2014年チャンピオンシップ広島-大阪1回戦

スコア

PGB2014年チャンピオンシップ第1試合 広島-大阪戦(広島1勝) 
大阪 0 2 0 0 0 0 0 0 0 -2
広島 1 0 1 0 2 0 3 0 X -7
(大)●三浦、羽田、諸葛、馴馬 - ベティ
(広)○赤田、H咲良、海無、十和田 - 城下

選評

PGB2014年度の頂点を決めるチャンピオンシップ。出場するのはどちらも今シーズン初優勝を決めた大阪ナイトブレイカーズと広島レッドリーブス。レギュラーシーズン交流戦では広島が3勝1敗と優位な成績を残しているがはたして!?
広島の先発は、今季2年連続の最優秀防御率を獲得したエース・赤田。そして大阪はルーキーながら先発ローテを1年守った期待の左腕・三浦。

1回表、赤田は一死から2連続四球を与えいきなりのピンチ。そこで迎えたのは本塁打王・打点王の二冠打者である阪宮。しかし、いつもとは違うプレッシャーからか赤田の甘いところに入ったストレートをひっかけてショートゴロゲッツーにしてしまう。
1回裏、一死からファースト・鞘ヶ谷の捕球ミスでランナーを出してしまうと、そこからワンナウトを挟んで伊達からヒットを打たれて二死1塁3塁の場面で小清水がライト前にはじき返すタイムリーヒットで広島が初回から先制点を挙げる。

2回表、大阪の先頭打者は先ほどエラーで先制点を献上する要因を作ってしまった鞘ヶ谷。鞘ヶ谷は赤田の甘く入った初球のパワーカーブを渾身のスイングでレフトの頭上をはるかに超えるソロホームラン!守備のミスは得意のバッティングで取り返す。さらに、続くアリシアも赤田の失投を見逃さずにフルスイング!レフト際スタンドギリギリに飛び込む鞘ヶ谷とのアベックアーチで大阪が瞬く間に同店に追いつく!その後も大阪はヒットを連発し、一死1塁2塁のチャンスを作るが、ここで気合いを入れなおした赤田がカミュ、刺巻を抑え込んで逆転を許さない。
広島も負けじと2回裏の二死から城下、葦川、高倉の3連打で満塁のチャンスにバッターはマ・リーグ首位打者・最多安打・最高出塁率のキャプテン青木!!三浦の初球を思いっきり引っ張るライナー性の当たりは、ファースト・鞘ヶ谷が思いっきり腕を伸ばして見事にキャッチ!絶体絶命のピンチを救い、今度は守備でも名誉挽回の活躍を魅せた。

3回表、大阪は先頭打者の又丸がツーベースで出塁するも、赤田が後続の阪宮、鞘ヶ谷、アリシアを抑えて無得点。
3回裏、広島は伊達のヒット、北条の内野安打で二死1塁2塁のチャンスを作るとバッター・芝原が三浦の失投を右中間へと運ぶ技ありのタイムリーヒット!広島がリードを奪う。続く城下も、ライト前へのヒットを放つが、ライト・阪宮が好返球で本塁を狙った伊達をタッチアウト。追加点はならず。

4回は、赤田、三浦共にこの試合初めての三者凡退に抑え込む。

5回表、赤田は二死から四球を出すも後続を抑えて無得点。
5回裏、三浦がまたも崩れ始める。先頭打者の伊達にデッドボールを与えると続く小清水にも四球。ここから北条が送りバントを決めて一死2塁3塁。さらに折笠にも四球を与えて満塁のピンチに迎えた打者は先ほど勝ち越しタイムリーを放った芝原。芝原は粘った末に三浦のスライダーを左中間にはじき返す2点タイムリーツーベース!!広島が一気に突き放す。続く城下をなんとかゲッツーに抑えたが、これは痛すぎる失点。

6回は、赤田、三浦どちらも先頭打者を出塁させるも後続を抑え込んで0点に。試合はいよいよ終盤に入る。

7回表、広島は疲労が見え隠れする赤田を下げて二番手・咲良を登板させる。ここで大阪はプレッシャーをかけるため、代打に黒瀬を投入。しかし、咲良は黒瀬の重圧に圧倒されることなくセカンドゴロに抑え込む。結局、この回を咲良は三者凡退で終わらせた。
7回裏、大阪も、三浦に代えて二番手に羽田を投入。先のシーズン最終戦では中継ぎ登板で中々の投球を見せたがはたして…。しかし、先頭打者の伊達にヒットを許すと、代走で入ったメリッサが盗塁。ここでバッター・小清水がセンター前へのタイムリーヒットで1点追加!その後、北条のヒットで1塁3塁とすると折笠のスクイズでさらに追加点。続くこの試合絶好調の芝原が3打席連続となるタイムリーヒット!大乱調の羽田の隙に乗じて一気に広島が突き放す!大阪はここで羽田を諦め、三番手・諸葛を投入。城下、葦川を抑えてイニング終了。しかし、ここでの3点はとても大きいものであった…。

8回表、広島は念を入れてセットアッパー・海無を投入。又丸のヒットと四球で一死1塁2塁とされるが、ここで迎えたアリシアをショートゴロゲッツーに仕留めて反撃を許さない。
8回裏、大阪は四番手・馴馬を投入。青木にヒットを打たれるが味方の好守備にも助けられて無得点で切り抜ける。

そして9回表、広島はクローザー・十和田を登板させる。5点差であるが、「石橋を叩いて渡る」投手起用だ。十和田は二死からこの試合途中出場していた佐屋木にストレートの四球を与えるも、続いて迎えた強打者・カミュに対して臆することなく堂々とした投球を見せる。しかし、カミュも粘りに粘り意地を見せる。そして迎えた8球目。十和田のストレートをカミュがレフト前へ流し打ち!打球は内外野の間に落ちるポテンヒット…と思った矢先、レフトの守備固めに入っていた宮瀬が打球を猛追!!同チームの守備の達人・岡崎を彷彿をさせる見事なダイビングキャッチでスリーアウト!!チャンピオンシップ初戦は広島が勝利を収めた。

広島は、折笠以外の全先発野手がヒットを放ち合計16安打で見事な快勝。特に、「伏兵」芝原が3安打4打点と底力を見せつけた。投げても赤田が6回被安打5の2失点の好投。リリーフ陣も上々の成績を収めた。
一方の大阪は先発・三浦が6回11被安打ながらも3失点に抑える粘りを見せたものの、打線が広島のPGB最強投手陣に抑え込まれ、結局は2回のソロ本塁打2本以外の得点ができずじまいに終わった。


責任投手・本塁打

[勝] 赤 田 1勝
[S]
[敗] 三 浦 1敗
[本] 鞘ヶ谷 1号①(赤 田)
アリシア 1号①(赤 田)

試合詳細

+ ...

打撃成績

+ ...

投手成績

+ ...

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2014年09月24日 14:37