2014年9月7日横浜－熊本13回戦 - 新・pixiv女子プロ野球wiki

スコア

マーメイド・リーグ　横浜－熊本13回戦　西武ドーム(横浜６勝７敗)
熊本　０ ０ ０　０ ０ ３　２ ０ ０　-５
横浜　０ ０ ０　０ ３ ０　０ １ ０　-４
(熊)○ナージャ、H真壁、S津田 - 葛木、黒丸
(横)●川浜、伊達 - 透野

選評

奇跡の逆転優勝を信じて、残りの試合は一切落とせない熊本。横浜も、ここで勝利すれば２位に浮上するため、負けられない一戦となる。
横浜の先発は名実ともに横浜のエースとなった川浜。そして熊本は昨年度横浜に在籍していた川浜の盟友・ナージャ。意外にも、この２人が先発投手として投げ合うのはこれが初めて。どのような試合展開となるのか？

１回表、川浜は熊本の２番・水沢に四球を与えるも、水沢が仕掛けた盗塁は相棒・透野の強肩で見事に刺殺。無得点に抑える。
１回裏、横浜の２番・大城の打球は痛烈なサードへの当たり！ワンバウンドした打球を水沢がダイビングキャッチするも、体制を直す間に大城が一塁まで駆け抜けてセーフ。内野安打となる。ナージャは続く戸塚への一球目がキャッチャー・葛木の頭を越えるワイルドピッチとなりランナーは２塁へ。しかし、ここからナージャが踏ん張り戸塚、豊川を抑え込み無得点。

川浜はこの試合でも快「投」乱麻をみせる！５回表までに、１回表に出した四球と４回表の横川へのデッドボール以外はすべて無安打に抑えるパーフェクトピッチング！
一方のナージャも、３回裏に四球ふたつでピンチを迎えたものの、後続の安打を許さず、４回裏まで１安打に抑える好投球で対抗する。

しかし、５回裏にナージャが崩れる！先頭打者の透野、続く幕田に連打を許すとバッターボックスには「レジェンド」和泉。ナージャの高速シンカーを狙い撃ちし、打球は右中間を深々と破るヒット！透野、幕田が生還し和泉も３塁まで進む２点タイムリースリーベースで横浜が先制点をもぎ取る。ナージャはなんとか二死まで持ち込むも、迎えた戸塚にもライト前タイムリーヒットを許し、結局この回３失点してしまう。

だが、熊本ナインも「奇跡」を起こすためにただただ川浜に抑えられ続けられてはいられない！６回表、一死からトゥーリがこの試合初めてのヒットで出塁すると、続く葛木は川浜の完璧なスライダーに抑えられぼてぼてのファーストゴロ…と思った矢先、葛木が全力疾走！そして豪快なヘッドスライディング！執念で内野安打をゲットする。すると続く水沢がライト前へ落とすタイムリーヒットで熊本が１点を返す。次の横川はレフトフライに倒れるが、迎えた４番・チャンスでの勝負強さに定評のある福田が三遊間を抜けるタイムリーヒットでさらに１点！続く姫ノ島が川浜の外角ギリギリに決まるストレートを技ありの流し打ちでタイムリー！熊本、ついに同点に追いつく！しかし、川浜も後続の四五七をピッチャーゴロに抑え、安易な逆転は許さない。

６回裏、味方の奮起に感化されたナージャは池咲にヒットを許すも後続を抑えて無得点に抑える。

７回表、熊本の先頭バッター・武雷が出塁すると代走に入るのは服部。川浜からの再三の牽制を受けながらも二盗を決めてチャンスメイク！打席に立つのはこの試合８番に入っていた大塚。大塚の打球は三塁線ギリギリを抜けるレフト前タイムリーヒット！熊本が形勢逆転に成功する。さらにトゥーリの送りバントでランナーを２塁に進めると、続く葛木がセンター前にはじき返すタイムリーヒットでさらに追加点をゲット。葛木はそこからすかさず二盗をしかけ、成功。葛木を執拗に警戒する川浜を嘲笑うかのように続けて三塁も盗塁で陥れる。しかし、ここからもう進塁されることないとばかりに開き直った川浜がバッター・水沢をショートフライに抑えると、続く横川の打球はセンターへ浅めに上がるが、センター・三柴がスライディングキャッチでアウト。
７回裏、横浜はナージャを攻めたて、二死１塁２塁のチャンスを作るも、４番・豊川をナージャがこの日一番のキレの高速スライダーでサードフライに打ち取る。

８回表、スタミナに自信がある川浜も、さすがに疲れが見え始めたのか先頭の福田にヒットを許し、姫ノ島にも四球を与えて無死１塁２塁。しかし、迎えた四五七の一塁線への打球をファースト・和泉が巨躯を活かして見事なキャッチングでアウト。さらに、次の服部には前進守備を敷き、内角のストレートで詰まらせてセカンドゴロゲッツーに仕留める。
８回裏、熊本はセットアッパー・真壁を登板させる。しかし、一死から池咲にデッドボールを与えると次の打者の透野にも安打を喰らい一死１塁３塁。ここで迎えるは最近絶好調の幕田。その当たりは地を這い一二塁間を抜ける強烈なヒット…と思いきやセカンド・横川がとびかかって寸でで止める！しかし、幕田は先ほどの葛木を彷彿とさせる小さな体を全力で使ったヘッドスライディングで判定はセーフ！横浜が１点を返し、なおも一死１塁２塁の逆転のチャンス！しかし、ここから真壁が葛木に喝を入れられて再起。続く和泉、代打の囲を連続で凡打に抑え大ピンチを辛くも凌いだ。

９回表、横浜は明らかに疲れが見えている川浜をおろし、二番手・伊達を登板させる。伊達は期待に応えて２三振を含む三者凡退に抑える。
９回裏、熊本はクローザー・津田をマウンドへ向かわせる。先頭打者の大城を三振に切って取るが、続く戸塚、豊川に連打を喰らい一打サヨナラのピンチを迎える。しかし、この回からマスクをかぶる黒丸が巧みなリードで三柴をファーストゴロに、池咲を三球三振に抑えて熊本が勝利を決めた。

熊本の先発・ナージャは６月18日の対広島戦以来となる３勝目。津田はセーブ数を10と二ケタの大台に乗せた。「奇跡」に向けて重要な一戦に勝利した熊本は、広島戦の結果を待つばかりだが…。
一方で横浜・川浜は３敗目。５回まで完璧な投球を見せながら最後は熊本ナインの執念に屈した形となった。

責任投手・本塁打

[勝]	ナージャ	3勝2敗
[Ｓ]	津　田	1敗9S
[敗]	川　浜	4勝3敗
[本]

試合詳細

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打撃成績

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投手成績

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