スコア
リーグ交流戦 熊本-福岡3回戦 藤崎台県営野球場(熊本1勝2敗)
福岡 000 013 110-6
熊本 100 013 000-5
(福)○剣崎、H猪狩、S御剣-五五一
(熊)狛、K.G、●真壁、篠木原-黒丸
戦評
ともにマジック対象チームとして崖っぷちの状況で迎えた、九州シリーズの第2期。どちらも最後の望みを託すため、連勝したいところだ。
ここで熊本は、なんとドラフト外で入団したばかりの狛を先発に起用。もちろん、プロ入り初先発となる。
福岡の先発は剣崎。
1回表、福岡は狛から廖がいきなりヒット。続く盗塁を黒丸がしっかりと刺してみせるが、狛は風間にストレートの四球。さらに四之宮にもヒットを打たれ、1死1・2塁でバッター・古宿というチャンスを福岡が作る。
しかしマウンドに集まった内野陣に喝を入れられた狛が、ここから開き直って2者連続三振! 福岡、狛の立ち上がりを崩し切れず。
すると1回裏、先頭の大塚が剣崎の初球をいきなりレフトスタンドへ! 大塚の4号ソロで、熊本が1点を先制する。
福岡は2回表も、2死満塁とふたたびチャンス。しかしここも狛がしのぎ、無得点となる。
剣崎も先頭打者ホームラン以降は2塁も許さず、試合は1-0のまま進行。
5回表、福岡は廖が早くも猛打賞となる2ベースで無死2塁。1死1・2塁としたところで、1回は三振に倒れた古宿がセンター前へのタイムリー! 福岡がついに同点に追いつき、なおも1死1・2塁とするが、狛も続く大友を併殺打に斬って取り、逆転は許さない。
5回裏、熊本は武雷の四球、服部のヒットから黒丸のバントが決まって1死2・3塁と絶好のチャンス。ここで大塚が死球となり、満塁となってバッター水沢。水沢が満塁でのスクイズを見事に決めて、熊本がふたたび1点を勝ち越す。
6回表、熊本は勝利投手の権利を得た狛に代わり、K.Gがマウンドへ。
福岡は1死1・2塁と攻め込むと、2死から廖が今日4安打目となる同点タイムリー2ベース! さらに風間も逆転2点タイムリーで続き、福岡が一気に逆転! 4-2とあっという間にリードを奪う。
しかし熊本も6回裏、姫ノ島、福田の連打に続き、武雷の一振りはバックスクリーン直撃! 6月25日以来の9号3ランで、熊本が5-4と再逆転に成功する。
7回表、福岡も続投のK.Gから古宿がいきなりの2ベース! ここで福岡は勝負を賭けて代走・長見根。長見根はなんと無死2塁から黒丸の裏をかく3盗を決行し、無死3塁と同点の大チャンスを作る。
1死後、福岡は山口がセンター前へタイムリー。5-5と試合はまたも振り出しに戻る。
福岡はさらに日野のヒット、五五一の死球で1死満塁。しかし熊本ベンチは、それでもK.Gを続投。K.Gはここで後続を抑え、福岡は逆転の好機を逃す。
7回裏は疲れの見える剣崎が、風間のファインプレーにも助けられて意地の三者凡退。
8回表、熊本は真壁をマウンドに送るが、四之宮がヒットから盗塁し、1死2塁とする。ここで福岡は、スーパー代打・村坂を投入。村坂は真壁のシンカーを見事に捉え、ライト前へ転がる逆転タイムリー! 福岡が1点を奪って6-5。
こうなると福岡は必勝パターン。猪狩が8回裏のマウンドへ上がる。
熊本も2死から武雷が2ベースで出塁するが、服部の当たりはレフトスタンドへあと一歩届かないレフトフライ。
9回表、熊本は篠木原を投入。篠木原はなんと三者連続三振に抑え、最終回の反撃へと勢いをつなぐ。
それでも9回裏、福岡のマウンドはリリーフエースの御剣。
熊本は先頭の代打・井内がヒットで出塁するが、後続が倒れて試合終了。福岡の黄金リリーフ陣が熊本を抑えこみ、6-5で勝利を飾った。
福岡先発・剣崎は、7イニングを被安打9被本塁打2の5失点と決して褒められた内容ではなかったが、味方打線の援護を受けての嬉しい今季初勝利。御剣は二桁セーブとなる10セーブめ。
熊本は先発の狛が好投したが、リリーフ陣が打たれての痛い敗戦となった。
責任投手・本塁打
[勝] |
剣 崎 |
(1勝3敗) |
[S] |
御 剣 |
(10S) |
[敗] |
真 壁 |
(1敗3S) |
[本] |
大 塚 |
4号①(剣 崎) |
|
武 雷 |
9号③(剣 崎) |
試合詳細
打撃成績
投手成績
最終更新:2014年08月27日 03:17