2014年8月3日福岡-大阪12回戦

スコア

シンデレラ・リーグ 福岡-大阪12回戦 福岡ヤフオク!ドーム(福岡5勝7敗)
大阪 000 100 120-4
福岡 100 000 013x-5
(大)湊、Hアニス、●川澄-遠江、柳ヶ瀬
(福)坂崎、アキラ、○上条-二神、五五一

戦評

 オールスター前最後のシンデレラ・リーグ公式戦は、4連勝中で前節にマジック6が点灯した大阪と、マジック対象の2位・福岡の直接対決。残り3試合しか無い直接対決だけに、福岡はもう1戦も落としたくない。

 絶対に負けられない福岡の先発は、エース・坂崎。対する大阪の先発は湊。

 1回表、大阪は刺巻の盗塁で1死2塁とするも、好調の又丸・阪宮を坂崎が完璧な投球で抑えて無得点。

 1回裏、福岡は最近好調の1番・廖が四球で出るや、2盗、3盗で無死3塁。さらに風間が即スクイズという速攻で1点を先制する。

 3回裏にはヒットで出た敷島がまたも連続盗塁。1死3塁とするが、風間のスクイズバントは今度は読まれてサードファールフライ。慌てて敷島は戻るも、続く四之宮のピッチャーライナーを湊が好捕。福岡、追加点ならず。

 すると4回表、2死から坂崎の失投を鞘ヶ谷が捕らえ、ライトスタンドへ放り込む6号ソロ! 大阪、1-1と同点に追いつく。

 4回裏、5回表と両軍ともに得点圏にランナーを送るが得点ならず。1-1の緊迫した展開のまま、試合は終盤へと入る。

 6回裏、福岡は大友、山口の連打などで2死満塁とするが、後続倒れて無得点。湊も要所を締め続けるピッチングで福岡に勝ち越しを許さない。

 7回表、大阪は2死から敷島の暴投で加賀が一気に2塁へ。ここで遠江がバットの先っぽでセンター前に落とす執念のタイムリー! 大阪、相手のミスにつけこむ形でついに1点勝ち越し、2-1!

 さらに8回表、福岡は2番手・アキラを投入するが、彼女が大乱調。大阪は鞘ヶ谷のタイムリー、岡田のタイムリーで2点を追加。4-1と大きすぎるリードを広げる。

 8回裏、福岡も大阪2番手・アニスから四之宮が7号ソロで追撃。しかし続く古宿のレフトへの大飛球を、宇佐美がフェンス際でファインプレー! それでも福岡は2死から山口、村坂、蛭神の3連打で2死満塁とアニスを追い込むと、代打・五五一の当たりはセンター前へ。しかしセンターの刺巻が猛ダッシュで飛びつき、この打球をスライディングキャッチ! 大阪が外野陣の再三のファインプレーで、福岡の猛追をしのぐ。

 9回裏、大阪は絶対的クローザー・川澄が登板。しかし福岡は風間の2ベース、四之宮のヒットで1死1・3塁と粘る。それでも古宿をファーストゴロに打ち取るが、ゲッツーを焦った岡田が打球をファンブル! 1点が入って4-3となり、なおも1死1・2塁で大友。
 しかし川澄も大友をストレートでライトフライに打ち取ると、福岡は代打・エミーネを打席へ。今季ノーヒットのエミーネだったが、打球はライト前へ! しかしライト・阪宮が前進守備していたため、セカンドランナーの四之宮もホーム突入できず、2死満塁!
 ここで福岡は、最後の野手である比奈を代打で投入。川澄の決め球・ライトニングに懸命に食らいついた比奈の打球は1・2塁間に飛ぶが、加賀が追いついてゲームセット……と思われたが、加賀の1塁への送球がなんと暴投! ファールグラウンドへと打球が転がるなか、3塁ランナーに続いて2塁ランナーの古宿がホームへ突入。バックアップの柳ヶ瀬がようやくボールに追いつくも間に合わず、福岡がまさかのサヨナラ!

 これが優勝マジックのプレッシャーなのか……8回は好守でしのいだ大阪が、9回にまさかの2エラーで逆転サヨナラ負け。マジックを減らすことはできなかった。

 一方、粘りに粘って逆転を呼び込んだ福岡。9回表を抑えた上条がプロ初勝利となった。

責任投手・本塁打

[勝] 上 条 (1勝)
[S]
[敗] 川 澄 (2敗11S)
[本] 鞘ヶ谷 6号①(坂 崎)
四之宮 7号①(アニス)

試合詳細

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投手成績

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最終更新:2014年08月05日 23:32