2014年7月27日大阪-東京9回戦

スコア

シンデレラ・リーグ 大阪-東京9回戦 阪神甲子園球場(大阪5勝4敗)
東京 001 102 000-4
大阪 011 000 12X-5
(東)神波、●百合ケ崎、佐藤-牛島
(大)三浦、○馴馬、S川澄-ベティ、柳ヶ瀬

戦評

 3連勝で独走態勢に入った大阪と、4連敗で最下位に転落した東京。この日大阪が勝つと、福岡を対象にしたマジック6が点灯。いよいよ優勝の行方が決定づけられる。
 昨季覇者の東京は、ここで意地を見せられるか。それとも、大阪が勢いに乗って一気に駆け抜けてしまうのか!?

 先発投手は大阪が三浦、東京は神波、とともに今季チームの主軸として活躍する上位ドラフト同士の対決。

 東京は1回表に2死2塁、2回表は無死1・2塁と三浦を攻め込むが、後続が倒れて先制点が奪えない。

 一方大阪は2回裏、1死1・3塁からダリアがスクイズを決めてあっさりと先制点を奪う。

 しかし東京は3回表、三浦の失投を乙川が捕らえて4号ソロ。チームとして6試合ぶりとなるホームランで同点に追いつく。

 それでも3回裏、大阪はエラーで得たチャンスから阪宮のタイムリーですぐに勝ち越し。2-1とリードする。

 追いすがる東京は4回表、こちらもエラーから1死1・3塁とすると、皇后崎の打席で三浦が暴投。3塁ランナーが帰り、2-2の同点。しかし後続は宇佐美のファインプレイもあって倒れ、やはり勝ち越せない。

 5回表も東京は相坂、セナの連打で1死1・2塁とするが、またも後続が倒れて無得点。東京はどうしても勝ち越せない。

 5回裏、大阪は乙川、海老名のエラーもあって2死満塁。しかし神波が踏ん張り、この回無得点。どうにかしのいでみせる。

 先の展開がまったく読めない重たい展開となるなか、6回表に試合が動く。
 1死1塁の場面で、この日チャンスに2度凡退し、プロ入り通算28打数1安打と低迷に低迷を重ねていた皇后崎が、三浦のストレートを振りぬくや打球がレフトスタンド上段へ! 皇后崎の、プロ入り初本塁打・初打点となる豪快な1号2ランで、東京がついに勝ち越し! 4-2とこの日初めてリードを奪う。

 大阪もそう簡単に引き下がらず、7回裏に阪宮、鞘ヶ谷、宇佐美のタイムリーと3連打で1点を返し3-4。しかし神波がここで踏ん張り、ダリアを三振に抑えて同点は防ぐ。

 8回裏、東京はじつに6月4日の第18節以来、12試合ぶりとなるセットアッパー・百合ケ崎がマウンドへ。ひさびさの勝利パターンで逃げ切りを図る。
 ところが大阪先頭打者の佐屋木がヒットで出ると、続く代打・岡田がセンターオーバーのタイムリー2ベース! 百合ケ崎が打たれ、大阪が同点に追いつき、なおも無死2塁と逆転のチャンス!
 なんとかカミュを三振に抑え、刺巻もファーストフライに打ちとった百合ケ崎だったが、又丸が低めのストレートをバットの先に上手く乗せると、打球はレフト前へ! 又丸のタイムリーでついに大阪が土壇場で逆転する。
 なおも阪宮がヒットで続いたところで、百合ケ崎はついに降板。後続は佐藤が抑えたが、土壇場で5-4と大阪が逆転に成功した。

 こうなると大阪は川澄がマウンドへ。東京も2四死球で1死1・2塁とするが、最後はセナ、海老名が連続三振! 川澄が東京の主軸を力でねじ伏せ、大阪が勝利! 川澄が11セーブめを挙げ、4連勝の大阪にマジック3が点灯した。

 一方、12試合ぶりに勝利パターンの継投に持ち込んだはずが、ついに自慢の継投も崩れて敗れた東京は5連敗。泥沼にハマったチームに残り10試合、奇跡は起こるのか……。

責任投手・本塁打

[勝] 馴 馬 (2勝)
[S] 川 澄 (1敗11S)
[敗] 百合ケ崎 (1敗)
[本] 乙 川 4号①(三 浦)
皇后崎 1号②(三 浦)

試合詳細

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投手成績

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最終更新:2014年07月28日 00:42