2014年8月10日オールスターゲーム第1戦

スコア

2014PGBオールスターゲーム第1戦 楽天koboスタジアム(全シ1勝)
全シンデレラ・リーグ 102 002 100-6
全マーメイド・リーグ 012 200 000-5
(シ)坂崎、三浦、高島、○羽田、H川澄、H猪狩、S長峰-牛島
(マ)赤田、若林、石井、真壁、●谷中川、海無、十和田-城下

戦評

 PGB3年目で初開催された、夏のオールスターゲーム第1戦。マーメイド・リーグの先発は、広島・赤田。シンデレラ・リーグの先発は、福岡の坂崎。

 1回表、シ・リーグは1番に座った福岡・四之宮がいきなりヒット。しかし続く盗塁は、広島の城下によって刺されてアウトとなる。
 ところがその直後、赤田のパワーカーブが甘く入ったところを逃さず、2番の東京・相坂がバックスクリーンへ叩き込む! 相坂の先制ホームランで、シ・リーグが1点を先制する。

 一方、坂崎は1回裏を三者凡退。

 2回表、シ・リーグは5番・阪宮が痛烈な三遊間への当たりを放つが、これをショートの広島・高倉が鮮やかなダイビングキャッチ! 広島ではチーム事情でライトを守ることが多い高倉だが、ひさびさのショート守備で素晴らしいファインプレイを披露した。

 すると2回裏、今度はマ・リーグの5番・和泉が、坂崎の投じたど真ん中のストレートをフルスイング! やや押し込まれて引っ張れず、レフトへと飛んだ当たりだったが、それでも打球はスタンドへ! 和泉のソロホームランで、マ・リーグが同点に追いつく。

 3回表、マウンドには熊本・若林。シ・リーグは、先頭の大阪・加賀がヒットで出ると、四之宮がフォークを低めの上手くすくい上げ、そのままレフトスタンドへ! 四之宮の技アリの2ランが飛び出し、シ・リーグがふたたび2点リード。

 しかしマ・リーグも負けじと3回裏、この回から登板した大阪・三浦から、1死後に横浜・戸塚が右中間への3ベース! さらに熊本・水沢のタイムリーが飛び出して2-3。
 水沢はすぐさま鮮やかに盗塁を決めると、2死後に今度は高倉がセンター前へヒット! しかしセンターの相坂も前進守備からバックホームし、水沢は3塁ストップ。2死1・3塁となる。
 ここで4番に入っている広島・伊達が、二遊間を破るセンター前タイムリー! マ・リーグが再度同点に追いつき、3-3とした。

 4回表、広島・石井がマウンドに上がり、最後は自らライナーをキャッチするファインプレイも見せて三者凡退。

 4回裏、マ・リーグは三浦をふたたび捕らえ、2死2・3塁のチャンス。ここで水沢が、2打席連続のタイムリー! これで2点が入り、マ・リーグが5-3と逆転に成功する。

 5回表、シ・リーグは熊本・真壁から東京・牛島がヒットを放つが、加賀は併殺打。それでも今度は敷島もヒットを放って盗塁を決め、2死2塁で真壁vs四之宮の因縁の対決が実現!
 この勝負は、真壁が完璧なクロスファイヤーのストレートを投げきり、四之宮はファーストフライ。今回は真壁の勝ちとなった。

 5回裏、シ・リーグは福岡・高島がマウンドへ上がり、勢いにのるマ・リーグ打線を翻弄。ピシャリと三者凡退に抑える。

 すると6回表、相坂のヒットから1死2塁のチャンスで、福岡・古宿がタイムリー! 1点を返し、シ・リーグが4-5と詰め寄る。
 ここで古宿に代わって代走に大阪・カミュが登場。カミュは素早く盗塁を決めるや、なんと3盗も敢行! 1死3塁と大きなチャンスを作る。
 阪宮が四球を選んで1死1・3塁後、真壁も粘って海老名をスライダーで空振り三振。2死とするが、ここで牛島がしぶとくセンター前へ! 牛島のタイムリーで、シ・リーグが5-5とまたまた振り出しに戻す。
 ここでシ・リーグは、スタア枠……ならぬプランワン枠で投票選出された佐屋木が代打で登場。佐屋木の打球が、高々とライトへと舞い上がる!! ……が、これを懸命にバックした伊達が、倒れ込みながら抑えるファインプレイ! 伊達の好守で、シ・リーグの逆転はならず。

 勢いに乗るシ・リーグは、6回裏に登板した大阪・羽田が2者連続三振を含む三者凡退! 流れをさらにシ・リーグへと引き寄せる。

 7回表、マ・リーグは横浜のストッパー・谷中川をマウンドへ上げるが、代打で登場した東京・模都がヒット、さらに盗塁。四之宮が四球を選び、無死1・2塁と攻めこむ。
 相坂はショートフライに倒れるが、続く東京・セナがレフト前へポトリと落ちるタイムリー! 6-5とシ・リーグが勝ち越しに成功する。

 7回裏、シ・リーグも大阪のストッパー・川澄が登板。水沢の当たりを先ほどタイムリーを放ったセナがエラーするが、続く盗塁は失敗。広島・青木もヒットを放つが、川澄が後続を断って無得点。

 8回表、マウンドに上がった広島・海無がいきなり四球、死球と大乱調。しかしここから立ち直り、最後は1死満塁で相坂を併殺打に取って追加点を与えない。

 それでも8回裏、マ・リーグ打線に立ちはだかるのは、"球界一のセットアッパー"福岡・猪狩。猪狩は直球一本で三者凡退、と素晴らしいピッチングを見せる。

 そして9回表、今度は広島のストッパー・十和田が三者凡退。6-5と1点差のまま、9回裏のマウンドに上がるのは……東京フレイズの"絶対守護神"、長峰葵!
 しかし、チーム事情で6月4日から2ヵ月以上登板の無かった長峰。マ・リーグは、先頭の代打・広島の葦川がいきなりライト前ヒットで出塁し、代走で出た熊本・服部が鮮やかに2盗! しかし果敢に狙った3盗は、キャッチャーの牛島が意地で阻止。
 その後は2死から水沢が四球で出たが、最後は青木の左中間への当たりを、レフト・阪宮が必死に追いついてグラブの先で抑えるファインプレイ!

 最後まで大熱戦となったオールスター第1戦は、シ・リーグが6-5と1点差で勝利。勝ち越しのタイムリーを放った東京・セナがお立ち台。また、6回裏を2三振含む三者凡退で抑えた大阪・羽田が勝利投手となった。

責任投手・本塁打

[勝] 羽 田 (1勝)
[S] 長 峰 (1S)
[敗] 谷中川 (1敗)
[本] 相 坂 1号①(赤 田)
和 泉 1号①(坂 崎)
四之宮 1号②(若 林)

試合詳細

+ ...

打撃成績

+ ...

投手成績

+ ...

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2014年08月11日 00:04