2014年5月11日東京-熊本3回戦

スコア

リーグ交流戦 東京-熊本3回戦 明治神宮野球場(東京1勝2敗)
熊本 300 004 020-9
東京 002 200 000-4
(熊)○篠木原、HK.G、H牧野、小村-葛木、黒丸
(東)●京良城、フランシスカ、柳生-牛島、皇后崎

戦評

 開幕戦で激突して1勝1敗だった東京と熊本が、早くも今季2度めの交流戦シリーズで対戦。ともに現在、勝率5割の両チーム。ここで一歩抜け出すのはどちらだ!?

 東京の先発は京良城。1回表、熊本は2死から大塚の四球、四五七のヒットでチャンスを作ると、今季初めて5番に落ちた武雷が2号3ラン! 熊本がいきなり3点のリードを奪った。

 熊本の先発は、前回好投した篠木原。1回、2回と抑えていたが、3回裏、東京は2死から早緒原のヒット後、セナが2号2ラン! 2-3と1点差に追い上げる。

 4回裏、東京は連打と四球で2死満塁と篠木原を攻めこむと、セナが今度はライト前への2点タイムリー! 4-3と逆転に成功する。
 さらに牛島もヒットで続いて満塁にすると、乙川が粘りカウント3-2。ここで乙川がセンター方向へ打ち返す鋭いライナー! ……ところが、この打球が、スタートを切っていた1塁ランナー牛島に激突! ボールはセンター前へと転がったが、牛島の守備妨害となってなんと3アウト。乙川にはヒットが記録されたが、3塁ランナー早緒原のホームインは認められず、東京の追加点はならなかった。
 そして篠木原はこの回、打者8人に6安打1四球を与えながらもなぜか2点止まり。悪運に対する強さを発揮した形となった。

 2回以降は京良城を打ちあぐねていた熊本打線だったが、6回表、姫ノ島のヒットなどで2死1・2塁のチャンス。ここで前田が、ライトフェンス直撃のタイムリー2ベース! 4-4の同点に追いついた熊本は、なおも2死2・3塁という逆転のチャンスで服部に代わり、キャプテンの井内を代打に送る。
 その井内が期待に応え、センターの頭を超える逆転のタイムリー2ベース! 2者がホームインし、6-4と一気に逆転に成功する。
 さらに京良城に代わって登板したフランシスカからも、葛木が左中間を破るタイムリー2ベース。7-4と熊本が3点をリードする。

 6回裏、熊本は篠木原に代わりK.Gをマウンドへ。東京は模都がいきなり2ベースを放ち、2死1・3塁とチャンスを作るが、最後は大塚のファインプレイに阻まれて得点ならず。熊本が自慢の外野守備で守り切る。

 7回裏、東京は3番手・牧野の甘い球を相坂が捉えるが、今度はこの回からレフトに入っていた横川が横っ飛びで抑えてレフトライナー。東京も続く海老名が3ベースを放ちチャンスを作るが、ここから牧野が後続を抑えて東京はこの回も無得点に終わる。

 8回表、追加点が欲しい熊本は東京3番手・柳生を攻めこみ、葛木のタイムリー3ベース、戦場ヶ原のタイムリーで2点を追加。貴重な追加点で、9-4と東京を引き離す。

 この後は熊本4番手・小村が8回・9回を抑えてゲームセット。熊本が東京を破り、勝利を飾った。熊本先発・篠木原は、5イニングで被安打12与四球3という内容ながらも、4回裏の珍事件や味方が逆転するラッキーさを発揮して2勝め。

 一方の東京は、熊本を大きく上回る16安打を放ちながらも、不運な事件や熊本の攻守に阻まれて攻めきれず敗戦。じつに、2012年最終戦(9月23日)以来となるひさびさの借金生活となった。また3連敗も、2012年8月1日~8月15日にかけて記録した5連敗以来、約1年9ヵ月ぶり。

 この結果、マーメイド・リーグは全チームが勝ち越し、シンデレラ・リーグは全チーム負け越し。東京と大阪は、借金1ながら首位をキープということになった。

責任投手・本塁打

[勝] 篠木原 (2勝)
[S]
[敗] 京良城 (1勝2敗)
[本] 武 雷 2号②(京良城)
セ ナ 2号②(篠木原)

試合詳細

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最終更新:2014年05月11日 20:26