■エルス ー 希望世界 ー
■名前のルール
エルスー希望世界において、名前は異性に教えてはいけない重要なものとされている。 ゆえに通称が付けられる。(第十一話)
■異世界見えちゃう事件
新東名高速道路建設中に偶然、異世界「希望」が発見されてしまった事件のこと。
この事案に対抗するため、NEFCOが組織された。(作品紹介より)
この事件により、オカザキさん、トヨタさん、ヌマヅさん、ハママツさん、スルガさんが発見された。
(2016/4/8 キャラクター紹介)
■特記事項:
荒木達、NEFCOのある世界(幻想交流世界)では、エルスー希望世界の存在の身体はすり抜ける。
ー巨人の幽霊は手を伸ばした。びっくりする和歌の身体をすり抜ける。(第十三話)
■岡崎SA周辺
■通称:トヨタさん
「異世界みえちゃう事件」にて観測された巨人(ギガンテス)の女性。
巨人特有の体つきで、異様にプロポーションが良い。
長い髪を猫(生きている猫がバイトで雇われて)でまとめている。
日本のショベルカーとクレーン車にライバル意識を燃やす。
(2016/4/8 キャラクター紹介)
▲かつて女神だった美しい巨人(第三話) 美女(第一話)
ノートPCのデスクトップに貼られていたムービーファイルに映っている女性。
(車で現場に向かう艦橋が3時間前に建設作業員の一人が撮影した映像だということ。)
コンクリートミキサー車と比較して2倍以上の大きさの女性。
艦橋は、この美女を「エルス」と言っている。
NEFCOはこれと交信しようとしているらしい。 (第一話)
雲を突くような人影
実体がない。工事車両に触れているが、突き抜けていた。
艦橋いわく、三角測量では52m(第二話)
エルスという世界で歌を歌って過ごしていたが、小さい子供たち(市民)がせがむので共に歌う技を教える。
その後、市民による大規模絶技戦が発生し、戦闘騎による大規模な市民の虐殺が発生し、最終的に惑星規模の絶技が使われ
エルスは壊滅の危機に陥る。黒い雨の中、自らの心を黒く濡らしてしまう。
その後再生していくエルスを見ながら、猫達と歌った歌により、異世界を見る窓を開き、異世界を見て回るが
後悔に打ちひしがれそのまま50年ほど過ごす。
50年後の今日再び、窓を開き異世界を見て、判断に悩んでいる。(第三話:要約)
■巨人の出現場所 (第六話)
本来は岡崎SAが作られるあたりに主として姿を見せていた
■巨人の外見: (第六話)
荒木曰く、若い女の子。 年格好では、娘に近いらしい。
▼(幻想交流の物語の日本から見た話)
昔、1968年、東名自動車道建設の際に出現した巨人。
東京から来た偉い人は、光の加減で大きく見えていたと言っていたが
岩井曰く、光の加減で少しくらいは大きく見えているとの事。
画像を鮮明化(輪郭を太く補正した)結果
彼女のあちこちから縄梯子が垂れており、それを猫の軍団がよじ登っているという。
猫が現実の猫と同程度の大きさであるならば、彼女の大きさは9mを超えているという。
エルスという名前は、彼女の動きを読唇術で呼んで、かろうじてそれだけ読み取れた。
実際は名前なのか、歌詞なのか、あるいは猫の名前なのかわからないとのこと。 (第五話)
■崖の街
■通称:ハママツさん
「異世界みえちゃう事件」にて観測された人間(サピエンス)の女性。
吟遊詩人。父の跡を継いだ二代目。
正確には14歳の見習いであり、楽器は下手で歌でカバーしている。
各地を巡って生存者や復興の手掛かりを探している。別名・旅のアイドル。
(2016/4/8 キャラクター紹介)
「父の跡を継いだ2代目」ということは、彼女の父親も吟遊詩人のようだ。
▲崖の街の少女(第八話)
年の頃は14か15。
識別色豊かな服に、好奇心旺盛で輝く大きな目をしている。
山に住む人々の特徴の、素早い動きができそうな身体つきをしている。
成長期、でその為大食い。 この街では彼女以外にすばしっこい者は長老いわくそうそういないらしい。叔父と叔母がいる。
崖の街は、人が増えすぎており、地上にいつか降りなければいけないが、地上には戦闘騎がおり行くと殺されてしまう。
この状況を解決するために、安全なところへ移住する為の調査隊として彼女が任命される。
叔父叔母には長老からすでに話が通っているらしい。
吟遊詩人になるのが夢。(第十話)
▲ハママツ:【第十一話】
藤前が崖の街の少女につけた便宜上の名前。
少女のいる崖の街では、自らの名前を教えてはいけない重要なものらしい。
異性には教えてはいけないという。
名前自体は、少女のいる現在地が、藤前のいる世界での浜松SA付近になるからである。
ーそっちの名前は教えちゃいけない重要なものなんだろう?
ー異性にはそうだね。標霊にならいいんじゃない?
父が吟遊詩人だったので吟遊詩人を志す。 見習い。 楽器はうまくなく歌でフォローしている。(作品紹介より)
お気に入りの弦楽器を持っており、それは、ハママツさんの死んだお母さんから貰ったものだという。(第十六話)
耳がいい。
ー聞こえないつもりなのかもしれないが、ハママツは耳がいい。(第二十四話)
ハママツ「さん」
藤前いわく、呼び捨ては、地名と混ざるしそもそもかわいそうだから「さん」をつけろとのこと(第二十六話)
ハママツさんは、秘密が大嫌いだった。
ーハママツは、怒りかけた。そもそも彼女は、秘密が大嫌いだった。
ー彼女自身は隠し事が下手な上に騙されやすいので、これまでも散々からかわれたりしていたのだった。(第二十八話)
実は、崖の街の人減らし第一号だった。
ー第一号として崖から落とされそうなハママツさんを救う方向で今回の計画も無理やり立案された背景がある。(第三十三話)
落ち着いて話すのも話をされるのも苦手(第三十四話)
呆れられるのは苦手というか嫌い(第三十四話)
■ハママツさんの西の街での服
第四十三話の時点では、ハママツさんの服装は、へそ出しルックで
毛布にもなるマント 革製品 NEFCOが作らせた皮とフェルトを使用した靴である。
西の街で作られる服は、まるっとフェルトで、こちら風のサンダルになるという。
ー「彼女の服を作ってやってくれ、全部まるっとフェルトあたりで」
「承知いたしました」「靴も、こちら風にサンダルにした方がいい」「はい」(第四十三話)
15歳
ー”32と15が結婚するのはどうなのよ”(第四十四話)
■崖の街の長老(第八話)
素早い動きができそうな山に住む人々の特徴を備える 崖の街の長老 少女に重要な使命を託す。
元々標霊がついてた人物。(この崖の街で一番可能性が高かった。)
ハママツさんが思うに、崖から娘達を突き落とすくらいならば占領された方がいいと、そういう
決断をしたに違いない。 悪い人ではないと考えている。 自分の地位を捨ててそれでも人を
助けられるなら、それを躊躇なく選ぶこともするだろう。
崖の村が作られる前から生きていた人。(第三十六話)
96歳
ー”長老とか”
”あの人96歳なんだけど”(第四十四話)
■標霊(第八話)
少女の耳ではなく、耳の奥ですらなく、心に声を届ける。
一宮管制と名乗る。 この崖の街で一番高い可能性を持つものに声を届ける。
崖の街の人々や少女を助けようとしている。可能性が移動しないかぎりその人の耳に音を届けられる。
標霊というのは、崖の街での名前で、対話している人物の名前は、NEFCO所属の 藤前啓介
■長篠設楽原
■通称:ナガシノさん
「異世界みえちゃう事件」にて観測された人間(サピエンス)の女性。
人間の武士っ娘。長槍、弓、刀、鉄砲、なんでも使える。
戦争孤児で、戦闘時は鎧を身に付けている。
信長や長篠の合戦の話を喜んで聞いて勉強している。
(2016/4/8 キャラクター紹介)
(第十七話で初登場)
白い戦闘騎以外の戦闘騎曰く、地べたすり(無名世界観では、オーマから人間を指す蔑称)の少女。
全身に見慣れぬ武器を持っており、ハママツ曰く嗅いだこともない匂いを纏っている。
瞳は炎のようだという。
布に包まれた膨大な数の武器を並べて戦う。 弓矢、火縄銃、槍、短筒、2本の小太刀を使う。
火縄のついた鉄の筒(火縄銃)で戦闘騎の眉間を吹き飛ばす。
↓
地面に並べた火縄のついた鉄の筒を続々持ち替えながらぶっ放す。
↓
2方向同時攻撃に槍と短筒で応える。
一緒に登場した真っ白な戦闘騎を 姉上と呼ぶ。
▲ナガシノさんの故郷で過去起こった戦い。
海が前進し、なにものかもが大津波に呑まれた後、かつて陸地だった場所に現れた戦列艦。
その上に立った絶技使い達が準備砲撃を行い、山がちだった地形を一変させた
爆発でえぐられ、月面のようになった土地。
それでは、不十分と、上陸用船艇が続々故意に浅瀬に座礁して、戦闘騎と絶技使いを
上陸させる。
直後、潰されていたと思われていた砦や陣地から強烈な反撃が始まる。
血で血を洗うような戦いが三日三晩行われ、勝敗が定めぬままに終わった。
人間が数名生きていたことが奇跡で、数が少なすぎ、他の地域のように再び増えるだけの人数がなかった。
それからわずか三世代で、幼い子供一人を残し全滅した。
▲戦い後
残る幼子は、一頭の戦闘騎によって拾われ育てられる。
戦闘機は、主なきまま、守るものを探していたところだった。
互いを必要とし、一人と一頭は姉妹として育った。
▲2013年後
2013年 長篠設楽原PA建設予定地に新たに〈窓〉が作られ、幼子と戦闘騎が発見される。
幼い娘が一人だけいるのを一際人情に厚いこの地の人々は、遺憾に思い、長篠地域の老人達は立ち上がった。
連日、老人達が工事現場に向かい、長篠設楽原PA完成後は、ぷらっとパーク利用して
窓を見ては、ナガシノと呼ばれることになった幼子を支えだした。(第十八話)
ナガシノには友も親もいなかったが、遠い地の爺、婆は沢山おり、彼らが
戦国時代の知識を教え始めた。 戦国時代の大激戦区だった土地柄もあり、
保存会や語り継ぎによる継承がよく行われていたのである。 爺の年金が山程使われ
日本の有名どころの武術師範達が招かれ、集められ、少女には武芸十八般が徹底して教えこまれた。(第十八話)
婆達は、食料の加工の仕方、生活の技を叩き込み、日本という長い歴史から生み出された、生きるための知恵を
授けた。 沢を見つけるコツ、ガスがなくても煮炊きする技、山から山菜を採り、必要であればどんぐりの
灰汁を抜き、あらゆる環境で生き延びられる知恵を授けた。
こうして遠い彼方の地でメイド・イン・ジャパンが3年の時を経て作り上げられた。
希望世界に、メイド・イン・ジャパンが生まれたのである。(第十八話)
▲2016年
先天的に絶技の素養のないナガシノの為に、姉が絶技を使用し、希望世界に本来無い鉄を錬成し
爺婆の知識で火縄銃と当世具足を生産した。
そうして出現した戦う様は一騎当千、それがナガシノである。(第十八話)
戦災孤児ゆえか人をあまリ知らないらしい。
ーいや、あまり人を知らないので、勉強になった(第十九話)
シタラさんの前では、幼くなる。
ー真っ白な、戦闘騎。 ナガシノが幼い表情を浮かべてその身体に抱きついたのが見える。
シタラガハラの事を、おねえちゃんと呼ぶ。
ー「おねえちゃん!」(第十九話)
技術部 名鳥曰く、ナガシノさんは可能性が多くないらしい。(第二十九話)
ー「分かりました。ただ、ナガシノさんはそんなに可能性を持っていません。岡崎に移動すれば、またそこで通信途絶されることが予想されます」
■シタラガハラ ナガシノの姉ー真っ白な戦闘騎 (第十九話)
ナガシノが姉上と言った真っ白な戦闘騎。顔は獣の顔。
ナガシノ(妹)の事を、「私の妹はメイドインジャパンだぞ」という。
絶技:地から伸びる光の牙、他 光の矢(名称不明)を使う。
ー「私の妹はメイドインジャパンだぞ」 (第十七話)
ナガシノさんは、キャラクター紹介に戦争孤児とあるので、おそらく義理の姉妹だと思われる。
ナガシノさんを拾って、育てた戦闘騎。 かつて主がいたがなくなったようで、守るものを探していたという。
名前をシタラという。 この世界では異性に名前を教えてはいけない決まりがあるようなので
おそらく、この名前も通称だと思われる。(第十八話)
名前はシタラガハラという。
ーお初におめもじする。私はシタラガハラ。シタラと呼んでくれ。いろいろあってこの通り、今は人間の姉をしている
藤前曰く、命令を入力されないまま世に放たれたらしい。
ー彼女はたまたま命令を入力されないまま世に放たれたんだ (第十九話)
NEFCOの要望で、ハママツさんを救出しに来た。
ーNEFCOの要望で、我々はやってきた。 (第十九話)
もふもふの尻尾がある。豊かな尻尾は女の命らしい。 ちなみに洟とは鼻水のことである。
ーシタラの尻尾。(第二十八話)
ー「豊かな尻尾は女の命よ。あと、 洟 は乾くと毛がくっついて抜ける」(第二十八話)
■通称:オカザキさん
「異世界みえちゃう事件」にて観測された人間(サピエンス)の女性。
服屋の住み込み見習いをやっている。 ほぼトヨタさん担当として日夜
巨大な布地と戦っている。 トヨタさんにおしゃれをしてほしくて、大きな布を作る工場がある
掛川に行きたくてしょうがない。
(2016/4/8 キャラクター紹介)
年頃は同じくらい。古い生地、貧乏そうな格好、地味だが服のあちこちに継ぎ接ぎがしてある。
その一方でカラフルでおしゃれでもあるという。
ー年の頃は自分と同じくらい。地味というか、貧乏な格好だと一目見て分かった。
服のあちこちに継ぎ接ぎがしてある。生地もまあ、随分と古そう。
その一方で、カラフルでおしゃれでもある。貧乏な格好とおしゃれカラフルは両立できるんだと、ハママツとしてはびっくりだった。(第四十三話)
服屋をしており、その見習いらしい。
ー「ありがとうございます。実は私、服屋をやってるんです。まだ見習いですけど」(第四十二話)
実は、オカザキさんの命名は、ハママツさん。
ー「ダメよ。本名言ったら。あーそうね。じゃあ、あんたオカザキさんということで」
「なんですか、それ。あと、別に女同士ですし……」(第四十二話)
ハママツさんの印象では、あまり押し出しが強くなく、むしろ引っ込み思案に見える。
こういう子は、ハママツさんの故郷では10歳届かず死んでしまう娘に多い。
食料を他人任せにしたり、譲ったりし、ある朝死ぬ子に多いらしい。
ーオカザキさんという少女は、あまり押し出しが強くなかった。
むしろ、引っ込み思案に見えた。こういう人物は、他でも見たことがある。
故郷では10歳に届かず死んでしまう娘に多い。
食料を他人任せにしたり、譲ったりして、ある朝死ぬ子だ。(第四十三話)
領主曰く、オカザキさんの作る服の色は、西の街に住む女性たちに喜ばれているという。
ー「期待しているぞ。お前の作る服の色は、女たちも喜んでいる」(第四十三話)
領主から、ハママツさんの服を作るように命じられる。
ー「彼女の服を作ってやってくれ、全部まるっとフェルトあたりで」「承知いたしました」
「靴も、こちら風にサンダルにした方がいい」「はい」(第四十三話)
オカザキさんの家には、領主の館よりも狭く、汚いが色んな壺があるらしい。
ー「まあ、領主の館よりは狭いし汚いし、色んな壺があるんですけどね」(第四十四話)
オカザキさんは、おっとりした見た目の割に元気な子。 階段を二段飛ばしで駆け上がる。
領主の200人いる娘(姉妹)の内の一人。 生活費が行き届かなくて、まったく希少価値がないとのこと。
ーオカザキという少女は、おっとりした見目の割には元気である。
階段を二段飛ばしで駆け上がり、雨戸を開けて風通しを良くした。(第四十六話)
ー「あの、本当にお父さんと結婚するんですか?」
「お父さん!?」
思わずハママツは跳ね起きた。
「ええ。まあ、その、子種という意味では間違いなくお父さんです」
「え、じゃああんたお姫さまじゃない。なんでこんなところに住んでるのよ」
「それがまあ、話せば長い事ながら、つまり私には200人くらい姉妹がいて」
「200」
「それでまあ、後の方だとなんというか、生活費も行き届かなくて……あと希少価値がまったくないというか」
とんでもねえヤツがいやがったぜとハママツは顎に落ちる汗を拭いた。200、200は凄すぎる。(第四十六話)
■領主
西の街の領主
ハママツさん曰く、
元気で大股で歩く男。服装は立派で手が込んでおり、口ひげはないものの貧相ではない感じ。
歳は30半ばほど。草を食べるようには見えない。
かなりの筋肉質で、腰から下げた剣は飾りではないだろうが戦闘騎と戦うには心許ない気がするらしい。
声質はかなり良いらしく、しかし楽器を操る風には見えないという。
親しげにタレ目を下げて物を言う。スケベというより最初からたれ目。
NEFCOを悪霊などではなく、別の世界の人間だと理解している。
大妖精特有の結晶化した部分を持っていない、ただの人間に見える。 ただの人間の領主というのは
戦争前なら考えられなかったという。自分の顎を手で叩いている癖がある。
ハママツさんが、妖精でもないのにやりとりする絶技が使えるという事に興味を示している。
経由してやれば、連絡できるし、情報も得られる。定点では軍事的には使えないがハママツのように動けるなら
可能性は一気に広がると思っている。 ハママツさんの故郷 崖の街 浜松を領土にしようと考えているが
平和的に痛みが少ないようにしたいと考えている。
ー元気に大股で歩く男が近づいてきている。服装は立派で手が込んでおり、口ひげはないものの貧相ではない感じ。
歳は30半ばほど、草を食べるようには見えない、かなりの筋肉質。腰から下げた剣は飾りではないだろうが、戦闘騎と
戦うには心許ない気もする。声質はかなりいいと見た。しかし、楽器を操る風には見えない。(第四十三話)
ー親し気にたれ目をさらに下げて言う。スケベというより、最初からたれ目だ。(第四十三話)
ー「実は NEFCO という悪霊が……」
「ああ、うんそれは知っているのだが。あと、悪霊ではない。彼らは別の世界の人間だ」(第四十三話)
ー大妖精特有の結晶化した部分をもっていない、ただの人間に見える。
ただの人間の領主というのは、戦争前なら考えられなかった事だ。(第四十三話)
ー「妖精でもないのにやりとりする絶技を使えるというのは、凄いな。その力、うまく使えば地の果てまで征服できるんじゃないか」(第四十三話)
ー「あと、この世界の中の者同士ではこの力は使えないのです」
領主は少しだけ微笑んだ。憐れむような、そんな顔。
「経由してやれば連絡できるし、情報も得られる。定点では軍事的には使えぬが、そなたのように動けるなら可能性は一気に広がる。まあ、そんなことはいい。服屋」(第四十三話)
ーあなたの故郷、ハママツだ。領土に組み込むにしてもできれば平和的にやりたいし、痛みは少ない方がいい。
双方な。そこはそれ、我々の結婚と同じようなものだ(第四十三話)
領主は館住まいらしい。
オカザキさん曰く、同じ館で寝起きしたら、結婚する気がなくてもそういう関係だと思われるので
オカザキさんの家に居候させてもらうことにしたという。
領主とオカザキには微妙な親しさがあるようだ。
NEFCO側でも領主については、調べに調べたらしい。
ー「まあ、領主の館よりは狭いし汚いし、色んな壺があるんですけどね」(第四十四話)
ー「一応あの人なりの親切なんだと思います。館で寝起きしたら、結婚する気がなくてもそういうことだと思われるでしょ?」(第四十四話)
ーなんというか、領主とオカザキには微妙な親しさがあったような気がしたが、それを尋ねるのは少し気後れがした。(第四十四話)
ー悪い人材ではない。それは知っている。調べに調べた。(第四十四話)
35歳
ー”35歳が15歳と結婚するよりはいいと思うぞ”(第四十四話)
■以下現在未登場
■通称:スルガさん
「異世界みえちゃう事件」にて観測された大妖精(マギウス)の女性。
大妖精族のプリンセス。先見の明がある若きエリートだが、実はとんでもない甘えん坊。
目つきが悪いことを気にしており、交渉の際は目元を書類や手でよく隠している。
文明復興のために、大動脈となる道を作るべきと考えている。
(2016/4/8 キャラクター紹介)
■通称:ヌマヅさん
「異世界みえちゃう事件」にて観測された半巨人(メガデウス)の女性。
漁師。何匹かの手下の猫とともに、危険な海で戦いながら漁をしている。
インテリ(物知り)に超弱い。しかし、それを隠している。
「体が資本だ」が口癖で、よく食べる。
(2016/4/8 キャラクター紹介)