2016年4月24日福岡－横浜1回戦

スコア

交流戦　福岡－横浜１回戦　札幌ドーム（福岡１勝）
横浜　０１０　０２０　０００－３
福岡　０００　０００　５３Ｘ－８
（横）高垣、●紗知、釜石－真中、高城
（福）小板橋、○持村、H宇佐美、釜石－皇后崎、二神

戦評

　３連勝中と好調の福岡クローネが北の大地に舞い降りる。先発に「剛腕アイドル」小板橋を立ててこの試合を制したいところ。一方奇策士鞍馬監督の下ここまでマ・リーグ首位を走る横浜は先発にプロ初先発となる高垣を投入する。

　１回裏、その高垣を福岡が攻め立てる。金色がヒットで出塁ですとすかさず盗塁を決め、さらに野選で無死一、三塁とする。序盤から不安定な投球が目立つ高垣だがこれをバックが盛り立てる。次打者大友のヒット性の当たりをショートの池咲がうまく飛びつきライナーで止めると、続く古宿のセンターへのヒット性の当たりも三柴が勘のいいポジショニングを見せてこれをフライで収めるとホームへの好返球で得点を狙った三塁走者・金色を刺し、この回を無失点で切り抜ける。
　直後の２回表に横浜は豊川のソロホームランで１点を先制、５回表には二死から「リバーシブルショート」池咲の三塁打から和泉がツーランホームランを放ち、３点をリードして流れに乗る。
　先発の高垣は初回を乗り切ると立ち直り、６回を無失点で抑える好投を見せて降板。７回裏から紗知にスイッチし横浜は逃げ切りを図る。

　しかしここから福岡が怒涛の反撃を見せる。
　先頭の皇后崎がヒットで出塁すると代走の長見根が二盗成功。このチャンスで村坂が本塁打を放ち２－３の一点差とすると続く日野が四球から盗塁しまたも無死二塁とすると金色が三塁打を放ち一気に同点に追いつく。さらに「個性の極み乙女」敷島が勝ち越しとなる２点本塁打を放ち、一気に５点を奪い紗知をＫＯする。

　横浜はここで釜石にスイッチ。その後を無失点に抑えると直後の８回表、この日４番に座った宮島がこの回から登板の宇佐美からソロホームランを放ち、１点を奪い返す。
　しかしその裏釜石が金色のタイムリーから敷島にこの日２本目となる２点本塁打を浴び万事休す。ビジターでの勝利を飾れなかった。

　一方地方球場戦で勝利した福岡は４連勝を飾り、地元・札幌出身の持村が勝利を収めた。