セルフクラフトワールド:動物

■〈セルフ・クラフト〉の動物


■G-LIFE:
サンドチクワやアローバード、今ゲームで見られる多種多様のモンスターの事。
GENZ曰く、生き物としての条件を全部満たしてるらしい。(GENZ:P74 75)

G-LIFEは不可侵領域を行き来することが出来る。(エリス:P89)

動いているルールが違うため、プレイヤーや仲間、村人も動いている、空腹や装備、
アイテム保持などのゲームらしいゲームの部分、つまりキャラクターの制御システムと
G-LIFEの進化や生活、食事などのブロックシミュレーションの部分はプログラム的にも
大きく分離しているため、死体は食べても、ドロップアイテムなどのアイテムをG-LIFEは食べない。
(GENZ:P91)

この砂漠だけで、大小合わせて150種類の生き物がいるらしい。(GENZ:P96)

■経緯
サラマンダー類のほぼ全滅という事態のあと、長い空白があり、そのうちで色々なG-LIFEが発見され始めた。
(GENZ:P201)

正確には、GENZがアローバードとチクワ類の関係を論文にしてから研究が進んだ
ゲームについての学術論文なんでのは文化史を除けばまったくなくて、大笑いされたらしい。(ワサビ:P201)

 


■大絶滅
サラマンダーの大狩猟による現象。
北の森林地帯では大型種が作った環境で小型種が生きていたから、中型、小型種の絶滅も
一緒に起きてしまった。木々をなぎ倒す大型種がいなくなったせいで地面は暗いままで
草が育たず、草を食べる小型、中型の他草食の生き物を食べる肉食の生き物も死んだ。

 

■動物的特徴

□背骨を持つ動物:
〈セルフ・クラフト〉では、背骨は人間と猫とサンボンくらいでしか見たことがない。(エリス:P28)

□痕跡器官
今は、本来の機能を失ってしまった。元々あった器官の事。(GENZ:P28)

□脱皮
外骨格の生き物は脱皮する。これはゲームでも同じはず。(サンドチクワについて)(GENZ:P28)

■環境と寄生
寄生や共生関係は、自然界では比較的よくあるらしい。(GENZ:P196)

サンドチクワが砂岩の道を利用して、脱皮したり、生きる場所をにしたりする
生き物がいる。生き物が生きるということはそれだけで一つの環境になるということ。
さらにその環境に適応した生き物が生まれるのもまあ、必然となる。

生き物の体を環境として生きる生き物(寄生種)こういう生き物のうちに皮膚に住むものは
宿主より相対的にずっと小さいことになる。皮膚の内側だと大きくなるケースがある。

 

 

■動物の種類

■チクワ:
アメリカでは、ワームという。
日本サーバーでは、チクワと呼ばれている。(エリス:P30)

□ニクチクワ:
大きさ50センチブロック(50cm・半ブロック)
短い筒状の形をしている。 アローバードよりスマートではなく太っている。
空を飛ばず、砂の上を走っては、アローバードなどの死体を食べて日々太っている。総排出孔を持つ。(P10)
料理素材として使用される。

□サンドチクワ:

△抱えられるほど小さいサンドチクワ
左右にわかれた総排出孔が背中にある。 (エリス:P30)

△オープニングセレモニーにて登場したサンドチクワ

○重量:サイズ

重量:100ブロック以上
(砂は上から100ブロック以上の重いものを乗せることで砂岩に変化する仕様(エリス:P19)の為)
横幅:20ブロック(メートル)
長さは、約120ブロック(メートル)(GENZによれば、吹雪型駆逐艦が横から二隻並んだくらいの大きさ。)(エリス:P27)
高さは20ブロック(メートル)以上
(GENZ曰く、7階建てのマンションと同じくらいある。)(エリス:P27)

○特徴:

◇目(痕跡器官):
のっぺりとした殻がある。痕跡器官(GENZ:P29)

◇表面材質:
硬い岩石質の殻に覆われている。色は灰色。

サンドチクワの殻は良い素材、中でも建材になる。これは、サンドチクワのゼリー状の肉と砂が混ざると
砂岩など及びもつかない硬い岩になるからだ。 ちょっと昔の砦はサンドチクワの殻をそのまま使っていたともいう。
高く売れるらしい。(エリス:P32)

◇内面材質:
中の肉はゼリー状でまずく、砂っぽいニクチクワよりさらにまずいという。(コノマ:P27)

◇可動翼(痕跡器官):
尻に近い場所にと前方に8枚ずつ小さな翼のような三角の突起がついている。
小さいと言っても、一枚10ブロックほどの大きさになる。
元は可動していた様子だが今では殻に覆われ一体化して動かせるようにはなっていなかった。
(GENZ曰く、三角の突起は可動翼で痕跡器官の一つで今は意味をなしていないとの事。)(エリス・GENZ:P27 P28)

◇背骨:
チクワに背骨がない。
GENZ曰く、背骨なしに砂をかき分けて真直ぐ動くのは大変で、なので背骨の代わりがある。
あと、生きている間に筋肉が殻の節目と節目をうまく連結させている。
つまり外骨格と背骨代用物のハイブリッドだ。
殻と殻の節目に接合部があって、そこに嵌まる形で殻が連結されている。(GENZ:P28)

大きく開いた口は左右に分かれていて、真ん中に縦に仕切る隔壁が見える。これが背骨の代わり。(GENZ:P29)

回転翼:左右の空気流入孔の中に1つずつ。これを回して空気や砂を吸い込む。(GENZ:P60)

◇雌雄同体型
オスメスの個体が左右にわかれて住んでいる一体型の生き物だという。
抜け殻を見た時に見た。背骨の代わりの中央の隔壁は本来オスメスを隔てるもの。
アローバード、ホーンバードと比較して二倍の翼があるのはその為だという。
もっともこのオスメスは現代では、強く結びついて器官を共有しているので分かれて生きる事はできない。
それで「外」ではサンドチクワは夫婦円満のシンボルとしてキャラクター化しているという。(GENZ:P163)

◎履歴
サンドチクワは、アローバードの派生種である。
GENZ曰く、フォレストチクワの安定翼もサンドチクワの安定翼も役立ってはいない。
意味のない形を作るために別系統が同じ進化をしたと推定するよりは、両方共アローバードの痕跡を残していると
考えた方が筋が通っているとのこと。 (GENZ:P40)

サンドチクワは脱皮を繰り返して、サンドチクワは大きくなる。(GENZ:P143)

○その他:

メンフィス周辺で地下への穴への砂地を砂岩に変えたのは、幅からして
まだ成体でない第4齢のサンドチクワである。繁殖期でないこの季節での独行は珍しいという(GENZ:P19)

サンドチクワは、巨大な空気流入孔で砂を吸い上げ、養分を分離し、背中についた左右の総排出孔から噴き出す。
重さで道を作る一方で、左右に砂を積み上げるわけで、そのせいで広範囲に地形が変わってしまっていたのだ。(エリス:P20)

サンドチクワは、その大きさを維持する為に四六時中動きながら砂を食べている。食べなければ死ぬそういう生き物だ。(エリス:P26)
食べて身体を形成する素材をこしとりながら、不要なものを背中の総排出孔から噴き出す。(エリス:P26)

GENZ曰く、サンドチクワは脱皮すると本物(フォレストチクワ)と同じように総排出孔が尻に真直ぐ付いている。(GENZ:P30)

成齢になったサンドチクワは、大和級の戦艦と大体同じくらいの大きさになる。
仮に10体横に並んでいたら、400メートル。高さは低くても20メートル(GENZ:P210)

移動速度は人間よりも遅い(P218)

有害なものを取り込んだチクワ類は、速度をあげて、別のものを取り込んで、排出しようとする癖がある。(P219)

サンドチクワは本来、メンフィスよりもう少し北を家族単位で回遊している。とくに他の生き物や
プレイヤー、あるいは村を襲うわけでもなく回遊しているだけの生き物で、人気があって観光しに来るプレイヤーもいる
不可侵領域からここより北の砂漠の端にいたるまでの結構広大な範囲を4,5匹の家族単位でぐるぐると回っている。
おそらく餌を求めて移動しているとのこと。 北にはより多いらしいがメンフィス(南)や不可侵領域には
あまりやってこない。推定では、不可侵領域に行くのは出産のためだとされている。(GENZ:P219)

チクワは不調の仲間を心配して近づいてくる習性がある。(じいさん:P227)

 

□フォレストチクワ
北の森林地帯に生息する。(GENZ:P142)
森林を食い荒らすチクワ種。サンドチクワはフォレストチクワの亜種と言われいる。
文字通り、竹輪のような形をしていて、基本的に柔軟性がないホースそのものの格好をしている。(GENZ:P30)

回転翼:左右の空気流入孔の中に1つずつ。これを回して空気や砂を吸い込む。(GENZ:P60)

第一幼齢は、まだ殻がきちんとできていなくて、柔らかい。GENZ曰くサンドチクワだとの事。(P142)


◎履歴
フォレストチクワは、アローバードの派生種である。
GENZ曰く、フォレストチクワの安定翼もサンドチクワの安定翼も役立ってはいない。
意味のない形を作るために別系統が同じ進化をしたと推定するよりは、両方共アローバードの痕跡を残していると
考えた方が筋が通っているとのこと。 (GENZ:P40)


□マガリチクワ (エリス:P193)
砂の上に置かれている砂岩の円盤。
チクワ類の中で段々と増えているというマガリチクワ類。
黒い盆だか皿だかが転がっているように見えるが、近づくと
飛んで跳ねて人を驚かす生き物。
皿上の丸い殻を割るとU字形の姿を見ることができる。
大きさは最大で1ブロック(メートル)ほど。
U字形までくるとサンドチクワよりさらに曲がって、口の横に
総排出孔があるようになる。開口部を減らして防御力を上げるためらしい。
敵から逃げるのではなく、じっくり守りを固めることを選択した生き物。
無駄なエネルギーを使わぬように、普段から砂に隠れてほとんど動かないというこの生き物、
殻に覆われることで乾燥から身を守っている。
総排出孔から空気を噴き出して、動く。口が横についているので吸気量は少なく
一回の跳躍で飛ぶ距離はそんなに長くはない。
クチナワによってバラバラになったサンドチクワを食べている。

マガリチクワの脱皮 殻を割ってするりと抜けた姿は、サンドチクワの第○齢とまんま同じ。
マガリチクワは、クチナワだけでなく、マガリチクワも食べている。
マガリチクワはクチナワを徹底的に使っている。(P203)

脱皮したてのマガリチクワは曲がっておらず、まっすぐでかつての祖先を思わせる姿。
それが砂岩の道を削りだし、新たに殻を作る。削った砂岩に口から出す粘液を加えて器用に
新たな殻を作っている。

 

△平べったい渦巻き模様になっているマガリチクワ
大きさは2ブロック、新種 不可侵領域にいる。(P282)

このマガリチクワは最大の弱点ともいえる脱皮をせずに育つために
渦巻き型になっている。つまり自身が育つごとに渦巻きを進めて殻を付け加えている。(P284)

殻は驚くほど軽い構造の上、材料的にも希少なものが使われるようになっている。金属。(P284)


□寄生種
バラバラになったサンドチクワの中から出てくる長いもの。

 

 


○ムギ系

ムギ:
パンの材料になる生き物で、植物ではなく豆のような動物。
砂の上を転がっている栄養で、色んな生き物がこれを食べて生きている。

クチナワの食べ残しを狙う。(P192)

 

○バード系


□アローバード:
全長:10センチブロック(メートル)ほどの細長い鳥
色:白 
表面:全身を覆う殻は極度に柔らかい。
翼:お尻の方に4枚の三角形をした安定翼がある。口の方に4枚の可動翼がある。
目:丸いのが2つ
回転翼:空気流入孔の中に1つある。これを回して空気を吸い込む。(GENZ:P60)

出産時期:出産を間近に控えると、背がいつもの流線型ではなく、サンドチクワのように盛り上がっている。(エリス:P38)
移動距離:10万キロブロック(メートル)(一億ブロック)を超える。
世界の果てから果てに近い距離である。(エリス:GENZ:P39)

総数:およそ4億。プレイヤーの領域を通る途中で8割以上が脱落して、残りがメンフィスの上を通り、不可侵領域へ
戻っていく。出産のために。なぜ死ぬような旅をするかは食べ物のせいと言われている。(GENZ:P175)

◇特徴
セルフクラフトワールド 上空 八キロブロック(メートル)くらいを群れを作って飛ぶ鳥。(P7)
エリス曰く、ニクチクワよりもスマート、ニクチクワはアローバードを食べる(エリスP11)

翼で飛ばず、空気流入孔から空気を吸い込んで、体の中で燃焼させて、尻の総排出孔から噴き出す。
空気と一緒に食べ物も食べている。おそらく虫を食べていると思うが誰も確かめたことはない。(エリス:P38)

出産時をのぞくと、ずっと真直ぐ飛んでいる生き物。着地するのは一生でもわずかな時間。
「アローバードのような」とは落ち着かないことを示すNPCの言葉がある。(エリス:P38)
NPCからも素材的に何の利用価値もない鳥 (エリス:P38)

アローバードは、地面に止まると死んでしまう為、木々に止まる習性がある。
プレイヤーが手を挙げると、木々と勘違いして出産のために、止まることがある。その為簡単に捕獲できる。(エリス:P38)

ある季節になるとアローバードは建物、砂漠に突き刺さる。その為アローバード避けの丘がある。(エリス:P12)(エリス:P38)

アローバードを上空に戻すには、高く投げ飛ばして離す必要がある。これは、吸気量が足りなくてうまく飛べなくて
死んでしまうからである。(エリス:P40)

GENZ曰く、アローバードは、ゲームの外で言うジェットエンジンのようなもの。生きたジェットエンジン。
大気を吸い込んで、燃焼し、後方から噴き出す。コンパクトにするための構造や、吸気から栄養を分離するあたりの
構造、単純ながら十分な姿勢制御機構を持つ。 ゲームの外には同じような生き物はいない。

アローバードはプレイヤーが作ったものではない(GENZ:P68)

マップの端から端までを行き来する生き物。(GENZ:P60)

アローバードの吸気と排気は即ち、生体ジェット推進機関はある程度の風を空気流入孔から吸い込まないと
始動しないらしい。 だから最初は滑空する。滑空することで空気流入孔から風を入れて吸気羽で空気を
圧縮して燃焼ガスと合わせて火をつけて飛ぶ。シュウノウトンボも同じ。(エリス:P274)

 

◎履歴
GENZ曰く、元々、地上にいた生き物で、ミミズなどのワームに沿った原始的な生き物がゲームのルールに合わせて短い。
そして真直ぐな形で繁栄した。そのうち一部が、空に進出し、「渡り」まで覚えた。それがアローバードだという事。

GENZ曰く、アローバードが地上に降りて、適応進化したのがフォレストチクワやサンドチクワだという。
その証拠が、サンドチクワやフォレストチクワのお尻にある安定翼であるという。(GENZ:P40)
アローバードは、脱皮をしない。重い殻は飛行に困難だからである。(GENZ:P143)

 


□ランスバード:
ゲーム内、最速の生き物。
空気流入孔とホーンという尖った角を持っている。(P12)

メンフィスの上をアローバードが飛ぶ季節がある。(P15)

□ホーンバード(エリス:P96)
詳細不明。メンフィス付近の砂漠で見ることがあるようだ。

今の所、ゲーム最速の生き物だ。(エリス:P260)
アローバードの近縁でアローバードを捕獲して生きている。大きな白い怪鳥。
名前の通り、空気流入孔の上に真直ぐ伸びた角を持っていて、この角で
音速の壁を突いて壊しているという。胴体後部は長いのは燃焼器官の後ろに一つ再燃器官がついているためとか。
(GENZ:P261)

数キロブロックを簡単に見分ける目を持つ(P272)

 


□シーフバード(エリス:P192)
一瞬地上にタッチして餌をさらっていく。

 

 

○ホース種

□グランドホース:(エリス GENZ:P40)

NPCは、チクワはグランドホースから生まれている認識だった。
GENZ曰く、それは違い、アローバードやサンドチクワに見られる安定翼がグランドホースにない為
グランドホースからチクワが生まれたわけでないと指摘する。


○トンボ種

□シュウノウトンボ (エリス:P75、P76)

砂漠の綺麗な猛獣と呼ばれる。
アローバードの親戚だが50倍ほど大きい。
天然の生きる罠とも評された。

◇特徴:
砂ブロックに擬態しており、折りたたまれた体を広げて、空に上る。

色:黒(黒い影から予測)
口:大きい半透明の口 口の中の吸気羽を持つ。
口を大きくすることで、空気中の餌を集めている。

大きさ:折りたたまれた体から、広がった大きさは5ブロック(メートル)ほどに及ぶ。

飛行距離:大きいゆえに、あまり遠くまで飛べない。飛行距離は短い。

捕食:一斉に砂の中から上空にアローバードめがけて襲いかかる。 アローバードは旋回が苦手だが速度が速いので
捕まえるのは難しいが、逆に言えば、罠には非常に引っかかりやすい。季節によって人を襲うことはないが
季節外だと、NPCも襲う。

◇その他
素材に人気がある。
驚くほど、軽い吸気羽は、ガラス代わりとして人気。
顎の筋肉は、強い弓の材料になる。
複眼も薬の材料になる。
柔軟性の高い薄い皮は鎧にも使える。

シュウノウトンボとアローバードは捕食関係にある。(GENZ:P76)


○サンボン種

□サンボン(エリス:P78)
◇特徴:
色:砂漠の色と同じ。村のすぐ近くでは白っぽい色をしている。

足:4本 通常3本足だが4本目は、交代で常に空中にある。
砂は熱いから常にそうしていると、村では言われている。
模様:村と同じくモザイク状の模様を持っている。
大きさ:一番大きなもので10センチブロックほど。手乗りするぐらいの大きさ。
首:周辺を見張るためなのか。常に首をかしげている。
捕食:アローバードの残骸を捕食する。
背骨がある。

細い体にウロコがびっしりある。頭は大きめ尻尾がある。トカゲということになっている。(エリス:P187)

◇その他
足や背骨がある生き物はプレイヤー由来の生き物。サンボンもそうで、元々プレイヤーが作り上げた生き物。
しかしそれは、それらしいのを作っただけであって、その後生き物になった。(GENZ:P80)

4本足で走る時があるという。(主に危機を完治した際)(エリス:P83)

サンボンは、弱い分、危機感知能力が異様に高い。砂漠ではサンボンに従う限り、だいたい安全。(GENZ:P84)
メンフィスのサンボンは人を恐れたりせず、襲ってこないとわかっているらしい。(P185)

サンボン種は人間には、親しみのある生き物でそれもそのはず、この種は
この系統グループは、元が人間がデザインしたものが生き物になったという。(GENZ:P186)

◆サラマンダーとの関係

サンボンの系統は元を辿ればもっと大きな10ブロック(メートル)級のプレイヤーと戦うモンスターだった。
その頃は色々作るのが流行っていた時期で、15年前になるらしい。
GENZ曰く、大学生が作ったらしい。当時はまだG-LIFEは発生したばかりで認知されていなかった。
このサンボンの先祖であるサラマンダーは単純な繁殖能力を持っていて大変な降盛を誇っていた。
凄い数に増えたんだが、ある日、複製ではなく、新種が生まれ、進化した。それが
生き物としてのサラマンダーの系列の誕生である。

どうして新種が生まれたのかは原因ははっきりとわかっていない。
東北工芸大の吉田さんの研究によれば、ウイルスのような何者かがサラマンダーの自己複製機構の
一部にG-LIFEの情報を運んで注入、これで情報の揺らぎが起きて進化が始まったと想定している。

情報の運び手を調べるために、サラマンダーやその変種の変異を統計的に調べて絞り込むという
プロジェクトがあったらしい。それにGENZも協力しているという。
今の所、一番の候補はこの砂漠あたりだという。

進化しはじめるようになってからサラマンダー類は爆発的に種類が増えた。 地下から地上に進出し、
砂漠から草原へ、そして森へ、どんどん生息地域を広げていった。
それからは言っとき、このゲームがサラマンダーに乗っ取られた感じだった。
大きい物は、60ブロックくらいのモザイク・レックス種や川縁で増えた迷彩レックス種などがいて。
かれこれ1000種近く生まれた。 外では一年くらいの間の話である。

ところがその後一年ほどで、ほとんどが絶滅した。
というかプレイヤーが狩り尽くした。サラマンダーに苦労して作った家を壊されたりとか、そういう実害が
あったのも理由だが、なによりドロップされる素材やアイテムが良かった。 これがまずく、現在見る
G-LIFEの素材が無価値なのばかりなのは、人間の狩りの影響が大きい。

サンボンはサラマンダー種の希少な生き残りで、餌の少ない砂漠で小型化することで生き延びた。
プレイヤーも少ないので生き残りに影響した。

森林地帯でも砂漠でも、大型サラマンダー類の地位を受け継いだのが純正のG-LIFEと言われるチクワ類だった。
フォレストチクワが木々を食べ、サンドチクワが砂を整地して、他の生き物に生息環境を提供するようになった。

レックスというのは、ラテン語で王の意味で、確かにサンボンは王の子孫であり、その証拠に
背中に斑模様がある。 名前についていたモザイクも迷彩も斑模様から来ているという。

 

○エカキートカゲ(エリス:P192)
砂の上に綺麗な模様を作る。

 

 

○クチナワ/口縄(GENZ命名:P93)

GENZが〈セルフ・クラフト〉で初めて見る新種。

輪になったサイズは2ブロック(メートル)以上と大きくある。
見た目上、大口にしかない見えないが、それは、生物が輪になっている状態であるからである。
紐のような胴体に直接生えた三角形の刃物のような殻を用いて人間や生物を粉砕する。
三角形の刃物はサンドチクワの殻に似た質感を持つ。
岩の上には来ない。(エリス・GENZ:P85~P90)


細い紐状の生き物で、捕食の際に輪になって、人間やNPCに襲いかかる。
歯の大きさは5cmほど
音もなく砂の上を滑って、獲物が来ると、歯を立てる。
移動の際の大きさは、5ブロック(メートル)を超えるという。
ドロップアイテム(パン)などは無視する。 (GENZ:P90)

 


○虫

虫:
メンフィスに住む虫
大きさ一センチブロックでゲーム最速の生き物であるランス・バードように
空気流入孔の上にホーンという尖った角がついている。
四枚の可動翼がついている。安定翼はない。小回りが利くが直進速度ではランスバードはおろか
アローバードにも遠く及ばない。 
ホーンで村人を刺してくることがある。 村はゲームシステム上、プレイヤーとプレイヤーが連れている猫
以外、立ち入りはできないがこの虫は出来る。 NPCからはバグ扱いされている。(エリス:P12)
なぜか頭の方にばっかり寄ってくる。倒すとドロップアイテムが出る。(エリス:P13)

首を刺すことによってNPCの記憶が戻るらしい。(P105,106)
GENZ曰く、チクワ種らしい。(P146)

チクワ種の中で最小でそのサイズでチクワ種としての構造を維持している。(ゲームシステムではありえないらしい)
自己複製器官はこのサイズではできない。(ゲームシステムではありえないらしい)
アローバードと比較して小回りが効くらしい。
サイズが小さいということは保持できるエネルギーが小さいことを意味する。
(GENZ:P199)

 

 

◆未知
セルフクラフトには、情報を運ぶ何かがいるらしい。
プレイヤーが知らない、情報を運ぶ生き物がいる。(エリス:P188)


□植物

○緑色のマガリチクワの親戚
不可侵領域の砂漠の緑色の部分。(P250)

殻はちゃんとあるが口はふさがれている。
口がなければ何も食べることができないと思うのだが、死んでいるようにも見えない。(P251)
針のような緑のものをたくさんつきだしている。(P251)

GENZ曰く、外にあるサボテンという植物にそっくりだという。
このトゲが葉で痕跡器官とまでは言わないが、この細さでは実用性は低いだろうとの事。
トゲが数えきれないほどあることから考えて、元になる葉から蒸散しても
特に問題ない環境の、おそらく水辺の種族もいるはずだという。口がないから別の栄養補給
の手段を獲得しているという。光合成するための小ブロックを取り込んでいるらしい。(P251)

GENZ曰く、セルフクラフトには、植物化した生き物、進化する植物も存在するとのこと。(P251)


○コキア(P274)

ワサビが見つけた箒草 植物化した動物。 箒草の箒の所から
ムギ(メンフィスのパンの材料)が出る。
このゲームでは風は物を運べないため、他の生き物に乗って移動すると推測される。(P280)

 

 

 

 

 

 

 

 

最終更新:2015年12月08日 21:44