2014年7月20日福岡-東京11回戦

スコア

シンデレラ・リーグ 福岡-東京11回戦 福岡ヤフオク!ドーム(福岡5勝5敗1分)
東京 000 000 000-0
福岡 100 000 00X-1
(東)●クラリス、樋口-牛島
(福)○高島、H猪狩、S御剣-五五一

戦評

 大阪が一歩抜けだしたシンデレラ・リーグの優勝戦線。東京は大阪との直接対決がまだ6試合残っているため辛うじて自力優勝の可能性は残っているが、その差は4.5と大きく開いてしまった。
 この一戦で勝った方が2位となる、生き残りを賭けた福岡と東京の一戦。福岡の先発は前回登板でプロ初勝利を飾った高島。東京は、プロ入り初先発となるクラリスの奇襲登板となった。

 1回表、高島は三者凡退と快調な立ち上がり。

 1回裏、福岡の先頭打者はクラリスとの同じ台湾出身のライバル、廖。今年2打席めとなる因縁の対決の初球、甘く入った高速スライダーをいきなり廖が流し打つと、打球は一直線のライナーでレフトスタンドへ! 2試合連続となる廖の2号ソロで、いきなり福岡が先制する。
 さらに動揺したクラリスは続く風間に四球。1死後、古宿のショートゴロを乙川が弾いて1死1・2塁とピンチを迎えたクラリスだったが、ここで開き直ったのか投球が良くなり、後続を抑えてなんとか1点にしのいだ。

 毎回のように四球を出すクラリスだったが、牛島が福岡の盗塁を再三刺して援護。そして福岡のヒットは廖の先頭打者初球ホームランのみ。

 一方、高島も4回までノーヒットピッチング、と試合は投手戦となる。

 5回表、東京はチーム初安打となる秋田の2ベースでチャンスを作るが、後続倒れて無得点。

 5回裏、福岡も乙川のエラーと2四球で2死満塁とするが、クラリスが抑えてやはり無得点。

 高島は結局、7イニングをわずか1安打に抑えて降板。8回表、福岡は勝利の方程式その1・セットアッパー猪狩がマウンドに上がり、きっちり三者凡退に抑える。

 一方、クラリスも3安打1失点で7イニングを投げ切って降板。
 8回裏には前回打たれた樋口がマウンドへ。福岡は大友が1死から2ベースを放ち1死2塁とするが、樋口も踏ん張って福岡も無得点。1-0のまま、最終回を迎える。

 緊張感漂うなか、福岡のリリーフエース・御剣も東京の上位打線を完璧に抑えてゲームセット! 福岡投手陣が、虎の子の1点を最後まで守り切って勝利。単独2位に浮上した。
 高島は2連勝で、24回1/3と規定投球回数には足りないが防御率1.48。猪狩は10ホールドめで、2年連続となる二桁ホールドを達成。

 一方、東京は引き分けを挟む4連敗で、今季最大の借金5となり最下位転落。
 また、次節の大阪-東京戦で大阪が勝つと、大阪に福岡を対象チームとしたマジック6が点灯する。

責任投手・本塁打

[勝] 高 島 (2勝1敗)
[S] 御 剣 (9S)
[敗] クラリス (1敗)
[本]  廖  2号①(クラリス)

試合詳細

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打撃成績

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投手成績

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最終更新:2014年07月27日 02:49