2016年8月7日広島－東京3回戦

*スコア
交流戦　東京－広島３回戦　MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島（東京１勝１敗１分）
東京　０００　０００　００２　０００－２
広島　０００　００１　１００　０００－２
（東）星菜、アニス、Ｈ長峰、Ｈ東田、Ｈ橘川、七川－碓氷
（広）関、Ｈ十和田、Ｈ斎賀、真壁、Ｈ黒瀬、Ｈ堤口、練祠－城下、羽田

戦評

　広島の本拠地で行われる広島と東京の第３回戦。
　広島の先発は関、東京の先発は星菜。

　初回、東京は秋田がヒットで出塁するも、城下に盗塁を刺され結果的に３人で攻撃が終了。対する広島もピッチャー星菜のファインプレーもあり三者凡退と終わる。
　２回裏、広島は先制のチャンス。先頭の藤瀬がヒットで出塁すると、続く伊集院がフォアボールを選び無死一二塁のチャンス。しかし続く葦川がショートへの凡打へ終わると、城下がゲッツーに倒れスリーアウトチェンジ。
　３回裏にも広島は先制のチャンス。一死から久住がショートシャレットのエラーで出塁すると、続く渡辺の打球をセナがフィルダースチョイスで一死一二塁。しかしここも星菜が粘る。宮瀬を三振に切って取ると、続く青木もセンターへの凡打に打ち取りチェンジ。

　試合は両者無得点のまま進み試合は６回、先頭の碓氷がショート葦川のエラーで出塁し、続くホークの打球をセカンド久住がフィルダースチョイスで無死一二塁と先制のチャンス。しかしここは関が得点を許さないピッチングを見せ後続３人を凡打に抑えこの回も無得点。
　そしてその裏、先頭の渡辺、続く宮瀬と連打で出塁し、青木が併殺に倒れるも二死三塁。すると４番藤瀬がショートへのタイムリー内野安打を放ち広島が先制。ピッチャー星菜のファインプレー等で最少失点で抑えるも、ようやく試合が動き広島が貴重な先制点をあげる。
　さらには７回、一死から羽田が甘いストレートをライトスタンドへ運びさらに点を追加。しかし後続二人を自身のファインプレーで抑え、打線の奮起を待つ。

　８回の東京の攻撃、現在ホールドポイントトップの中継ぎ、斎賀の前に３者凡退に終わってしまう
　しかし９回、東京は意地を見せつけた。守護神真壁相手に一死から相坂がフォアボールを選ぶと、続くセナがライトスタンドへと運び土壇場で試合を振り出しに戻す同点ツーランホームラン。後続は倒れたもののここで東京は同点に追いついた。
　その裏、東京は長峰を送り延長戦へと勝負をつなぎに来る。しかし広島も黙っていない。先頭の葦川がヒットで出塁すると、二死から久住がヒットを放ち二死一三塁とサヨナラのチャンス。しかし長峰は崩れることなく岡崎を凡打に抑え、試合は延長戦へともつれ込んだ。

　１０回、ホークの打球をショート葦川がエラーをし出塁すると、続く小師がフォアボールを選び二死一二塁。しかし続く水木が三振に倒れ得点ならず。
　その裏、広島も宇佐美がデッドボールを受け出塁、さらには藤瀬のヒットで一死一二塁となるも小清水、葦川が凡打に倒れ広島も得点ならず。
　１１回も東京はチャンス、一死からセナ、海老名が連打で出塁するも、シャレットが併殺に倒れこの回も無得点。

　そして延長最終回の１２回、広島は練祠をマウンドに送る。先頭の秋田に代わり代打水無月がヒットで出塁する。続く碓氷はレフトへの凡打に倒れ、菜ヶ咲の打球もセンターの宇佐美のファインプレー。先頭に戻って小師はフォアボールを選び二死一二塁とするも、続く水木の打球を今度はライト岡崎がファインプレー。広島はチーム一丸となって東京に得点を許さない。
　１２回裏、東京はマウンドに七川を送る。先頭の岡崎が三振に倒れるも、宮瀬、宇佐美がフォアボールを選んで一死一二塁のサヨナラチャンス。ここで迎えるバッターは先制点を放った藤瀬。しかし124kmストレートに三振し、続く小清水も三振。四球でランナーを出すも3人を三振でアウトカウントを稼いだ七川。いい意味でも悪い意味でも一人相撲を見せゲームセット。

　お互い総力戦で勝ちを取りに来た試合だったが、お互いにあと1本がでずに引き分けに終わった。