08日 02:26