2014年9月10日福岡-大阪14回戦

スコア

シンデレラ・リーグ 福岡-大阪14回戦 福岡ヤフオク!ドーム (福岡6勝8敗)
大阪 001 000 000-1
福岡 000 000 013x-4
(大)本庄、アニス、●馴馬-ベティ、柳ヶ瀬
(福)剣崎、堀江、○上条-五五一

戦評

 借金5のうち、大阪に対しての借金が3、と大きく負け越している福岡。
 3連勝中の大阪に対して、今季最終戦は勝利で締めたい。

 福岡先発は、前回登板で初勝利を挙げた剣崎。
 対する大阪の先発は、ここまで4勝1敗の本庄。いまだに5勝ピッチャーはいないシンデレラ・リーグのなかで、リーグハーラートップを狙うマウンドとなる。

 1回表、大阪先頭・カミュの右中間への飛球を、ライトの比奈がファインプレイ! これに勇気づけられた剣崎が、2者連続三振と上々の立ち上がり。

 2回表、大阪は阪宮がヒットで出るとなんと盗塁。無死2塁とするが、ここから剣崎が後続を断つ。最後の岡田への投球は甘く入ったが、レフトへの大飛球を今度はレフトの大友がファインプレイ。福岡、外野陣の好守備で剣崎を盛り上げる。

 2回裏、初回は三者凡退だった福岡が、古宿、大友の連続ヒットで無死1・2塁。しかし本庄がやはり後続を断ち、福岡も先制点を逃す。

 すると3回表、先頭のベティへの投球が高めど真ん中に入り、振りぬいた打球はレフトスタンドへ。ベティの2号ソロで大阪が1点を先制する。
 大阪はさらにこの回2死1・2塁、4回表も2死1・3塁とチャンスを作るが、追加点はならず。

 一方、本庄は2回以外は三者凡退と快調なピッチング。5回裏に2死から2つの四球を与えるが、廖を空振り三振に取ってこの回も無失点。福岡打線は、本庄を捉えることができない。

 6回表にも大阪は1死1・3塁と攻めるが無得点。
 1-0のまま試合は終盤へ。

 7回裏、福岡は2四球と敷島のヒットで、1死満塁のチャンス。ここで代打の切り札・村坂を投入するも、本庄は切れのあるサークルチェンジで村坂を空振り三振! 後続も打ち取られ、福岡はこの回も追いつけない。

 8回表、福岡は2番手・堀江が大阪を三者凡退。

 8回裏、大阪も2番手・アニスを登板させるが、2死から古宿が2ベース。さらに大友がライト前ヒットを放つが、阪宮のバックホームで代走の長見根はホームを突けず。2死1・3塁となる。
 ここで代打・二神が、ライト前へのタイムリー! 福岡が土壇場でついに1点を奪い、同点においついてなお2死1・2塁とすると、続く五五一はストレートの四球で2死満塁となる。
 マウンドに内野陣が集まるも、アニスを続投させる大阪ベンチ。そしてバッターは敷島。
 敷島の打球はセンターとライトの前へ落ちそうな当たりとなるが、思い切って飛びついたダリアがスライディングキャッチ! 大阪、ダリアのファインプレイでなんとか逆転は免れる。

 9回表、大阪に対するは福岡3番手・上条。
 大阪は2死から代打攻勢に出て、鞘ヶ谷の四球、伊勢谷のヒットで2死1・2塁とすると、昨日のスタア・佐屋木が登場!
 しかし上条が、最後に絶妙なチェンジアップを投げ込み空振り三振。大阪、勝ち越しを逃す。

 9回裏、マウンドに上がるのは馴馬。
 福岡は先頭の山口、廖が連続ヒットを放って無死1・3塁のサヨナラ大チャンスを作ると、代打・蛭神が登場。
 いまひとつ制球が定まらない馴馬の甘いストレートを逃さず、蛭神が撃ちぬいた打球は、ライトスタンドへと飛び込むサヨナラ3ラン!! ホーム上でナインに揉みくちゃにされるなか蛭神がホームインし、福岡のサヨナラ勝利となった。

 蛭神の今季1号となる劇的な代打サヨナラ3ランで、福岡が勝利。今季苦しめられた大阪に対して、最後に見事な勝利を飾ってみせた。

責任投手・本塁打

[勝] 上 条 (2勝)
[S]
[敗] 馴 馬 (2勝1敗)
[本] ベティ 2号①(剣 崎)
蛭 神 1号③(馴 馬)

試合詳細

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最終更新:2014年09月11日 01:07