2016年6月19日広島-福岡3回戦

スコア

交流戦 広島-福岡3回戦 松山坊っちゃんスタジアム(広島1勝2敗)
福岡 010 000 000-1
広島 100 001 00X-2
(福)桃園、●御剣朱、高島、持村-皇后崎
(広)○桧山、H斎賀、S真壁-城下、高木

戦評

 松山坊っちゃんスタジアムで行われる広島と福岡の第3回戦。
 広島はまだ今季勝ちに恵まれない桧山、対する福岡は先発としては今季2度目の登板となる桃園。

 初回、広島はいきなりピンチを迎える。2番の金色にヒットで出塁を許すと、二死から4番古宿を四球で歩かせてしまい二死一二塁。迎える5番アリシアが打ち返した打球はショート松田がファインプレーを見せ、スリーアウト。オールドルーキーの松田がこの窮地を救った。
 そしてその裏、広島も二死一二塁とさきほどと似たような形になり、バッターは守備で魅せた松田。桃園の高速シュートをレフトへと運びタイムリーヒットで1点を先制。この人が打撃でも守備でも見せ広島は優位に立つ。しかしなおも二死一二塁。宮瀬が放った打球は外野に抜けるかと思われたが、これ以上は点を許すまいと敷島のファインプレーで打球を内野で止める。送球は間に合わず内野安打となったものの、ランナーは還れず二死満塁。桃園はその守備に応えるように、次の打者の藤瀬を凡打に抑えこの回の失点を1点に留めた。
 さらに2回表、初回の失点を取り返す為に福岡は桧山を攻める。先頭の皇后崎がヒットで出塁すると、一死から2連打で一死満塁。そして先程の広島と同様、打席に立つのは守備で魅せた敷島。123kmのストレートを打ち返すと、ここでも飛び出すサード小清水のファインプレー。ランナーは一人還り同点となったものの、抜ければ逆転になったかもしれない打球を止め、バッターランナーをアウトにする。桧山は次のバッター金色を三振に仕留め、逆転を許さずにこの回を終了させた。

 3回裏、広島も再びチャンス。小清水と宮瀬が四球で出塁すると、宮瀬がヒットを放ち二死満塁。勝ち越しのチャンスで左田を迎えるも、今度は桃園が踏ん張り凡打で抑え無失点で切り抜けた。

 2回のピンチ以降、桧山は安定した投球を見せ福岡を抑える。6回表を終わり二塁を踏ませない好投。対する桃園も、3回のピンチの後の4,5回は三者凡退に抑える好投を見せ、打撃戦になるかと思われた試合は1-1の同点のまま進んでいった。
 試合が再び動いたのは6回裏だった。桃園がマウンドを降り後続に託し、二番手として上がった御剣朱雀。しかしその立ち上がり、先頭にツーベースを許すと、続く藤瀬にもヒットを放たれ無死一三塁の大ピンチ。そして続く左田センターへの犠牲フライを放ち広島が勝ち越し。流れは広島、と思われたが福岡も意地を見せる。なおも一死一塁で迎える城下の打球をファーストアリシアがファインプレーを見せると、さらには柊の打球もセンター金色がファインプレー。最少失点でこの回も終わらせた。

 守備で流れを引き寄せた福岡、早めに同点に追いつきたいものの広島桧山が打ち崩せない。7回も二死から敷島がヒットで出塁するも続く金色が凡打に倒れチェンジ。結局桧山に対しては2回以降は一度も得点圏にランナーを進められなかった。
 しかし8回、桧山に代わってマウンドにあがった斎賀を攻める。1死から古宿が四球で出塁すると、すかさず代走長見根。福岡が誇る俊足長見根を置き、一打出れば同点もありうるという状況だったが、その長見根が盗塁を狙うも城下がここでそれを刺した。そしてランナーなしでアリシアにツーベースを打たれるも、続く皇后崎の打球を小清水が再びファインプレー。城下の刺殺、小清水の好守と広島が1点を守りぬく。

 そして最終回、広島はマウンドに真壁を送るも、その真壁がいきなり先頭の風間に四球を与えてしまう。福岡はすかさず代走のLANAを置くと、今度は盗塁を成功させて無死二塁のチャンス。一打同点の場面だったが、真壁が落ち着いて続く野村と竹之子を抑える。二死から福岡は敷島を交代させバッターボックスに送るのはルーキーながら代打の切り札として活躍する神本。両チームの選手が祈る中、勝負に勝ったのは真壁。レフトへの凡打に抑えゲームセット。
 広島は福岡に対し今季初の勝利となり、先発桧山も今季初勝利。
 対する福岡は広島の好守に阻まれ悔しい敗戦となった。

責任投手・本塁打

[勝] 桧 山 1勝4敗
[S] 真 壁 6S
[敗] 御剣朱 2敗
[本]

試合詳細

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打撃成績

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投手成績

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最終更新:2016年06月22日 13:46