スコア
リーグ交流戦 大阪-熊本3回戦 阪神甲子園球場(大阪2勝1敗)
熊本 100 000 100-2
大阪 100 000 000-1
(熊)狛、H牧野、○小村、HK.G、H真壁、S津田-葛木、黒丸
(大)●沢渡、アニス-遠江
戦評
今季リーグ交流戦の最後となった、大阪と熊本の対戦。前回は大阪が2連勝。
大阪はすでに優勝を決めているが、熊本はまだ横浜と0.5ゲーム差で2位を争う状況。連勝すれば勝ち越しで今季を終わらせて2位を決められるだけに、熊本としては勝ちたい最終シリーズだ。
熊本の先発は、2度めの先発となる狛。一方、大阪は沢渡。
1回表、熊本は葛木がセカンド内野安打で出塁すると、いつも通り2盗・3盗。強引な走塁が決まると、1死から水沢がスクイズ。熊本が1点を先制する。
しかし1回裏、大阪は先頭のカミュが、甘く入ったパームボールを思い切り弾いてレフトスタンドへ! 打撃ランキングの1~5位を独占する大阪強力打線の一角・カミュが6号ソロであっという間に同点に追いつく。
さらに1死1塁から、阪宮に死球、鞘ヶ谷に四球と狛の制球が乱れて1死満塁。
ここでキャッチャーの葛木がマウンドに向かい、豪快過ぎる喝を入れたところで狛が復活! 後続を気合の投球で抑え、大阪の勝ち越しは阻止する。
2回表、2回裏ともに盗塁で両チームチャンスを作るが無得点。
3回、4回と沢渡、狛ともに調子が上がり、1-1のまま試合は進む。
5回表、熊本は2死満塁のチャンスを作り、ここで服部に早くも代打・吾妻。しかし沢渡が巧みな投球術で吾妻をセカンドゴロに打ち取り、熊本の勝ち越しはならず。
5回裏、大阪も2死からアリシアがヒットで出ると、阪宮が粘った末に四球。ここで熊本ベンチは狛を諦め牧野にスイッチ。牧野が鞘ヶ谷を打ち取り、ピンチをしのいだ。
6回表、熊本は福田の2ベースでチャンスを作るも無得点。沢渡が要所を締めるさすがのピッチングを見せる。
6回裏、熊本は3番手・小村が登板。小村は2者連続三振など3者凡退に抑える。
7回表、2死1塁から葛木がヒットで出ると、トゥーリが四球で2死満塁となりバッターは水沢。
シーズン後半になって調子の落ちている水沢だが、ここでファールで粘りに粘りまくり、13球投げさせた末についに押し出し四球! 水沢の粘りで、熊本がついに1点を勝ち越し2-1。しかし沢渡も続く福田をシュートで詰まらせて打ち取り、追加点は与えない。
7回裏、大阪は熊本4番手・K.Gから岡田が四球を選ぶが、代走・刺巻の盗塁を葛木が阻止! この後加賀にヒットが出るが、K.Gがノラリクラリとかわして大阪、得点ならず。
8回表は三者凡退で抑えた沢渡だが、8回裏、熊本はセットアッパー・真壁が登板して大阪の主軸を三者凡退。
9回表、熊本は先頭の四五七がヒットで出るが、大阪はここでアニスがマウンドへ。後続が倒れ、2-1のまま9回裏を迎える。
9回裏、マウンドに上がるのはストッパー転向以降は完璧な投球を続ける津田。大阪は遠江がヒットで出るが、後続倒れてゲームセット!
小刻みな継投を見せた熊本が2-1で逃げ切り、大阪に今季初勝利。この日、横浜が敗れたため、これでマ・リーグの熊本2位、横浜3位が決定した。
なお1イニングを抑えた熊本・小村は、横浜時代の2012年5月13日、東京5回戦以来となる約2年4ヶ月ぶりの勝利。
責任投手・本塁打
[勝] |
小 村 |
(1勝) |
[S] |
津 田 |
(1敗9S) |
[敗] |
沢 渡 |
(3勝5敗) |
[本] |
カミュ |
6号①( 狛 ) |
試合詳細
打撃成績
投手成績
最終更新:2014年09月16日 23:16