札幌ホワイトエンジェルス

札幌ホワイトエンジェルス(さっぽろホワイトエンジェルス、英語:Sapporo WhiteAngels)は、PGBに所属する日本の女子プロ野球球団。
本拠地は北海道札幌市の札幌ドーム。


概要

チーム名 札幌ホワイトエンジェルス
創設年度 2017年
加盟リーグ マーメイド・リーグ
チーム名遍歴 札幌ホワイトエンジェルス
フランチャイズ遍歴 北海道
本拠地 札幌ドーム
キャパ 40,476人
監督 井内辰菜
リーグ優勝回数 2回
リーグ優勝 2022、2023
日本一回数 2回
日本一 2022、2023
ユニフォーム リンク

歴代監督

就任年度 監督名
2017~2020 碓氷友紀
2021~ 井内辰菜

球団の歴史

2017年

2017年のPGB拡張に伴う新規参入2チームのうちの一つ。横浜アクアマリンズ広島レッドリーブス熊本シルフィードとともにマーメイド・リーグに所属。
選手分配ドラフトでは、碓氷友紀法条径らを獲得。
開幕投手は法条径。古巣である横浜打線をわずか3安打に抑え、3-0と劇的な船出を果たしその後は一進一退といったところ。とはいえ、中盤の3連勝、5連勝のおかげかシーズンを2位で終えた。
進出したプレーオフでは広島との死闘を演じたがすんでのところで逃げ切られ、チャンピオンシップへの出場はならなかった。
個人タイトルでは、法条が最多勝(7勝、広島・要と同時受賞)、金色希子が首位打者(打率.353)、最高出塁率(.385)、最多盗塁(32盗塁、PGB新記録)を獲得。
シーズン終了後には法条径・三浦渚白縫賢美最上瑞葵ミレーヌ・ド・シャレット半田多恵劉柱星善行寺晴姫と主力が相次いで退団、引退。福岡の御剣すざく水口詩子緑野皐月とのトレードで、大阪の八十嶋叶相川雫真喜城遙とのトレードでそれぞれ獲得。ドラフトでは吉備学園高等学校掛百合を指名するが、抽選で大阪が指名権を獲得したため、動画配信者であるエロフを1位指名した。

2018年

前年に続き横浜を相手取った開幕戦。開幕投手は都吉真名。しかし継投で終盤につかまり、3-5で敗北。そのまま中盤までは不調をひきずったままでいたが、5連勝してからはシーズン終了まで2位争いを演じる。
最終的には熊本との同率となったためプレーオフへの進出決定戦に挑み、終盤の反撃を振り切り5-4で勝利。2年連続のプレーオフ進出を果たした。
プレーオフではなんとか終盤に2点を追加するも、横浜に2-3で逃げられ、チャンピオンシップへの進出を逃す。
個人タイトルでは唐澤博美が最優秀防御率(1.16)、最多勝(6勝、横浜・羽田と同時受賞)、最優秀勝率(1.00)を達成。
シーズン終了後には十和田岬、都吉、菅生広乃の3投手が退団、引退。福岡の佐伯蕨龍造寺蘭とのトレードで、横浜のルイーセ・オーシェト小瀬村早夜海月ミシェルとのトレードでそれぞれ獲得。ドラフトでは加越能交通大森紗良を指名するが、抽選で熊本が指名権を獲得したため、姫ノ島女子学院大学ロティを1位指名した。

2019年

開幕戦の相手は広島。開幕投手に唐澤博美を立て、延長戦の末に10回サヨナラ勝ちを決めると、前半戦は10勝9敗1分けと勝ち越しに成功した。後半戦に入るとやや失速し6連敗を喫するなどしたがそこから粘りを見せ、最終的に3位でシーズンを終えた。
オフには金色希子をはじめ8名が退団、引退。ドラフトでは東沢レッドローズ恩田詩織を1位指名、競合の末に獲得。合わせて6名を指名した。

2020年

開幕戦の相手は昨年と同じ広島。開幕投手にはエロフを立てて勝利。シーズン中にペルリタ・Y・スアレス紫藍緋を獲得した。
前半戦を9勝9敗2分けと5割で折り返すも、後半戦で借金生活に入ってからは巻き返しきれず、前年と同じ3位でシーズンを終えた。
オフにはロティクリス・K・トムら6名が退団、引退。また、碓氷友紀が監督を辞任、選手に専念することになった他、多くのコーチが退団、移籍となった。
新たに井内辰菜が監督に就任すると同時にコーチ陣の刷新を発表。
オフには横浜の犬養晴陽釜石唯をそれぞれ御剣すざく小瀬村早夜とのトレードで、また熊本の常磐メロ筑波暁とのトレードで獲得。ドラフトではアイオワ・ビッグスティック浦野アサヒを1位で指名、合わせて6人を指名した。

2021年

開幕戦にエロフを立て勝利すると、開幕3連勝などスタートダッシュに成功する。
その後は勝ち負けを繰り返して勝率5割前後でシーズンを推移。最終的には4年ぶりに勝ち越しのシーズン2位を記録した。
プレーオフではシーズンをぶっちぎりで優勝した横浜を相手に健闘したが及ばず、チャンピオンシップ出場とはならなかった。
タイトルはエロフが最多勝と最多奪三振に加えベストナインを受賞。檀春香がエロフと最多勝を分け合い、染井佳乃が最優秀中継ぎ、北吹雪恵が最多盗塁を受賞するなどした。
オフにはタイトルを受賞した北吹や染井ら10名が退団。補強面ではFA宣言していた仁科カミュを獲得。ドラフトではシンシア・グレースら8名を獲得した。

2022年

開幕戦は三年連続エロフで勝利。シーズン序盤は貯金を作ることに成功するが、中盤で引き分けを挟んだ大型連敗を喫し、20節終了時点で借金1で折り返す。
後半戦に入ると粘り強い戦いで借金を返していき、オールスター後に首位に立つと他球団の追撃を振り切り、チーム初の優勝を手にした。
プレーオフでは横浜に苦戦するも何とか勝利しチャンピオンシップに進出。東京との決戦を3勝1敗で制し、優勝に続いて初の日本一の栄冠に輝いた。
タイトルはエロフが二年連続となる最多勝に加え、最優秀防御率を受賞。リリーフ投手の西園寺美月がエロフと共に最高勝率、ルーキーの水崎亜美菜が最優秀中継ぎ、リリーフの斉藤麻希が最多セーブを獲得するなどした。
ドラフトでは隅田川未来科学技術高校武藤紫苑を1位で指名し、豊川結華ナターシャ・ヨナスの合わせて3名を獲得した。

2023年

開幕戦は四年連続となるエロフで勝利。連勝と連敗をしながら前半戦は貯金2で折り返すことに成功する。シーズン途中、碓氷友紀とのトレードで東京の栗林碧海を獲得。
オールスター後に大型連敗を喫するものの何とか食らいつき、最終40節で勝利して0.5ゲーム差で逆転優勝を果たした。
プレーオフで2位横浜に勝利すると、チャンピオンシップでは名古屋に3勝2敗で競り勝ち、二連覇を達成した。
タイトルは水崎亜美菜が最優秀中継ぎ、斉藤麻希が最多セーブを獲得。プラチナグラブを当銘佐輝那ら4名が受賞した。

チーム成績・記録

年度別成績

年度 順位 試合 勝率
2017 2 40 21 18 1 .538
2018 2 40 17 19 4 .472
2019 3 40 18 21 1 .462
2020 3 40 18 20 2 .473
2021 2 40 20 19 1 .513
2022 1 40 24 15 1 .615
2023 1 40 22 17 1 .564
通算:7年 280 140 129 11 .520
  • 太字は日本一のシーズン

タイトル

  • リーグ優勝:2回(2022年、2023年)

歴代開幕投手

2017年:法条径
2018年:都吉真名
2019年:唐澤博美
2020年:エロフ
2021年:エロフ
2022年:エロフ
2023年:エロフ

チームの特徴


所属選手

コーチ・スタッフ

名前 背番号 役職
井内辰菜 80 監督
白鳥はやて 72 ヘッドコーチ
レイチェル・ブラッドリー 85 投手コーチ
髙江洲愛華 77 バッテリーコーチ
宮坂若葉 70 打撃コーチ
クラレンス・コヴェントリー 89 打撃コーチ
神山エレナ 90 内野守備走塁コーチ
姫島ジュン 87 外野守備走塁コーチ
杉本愛奈 78 トレーニングコーチ

投手

名前 背番号 備考
水崎亜美菜 1
エロフ 4
唐澤博美 11
不知錐金華 13 2023年ドラフト2位
シンシア・グレース 14
西園寺美月 15
斉藤麻希 16
恩田詩織 20
武藤紫苑 22
晋京魚銭 24 東京フレイズから移籍
ナターシャ・ヨナス 31
釜石唯 34

捕手

名前 背番号 備考
当銘佐輝那 9
上野まなみ 57

内野手

名前 背番号 備考
栗林碧海 5
常磐メロ 6
仁科カミュ 7
豊川結華 8
ヤーナ・リッサネン 28
森井弥生 43 広島レッドリーブスから移籍
ハンナ・ギーアスター 50
興楽暖季 99 2023年ドラフト1位

外野手

名前 背番号 備考
神崎玉江 17
磯江市葉 18
木枯小夏 25 2023年ドラフト3位
紫藍緋 55
アルマ・バーバリ 79

OG選手

あ行


か行


さ行


た行


な行


は行


ま行


や行


ら行


わ行


監督・コーチ

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年02月05日 22:54