2016年8月14日広島-東京4回戦

*スコア
交流戦 東京-広島4回戦 倉敷マスカットスタジアム(広島2勝1敗1分)
東京 010 100 010 00-2
広島 000 110 100 01X-2
(東)萱村、橘川、H東田、H長峰、H大藤、●アニス-牧田、碓氷
(広)中桐、H練祠、真壁、H斎賀、H黒瀬、十和田-城下、羽田

戦評

 岡山で行われる前年度王者同士の最後の試合。
 広島の先発は中桐、東京の先発は萱村とルーキー同士の投げ合い。

 初回、中桐は見事な立ち上がり。3人を内野ゴロに抑え三者凡退。一方萱村も先頭渡辺、柊と連続奪三振。続く青木にヒットを放たれるも、4番藤瀬を打ち取ってあっさりと初回の攻防を終える。
 しかし2回、中桐の甘く入ったストレートを見逃さず、4番のセナがスタンドへ放り込み東京は先制に成功する。

 さらには4回、先頭の相坂もストレートをスタンドへ運び2点目を追加。主軸のホームランで試合を優位に運んでいく。
 その裏、広島は反撃にでる。二死から藤瀬がヒットで出塁し二死一塁になると、萱村は続く宮瀬に四球、葦川に死球を与えてしまいピンチを広げてしまう。迎えるバッターは規定打席に足りないながらリーグトップタイの本塁打を放っている羽田。見事にレフトへと打球を運び広島は1点を返す。なおも二死満塁のチャンスも、萱村が気迫の投球を見せ城下から三振を奪い最少失点で切り抜ける。
 5回の裏も先頭の久住がスリーベースを放ち無死三塁とすると、渡辺がスクイズを決め同点。試合はふりだしに戻る。

 7回、東京は先頭の水無月がヒットで出塁する。すかさず代走にシャレットを起用し盗塁を試みるも城下が刺しワンアウトとなる。しかし続く海老名、代打碓氷が連続でヒットを放ち一死一二塁とすると広島はここで投手を交代。先発中桐を降ろして中桐と同じくルーキーの練祠をマウンドへと送る。先頭に戻って小師を三振にきるも、続く乙川にデッドボールを与えてしまい二死満塁。続く相坂はいい当たりを放つも、ショート葦川のファインプレーでなんとか無失点に抑えた。
 そしてその裏、一死から柊が勝ち越しのソロホームランを放ちついに広島はリード。二死から藤瀬がヒットで出塁するも、東京もこれ以上は点を与えられない。マウンドに橘川を送り5番宮瀬を打ち取って7回を終わらせた。
 8回、広島は逃げ切り体制で真壁をマウンドへと送り込む。しかし二死から代打福丸のプロ初本塁打が飛び出し試合は再びふりだしに。2試合連続で真壁がリードを守れずに失点も、つづくシャレットを三振に切り取って逆転は許さない。
 最終回、東京は勝ち越しのチャンス。碓氷が四球で出塁し乙川がツーベースを放ち二死二三塁。迎えるバッターは先ほどのチャンスで広島の好守備に阻まれた相坂。打ち返した打球はライトへ飛ぶも、今度はライト柊のファインプレー。広島が固い守備を見せ東京打線に立ちはだかる。
 その裏広島もサヨナラのチャンス。二死から柊が四球で出塁し、青木のヒットで二死一二塁。しかしマウンド上の長峰が藤瀬を三振に切りスリーアウト。試合は2試合連続となる延長戦にもつれ込む。

 10回、マウンドにあがった黒瀬は東京打線を3者凡退にして流れを作ると、その裏先頭の宇佐美がツーベースで出塁し、さらには葦川が四球を選び無死一二塁。しかし東京も粘りを見せる。大藤は羽田、小清水、松田と三人を打ち取りサヨナラのピンチを凌いだ。
 しかし11回裏、今日途中から出場している遠野が見せた。11回からマウンドに上がったアニスの甘く入ったチェンジアップを見逃さず、ライトへとアーチを描いた打球はそのままスタンドへ飛び込みサヨナラホームラン。

 前回の試合は延長引き分けに終わったものの、この試合は広島が接戦を制し勝利。
 前年度の王者の対決は、2勝1敗1分けと広島の勝ち越しという結果で終わった。

責任投手・本塁打

十和田 1勝
アニス 1敗
セ ナ 6号
相 坂 7号
 柊 3号
福 丸 1号
遠 野 1号

試合詳細

+ ...

打撃成績

+ ...

投手成績

+ ...

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2016年08月14日 14:48