スコア
シンデレラ・リーグ 大阪-東京13回戦 富山市民球場アルペンスタジアム(大阪7勝6敗)
東京 0 3 0 0 0 0 1 0 0 -4
大阪 3 0 0 2 1 0 1 0 X -7
(東)●京良城、柳生、フランシスカ - 牛島
(大)○三浦、H大川、Hアニス、S川澄 - ベティ、柳ケ瀬
選評
マジック3になって以来、足踏みが続いている大阪と、昨年度王者として絶対に負けられない東京の決戦第1ラウンドは、大阪・本庄の地元である富山県・富山市民球場が舞台となる。本庄自身は8月20日試合で登板済みであり今回の登板予定はなかったが、その分地元のファンたちとの交流に大いに時間を割いていたようだ。
大阪の先発は、悪い成績こそ残してはいないが5月18日以来3か月以上勝ち星が遠ざかっているルーキー・三浦。対する東京は、神波とともにルーキーながら一軍ローテを守り続けている京良城。
1回表、東京は相坂がヒットで出塁するが、続くセナが三振に倒れる。
1回裏、先頭打者・カミュが京良城のいきなりの失投を見逃さずフルスイングすると、打球はライトスタンドへ吸い込まれる初回先頭打者本塁打!幸先よく大阪が先制する。さらに二死3塁からこの日は5番に入っていた主砲・阪宮がバックスクリーンに叩き込むツーランホームランでさらに2点を追加!東京を一気に引き離す。
だが、東京も黙ってはいられない。返しの2回表、三浦が牛島にストレートでの四球を与えると秋田、シャレットが連打で続き二死満塁のチャンス。ここでバッター・模都の打球はファーストへのポップフライとなるが、これをファースト・岡田が痛恨の落球!1点を返すと、さらに実原もセンター前にはじき返す2点タイムリーで続きあっさりと東京が同点に追いつく。しかし、ここからは三浦が踏ん張り相坂を凡退に打ち取りなんとか逆転は免れる。
その後は両先発陣が好投を見せていたが、4回裏に試合が動く。京良城が四球とデッドボールで一死1塁2塁とすると、ベティ、加賀の連続タイムリーで大阪が2点リードの展開に!
さらに5回裏にはこの日4番を任されていた京良城の高校の先輩・鞘ヶ谷が甘い球を広角で打ち上げ、レフトスタンド上段へ叩き込む特大ソロ本塁打でさらに追加点を加える。
7回表、大阪は三浦に変えて大川をマウンドにあげるが、この大川が大乱調。ストライクが全く入らずあれよあれよとヒット&四球で無死満塁の大ピンチに陥る。ここで打席に入った実原がセンターへきっちりと犠牲フライをあげて東京が1点を返し、続いてバッターは相坂。しかし、初球を振りぬいた打球は浅いライトフライ。前進守備をしていた阪宮がすばやく返球し、進塁を阻止する。続く4番・セナも大川の失投をジャストミートするが、これはサード・又丸の正面へのライナー。東京、絶好の反撃のチャンスを逃してしまう。
7回裏、京良城は再び鞘ヶ谷にライトスタンド場外へと消える特大アーチを浴び、ついに降板。二番手・柳生がマウンドに上がり、バッター・阪宮を得意のシュートで打ち取る。
8回表、大阪はアニスがマウンドへ。調子よく2三振含む三者凡退に抑える。
8回裏、大阪は代打・伊勢谷が柳生のシュートを狙い撃ちし出塁。ここで柳生は降板し、三番手・フランシスカが登場。加賀にツーベースを打たれるが、続くカミュを抑えて無得点で凌ぐ。
そして9回表、大阪はクローザー・川澄をマウンドへ送る。「チーム・サンダーバード」の名前の由来でもある富山県での登板に張り切る川澄は完璧な投球で三者凡退に抑えてみごと大阪が勝利!
大阪はようやくマジックをひとつ減らし、2とした。同じ日の福岡戦次第では、さらにマジックがひとつ減るのでいよいよ「王手」である。
一方で東京は手痛い敗戦。京良城の1試合4被本塁打はPGB新記録となってしまった。
責任投手・本塁打
[勝] |
三 浦 |
4勝1敗 |
[S] |
川 澄 |
2敗12S |
[敗] |
京良城 |
3勝5敗 |
[本] |
カミュ |
5号①(京良城) |
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阪 宮 |
9号②(京良城) |
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鞘ヶ谷 |
7号①(京良城) |
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|
8号①(京良城) |
試合詳細
打撃成績
投手成績
最終更新:2014年08月31日 09:28