2016年7月6日オールスターゲーム第2戦

スコア

オールスターゲーム第2戦 東京ドーム(全シ1勝1敗)
全マ 000 000 020-2
全シ 110 000 004X-4
(マ)川浜、馬家、久木野、糀本、真喜城、H小村、●サンダース-高城、碓氷
(シ)長峰、H坂崎、H八十嶋、H神波、筑紫、○高島-碓氷

戦評

 東京ドームで行われるオールシンデレラとオールマーメイドのオールスター第2戦目。
 オールシンデレラの先発は東京フレイズの守護神、長峰(東京)。対するオールマーメイドの先発は現在リーグトップの勝ち星を上げている川浜(横浜)。

 初回、全シはいきなりのピンチ。2番の蒼守(熊本)の打球を碓氷(東京)がエラーで出塁させてしまうと、続く姫ノ島(福岡)がセンター前のヒットを放つ。一死一二塁のピンチで迎えるバッターは、第1戦目でホームランを放った豊川(横浜)。しかしここは長峰が投げ勝ち、豊川をセンターへの凡打に打ち取ると、続く青木(広島)も凡打に打ち取りピンチを凌ぐ。
 ピンチを凌いだその裏、川浜(横浜)の立ち上がりを攻める。先頭の敷島(福岡)がヒットで出塁するとすかさず盗塁を決め二死二塁。続く小師(東京)がセンターへのタイムリーを放ち打者2人でいきなりの先制。さらには阪宮(大阪)がヒットを放ちなおも無視一二塁のチャンス。迎えるは4番の伊達(大阪)、放った打球はヒットになるかと思われたが、センター岩本(横浜)がファインプレー。続く神本(福岡)も打ち取り二死とするも、6番上村(東京)がヒットを放ち満塁。しかし川浜が追加点を許さない気迫の投球で続く相坂(東京)を打ち取り最少失点で凌ぐ。
 2回、全シのマウンドには坂崎(福岡)が上がる。先頭の宮島(横浜)を打ち取ると、続く蓬莱(横浜)と岩本を連続三振に切ってみせる。
 その裏、先頭の佐伯(福岡)が四球で出塁すると、9番碓氷の打球は凡打となるも送る形となって一死二塁。打順が先頭に戻って敷島、甘いストレートを見逃さずセンターへと弾き返し2打席連続のヒットとなりタイムリーで追加点。さらには小師も2打席連続となるヒットを放ち一死一二塁とする。しかし続く阪宮の当たりをレフト姫ノ島のファインプレーでツーアウトを取ると、伊達の打球もセカンド蓬莱がファインプレー。守備陣の踏ん張りで全マは点差を2点で抑える。
 3回裏、全マのマウンドにあがるのは馬家(横浜)。先頭の神本を三振に切って取ると、上村相坂からも三振を奪い3者連続三振。
 さらには4回の裏にも先頭の佐伯を凡打に打ち取ると、後続の碓氷敷島も連続三振。打者6人に対して5つの三振を奪う圧巻のピッチングを見せつけた。

 5回、前のイニングからマウンドに上がっている八十嶋(大阪)が三者凡退で抑えると、その裏マウンドにあがった久木野(横浜)も二死から伊達にヒットを許すも無失点に抑える。
 6回の全シのマウンドにあがるのは神波(東京)。先頭の水沢(熊本)がレフトへのヒットで出塁するも、現在盗塁数リーグトップの水沢の盗塁を碓氷が見事に刺殺する。ランナーを失うも続く蒼守、姫ノ島が連続のヒットで出塁し、一死一二塁と一発が出れば逆転のチャンス。しかし神波が粘りの投球を見せ、続く豊川、青木を凡打に打ち取り窮地を凌ぐ。
 その裏、全マのマウンドにあがるのは糀本(熊本)。二死から佐伯にヒットを打たれるも、続く碓氷を打ち取り打線の奮起を待つ。

 終盤に入って7回、先頭の宮島に代わって代打小清水(広島)がヒットで出塁するも、続く代打横川(熊本)がセカンドへの併殺に倒れツーアウト。さらには代打アレックス(横浜)も凡打に終わり、全マは今だに無得点のまま7回を終わる。
 そろそろ追加点が欲しい全シ、マウンドにあがった真喜城(横浜)から先頭の敷島に代わって代打乙川(東京)がいきなりツーベースを放つ。しかし続く小師、代打皇后崎(福岡)、代打アリシア(福岡)を凡退に抑えた。
 そして8回、試合は再び動き出す。マウンドにあがったのは筑紫(大阪)。高城(横浜)に代わって代打溝渕(熊本)がいきなりヒットを放つと、代打阪宮(大阪)が三振に倒れるも、続く代打伊達成(横浜)の打席で溝渕が盗塁を決め得点圏にランナーを進める。伊達成が難しいコースのストレートをうまくライトへ運びタイムリーヒットで1点差に迫ると、続く姫ノ島、豊川の連打でさらに1点追加し同点。なおも一死一三塁と逆転のチャンスで代打和泉。しかしここは筑紫が投げ勝ち和泉を併殺に打ち取り逆転を許さない。
 追いつかれた全シ、勝ち越しを狙いたいがマウンドにあがった熊本の守護神小村(熊本)の前に三者凡退。試合は最終回へと突入する。

 9回表のマウンドにあがるのは高島(福岡)。先頭の小清水、横川から三振を奪うと、続くアレックスも凡打に抑え全マの勝利権利を失くす。
 そしてその裏のマウンドにあがったのは現在リーグトップのセーブ数を記録する横浜の守護神サンダース(横浜)。8回からセカンドの守備に入っていた森下(大阪)、いきなりヒットを放ち還れば逆転勝利のランナーが出塁。そして続く碓氷が放った打球はファースト豊川がセカンドへ送球もランナーセーフとなりフィルダースチョイスが記録され無死一二塁。このチャンスで乙川は三振に倒れワンアウト。続く小師が放った打球はファースト豊川のファインプレーが飛び出しツーアウト。
 一打出れば全シの勝利、抑えれば引き分けという状況で迎えるは現在打率.344を記録しているダリア(大阪)。ダリアが放った打球はセンターへのヒットとなるも、ランナーは三塁にストップし満塁。四球も許されないという状況でバッターは現在本塁打と打点の二冠のアリシア。
 マリーグ首位の横浜の守護神が投げ勝つか、シリーグ首位の福岡の主砲が打ち勝つか。
 サンダースが投げた124kmのストレートをアリシアが豪快にセンターへ打ち返し、観客、選手、全員が見守った打球はそのままバックスクリーンへ直撃。
 2016年のオールスターゲームは、シリーグの主砲アリシアのサヨナラ満塁ホームランというお祭りにふさわしい劇的な幕切れとなった。

責任投手・本塁打

[勝] 高 島 1勝
[S]
[敗] サンダース 1敗
[本] アリシア 1号

試合詳細

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打撃成績

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投手成績

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最終更新:2016年07月07日 01:56